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エボラ熱の西アフリカ 子どもの継続支援を
4月2日 21時52分

エボラ出血熱の流行が続く西アフリカで教育支援などを行ってきたユニセフ=国連児童基金の日本人職員が都内で報告会を開き、現地では、感染を恐れていまだに学校に通えない子どもが多いとして、継続的な支援を呼びかけました。
西アフリカの3か国では、エボラ出血熱の感染拡大を防ぐため、去年すべての学校が閉鎖されましたが、その後、新たな患者の数が減少したことなどから、ギニアとリベリアではことしに入って授業が再開されたほか、シエラレオネでも近く再開される見通しとなっています。
こうしたなか、現地で教育支援などを行ってきたユニセフの青木佐代子さんが都内で報告会を開き、青木さんは、ギニアやリベリアでは学校での感染を防ぐため、子どもたちの検温を実施したり、こまめな手洗いを徹底したりした結果、「8割程度の子どもが学校に戻ることができた」と述べました。その一方で、感染を恐れていまだに学校に通えない子どもが多いとして、学校での対策強化やエボラ出血熱の終息に向けて継続的な支援を呼びかけました。
報告会のあと、青木さんは「エボラ出血熱の流行で損なわれてしまった教育や保健衛生のシステムを立て直していくために息の長い支援が必要だ」と話していました。

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