バレンさんの訃報

3月14日に群馬サファリパークのバレンさんが老衰で亡くなったそうです。

20141227_valen_01.png

先日、群馬サファリパークを訪問されたはなおさんにジャガー舎の様子を教えていただき、
バレンさんがお外に出ていないと知りました。問い合わせたところ、先月亡くなったとのことでした。
(はなおさんのおかげで比較的早くに訃報を知ることができ、本当にありがとうございました)

眠るように亡くなっていたのだとか。
食欲はあったものの足腰が弱くなり、亡くなる少し前からは寝室内で過ごされていたそうです。

わたしが最後にバレンさんに会ったのは、
昨年末の12月27日、バレンさんの23歳のお誕生日でした。

その時は下半身が痩せてはいたものの、足取りはしっかりしており、
きっとこの冬もお元気に乗りきってくれるであろうと信じてウォーキングサファリを後にしました。

遠征先では特に、「今回が最後かもしれない」とジャガーさん達を前にして言い聞かせていますが、
そんなこと言ってみたところで、実際にその日がそうなるなんてことは判るはずもないわけで。
訃報に際しての、もう二度と会うことは叶わない、というやるせなさは何度目であろうと変わらない。

相変わらず、渋くて強い目力をはなつバレンさん。

20141227_valen_02.png

外を眺める時の泰然とした佇まいと、
ひなたぼっこしてる時の愛らしさを兼ね備えてるところが
印象的なイケジャガーさんでした。

バレンさんには実は11月にも会いに行きました。まだその時の写真も載せてない…。
とはいえ群馬は自宅からは近いとはいえない場所なので、チャンスを逃さず会いに行けたことは
よかったと思っています。一度でもお誕生日おめでとうを直接伝えられたのは本当によかった。

このブログにアップしたバレンさんの写真を観返したところ、
最初に会ったのは亡くなるちょうど2年前でした。だから何だよってハナシですが。

初めて群馬サファリを訪問した時は交通とか園内のシステムをよく知らなかったために、
再訪問自体が難しいと思っていたのでとてもせつない気持ちでバレンさんを眺めていました。
その後、いろんな方の情報提供により何度か足を運ぶことができましたが。

正直、お歳を召してからの彼に数回会ったことがあるだけで、どんなジャガーさんだったのかは、
担当さんに伺ってみたり、バックヤードの紹介文などわずかな情報が手掛かりで詳しいことは存じません。
それでもやっぱりもうお会いできないのはかなしい、さびしい。

2年前、とてもドキドキしながらウォーキングサファリゾーンを上がっていったのを思い出します。

当たり前だけど、一頭として同じジャガーさんはいないわけで、
バレンさんにはお歳を召した個体特有で感じられる渋味ではなく、
きっと元から彼が持っている個性としての渋さみたいなものを感じました。

まあ多分に一方的な思い込みでしょうけども。
それでもお歳を感じさせないお元気さが彼にあったことは間違いないと思います。
そんな姿を長い間魅せてくれて、どうもありがとうございました、バレンさん。

最後に。本当に、できることならまたお会いしたかったですよ!
年末に会えてよかったけど、それってまた会いたかったの気持ちに較べたら、微々たるものです。
虹の橋の向こうがあったとして、ぽかぽか陽気にのんびりとウトウトしてください。

(今回の写真は全て2014/12/27撮影)

なお、現在のジャガー舎の様子についてはまた別の記事で綴りたいと思っています。

ナイトZOO前のアスカどの

昨年の8月17日、東山動植物園のナイトZOO最終日におじゃが…お邪魔した時のアスカどの。

20140817_asuka_01.png

これは放飼場内の植栽にニヨイつけをしているところ。
何気ない仕草の最中でも好奇心旺盛そうな瞳が魅力的です。

10歳の誕生日のちょうど2週間後でした。
手ぶらだったけど気持ちはお誕生日おめでとうを伝えてきました。

柵でカイカイ。

20140817_asuka_02.png

ププッ 可愛い♪

この日はお昼間は大雨でそれで出かけるのを予定より遅めにしたのですが、
幸い園内では雨が止んでくれたため、支障なく観覧できました。

20140817_asuka_03.png

でも、暑かったよねぇ~。蒸したしねぇ。

(キリッ)

20140817_asuka_04.png

え?そんなことはなかったですって?

