2015年04月08日

彼方へ

外は雪。



長年の友が逝った。



18年の間、うれしい時も、辛い時も、静かに傍らに寄り添って温もりをくれた。

ありがとう。いつかまた・・・


  
タグ :遅雪別離

Posted by かから at 06:51Comments(0)猫め

2015年02月16日

できすぎです

サーターアンダギーを食べようとしたら、シーサーが!!

困った、食べられないよう・・・  
Posted by かから at 18:01Comments(0)日常雑感

2015年01月25日

雪見リハビリ遠足

昨冬膝が痛くなってから、ほとんど外遊びをしていない。
このままでは、いかん、足が弱ってしまう。たまには、近所の里山を歩いてリハビリしよう。
幸い雪が積もって足に優しく、あまり歩かなくともいろいろ楽しいことがありそうだ。

というわけで、シティガールを伴ってちょっと近所まで出かけたのだった。

遅めの出発なので、日の短いこの時期は東の方へ行くのが良かろう。
遠足先は、芥子望主山。アルプス公園の安曇野側の入口(北口)から、のんびり歩きだす。


天気は少し下りはじめているのか、何となくモヤっているが、絶景。安曇野の広がりの向こうに、常念山脈から後立山まで見えている。


アルプス公園の北端を突っ切って、城山遊歩道の「山鳩コース」という道に入る。岡田へ抜ける車道をショートカットして登って行く。

あらら!?
ここは、以前来たときには、素敵な雑木林の小山だったはず・・・木がすっかり切り払われている。
シティーガールが、陽当たりの良くなった南斜面で日向ぼっこしていたキジを驚かせて、呆然と見送る。


小山の反対側に、重機が置かれているのを見て、何だか胸騒ぎがする。
もしかして、この小さなでっぱりを均して、何か作る予定なのだろうか・・・
ヒトサマの山であるから仕方がないけど、そうなると寂しい。

「松本青年の家」方面へ上る途中に作られた「いのちと平和の森」という公園。
広葉樹の南西斜面に、桜もたくさん植えられている。
ここも絶景。とにかく絶景ポイントの多いコースなのだ。




「松本青年の家」の前を通り、山田集落を左に見て行くと、芥子望主山公園に到着!
この展望台、けっこう奇抜なデザインだったんだねえ・・・



最上階は、屋根から雪が落ちてくるので油断できないが、ここも360度の絶景だ。
モヤがかかっていて残念だが、黒沢山脈と手前のかわいいケルンバット室山、まわりをうねっている黒沢川が見えている。


松本市街を見る。こうして見ると小さな街だけど、高いビルが増えたなあ・・・さて、松本城はどこでしょう?
ビル群の手前の、何となく薄黒い、地味な一角にあるんです。



シティーガールは、松の木から落ちてくる雪のシャワーにご執心のようだ。
元気でいいねえ、若い者は。



冬の日は傾くのが早いが、一日日差しをあびた東山はうららかで明るい。帰路の遊歩道の柵が、綿帽子をかぶって楽しげに出迎えてくれた。



それにつけても、すぐ近所にこんな遠足コースがあるなんて・・・やっぱり安曇野はいい処です!  

Posted by かから at 21:44Comments(2)山で遊ぶ

2015年01月17日

肥後守ふたたび

おじ(い)さん・おば(あ)さん世代には、懐かしい身近な刃物、肥後守



いたってシンプルだけれど、優れたナイフなのである。

ブレード・ブレードピン・ハンドル、部材は基本この3つだけ。
ロックなし、スプリングなし。
でも、日常の用に不足はなく、単純だから特に気を使って手入れしなくても故障する心配もない。







「ナイフなんて結局、これでいいんじゃない?」
このごろ時々、そう思う。


起源はなんでも、明治27年頃、兵庫県三木市の刃物屋さんが工夫して創り出した物らしい。
生産が楽で、廉価で丈夫。鞘が一体化した折りたたみ式なので携帯性も良い。
折からの日清戦争で需要が伸び、たちまちヒット商品になったようだ。

