バレンさんの訃報
- Day:2015.04.07 13:44
- Cat:ジャガーさんメモリアル
- Tag:群馬サファリパークバレン♂
先日、群馬サファリパークを訪問されたはなおさんにジャガー舎の様子を教えていただき、
バレンさんがお外に出ていないと知りました。問い合わせたところ、先月亡くなったとのことでした。
(はなおさんのおかげで比較的早くに訃報を知ることができ、本当にありがとうございました)
眠るように亡くなっていたのだとか。
食欲はあったものの足腰が弱くなり、亡くなる少し前からは寝室内で過ごされていたそうです。
わたしが最後にバレンさんに会ったのは、
昨年末の12月27日、バレンさんの23歳のお誕生日でした。
その時は下半身が痩せてはいたものの、足取りはしっかりしており、
きっとこの冬もお元気に乗りきってくれるであろうと信じてウォーキングサファリを後にしました。
遠征先では特に、「今回が最後かもしれない」とジャガーさん達を前にして言い聞かせていますが、
そんなこと言ってみたところで、実際にその日がそうなるなんてことは判るはずもないわけで。
訃報に際しての、もう二度と会うことは叶わない、というやるせなさは何度目であろうと変わらない。
相変わらず、渋くて強い目力をはなつバレンさん。
外を眺める時の泰然とした佇まいと、
ひなたぼっこしてる時の愛らしさを兼ね備えてるところが
印象的なイケジャガーさんでした。
バレンさんには実は11月にも会いに行きました。まだその時の写真も載せてない…。
とはいえ群馬は自宅からは近いとはいえない場所なので、チャンスを逃さず会いに行けたことは
よかったと思っています。一度でもお誕生日おめでとうを直接伝えられたのは本当によかった。
このブログにアップしたバレンさんの写真を観返したところ、
最初に会ったのは亡くなるちょうど2年前でした。だから何だよってハナシですが。
初めて群馬サファリを訪問した時は交通とか園内のシステムをよく知らなかったために、
再訪問自体が難しいと思っていたのでとてもせつない気持ちでバレンさんを眺めていました。
その後、いろんな方の情報提供により何度か足を運ぶことができましたが。
正直、お歳を召してからの彼に数回会ったことがあるだけで、どんなジャガーさんだったのかは、
担当さんに伺ってみたり、バックヤードの紹介文などわずかな情報が手掛かりで詳しいことは存じません。
それでもやっぱりもうお会いできないのはかなしい、さびしい。
2年前、とてもドキドキしながらウォーキングサファリゾーンを上がっていったのを思い出します。
当たり前だけど、一頭として同じジャガーさんはいないわけで、
バレンさんにはお歳を召した個体特有で感じられる渋味ではなく、
きっと元から彼が持っている個性としての渋さみたいなものを感じました。
まあ多分に一方的な思い込みでしょうけども。
それでもお歳を感じさせないお元気さが彼にあったことは間違いないと思います。
そんな姿を長い間魅せてくれて、どうもありがとうございました、バレンさん。
最後に。本当に、できることならまたお会いしたかったですよ!
年末に会えてよかったけど、それってまた会いたかったの気持ちに較べたら、微々たるものです。
虹の橋の向こうがあったとして、ぽかぽか陽気にのんびりとウトウトしてください。
(今回の写真は全て2014/12/27撮影)
なお、現在のジャガー舎の様子についてはまた別の記事で綴りたいと思っています。