丸善:名古屋本店28日開店 蔵書120万冊

毎日新聞 2015年04月06日 20時26分(最終更新 04月06日 20時34分)

28日に開店する丸善名古屋本店のイメージ図=丸善ジュンク堂提供
28日に開店する丸善名古屋本店のイメージ図=丸善ジュンク堂提供

 大手書店の丸善ジュンク堂書店は6日、名古屋市中区栄3の新ビルに「丸善名古屋本店」を28日に開店すると発表した。売り場面積は延べ約4900平方メートル、蔵書数は約120万冊で、いずれも東海地方最大という。

 新店舗は、2012年に閉店した旧店舗近くに平和不動産が建設したビルの全フロア(地下1階〜地上7階)に入る。コミックス以外の全分野の書籍を扱い、特に専門書や洋書を幅広くそろえる。万年筆などの高級文具の売り場も充実させるという。

 丸善の名古屋栄店は1874年に開店した。長い歴史があり、東海地方に多くのファンを持つ。ビルの老朽化で12年6月に一時閉店。同年9月に、隣接する百貨店「丸栄」の6、7階に移転し、営業していた。

 担当者は「名古屋は丸善にとって関係が深い場所。再出発し、東海地方の旗艦店としたい」と話した。丸栄内の店舗については、規模を縮小して継続することを検討しているという。【森有正】

最新写真特集