これは、その当時のものと思われる製品。
刃は研がれて細っているが、現代の物と違って峰に角がない。
鞘の部分に「正鋼割込 登録商標 肥後祐定」の文字が見える。



鞘は細長い鉄板を縦に折っているので、たたんだ刃は反対側へはみ出すことがある。
この点を改良されたのが現在見る横折型ということだ。



これは、母の実家の物置の、古い家具の引き出しから発掘した。
母(88歳)によれば、
「子供の頃、父親がこれで片減りした下駄の歯を削っていた記憶がある」
とのことなので、昭和の始めまでは確かに現役で活躍していたようだ。
身近に置かれて特に褒められもせず、苦にもされず、これほど研ぎ減るまで使われる・・・道具冥利というものだろう。



私の子供時代、肥後守は金物店だけでなく、雑貨屋さんや文房具店の店先にも置かれていた。
製造元も多かったようで、品質もデザインもバラエティーに富んでいて、お小遣いをやりくりすれば買える値段だった。



写真のものは、上から
「宇宙丸」
「備前守宗近A一級」
「肥後瓢箪王切味本位」
という刻印がある。

「宇宙丸」はちょっと異色だ。
画像が見づらくて恐縮だが、ロケットと、その上に犬らしい動物が乗っている図が刻印されている。
これを使っていた当時の私は、なぜ犬が乗っているのか、考えたことはなかった。
今にして思えば、宇宙時代は始まったけれど、まだ人間は行けなかった、あの時期の作品に違いない。
感無量。






ナイフが子供たちの手から遠ざけられる風潮は、もはや半世紀近くになる。
現代では子供たちだけでなく、お父さんお母さん世代も、肥後守を身近に使った経験はないのではあるまいか。

では、どうしているのだろう。
鉛筆を削ったり、割り箸鉄砲や、凧や模型飛行機を作るとき、どうするのだろう?

たぶん、そんなこと、しないのだ。
鉛筆は電動削り器でガーっと削れるし、玩具はお店で売っている。
物の豊富な便利な時代・・・でも、なんか寂しい時代だなあ、と私は思う。

世の中には、同じように感じた人がいたようだ。


安曇野の一隅、北安曇郡池田町にある会染(あいそめ)小学校。
昭和58年、当時の校長先生が、子供たちが不器用になりつつあるのを憂慮して、あることを始めた。
何と、全校児童に肥後守を使わせる、というものだ。
当初は反対した保護者も、校長の熱意に感じて廃品回収などで資金協力し、毎年新入児童に肥後守を一本ずつ贈るようになった。
以来30余年、蒔かれた種はもう次世代を育てているはずだ。


いつか肥後守復権の日は来るのだろうか。


(「会染小学校 肥後守」で検索すると、いろいろ出てきますので、興味ある方はぜひご覧ください。)


  

Posted by かから at 22:07Comments(2)ナイフあれこれ

2015年01月12日

雪の朝

昨夜の雪が木に凍りついて、繭玉飾りのようだ。
三九郎(当地方の「どんど焼き」)は昨日終わってしまったけれど。



最近、近所を狐が通る。
一昨夜、シティーガールがご本尊を目撃して、「尻尾太かった!先が白かった!」とはしゃいでいた。

狐と猫?



狐とオバサン(靴のサイズは23cmくらいかな)


電気の検針員さん、朝早いんだねえ!ご苦労さまです。

あっ、やりやがった!
中型犬ほどのサイズの、立派なモノです。何食べてるのかなあ・・・うちの猫食べちゃだめよ。



  
タグ :里のキツネ

Posted by かから at 09:41Comments(0)自然

2014年12月09日

こだわりのガサ道具~雪見編

いよいよ里山も雪化粧して、今年も雪見の季節がやってきた。

ところで、ごく最近になって知ったのだけれど、世の中では「ブッシュクラフト」という遊びが流行りつつあるようだ。
どんなものかと思ったら、
「最小限の装備で野山に出かけ、自然の中に身を置くことを楽しむ」といったコンセプトの遊びであるらしい。
特殊部隊のサヴァイヴァル訓練みたいな過激派もあるようだが、ごく穏健なところでは、森で小さな火を起こして、一杯のコーヒーを淹れ、ああ、いいなあ・・・なんて。
え?
それって、何だかガサに似てない?

