百度、米株式市場で下落-中国の私立病院が広告ボイコット
2015/04/07 13:26 JST
(ブルームバーグ):6日の米株式市場で中国の検索サイト、百度(バイドゥ)の米国預託証券(ADR )が売られ、3週間ぶりの安値となった。広告をめぐる中国の私立病院との対立で売上高に影響が出るとの懸念が広がった。
百度のADRは2.4%安の203.60ドルと、終値ベースで3月17日以来の安値。売買高は410万ADRと、過去3カ月の1営業日平均の1.4倍だった。
莆田健康産業総会の加盟病院が百度への広告掲載を5日から停止したことを莆田が明らかにしたと中国紙、第一財経日報が報じたことが株価下落のきっかけ。百度は医療情報に誤りがあると判断した広告に厳しく対応している。百度の3月26日、莆田に加盟する7800余りの病院について広告掲載要請を昨年拒否したことを明らかにした。
86リサーチによると、莆田の加盟病院は百度の検索収入の約15%を占めており、広告ボイコットの期間には毎週、売り上げの1%前後を失う計算になる。
百度は今月4日、虚偽の医療情報を提供する私立病院には協力しないと公式ミニブログでコメント。虚偽とする情報についての具体的な詳細は明らかにしていない。
原題:Baidu Retreats on Chinese Private Hospital Advertising Boycott(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Belinda Cao lcao4@bloomberg.net;ニューヨーク Stephen Stapczynski sstapczynsk1@bloomberg.net
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更新日時: 2015/04/07 13:26 JST