前回はグラフィックのみで
ビモータDB5を紹介しましたが今回はスーパースポーツとして、
DB5を取り上げてみたいと思います。
DB5は一度、
倒産したビモータの再建後の第1作として発表されました。
当然、失敗は許されません。
かといって、無難に纏めていてはビモータの名に傷が付きます。
そこでまず、進められたのが
徹底した軽量化でした。
フレーム重量を10kg以下に抑え、エンジンも大出力の
水冷エンジンでは無く、出力では劣っていても
軽量な
空冷エンジンを装備しました。
軽々と持てるDB5のフレーム
そして斬新だったのが
スイング・アームもトリレス化した事でした。

これは当時、古巣のビモータを訪れた名デザイナー、
タンブリーニ氏も絶賛したと伝えられます。
通常、スイング・アームのトリレス化はパイプ同士の接合が難しく、また、繋がっても強度上の心配が
付きまとっていたのです。
それをDB5では
アルミ・ブロックとパイプを組み合わせる事で見事にクリアしました。
このアイディアは
MVアグスタF3計画でも検討された様です。
MVアグスタ F3 スケッチ (675cc)

これだけ本気で作られた
DB5ですから
日本国内のコンスト・ラクターも黙って見逃すはずはありません。
DB5C (モト・コルセ製) 1096cc
DB5A/C (モト・コルセ製 1096cc)

そして今、新たなコンセプトで
新たな空冷ツインの魅力を提案するプロジェクトが動き出しています。
ビモータDB5CR (モト・コルセ製 1080cc)
110hp overの出力を誇ります。

外装は
ドライ・カーボンで軽くし、
エア・マネージ・メントも見直しています。


今は
レーサーしかありませんが、モト・コルセでは
公道バージョンも計画しているとの事。
楽しみな事です。
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