便秘の解消法:女性の便秘解消対策

便秘、されど便秘!女性に多い便秘。
月経、妊娠、出産、出産後、高齢時の女性特有の便秘。
ダイエットや肌荒れにも影響する便秘。
女性の便秘解消法とその対策についてお話します。


テーマ:

お茶・コーヒーと便秘


便秘の解消法:女性の便秘解消対策! 便秘の解消には、水分補給が大切ということで、便秘の解消のために、お茶やコーヒーを積極的に飲んでいる女性もきっと多いことと思います。また、便秘の有無に係わらず、お茶やコーヒーが好きなので飲んでいる人も多いですよね。でも、お茶やコーヒーは、下痢止めの作用がありますが、逆に、便秘を引き起こす原因ともなります。お茶やコーヒーが便秘を引き起こす原因は、それらに含まれるカフェイン及びポリフェノール類の2種類の食品成分によるものです。ここでは、カフェインを中心に、お茶・コーヒーと便秘についてお話します。


お茶やコーヒーを飲むと、尿意を感じて、トイレが近くなりませんか? 排尿しても、また直ぐにトイレに行きたくなりませんか? トイレの無いバスや電車で長時間移動するとき、高速道路を使って長時間車に乗るとき、お友達と旅行するとき、授業が始まるとき、入試試験のとき、重要な会議のときなど、お茶やコーヒーを飲むのを控える人も多いですよね。お茶やコーヒーを飲むと尿意を感じるのは、それらに含まれるカフェインという成分によるもので、これをカフェインによる利尿作用といい、膀胱内に尿が溜まりやすくなります。これは、お茶やコーヒーの水分を摂取したために尿が作られるのではなく、カフェインが腎臓に作用して、血液からの尿の生成が促進されるためです。


お茶やコーヒーには、比較的多量のカフェインが含まれています。お茶類において、コップ1杯(150mL)あたりのカフェイン含有量は、玉露180mg、抹茶48mg、紅茶30mg、煎茶30mg、ほうじ茶30mg、ウーロン茶30mg、番茶15mg、玄米茶15mgとなっています。麦茶、黒豆茶、杜仲茶、ルイボス茶などには、カフェインは含まれていません。コーヒーにも多量のカフェインが含まれています。コップ1杯あたり、炒り豆・ドリップコーヒー100mg、インスタントコーヒー65mg、カブチ―ノ50mgです。エスプレッソコーヒーは、40mLあたり77mgのカフェインが含まれています。ノンカフェインコーヒーは、150mLあたり1mgのカフェインが含まれています。


お茶やコーヒー以外の飲料においてもカフェインが含まれています。ホットココア150mLあたりカフェイン50mg、ダイエットコーラ350mLあたり45mg、コーラ350mLあたり34mg、栄養ドリンク(カフェイン入り)100mLあたり50mgのカフェインが含まれています。また、板チョコレート50gあたり20mgのカフェインが含まれています。このように、多くの飲料で、カフェインが含まれています。


純粋なカフェインは、白色で、匂いはなく、苦味のある、プリンアルカロイドの一種です。摂取したカフェインは、体内で代謝され、主に尿酸となって尿から排泄されます。体内半減期は約5時間です。カフェインには、さまざまな薬理作用がありますが、その代表的なものに利尿作用があります。カフェインには交感神経を興奮させる作用があり、その結果、腎臓の血管が拡張し、尿を作る源となる腎糸球体の血液ろ過量が高まります。糸球体でろ過された尿の源である原尿の水分の多くは、尿細管で再吸収され血液に戻りますが、カフェインは、この再吸収を抑制する作用があり、このため、膀胱に移動する尿の量が増えることになります。お茶やコーヒーを飲むとトイレに行きたくなるのは、このカフェインの利尿作用によるものなのです。カフェインが体内で代謝され、血液中のカフェイン濃度が低下するまでの間、利尿作用は続きます。ですので、お茶やコーヒーを飲んで排尿しても、またトイレに行きたくなるのは、カフェインの作用が続いているためです。


カフェインの利尿作用は強く、また持続性がありますので、体液(血液)中の水分はどんどん失われることになります。体内の水分が失われますと、この脱水状態を回避させるために、大腸からの水分吸収量が高まります。その結果、大腸内の便の水分が失われ、硬い便となって便秘が引き起こされるようになります。お茶やコーヒーを飲むと便秘になるというのは、このような体内水分の収支関係によるものです。


慢性気管支喘息の治療薬にテオフィリンという医薬品があります。テオフィリンには、気管支を拡張させる作用があり、これにより、気管支喘息の治療薬として広く用いられています。しかし、テオフィリンは、カフェインと同じ化学構造を有するため、テオフィリンにも利尿作用があり、副作用として便秘が生じることがよく知られています。


