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元特攻隊員で初代館長 板津忠正さん死去
4月7日 12時04分

元特攻隊員で初代館長 板津忠正さん死去
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元特攻隊員で鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館の初代館長を務めた板津忠正さんが6日、慢性心不全のため亡くなりました。90歳でした。
板津さんは太平洋戦争末期の昭和20年5月、旧陸軍の特攻隊員として知覧にあった基地から沖縄に向けて出撃したあと、機体のトラブルで奄美群島の徳之島に不時着し、生き残りました。
終戦後、およそ30年に渡って全国の特攻隊員の遺族を訪ね、みずからが最後に見た仲間の様子を伝えるとともに、遺影や遺書などの収集に当たりました。
板津さんが集めた資料は、昭和61年に知覧特攻平和会館が設立される大きなきっかけとなり、板津さんは2年間、初代館長を務めました。
その後も「語り部」として全国各地で講演を行い、多くの若者が命を落とした特攻の悲劇や戦争の悲惨さを伝え続けてきました。
家族によりますと、板津さんは年明けに、くも膜下出血で倒れ入院していましたが、6日午後、慢性心不全のため亡くなったということです。90歳でした。

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