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特攻隊の生き残り、板津忠正さん死去 知覧特攻平和会館の初代事務局長

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特攻隊の生き残り、板津忠正さん死去 知覧特攻平和会館の初代事務局長

自宅で特攻隊について話す板津忠正氏=昨年3月、愛知県犬山市

 旧日本軍特攻隊員の生き残りで、知覧特攻平和会館(鹿児島県南九州市)の初代事務局長(館長職)を務めた板津忠正(いたつ・ただまさ)氏が、6日午後0時41分、慢性心不全のため愛知県犬山市の病院で死去した。90歳。名古屋市出身。葬儀・告別式は9日午後1時から犬山市の犬山愛昇殿で。喪主は長男、昌利(まさとし)氏。

 昭和20年5月、沖縄に向け出撃したが、エンジン不調で不時着した。戦後は特攻隊員の遺影や遺品を集めて回り、61~63年に知覧特攻平和会館の事務局長に就任。特攻と平和について講演活動を続けた。

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