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京都・二条城でも油のような液体の跡
4月7日 16時21分

奈良県内の寺院で国宝や国の重要文化財などに油のような液体がまかれているのが相次いで見つかるなか、京都市にある世界遺産の二条城でも、ことし2月、同じような液体の跡が確認されていたことが分かりました。
油のような液体がまかれた跡が見つかったのは、京都市中京区にある世界遺産の二条城です。二条城を管理している事務所によりますと、ことし2月12日夕方、国宝の二の丸御殿の通路にある床や建具などおよそ20か所に油じみのような跡が見つかったということです。
専門家が調べたところ、しみは、機械に使われる潤滑油などがスプレーのようなものでまかれてできた可能性が高いことが分かり、事務所は2月下旬に文化庁に被害を届け出たということです。
液体の跡が見つかった二の丸御殿は江戸幕府最後の将軍、徳川慶喜が「大政奉還」を発表した場所として知られています。管理する事務所の後藤玉樹保存整備担当課長は「大切な文化財が傷つけられ、残念でならない」と話しています。
近畿地方では、先月以降、奈良県内の4つの寺で国宝や国の重要文化財などに同じような被害が相次いで確認されていて、警察が文化財保護法違反などの疑いで捜査しています。

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