何かが気になるアスカどの。

20140817_asuka_05.png

がっしりとしたジャガーの体格がよく解ります(*^_^*)

この日のかわいいアスカどのベストショット。

20140817_asuka_06.png

なんか鼻水みたいなのついてるけど(≧m≦)ププー

すっかり季節も春になって、またアスカどのやチャゲさんに会いたいです。
先月と今月、遠征を控えているのですが、今年のざっくりした遠征計画がずれ込んでしまい、
次はいつ行けるかなぁ。早く会いたいのですがのぅ。

天王寺双子ジャガーのお名前決定

先月末の命名式からまる一ヶ月遅れの更新でございますが、
天王寺動物園の双子ジャガーのお名前が決まりました♪

息子くん。

20150320_asahi_00.png

「葉月 旭」 (はづき あさひ)

旭君です。

20150320_asahi_01.png

7ヶ月齢ですが、すでに貫禄があります。どっしり。

娘ちゃん。

20150320_coco_00.png

「葉月 ココ」 (はづき ここ)

ココちゃんです。

20150320_coco_03.png

小柄だけど、おとうちゃんとおかあちゃんのいいとこどりな美少女です。

まさかの苗字つきに驚きましたが、誕生日にちなんだものだそうです。

8月9日生まれなので、
九日→旭
ここのか→ココ

でもって、八月→葉月。

なるほど。てっきりキラキラネームってやつかと思ってしまいましたYo!
報道発表大阪市の発表では下の名前しか出ていませんが、苗字を持つ双子ちゃんです。

やはり現場の苗字つき掲示を収めてからブログ更新したかったのですが、
お名前が決まった時期からしばらく出かけられなかったため大幅に遅れてしまいました。
(今回の写真は全て2015/03/20撮影)

毛づくろい中のルースさん。

20150320_ruth_01.png

みえづらい箇所の脱毛処理みたいなイライラプルプル感がある…。

双子ちゃん達、特に旭君はかなりデカくなっているのに時折ルースさんの背中に乗ったりしてて、
いかにも重たそうにみえるのですが、ルースさんは動じず優しいおかあちゃんだなぁと思って眺めます。

ココちゃんはきりっとした目元はジャガオさん似なのですが、お顔のつくりや斑紋はルースさん似です。

20150320_coco_01.png

20150320_coco_02.png

そしてヒトに興味が強いのもおかあちゃん譲り。

食餌の際も、メシより遊び優先なココちゃんだそうです。
飼育員さんに遊んでもらおうとしてる間に旭君にとられてしまったりもあったそうで、
最近はわけて収容したりと担当さん達は気遣いの日々のようです。

そして旭君。

20150320_asahi_02.png

身体の大きさもさることながら、お顔のつくりもオトナっぽいゴツさがでてきます。
そろそろボスキ君が引っ越した頃の月齢なのですが、旭君は王子の双子よりデカい気がする…。
獣舎の構造により体感は違うと思うのであてになりませんが。

ウトる。

20150320_asahi_03.png

隣のおとうちゃんそっくり。

20150320_jagao_01.png

ジャガオさんもまったりペースで過ごされてます。
苦手な寒い時期も過ぎてくれて嬉しい限り。

グランデさんの一周忌

もう日付が変わってしまうけど、本日(3月22日)で
京都市動物園のグランデさんが亡くなってちょうど一年です。

20130221_grande_m_02.jpg

(2013/02/21撮影)