いやいや。
ガサのモットーは「安く・無理なく・面白く」
まあ有り体に言えば、
「高級な装備には手が出ないので身近なもので間に合わせる」 「担いで歩く体力がないから道具は少なく近場で」 「人に会うと気後れするから無名の山で独りひっそり遊ぶ」 
というのが実情だったのだけれど、誰も来ない薮の中でじっと山の気配に耳を澄ますひとときの楽しみ、これは絶対クセになります。
ウソだと思ったらやってごらんなさい。
今やブッシュクラフトなんていう流行りの呼び名もあることだし、コソコソせずとも笑われることはないでしょう。
ふっふっふ・・・ついに、時代がガサに追い付いてきたか!

・・・なんて、大言壮語していないで、今回は雪ガサ用品のお話。

まずは、これ。
テキトーに切った荷造りひもの束に見えると思うけど、実はその通り。



こういうことに使う。
ガサ式シェルターは、どこでも良さそうな所で良さそうな木にヒひもをひっかけて張るので、張り綱の長さも臨機応変。
荷造りひもは雪で濡れても丈夫だし、惜しげなく切って使えるのでガサのお気に入り。


端にあらかじめ輪っかを作っておくと便利でいろいろに使える。



特にひもを引っ張ってピンと張りたいとき、この輪っかが役に立つ。


下のは、ひもの途中に輪を作っているバージョンだけど、やってることは似たようなものです。(ひもが一重なのでこの方が短くて済む)



続いて、ホームセンターで買った「山菜なた」と万能鋏。




「山菜なた」は、山菜採りには使ったことがない。なたというより移植コテに近いもので、ちょっとした薮を払うのには使えるが、主な用途は雪を掘ったり均したりすること。手でやると手袋が濡れるし冷たいですから。
ちなみに、例のダガーナイフ禁止令が出たとき、JKG(ジャパンナイフギルド)の会報に、まさにこの製品の写真が「禁令除外品」の例として載っていた。知らぬ顔で警察に持って行って反応を見てやろうかと、ちょっと思った。

万能鋏は、焚火用の枝をこなすため。
焚火といっても、大きな火ではなく、「かとりくん」「小薮缶」なので、細い枯れ枝を短く切って燃やすには、ナイフや鉈より鋏の方が役に立つ。

どちらも、別売の丈夫なシースに入れているが、これはザックの生地を突き破らないように。腰につけて歩くわけではない。藪に引っかかって邪魔だもの。


うーん、モーレツに雪見に行きたくなってきた!
でも、相変わらず膝が痛い・・・歳はとりたくないものです。

(かとりくん)



(小薮缶)


  

Posted by かから at 19:43Comments(2)道具山で遊ぶ

2014年12月06日

安曇野も雪の季節

この冬初の積雪・・・



〈厭ねえ、もう・・・ストーブもっと強くできないの?〉


  
Posted by かから at 10:44Comments(0)日常雑感

2014年11月22日

続・戦国DAY! 

豊科郷土博物館の講演会第二弾。
16日に続いて、今日は学芸員の逸見大悟氏による「古文書から見た安曇野の戦国時代」

『生島足島神社起請文』 『三宮穂高社御造定日記』 『等々力家文書』 『道者の御祓くばり日記』 『笠系大成附録』 といった文書に登場する安曇野の人名を手掛かりに、戦国期の支配氏族(仁科氏・細萱氏)の盛衰を見る。
「武田」「織田」「徳川」といった、全国区のビッグネームの動向ではなく、身近な、いわばミクロの様相を掘り起こすという、地域密着形の面白い観点のお話だった。
・・・今でも、子孫の方々はいることですし、「ヒトゴトではない私たちの戦国時代」とでも言いましょうか・・・



講演終了後、今回はフルサイズの幸村公製造工程を見学。

ダークスーツのおにいさんですが・・・まずは籠手を。




中指と親指にしっかりかけて・・・




籠手と佩楯の着装完了。




胴丸スタイルの胴。左脇は蝶番、右脇で紐を結ぶ。




あ、大変だ、脛当てを忘れてた!




