2015.4.6 21:55

鹿島、鳥栖キム・ミンヒョクの処分で申し立て「選手生命に関わる大変な事態」

試合後、サポーターに挨拶する鹿島・金崎= カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)

試合後、サポーターに挨拶する鹿島・金崎= カシマサッカースタジアム(撮影・中井誠)【拡大】

 3日に行われたJ1鹿島-鳥栖(カシマ)での判定を巡り、鹿島がJリーグの規律委員会に文書で申し立てを行ったことが6日、Jリーグ関係者の話で分かった。

 問題のシーンは後半36分。鹿島MF金崎夢生が鳥栖の韓国代表DFキム・ミンヒョクと競り合って倒され、キムにはイエローカードが提示された。だが、倒れた金崎の顔を金が意図的に踏みつけたような映像が残っており、鹿島側は警告という処分が妥当だったのか、規律委員会の判断を仰ぎたい考えだ。

 鹿島関係者は「金崎にはスパイクの跡がくっきり残っていた」と証言。大事には至らなかったものの、「目に当たれば失明の可能性もあった。そうなれば選手生命に関わる大変な事態になっていた」と憤る。あるJリーグ関係者は「海外では倒れた選手の足を踏みつけて3試合の出場停止になった事例もある」と処分の軽さに疑問を投げかけた。

 ネット上では「Jリーグ史上最悪のファウル」などと批判が殺到。日本女子代表“なでしこジャパン”のFW大儀見優季(ウォルフスブルク)は自身のツイッターアカウントに問題のシーンを動画で投稿し、「衝撃的な映像…ムウムウの怪我が心配。。。ただ、この選手の行為は社会的立場を考えても、人としてもサッカー選手としても許されるべき行為でないことは確かだと思います。」とコメントしている。

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