昨年、選んでいたうちの何枚かをあらためてアップします。

お食事中。

20120828_grande_m_03.jpg

20120828_grande_m_04.jpg

(2012/08/28撮影)

魔性のグランデさん…。

グランデさんはジャガーの中でも容易に識別可能な特徴的なお顔だちをされてますが、
やはり自分にとって彼のこのお顔だちが、全国のジャガーに会いに行くようになる
大きなきっかけだったのだな…、と今なお写真観返しつつ感じるのでした。

ところで、この頃から背中や後ろ肢がかたまったような症状が顕著になってきた気がします。
(居合わせた職員さんに変形性脊椎症と伺いました)

帰宅後に病名を検索してみて涙したりもしていました。
が、その後一年半もそのお姿を来園者にみせてくれていたグランデさんはやはりすごいと思います。

おそらく亡くなる前日までお外に出てらしたのではないかと思っているのですが、
3月に会いに行かないままだったので、近さに安心せずまめに会いに行くことが大事ですね…。

おやすみ中。

20120911_grande_m_01.jpg

(2012/09/11撮影)

今、京都市動物園のジャガー舎はミワちゃんが元気に暮らしていて
(先日会いに行ったらどっしりしていてびっくり)、京都の来園者さん達にも
ミワちゃん、ミワちゃん、と人気でした。まことに嬉しい限りです。

でも来園者の皆さんグランデさんのことは忘れないだろうな~、と思っていますよ、グランデさん。

すごいぜひびき動物ワールド

2/13に北九州の若松にある、ひびき動物ワールドという動物園に行ってきました。
オセアニアに生息する動物が4種、といっても特にカンガルーとワラビーについては
広々としたスペースにものすごい頭数で暮らしています。

Twitterでひびき動物ワールドとウォンバットのゴロさんの存在を知り
(最近にわかウォンバットファン)、地元フォロワーさんに案内していただきました。
その節は一日大変お世話になり、どうもありがとうございましたm(_ _)m!

さて、今回はイースタングレーカンガルーことオオカンガルー達の写真から何枚か。

20150213_ookangaroo_01.png

こちらはごく一部です。
そしてふれあいができます(奥側でお判りいただけるかと)。
カンガルーの毛はなかなかにやわらかでした(*^_^*)

まどろむ姿も至近距離で眺められます。

20150213_ookangaroo_02.png

こんな愛らしい表情が間近で(*^o^*)

20150213_ookangaroo_03.png

あんまりおっちゃんくさくないなぁ、と思ったら
それはアカカンガルー、とようやく認識したのはこの時のひびきにてでした(;^_^A

20150213_ookangaroo_04.png

一見ネコ科のゴロンのようで可愛らしいけど、地面でゴリゴリ掻いてる最中です。

ベビカンの尻尾がでてます(*^o^*)

20150213_ookangaroo_05.png

…とまあこうもリラックスしたオオカンガルーさん達をへだてるものなしにじっくり眺められるわけです。

それだけでも十分に他の施設では味わえない体験なのですが、
しかしながら、ひびきの本領は給餌の時間でした。

エサ箱を運ぶ飼育員さんを追っかけるカンガルー達。

20150213_ookangaroo_06.png

20150213_ookangaroo_07.png

この眺め、圧巻でした(^◇^;)

文字通りの給食感。

20150213_ookangaroo_08.png

メニューはニンジンです。

ニンジンの後、干し草も給餌されます。

20150213_ookangaroo_09.png

干し草給餌する場面はウォンバットのゴロさんを優先していて観逃してしまったけど、
これだけの頭数が一列に並んでお食事している様子もなかなか見応えがありました。

退出際に撮った一枚。

20150213_ookangaroo_10.png

お天気もよかったおかげでさらに素敵な眺めでした♪

いつもはジャガーさん優先で遠征を組むので昨年は行けずじまいだったひびき動物ワールド、行ってよかった!

