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懲りない3人の元首相「村山富市」「鳩山由紀夫」「菅直人」 歴史認識に尖閣領有、普天間移設、脱原発…元首相の肩書を「邪魔」という人まで
村山富市、鳩山由紀夫、菅直人の3元首相が、メディアやブログを通じて自由な言動を繰り広げている。3人に共通するのは、安倍晋三政権は「許せない」ということだが、日本国内が混乱している印象を国外に与えかねないものばかりで、元首相の肩書を外したいという者まで出るありさまだ。(坂井広志)
村山氏は、香港フェニックステレビが3日までに行ったインタビューで、9月3日に北京で行われる中国の「抗日戦争勝利70周年」記念式典に出席する意向を示した。
村山氏は首相在任中の平成7年、戦後50年にあたり過去の日本の植民地支配と侵略を認める「村山談話」をまとめた。安倍首相は今年夏に「70年談話」を発表するが、村山氏は中国の式典で村山談話を「正当」なものとして主張する恐れがある。
インタビューではさらに、尖閣諸島(沖縄県石垣市)をめぐる問題について「日中で共同開発し、ともに利益を受けるべきだ」とも述べた。
鳩山氏は、政府の沖縄政策の最大の障壁となっている米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設をめぐり、3月28日の東京・MXテレビ番組で「最低でも県外と言ったが、県外でなくて国外に求めるしか回答はない」と述べ、とうとう「県外」さえも否定した。