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独の戦時賠償36兆円=ナチス占領期の損害で―ギリシャ試算

時事通信 4月7日(火)21時17分配信

 【パリ時事】ギリシャ政府高官が、第2次世界大戦中に同国が受けた損害に対するドイツの賠償額が2780億ユーロ(約36兆円)に上るとの試算を示していたことが7日、分かった。ナチス・ドイツがギリシャを占領し、多くの財産を奪ったことを理由としている。欧州メディアが伝えた。
 マルダス財務副大臣が6日の議会で、会計検査院の推計に基づく情報として金額を明らかにした。ギリシャのチプラス政権は1月末の発足以降、ドイツに占領時の賠償を求め続けているが、ドイツ側は「戦後の賠償問題は政治的・法的に解決した」(メルケル首相)との姿勢を崩していない。 

最終更新:4月8日(水)1時6分

時事通信