カフェインには、利尿作用のほかに交感神経を高める作用があります。排便に重要な働きをしている腸の蠕動運動は、副交感神経が高まると活発化します。すなわち、お茶やコーヒーなどを介してカフェインを摂取しますと、交感神経が高まるため、相対的に副交感神経は低下してしまい、その結果、腸の蠕動運動は抑制される方向に傾き、これもまた便秘の原因となります。


お茶やコーヒーが便秘を引き起こす原因の一つは、お茶やコーヒーに含まれるカフェインの利尿作用によるものですが、他にも原因があります。ポリフェノールです。お茶には、タンニンやカテキンとよばれるポリフェノールの一種が、また、コーヒーには、クロロゲン酸とよばれるポリフェノールの一種が多く含まれています。ポリフェノールには、収斂(しゅうれん)作用があり、これによっても、便秘が引き起こされます。ポリフェノールと便秘との関係については、別の記事で詳細にお話します。


さて、健康な人にとって、カフェインは便秘を引き起こす原因となりますが、カフェインのさまざまな薬理作用は、病気の人にとっては有用となる場合があり、現に、カフェインは医療用医薬品しても用いられています。カフェインの持つ利尿作用は、高血圧時の血圧降下(体液量を減らすことによって血圧が低下する)、さまざまな原因で生じるむくみや浮腫の改善につながります。また、薬局等で販売されている総合感冒薬にもカフェインが含まれているものがあります。これは、風邪薬の中に眠気を引き起こす鎮痛・解熱成分が含まれているためです。カフェインには、目覚めさせる覚醒作用があることから、この鎮痛・解熱剤の副作用を緩和する目的でカフェインが配合されています。さらに、カフェインは、片頭痛の治療や抗がん剤の補助薬としても用いられています。


お茶には、健康的な身体づくりに欠くことのできないさまざまな効能・効果があることが知られています。血中コレステロール低下作用、体脂肪低下作用、がん予防、虫歯予防、抗菌作用、抗インフルエンザ作用、血糖上昇抑制作用、血圧降下作用、口臭予防、持久力の増加、疲労感や眠気の抑制作用、二日酔いの予防、リラックス作用、皮膚や粘膜の保護作用、動脈硬化の予防効果などです。これらの効果は、お茶に含まれるカフェイン、カテキン、テアニン、ビタミン類、サポニン、フッ素、γ-アミノ酪酸、ミネラル、クロロフィルなどの各成分によるものとされています。


一方、コーヒーにおいてもさまざまな効能・効果が知られています。コーヒーには、カフェイン以外の成分として、ポリフェノール、ニコチン酸、フラン類などが含まれていて、カフェインに由来する効能・効果以外に、肝臓がん、胃がん、大腸がんなどの消化器がんの予防効果、コレステロール低下作用、動脈硬化の予防、肥満予防、口臭予防などに効果があるとされています。


お茶やコーヒーが好きな方は、このような単に健康のためだけでなく、その香りを楽しむ人が多くおられます。お茶には、モノテルペンアルコール(リナロオールとゲラ二オール)という芳香成分が含まれています。一方、コーヒーには、アロマとよばれる香りの成分が含まれていて、コーヒーを嗜む人は、その香りを楽しむ方も多いです。何れの芳香成分とも、気分をリラックスさせてくれます。


お茶やコーヒーは、長年にわたり、歴史的にも人々から好まれてきました。お茶やコーヒーを止めることは、きっとできないことでしょうし、またそれは無理なことです。でも、お茶やコーヒーは、便秘を引き起こす原因ともなりますので、お茶やコーヒーを飲みながらの便秘対策を考える必要があります。特に、寒くなるこれからの季節においては、温かいお茶やコーヒーを飲む機会が多くなり、便秘もまた生じやすくなります。


お茶やコーヒーが便秘の原因になるということで、便秘薬を飲むのは、ちょっとしっくりしませんよね。最近、便秘の解消に、イヌリンという水溶性食物繊維が注目されています。イヌリン食物繊維には、大腸内のビフィズス菌や乳酸菌などの健康に有益な善玉菌を特異的に増やす作用が知られています。これをイヌリン食物繊維のプレバイオティク効果といいます。善玉菌にはさまざまな働きがありますが、その中に、便を軟らかくする効果があり、それで便秘が解消されます。水溶性食物繊維ですので、腸に対する刺激がほとんどないため、下剤や便秘薬とは異なり、便の自然な排泄が促進されるところにその特徴があります。最近では、タブレットタイプのイヌリン食物繊維も市販されています。不足しがちな食物繊維の補給にもなりますので、お茶やコーヒーと共に、飲まれてみてはいかがでしょうか。


便秘の解消法:女性の便秘解消対策












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「リンク」

 便秘の解消法: 女性の便秘解消対策【目次1】

■ 便秘の解消法: 女性の便秘解消対策【目次2】

■ コロコロ便と便秘   ■ 慢性便秘の治し方・解消法

■ 生理前の便秘   ■ 妊娠中の便秘解消対策   ■ 授乳中の便秘

■ 更年期障害と便秘   ■ 子供の便秘解消法   ■ 高齢者の便秘解消法     

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