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青函トンネルトラブル、「北海道新幹線へ体制万全に」国交相とJR東社長

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青函トンネルトラブル、「北海道新幹線へ体制万全に」国交相とJR東社長

 青函トンネルでJR北海道の特急から発煙したトラブルについて、太田昭宏国土交通相は7日の閣議後記者会見で「1年後には北海道新幹線の開業が予定されている。避難誘導も含め、万全の体制を取るよう指示したい」と述べた。JR東日本の冨田哲郎社長も同日の定例記者会見で「避難誘導の在り方を、JR北海道ともう一度よく検討したい」と話した。

 今回のトラブルで乗客の避難完了までに約5時間半かかっており、太田国交相は「青函トンネル内で事故があった時にどうすればいいか、今回の状況を詳細に確認し、避難の在り方を検証したい」と話した。

 原因については「そんなに古い車両ではないが、過電流が発生したとの報告を受けた。全力を尽くし早急に究明すべきだ」と強調した。

 冨田社長はJR北海道と連携して安全対策や訓練を進める考えを示し「北海道新幹線の線路はJR北海道の区間だが、乗客はかなりの部分がJR東日本のエリアから行く。乗客が不安を持ったまま開業することのないように取り組みたい」と語った。

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