島田紳助さん、復帰ない「芸能界でやりたいことは全てできた」

2015年4月7日6時0分  スポーツ報知

 暴力団幹部らとの交際を理由に、2011年8月に芸能界を引退した元タレントの島田紳助さん(59)が6日、知人の歌手・RYOEI(34)のブログに長文のメッセージを寄せ、RYOEIの新曲の作詞を手がけたことや、自身の近況を明かした。紳助さんは今後も作詞していく意向を示したが、一方で「芸能界でやりたいことは全てできた」と、芸能界に未練はないことも強調した。

 芸能界を去ってから3年半余り。紳助さんが、近況を自ら明かした。引退後の状況について一部メディアを通じて間接的に伝えられたことはあったが、本人が自らの思いを言葉にして公表したのは初めてとみられる。メッセージはRYOEIのブログに掲載されたが、紳助さんの元所属事務所・吉本興業は「本人が寄せたメッセージであることが確認できた」とした。

 紳助さんがメッセージを寄せたのは、RYOEIが4月15日にリリースする新曲のカップリング曲「好きになってもいいですか」の作詞を紳助さんが手がけたため。紳助さんはブログで「これからもリョーエイと機会があれば作って行きたいと思います」と、作詞家としての仕事を続けていく意思を表明。だが、吉本興業は「これをもって芸能界復帰ということにはならない」との見解を示し、紳助さんもメッセージでは「芸能界でやりたいことは全てできた」と引退の決断に後悔がないことを強調した。

 RYOEIは沖縄・石垣市出身。高校卒業後に大阪で音楽活動を始め、06年の映画「佐賀のがばいばあちゃん」の主題歌を担当。09年8月、シングル「ひらり」でメジャーデビューしたが、紳助さんは同曲をプロデュースするなど才能にほれ込んでいる。

 紳助さんは表舞台を去ってからの生活について満足している心境を明らかにしているが、今回のメッセージの発表によって、今後の動向が引き続き注目される。

 ◆RYOEI(りょうえい)1980年12月16日、沖縄・石垣市出身。34歳。幼少期から父の影響でギターを始め、高校卒業後に大阪で音楽活動をスタート。2003年に「見えない世界の中で…」でインディーズデビュー。06年の映画「佐賀のがばいばあちゃん」の主題歌「ばあちゃん」を担当。09年8月、紳助さんのプロデュースシングル「ひらり」でメジャーデビュー。

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