サムスン反転攻勢か 1~3月期の営業益が前期比で増加

【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子は7日、1~3月期の営業利益が5兆9000億ウォン(約6500億円)になる見込みだと発表した。売上高は47兆ウォン。

 営業利益は昨年10~12月期(5兆2900億ウォン)と比べ11.5%増加したが、前年同期(8兆4900億ウォン)比では30.5%減少した。

 売上高は昨年10~12月期(52兆7300億ウォン)に比べ10.9%減、前年同期(53兆6800億ウォン)に比べ12.4%減となった。

 売上高が予想を下回ったのは、IT電子業界では1~3月期が需要期でないため、その影響を受けたとみられる。ウォン高も逆風になったとされる。

 サムスン電子は2013年7~9月期に営業利益が過去最高の10兆ウォンを突破したが、昨年4~6月期からは業績が伸び悩み苦戦した。昨年7~9月期(4兆600億ウォン)は約3年ぶりに5兆ウォンを下回ったが、同10~12月期には再び5兆ウォン台に持ち直し、業績が緩やかに回復しつつある。

 この日発表した営業利益は、金融情報を提供するエフエヌガイドが集計した証券会社の平均予想(5兆4400億ウォン)より多く、市場の期待を上回った。

 市場で新型スマートフォン「ギャラクシーS6」の発売効果が反映される4~6月期は営業利益が8兆ウォン台に達すると予想している。

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