そんな時はボスキ君

天王寺動物園の双子ちゃん達のお名前がようやく!決まったにもかかわらず、
ここのところ動物園へ出かけられなかったため、現地の命名掲示をまだ目にしておりません。
※ネットの恩恵にあずかり、素敵なお名前に決まったことは確認済みです♪

明日ようやく王子動物園へは行けそうですが、天王寺は来週になりそうです。
なので命名の話題での更新も訪問後の予定です。あ~、動物園に行きたいよう。

そんなわけでメンタルのエネルギーがちょいとばかし不足していますが、
こういう時は平川動物公園のボスキ君のお写真を眺めてみなぎらせたいと思います。

20141209_boski_01.png

昨年12月9~10日にかけてボスキ君に会ってきました。
今回は12月9日より、自分内比較でよく撮れたボスキ君を並べていきます。撮った順です。

20141209_boski_02.png

20141209_boski_03.png

ボスキ君は可愛らしいなぁ。
目線をありがとう。

この時は左眉毛が大変に存在を主張していました。

20141209_boski_04.png

先月会った時(※現状隔月で会いに行っています)は眉毛は鳴りを潜めていて、
ついでに右頬毛も見当たらず、そのせいで左頬毛が目立ってました。
なんでそんなに変化に富んでるのかしら。

ごろりーん。

20141209_boski_05.png

基本的には終日のんびり過ごしているボスキ君。
この時は両日ともブイ遊びしてるところはみられませんでした。

20141209_boski_06.png

ミワちゃんがアトスおとうちゃんに瓜二つに育ったので、
ボスキ君もおとうちゃん似ではあるけどそこまで似てない気がしてしまいますね。

むっっちりしているねぇ…。

20141209_boski_07.png

12月に会った時さらにまるくなったように思いましたが、先月は踏みとどまっていた(?)気がしました。
ボスキ君には本当は毎月でも会いに行きたいのですがままなりません。

閉園近くなってきて放飼場をぐるぐる。

20141209_boski_08.png

最近は会いに行くと割とこちらに目線をくれるのですが、さほどウザがられてる感じはしません。
ボスキ君ありがとう。

ごろりんのべろりん。

20141209_boski_09.png

このように終日張りついてボスキ君を眺めておるのです…。
完全に寝てることの多いお昼間には園内を一周してきますが。

この日の最後に撮ったどアップ。

20141209_boski_10.png

ピンボケしてますがボスキ君の表情は愛くるしくございます。

翌10日もあるのでまた追々!
次のじゃがさん更新は天王寺の双子ちゃんにしたいです!

呼ばれてなくても受けて立つ

昨日(2月23日)付の天王寺動物園スタッフブログ♪

「ハートマークみっけ!」

「ファンの方なら当たり前?」ですって?
ということでしゃしゃってまいりました。
予想は追記に(*^∀^*)

20150211_ruthtwins_01.png

(2015/02/11撮影)

おかあちゃんの上で木切れガジガジしてるのは娘ちゃんです。

Read more...

オジャガさんの一周忌

野毛山動物園のオジャガさん。
みまかられて今日でちょうど一年になります。

20130416_ojaga_m_03.png

(2013/04/16撮影)

