2015年4月の統一地方選挙で大田区議会議員選挙に出馬する、維新の党の荻野稔氏は、マンガ・アニメ・ゲーム好きにとって興味深い経歴の持ち主です。まずは、荻野氏のこのツイートを御覧ください。


自作の東方同人誌をコミケで頒布したことがある政治家というのは、相当にレアなのではないでしょうか? そして、荻野氏は自作の絵をツイッター上で公開したことも。




伊藤剛先生は漫画評論家として有名な方です。そして、荻野稔氏の公式HPに掲載されているプロフィールによると、荻野氏は「アミューズメントメディア総合学院 卒業」とのこと。伊藤剛先生との師弟関係というのは、その当時のことを言っているのでしょう。というわけで、萌えな感じの絵を描ける政治家、荻野稔氏。そして、そんな荻野氏には同人業界からも熱い視線が送られています。





同人印刷で有名な「ねこのしっぽ」社で選挙ポスターを印刷してもらう政治家、荻野稔氏。ねこのしっぽ社の社長さんも荻野氏を応援しているご様子。同人業界の社長さんが荻野氏を応援する理由は、法律や条例によるマンガ等の規制に反対して精力的に活動してきた荻野氏の経歴と無関係ではないでしょう。




創作物に対する表現規制の問題に関わってきた一部のクリエイターさんも、荻野稔氏を応援しています。ツイートを紹介させてもらったBL作家の水戸泉さんは女子現代メディア文化研究会の共同代表であり、実在児童の人権擁護基金の理事でもある、表現規制反対運動の内情に通じている方です。また、上の荻野氏のツイートで紹介されている川田龍平参議院議員は、維新の党の党規委員長。荻野氏は維新の党の役員とのパイプも持っているわけですね。



漫画家の松山せいじ先生と野上武志先生は、マンガを描くという形で荻野稔氏を応援しています特に、松山せいじ先生は東京都でマンガ規制が問題になった時、当時の猪瀬副知事から自身のマンガを名指しで批判されたことがある漫画家さんです。松山せいじ先生が表現規制問題のスペシャリストである荻野稔氏を応援するというのは、非常に納得できる話だと思います。

では、同人印刷社やクリエイターからも応援されている荻野稔氏が実際に掲げている政策を見ていきましょう。 以下、赤字部分が荻野稔氏の公式HPからの引用。



●マンガ・アニメ、音楽・ゲーム。クールジャパン製造・発信力強化を大田区!

・国際都市大田をジャパンコンテンツで盛り上げる。コスプレ、即売会、交流イベントの支援。
 
・クリエーター支援。・補助の推進、待遇改善。企業誘致、イベントの誘致、開催、コンテンツのシリコンバレーを大田区に!
 
・フェアユースのような価値観を区政に反映。特区化
 
・コンテンツのビジネスマッチング支援機関を大田区へ。海外からも輸入。海外へもコンテンツを発信。法務、多言語コミュニケーション対策もしっかりと!
 
・コンテンツにかかる規制緩和を大田区で

http://ogino.link/profile/idea/
 

上のように、アニメ・漫画等の文化の振興を公式HPで掲げています。 過去の実績から考えても、荻野稔氏はアニメ・マンガ・ゲーム等の文化に有益な貢献をしてくれる政治家になってくれることでしょう。アニメ・マンガ・ゲーム等が好きな方は、ぜひ荻野稔さんを応援してあげて下さい



では、荻野氏がアニメ・マンガだけの政治家かというと、当然そんなことはありません。このブログはアニメやマンガの問題を扱うブログなので控えめな取り上げ方をしますが、荻野氏は障害者支援に取り組んで来た経歴の持ち主で、自身の事務所開きを手話通訳付きで行うなど、障害者支援への熱意がうかがわれます。また、秘書時代には待機児童問題に取り組み、3月に行われた待機児童問題についての政策討論会にも出席しています。






アニメやマンガが好きな人も、そうでない人も、おぎの稔さんをぜひぜひ応援してあげて下さい! そして、おぎの稔さんのことをできるだけ多くの人に知ってもらうために、この記事の拡散に協力していただけると大変ありがたいです。よろしくお願いします!

【参考リンク】
おぎの稔氏Twitter
https://twitter.com/ogino_otaku
おぎの稔氏公式HP
http://ogino.link/
おぎの稔氏公式ブログ
http://ogino.link/category/blog/

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