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福田元首相も安倍政権を批判「アジア投資銀には参加すべき」

「アジアインフラ投資銀行」に日本が参加しないことについて、福田康夫元首相が痛烈に批判している。6日、明治大学で開かれた国際シンポジウムで発言した。

 福田元首相は、「アジア投資銀行」について「先進国が拒否する理由はない。(拒否すれば)途上国いじめになるかもしれない。基本的には賛成せざるを得ない案件だ」と明言。「本格参加は6月なので時間的な余裕がある」と指摘した。

「アジア投資銀行」は中国が主導して設立されるが、福田元首相は「中国の独断専行」の可能性は薄らいでいると話した。また、中国の習近平国家主席がIMFなど既存の国際機関との共存姿勢を示していることを挙げ、「アジア諸国は大歓迎だ」と語った。

「アジア投資銀行」には、イギリス、フランス、ドイツなど先進国をはじめ、豪州や韓国などアジアの主要国が次々に参加を表明。世界50カ国が参加する予定だ。

 外交が苦手な安倍首相は、アメリカが参加しないという理由だけで不参加を決めたが、経済界だけでなく自民党内からも批判の声が上がっていた。実際「アジア投資銀行」に参加しないことで、日本は国益を損ねる可能性が高い。
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