自分が最後にオジャガさんに会った日に撮影した中から一枚。

存命の頃に存じていた以上に、数奇な生涯を駆け抜けられていたと後に判明したオジャガさん。
そのことにかかわらず、こちらがどのような感慨を抱こうとも、彼女は彼女。

もしまた野毛山動物園のあのスペースで彼女に会えたとしても、
わたくしは相変わらずもごもごつぶやきながらじっとり眺めるだけでしょうなぁ、間違いなく。

王子ZOOのちちくりあうふたり

本日(2月19日)の王子動物園より。

昼下がり、ローラさんが寝っころがりながらアトスどのにちょっかいかけてました。

20150219_athoslaura_01.png

20150219_athoslaura_02.png

20150219_athoslaura_03.png

20150219_athoslaura_04.png

20150219_athoslaura_05.png

20150219_athoslaura_06.png

20150219_athoslaura_07.png

20150219_athoslaura_08.png

20150219_athoslaura_09.png

20150219_athoslaura_10.png

クロジャガー夫妻かっこええなぁ。

お互い前肢ぺしぺししてキバみせあいっこしておりました。
3枚目のワンパンも、ポカッ☆ くらいのものでしょうきっと…。
最後の辺りは軽く咆哮も響きましたが(^◇^;)

ツメむくしお顔もコワいけど、アトスどのに甘えるローラさん。
まんざらでもないというか結構嬉しいんじゃないかと思われるアトスどの。
(個人の勝手な感想です)

普段は、お互い干渉せずに過ごしてるクロジャガー夫妻ですので、
このようにフレーム内に二頭収まってる様子を観られるのは、個人的にとても嬉しいです。

アサヒヤマ・アゲ

昨年6月に訪問した旭山動物園より、ぺんぎん館とあざらし館で撮った写真を中心に、
旭山の思い出というか印象を書いてみたいと思います。

訪問前、旭山動物園のことはなんとなく遠巻きに眺めていた感じがあります。
が、実際に足を運んでみて感じたのは、シビれるようにカッコいい動物園ということでした(*´▽`*)

開園と同時にもうじゅう館目指してまっしぐらしてたところ、右手に飛び込んできたペンギン達の看板。

20140624_penguin_00.jpg

ムッハー、素敵!
森の中を泳ぐペンギン!しかも勢揃い!
ペンギン全種を並べた掲示は時折みかけますが、これはとっても素敵(*゚∀゚*)=3!

しかし一刻も早くもうじゅう館に辿りつきたいので慌ただしくカメラに収め、
さらに園内をすすみますと、左手にアザラシ達の看板もどどーんとありました。

20140624_azarashi_00.jpg

おそらく等身大のこの看板群、フレーム内に収まりませんでした。
この看板のためのスロープではないと思うのですが、スペースをなんと有効活用してることでしょう。
ゾウアザラシ、めちゃめちゃ大きいのですね!

入場して早々にテンションがボババとアガります。ウヒョー!(原文ママ)

それではぺんぎん館より、イワトビペンギン

20140624_iwatobipenguin_01.jpg

冠羽がないと判りにくいですね(^◇^;)

ジェンツーペンギン

20140624_gentoopenguin_01.jpg

お水が綺麗なのでペンギン達が泳ぐ姿がよくみえます。

屋内放飼場のキングペンギン

20140624_kingpenguin_01.jpg

屋内のスペースはあまり広くはないですが、後方でイワトビさん達が抱卵してたり、
手前のキングさん達もなんとなしにお活発にみえます。

あざらし館など他の獣舎でもそうですが、濾過装置で水の透明度を高く保っているそうです。
ここまでくっきりとお互いの姿がみえるのは動物達にとって居心地はどうなんだろう?と思いつつも、
ペンギン達もアザラシ達も泳いでる様子はとても楽しそうにみえます(主観でしかないけど)。

もぐもぐタイムやガイドタイムも有効に使っているからなのだろうと思われますが、
動物達が退屈そうにしている感じがない、またはすくなくみえたことにとても感心しました。
動物達にとって一日の過ごし方にメリハリが効いているのだろうと思います。

そもそも"行動展示"って、一体どんなの?そんなスゴいの? と思っておりましたが、
"行動展示"ありきではなく、エンリッチメントを充実させたら生き生きした様子が確認されたので、
それをニンゲン様からみえやすい位置に通路をこさえた、という印象を複数の獣舎から受けました。

非常によく考えてデザイン、設計されてるのではという気がしました(勿論全くの素人感想)。
どことは言わぬし一園にも限らぬが、みた感じ真似っこした改修とオリジナル、全然違ウ!違いすぎるぅ!