後姿はこんな具合。背中に指物を付けられるようになってるのもあるそうだ。
兜の土台はヘルメット。「ちょっとサイズが小さいかなあ」との仰せ。殿、頭を合わしてください。




幸村見参!




「頭を傾けると鹿角が重い」そうで、自然に貫禄あるよい姿勢になりそう。


このダンディーな方が、製作者の宮島さん。制作中の作品持参でのご来館。
本職は板金塗装とのことで、アルミ板に車用の塗装、さすが見事な仕上がりです。




左が、本日の講師、学芸員の逸見大悟氏。




会期は24日まで。
あと少し、お疲れさま。
たいへん楽しい企画でした!!










  

Posted by かから at 18:53Comments(2)安曇野の戦国史

2014年11月22日

藪仕舞

今年の藪は終了いたしました。

(before)


(after)


またのご利用をお待ちしております。
  

Posted by かから at 12:32Comments(0)日常雑感

2014年11月16日

戦国DAY!

「安曇野市豊科郷土博物館」の、今年の秋季特別展は

安曇野のいくさ~いのちを守る戦国の知恵~

というテーマ。

会期中のイベントの一つ、遠藤公洋氏の「はざま」におかれた城と人々と題された講演をきいた。
遠藤氏は県立歴史館の専門主事で、以前松本市の「発掘が語る中世の松本」でもたいへん面白いお話をされていたが、今回もまた、期待にたがわぬ実に面白いお話だった。

戦国後期、特に天正10年(本能寺)直後の時期の文書によって、無名の地侍のしたたかなサヴァイヴァルぶりを語るとともに、動乱の時代の実像に迫る、興味尽きない内容だった。
大勢力のはざまで、地理的な要衝や情報をがっちり握ってどの勢力に対しても交渉を持ち、存在感と影響力を保つ・・・「両属」という生き残りのスタンスは、たいへん面白い。
再来年の大河ドラマは「真田丸」だそうだ。真田信繁(幸村)の父、昌幸などは全国的に有名だが、時代劇に登場しないしたたかな人々はあちこちにいて、歴史を動かすトリガーを引いたのは、実は彼らだったかもしれない・・・ロマンだ。

そして、いくさの形のダイナミックな変遷にともなって、各地域の山城も役割と形を変えていった、という見方が新鮮でたいへん興味深い。
「最終形はどの時代の構築なのか」というのは、山城を見る上では重要な観点だが、なかなか判り難い。
安曇野の山城では、小岩嶽城、塔の原城を、小笠原(徳川方)に対する上杉方の最前線とみて、その構造に越後の築城術を指摘されていた。
塔の原城では、これまで知られている遺構群の下方に、天正期の改修ではないかと思われる遺構が見られるという。(塔の原城を見に行かねばなるまい!)
さらに、発掘調査中の四賀虚空蔵山城の階段状遺構についても、越後の城と類似の設計ではないか、との考察もあった。

約2時間の講演だったが、まだまだ詳しく聞きたいと思うお話だった。
ぜひまた!


博物館の入口には、愛好家の手作りの甲冑が展示されていて、試着もできる。
ちょうど、幸村公が出来上がるところだった。
中身はかわいい小学生の女の子だけど、なかなか似合ってる。




(ピンボケでごめんなさい!)



