長崎県佐世保市にあるテーマパーク・ハウステンボス。
開業から18年間ひたすら赤字を垂れ流していたにも関わらず、今や過去最高の営業利益を生み出すドル箱事業へと進化。2014年はハウステンボス再建の実績を引っさげて愛知県の複合レジャー施設「ラグーナ蒲郡」を買収、2015年はロボットが接客をする「変なホテル」の開業を予定するなど、今まさにハウステンボス界隈が賑やかです。
そんなハウステンボスがここまで成長できたのは、2010年にハウステンボス社長に就任した現HIS会長でもある澤田秀雄氏の影響が大きいようです。澤田社長は著書「運をつかむ技術」でハウステンボス再建の際の意思決定の仕方について語っており、今回は澤田社長の事例から、私たち一般人の何気ない生活をも向上させるような意思決定の仕方について学びたいと思います。
ハウステンボス社長はどんな意思決定を下してきたのか?
戸惑うくらいにデカすぎる目標を立てる
「ディズニーランドを超える!」これは実際にハウステンボスが掲げている目標です。まさかそんな……ディズニーを目標にするなんて!と言う方もいるとは思いますが、実際にディズニーランドを意識しはじめてからは「ディズニーを超えるためにはどうしたらいいのか?」といった思考が従業員に芽生えはじめたとのことです。
【ハウステンボスの意思決定.1】
目標を立てる際には思い切って大きなものを掲げる
失敗も全然OK、期間限定で思い切った施策をやる
人が入らず夜はまるでゴーストタウンのようだったハウステンボス、ひとまず活気を取り戻すために有料だった入場料を思い切って三ヶ月だけ無料にしてみました。ところが人は全く増えず入場料収入も途絶え、施策は大失敗……。
一方でその失敗が今後の施策の方向性を決める良い判断材料にもなりました。思い切った施策は長期間行うと痛手になる可能性もありますが、期間を区切れば良い判断材料になります。
【ハウステンボスの意思決定.2】
行き詰まったときは期間を区切って大きなトライをする
二股厳禁、一つの手段に集中する
HIS会長とハウステンボス社長の兼任となると、HISの経営をしながらハウステンボスの再建も手掛けたように見えますが、実は澤田社長、HISの運営を自分よりも下の世代にほぼ全てお任せしていました。
実力がある人ならば、色々なことに手を出したくなる気持ちは分かりますがこれぞまさに「選択と集中」。過去には澤田社長もHISと証券事業を兼務していたところ、片方が失敗したことも……。
【ハウステンボスの意思決定.3】
あれもこれも手を付けるのではなくまず一つのことに集中する
死ぬことがないならどんどんチャレンジする
個人の場合「死なないかどうか(または重い病気やケガをしないかどうか)」 企業の場合「破綻、倒産しないかどうか」
澤田社長曰く、これさえ守れば何をやってもOK。かつて海外旅行先で体調を崩し、現地のボロボロな病院に駆け込むも、言葉が通じない上に薬も飲んで良いのか分からないようなシロモノを出され……。このまま自分は異国の地で命を落としてしまうのではないかと本気で死を意識した経験があるとのこと。
これらの経験からやりたいことをやらずに後悔して死ぬことに比べれば怖いものはないという考えに至ったようです。
【ハウステンボスの意思決定.4】
悩んでしまうくらいなら、まずは動いてみてる
まとめ
何かと話題のハウステンボスを支える澤田社長の意思決定の方法は我々のような普通の社会人にも使えそうなものばかりでした。新年度ということで、会社でもプライベートでも目標を大きく掲げ、失敗を怖れずどんどん新しいことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか?