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経産相 再生エネルギー環境省試算に否定的4月7日 11時27分
宮沢経済産業大臣は、7日の閣議後の記者会見で、将来の電力需要を賄うため電源をどう組み合わせるか、いわゆる「エネルギーミックス」を巡って環境省が再生可能エネルギーを最大35%導入できるという試算を公表したことに対し、実現可能性が十分考慮されていないなどとして否定的な認識を示しました。
エネルギーミックスのうち、再生可能エネルギーの比率について経済産業省は、従来の目標の21%よりも引き上げる方向ですが、これに対し環境省は、最大35%まで導入できるという試算を公表しています。
これについて宮沢経済産業大臣は7日の閣議後の会見で「今回の試算が環境省内においてもどういう位置づけになっているのか正直よく分からない」と述べました。そのうえで宮沢大臣は「再生可能エネルギーの導入拡大に伴うコストの上昇など実現可能性が十分考慮されておらず、今検討しているエネルギーミックスで用いることはなかなかできないものだ」と述べ、否定的な認識を示しました。
これについて宮沢経済産業大臣は7日の閣議後の会見で「今回の試算が環境省内においてもどういう位置づけになっているのか正直よく分からない」と述べました。そのうえで宮沢大臣は「再生可能エネルギーの導入拡大に伴うコストの上昇など実現可能性が十分考慮されておらず、今検討しているエネルギーミックスで用いることはなかなかできないものだ」と述べ、否定的な認識を示しました。
環境相「再生エネ最大限延ばす方向」
環境省が公表した再生可能エネルギー導入の試算について、望月環境大臣は閣議のあとの記者会見で、「今回は、技術やコストがどの程度必要になるかまだ試算できておらず、ほかの省庁の試算とは若干違っている。われわれの希望だけで数値が決まるわけではないが、環境省としては、再生可能エネルギーを最大限延ばす方向で頑張っていきたい」と述べました。