  

Posted by かから at 18:34Comments(2)安曇野の戦国史

2014年10月19日

いつの間にか

今年も、気がつけばこんな季節・・・









  
タグ :晩秋の庭

Posted by かから at 10:01Comments(2)

2014年10月09日

かわいいだけ、なんて言わせない。

小さくてきれいなものを見ると、ついお約束のように「かわいい!」と言ってしまいがち。
しかし、見かけがいかにもかわいいからと、侮ってはいけない。

たとえばこれ。



CRKTの"SHRIMP"というナイフで、このとおりのミニサイズながら、ムム、おぬしできるな、と思わせる。

全長106mm、刃長42mmホロウグラインド,フレームロック、ハンドル:表アルミ、裏ステンレス・クリップ付
(なお、ゴージャスな背景を提供してくれたのは、歳のせいで最近白髪の目立つうちの黒猫です。クマではありません。)



小型ナイフの傑作、SPYDERCOのドラゴンフライと並べるとこのくらいなのに、



鋼材は厚いし、ズッシリ重い。



この、フレームの重厚なこと!



ロッキングバーの深い削り込みが目をひくが、これが絶妙な厚さであるらしい。
小型ナイフのフレームロックは、はずし難くて爪が削れてしまうようなのもあるが、この深い削り込みのおかげで楽に解除できる。



また、閉刃時のロックもカッチリときまるし、小さいからといって全く手抜きしていないのが気持ちいい。


でもまあ、小さいから仕方ないか・・・というところも、もちろんある。

小さいハンドルをたいへん持ち易くしているフィンガーグルーブだが、閉じると突起がちょうどネイルマークの所にくる。
ホロウグラインドとの兼ね合いや力学的な設計からして、ネイルマークを切れる場所はここしかないと思うのだけれど、ちょっと残念。



こういうふうに、ワンハンドで開きたいところだが、10回やれば1回くらい手を切りそうな気がするので、やめておこう。




それから、これはちょっと、どうしたの? という箇所が一つ。
このハリガネ、付けたのは誰?



本体のかっちり充実したデザインに比べて、力が抜けちゃった感著しい。
デザイナーのマクギニスではなく、ほかの誰かが後から付け加えたのかもしれない。
簡単にポロッと取れてしまうので、信頼感はゼロ。
仕方なく、ここにストラップをつけた。
このクリップたるや、薄い紙一枚でも挟めないほど固いので、ここで大丈夫だと思う。


山の神様は、どうもきれいなナイフがお好きらしく、「山に新しいナイフを持って行くと必ず落とす」 が、ガサ的にはデフォルトなので、紐付きでなくては安心して持ち出せないのだ。



こうしておけば、大丈夫!



だと思うけど、いかにも山の神様に好まれそうな気がするなあ・・・

ほんとにかわいいんですもの。

  

Posted by かから at 12:12Comments(2)ナイフあれこれ

2014年10月08日

月食の夜

「げっしょく」って、なに?

それ、おいしいの?





残念ながら、空は曇ってます。  
タグ :皆既月食

Posted by かから at 19:06Comments(4)猫め

2014年09月23日

熊とラジオ

今年は熊とのトラブルが多くなりそうだ。

昨年は栗が大豊作でどんぐりも並作だったのに、今年はどんぐりが大凶作らしい。
昨冬生まれの仔熊を連れた母熊が、食い詰めて里に出てきているようだ。




これは、今朝の信濃毎日新聞の一面トップ記事で、よく見る熊対策も書かれているのだけれど・・・前々から気になっていたことがあるので書いておく。





一番最初に揚げられている、「ラジオ」
熊除け対策として、よく言われているけれど、これはやめた方がいいと、私は常々思っている。

ラジオは、人の声や音楽を流し続けている。
人としては、自然音より馴染みのある音なので、どうしてもそちらを聞いてしまう。
結果、周囲の「山の気配」への注意力は、全く散漫になってしまう。
ただでさえ、野生動物より先に相手に気づくのは難しい鈍感な人間が、ますます鈍感になるのでやめたほうがいい。

