韓国人の「大国意識」はどこから来るのか(2/2)=「20−50クラブ」入りに誇らしさをにじませる記者―中国メディア

配信日時:2015年4月6日 8時50分
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5日、中国メディア・BWCHINESEはこのほど、中国人民大学重陽金融研究院の王文院長が記した韓国に関する文章を掲載した。写真は韓国金浦空港。
2015年4月5日、中国メディア・BWCHINESEはこのほど、中国人民大学重陽金融研究院の王文(ワン・ウェン)院長が記した「世界的に見て韓国は決して大国とは言えないのに、韓国人はなぜ大国ぶるのだろうか」とする文章を掲載した。

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私はソウルで同行した韓国のメディア関係者十数人と交流したが、その中で感じたことは、彼らが「先進国」という言葉で韓国を形容していることだった。

韓国のLG経済研究院によると、韓国は2012年6月に正式に世界7大「20−50クラブ」に名を連ねたという。「20−50クラブ」は韓国で使われる言葉で、1人当たりの国民所得が2万ドル以上で、かつ人口が5000万人以上という条件を満たした国を指す。つまり、韓国は世界の7大先進国の仲間入りを果たしたというわけだ。ある韓国人記者は、「現在、条件を満たしているのは韓国を含めて7カ国しかない。カナダやオーストラリアは人口が少なく、中国、ロシア、インドは収入が少ないために入れない。これは韓国人の素晴らしい成果だ」と言葉の端々に誇らしさをにじませた。

韓国で10年間勤務した雑誌の編集長・張忠義(ジャン・ジョンイー)氏によると、韓国人はこれまでずっと自分たちが大国でありたいと願ってきたため、「大韓民国」や「大韓航空」など、ものの名前によく「大」の字を使用してきた。特に、1960年以降、韓国は急速な発展を遂げ、「東の日本には及ばないが、自分たちより西側のすべてのアジアの国々を上回っている」と自負するようになった。韓国の多くの地図では、朝鮮半島は中国本土と変わらないほどの大きさで描かれている。ある韓国の学者は、「韓国政府は国民に韓国が大きいということを植え付けようとしている」と指摘している。

「大」のほかにも、韓国は「独立」を気にしている。韓国の景福宮では、多くの見学者が世宗大王の銅像の前で足を止める。龍仁大学中国学科の金善雅教授は、「韓国で最も尊敬を集める人物で、唯一名前の後に『大王』が付けられているのが世宗。彼はハングルを発明し、朝鮮民族の自主意識の象徴になっている」と語る。

歴史についてはさらに緊迫している。ここ10年あまりで、韓国にとって最も重要な研究課題は自国の歴史を書き直し、歴史における韓国の大国としての歩みを描き出すことだった。2010年に高麗大学韓国史研究室が出版した「新編韓国史」の第1章は「韓国史とは何か」。書き始めは、「統治者を中心とした歴史観と中華文化圏から脱却し、独立した部門として韓国の歴史を研究することを試みる」というものだ。

韓国の古代史は基本的に中国の朝貢制度に覆われ、近代では日本帝国主義の植民地とされた。韓国史の多くは中国と日本に書かれたものだとして、現在、韓国の学術界では古代から韓国の歴史を独立したものと見る動きが進んでいる。(翻訳・編集/北田)

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