松井望美
2015年4月6日05時07分
日韓両政府は、外務・防衛当局の局長級幹部が安全保障政策を話し合う「日韓安保対話」を来週にもソウルで開く方向で最終調整に入った。開催は約5年ぶり。日本は今月下旬に予定している「日米防衛協力のための指針」(ガイドライン)の改定について説明する。また、北朝鮮の核・ミサイル問題についても意見を交わす。
日韓関係者が明らかにした。日韓安保対話は1998年に始まり、双方の防衛政策や北朝鮮問題などについて話し合ってきた。しかし、日韓関係が悪化し、2009年12月を最後に途絶えていた。今回、日本からは外務省の伊原純一アジア大洋州局長と防衛省の局長級幹部、韓国は李相徳(イサンドク)外交省東北アジア局長らが参加する見通し。
両国政府は慰安婦問題への対応などをめぐり、関係がこじれている。ただ、今年は国交正常化50年の節目でもあり、これを契機に実務面での協力強化を探っている。3月にソウルで開かれた日韓外相会談でも、安保対話の再開に向けて調整することで一致していた。
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