同じ理由で、「同行者と話しながら」というのも、やめたほうがいい。

このような対策方は、山作業などで人が頻繁に山に入っていた時代には、たしかに有効だったと思う。
クマ助さんたちも、

「このへんは、時々人間が出没するんだよね」

と認識していて、ラジオや話し声を聞けば

「あ、出たのね!」

と心得て、避けてくれただろう。

でも、今や、聞き馴れない人声など聞いても、かえってパニックになりそうだ。
まして、大音量だったり、ガヤガヤと大人数だったりしたら、逆上してしまうかもしれない。




ついでに、最近危惧していることを書いておく。

トレランとか、MTBで杣道を駆け下りるという遊びが流行っているようだが、あれはかなり危ないと思う。

クマ助さんをはじめ、お山のネイティブたちにとっては、
「とんでもないスピードで近づいてくる怪物!」
に見えるだろう。
逃げる間もなく迫って来られたら、どんなにコワイか、
クマ助さんならどうするか、

考えてみよう。

かの山野井さんが、自宅付近をジョッギング中にバコンとやられた事例は、記憶に新しいことと思う。





  

Posted by かから at 10:22Comments(4)山で遊ぶ

2014年09月17日

無為自然

自然の姿に、何らかのメッセージを探してしまうのは、無意味なことかもしれない。





でも、これなんかは・・・




なんで、こんななの?




・・・世界は、まだ見ぬ驚異と美に満ちている・・・
  
タグ :自然の造形

Posted by かから at 07:37Comments(2)自然

2014年09月12日

曼珠沙華

グッドデザイン!



  

Posted by かから at 17:15Comments(2)自然

2014年09月11日

艶やかな秋

これは、簡単に食べられるような物ではないけれど。
でも、見つけるとつい嬉しくて拾ってしまう。




栃の実。 かわいらしいモヒカン頭。
この表面の微妙なつやが、なんとも奥深く美しい!






*追記

栃の木。 こんな葉っぱです。



  

Posted by かから at 22:08Comments(6)自然

2014年09月04日

秋立つ頃のウマいもの!

これです。



今年はちょっと不作かも、と思っていたけど、このところの雨で出てきた。

はやく食べたい、でもシャキシャキ感を残したいので縦の薄切り。



ちょいと荒塩をまぶして。



赤梅酢を注いで。



ムフフ、あっという間に出来上がり。
でも、あっという間に食べちゃうよー(笑)





あんなことや、こんなこと・・・あなたの忘れたい過去は何ですか?
  

Posted by かから at 22:29Comments(2)

2014年08月22日

蜂に関する速報

わが愚娘シティーガールが、スズメバチに関する由々しき情報をもたらしましたので、急ぎご報告しておきます。

3日ほど前、シティガールが三郷スカイライン入口の水神様前の道広部に車を停めましたところ、
「何かがカツン、カツンと窓ガラスに当たる音がするので見ると、でっかい蜂が体当たりしていた!」
というのです。

蜂は、2~3匹いた様子で、また、車を停めてすぐに現れたそうなので、おそらくすぐ近くに巣があると思われます。

ガサ式探検隊はこれまで、安曇野の西・東どちらの山域でも、蜂の被害にあった経験はありませんが、最近は気候のせいか自然界にもかなりヘンなことが起きているようなので、油断はできません。

山へ入られる方、どうか蜂には十分ご注意ください

  

Posted by かから at 15:25Comments(0)自然

2014年08月18日

残暑お見舞い申し上げます

昨日までは、肌寒いほどの雨模様だったのに。





今日はうって変わって、強烈な暑さが身にこたえる。
安曇野の南部は、自然災害も少なく穏やかで、何事によらず「強烈」とか「激しい」とかいうのは珍しい土地柄なのだが、今年はちょいと変。



ん? これは何? 木の瘤みたいだが・・・




むむ、よく見ると目玉があって、じっとこっちを見ている!




カエルだって、こう暑くてはやってられんよなあ・・・


嗚呼、グッタリ。






  

Posted by かから at 17:16Comments(2)日常雑感