ですが全ての改修獣舎で、ニンゲン様の観覧しやすさ<エンリッチメント、とは感じなかったので、
旭山に自分の追っかけ対象がいてたら異なる感想を抱いてたのかもしれません。

続いてあざらし館より、ゴマフアザラシの皆様です。

円柱水槽(マリンウェイというそう)。

20140624_gomafuazarashi_01.jpg

とっても楽しそうに行き来する様子が印象的でした。

おっきい方の水槽。

20140624_gomafuazarashi_02.jpg

(下に向かう写真が続いてしまった)

おそと。

20140624_gomafuazarashi_03.jpg

気持ちよさそうです…。

屋内施設でもうひとつ感心したことがあります。
旭山ではフラッシュ撮影など禁止行為はボランティアさんが躊躇なく注意する、と聞いておりました。
さらにおっきめのカメラを持っていようものならマークされて監視され続ける感があるとかないとか。

それ聞いて旭山コエェー!と出かける前はちょっぴりビビってたのですが
(まあ自分のカメラはズームレンズでデカくもないのでマークされもしないが…)、

○○館入口に立ってる各ボランティアさんはパステルカラーのユニフォームに、
手には大きくプラカードこそ持っているけれど、にこやかに挨拶の声掛けをしています。
極力、来園者に威圧感を与えないスタイルに感じられました。

大阪のおコ○ラ様館とか神戸のおパ○ダ様館みたく、背後にガードマン立ってる雰囲気を想像してたので、
なーんだ全然楽しく観覧できるんじゃん!と警戒が解けたのと同時にとても感心しました。

常連系来園者としては禁止行為をはたらくような輩には心底来てほしくない、というのが本音ではありますが、
動物園の役割のひとつに、来園者に生物や環境について興味や関心を持ってもらうことがあります。

『動物園 4つの目的』 (日本動物園水族館協会HPより) の教育・環境教育の項。

この目的に沿って、来園者のうち一人でも多くに関心を持たせようとするならば、入口の敷居は低く、
間口は広くみせることは大事ではないかと個人的に常々思っているので、理想の手法にみえました。
さらにその分、禁止行為は徹底してやらせないという姿勢にもまたみえたのでした。

初見の威圧感はすくない方がかえって声もかけやすいというか、
注意された側にしこりを残さず(比較的)、ということはその後も禁止行為を繰り返させない(なるべく)、
興味も削がない(かもしれない)、効果的なやり方ではないかなぁと思います。

禁止行為であっても当人に悪気がなかったのなら、注意の仕方には相当気をつけないと、
後味の悪さが先に立ってしまって、そのヒトの今後の訪問機会を摘んでしまうこともあると思うので、
それはさせないための工夫がちりばめられてる気がしました。

そしてそれは先に書いた動物園の目的と合致してると思います。

とはいえ、旭山の人海作戦を国内各地の動物園でも実施できるかというと、
それは現状難しそうな気もしますが…。

再びぺんぎん館より、フンボルトペンギン

20140624_humboltpenguin_02.jpg

バビューン。

20140624_humboltpenguin_01.jpg

バビュバビューン。

こっからは感想というよりほぼ妄想ですが、園内でおみかけする飼育員さん達、妙にガテン感が漂ってました。
タオルバンダナ、まくったTシャツ袖、そして皆様やけに日焼けしておられ、全体的にちょっぴりコワモテ感。
おそとでDIY、遊具やら柵やらたくさんこさえてはるんだろうかなどと妄想膨らみました。

ガテン感はともかく、各職員さん、ボランティアさん、それぞれの役割を誇りをもって果たされている
という感じがぎゅんぎゅんして、ガワは動物園だけども、なんらか戦闘集団っぽさがありました。
カッコいい。

そうでなくてもお土産のお菓子が美味しいから最高だよ!