東国原氏が一刀両断!「上西議員は辞職すべき」

2015年4月7日6時0分  スポーツ報知
  • 上西議員を一刀両断した東国原英夫氏
  • 上西議員を一刀両断した東国原英夫氏

 国会本会議欠席後の旅行疑惑を巡る問題で、維新の党から除籍(除名)処分を受けた上西小百合衆院議員(31)=大阪7区=について、かつて同党で「同期生」だった東国原英夫氏(57)=旧日本維新の会衆院議員=が6日、都内で取材に応じ、「議員辞職しないのは筋が通らない」と一刀両断した。

 東国原氏と上西氏は、ともに2012年の総選挙で旧日本維新の会から当選した同期生。議員会館でも隣の部屋同士だった。維新の政治塾出身である上西氏に対し、塾の講師を務めたこともある“師匠”の東国原氏は、一連の騒動に「早急に会見を開いて説明すべきだった。政治家は有権者に説明する義務がある」と述べた。

 上西氏は12、14年の衆院大阪7区から出馬したがいずれも敗れ、比例で復活した。東国原氏は12年の衆院選で比例近畿単独で立候補して当選。その後、党内対立を理由に13年12月に離党。議員も辞職した。東国原氏は「私も上西氏らも党の力によって当選させてもらった。比例で通ったのなら、党に議席を返すのが筋だ」とピシャリ。上西氏が無所属で議員活動を続ける意向を見せていることを批判した。

 東国原氏は上西氏の政治活動について、「私が所属していたころは、初々しく、真面目だった」とフォローしつつ、「同じ総務委員会で活動していたが、いつまでたっても用意してきた原稿を棒読みしているのは気になった」と振り返った。秘書の暴言などのマスコミ対応も不適切だったとして「私の秘書が有権者らに暴言を吐いたら、即刻クビにします」と述べた。

 宮崎県知事時代は政局がらみでマスコミにもみくちゃにされ、一日中、行動を確認されたこともあったという。それでも「メディアはメディアの仕事がある。不祥事があったとしても、きっちり時間をかけて対応すれば、それで済む話でしょう」とした。また維新として、議員に対する教育についても不十分だと指摘。「新人議員への教育、メディア対応など党としても今回の問題を検証する必要があります」と話した。

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