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1912年に東京市がワシントンに贈った桜は韓国産・・韓国ネットは「名前を韓国桜に変えろ」「奪われた桜が日本の象徴に…」

FOCUS-ASIA.COM 4月6日(月)13時22分配信

韓国メディア・ニューシスは6日、全米一の桜の名所・ワシントンDCのポトマック川の桜は、日本の桜ではなく済州島の桜だと主張する在米韓国人ジャーナリストのムン・ギソン氏のインタビューを掲載した。

ポトマック川の桜は、1912年に尾崎行雄東京市長から日米友好の象徴として贈られた桜が植えられたものだが、済州島出身のムン氏は「日本は1910年に米国に2000株の桜の苗木を贈ったが、病虫害感染が確認され、焼却された」と指摘する。尾崎市長はその後、1912年にワシントンに3020株、ニューヨークに3000株を贈ったが、ムン氏は「短期間に6000本を超える桜を集め、米国に贈れるのか、納得がいかない」として、日本が済州島の桜を採取して贈ったものだと主張。同時に「今からでも、済州で1911年ごろにソメイヨシノが採取された記録があるかもしれない。政府レベルで隠された歴史の発掘に乗り出すべきだ」と訴えている。

ムン氏はこのほか、李承晩元大統領が1943年4月8日にワシントンDCで済州島の桜を植えるイベントを開催し、東京市が寄贈したソメイヨシノが「日本桜(Japanese Cherry Trees)」と名付けられたのを「韓国桜(Koeran Cherry Trees)」と変更するよう要求したエピソードを紹介する。この要求に対し米国政府は「証拠不足」としたものの、「日本桜」から「東洋桜(Oriental Cherry)」への変更を提案したという。

ムン氏は、この李承晩元大統領の行動を「30年以上前に日本の樹に変身させられた我が国の桜の、もう一つの独立宣言だ」と賞賛する。その一方で、韓国青瓦台(大統領府)のホームページ上に「米ワシントンの桜祭りは、1912年尾崎行雄東京市長が米日の友好増進のために桜3000本をプレゼントしたことから始まった」という説明があるのを問題視し、「ワシントンの桜祭りは、日本をPRする巨大な文化商品。大統領府のホームページは当然ワシントン桜の故郷は韓国であり、初代大統領李承晩をはじめとする我が国の先覚者たちの努力があったことを記さねばならない」と指摘している。

この報道に対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「名前を韓国桜に変えろ。ワシントンも韓国も日本の歪曲を正し、ワシントンの桜祭り関連の内容を修正しろ」

「元祖論争はもうやめよう。ソメイヨシノの品種が韓国の王桜だったら何?桜を楽しむ文化は日本から来ている。日本の文学作品や浮世絵には桜が出ているが、韓国に桜に関する文献や作品はない」

「韓国の伝統文化でもない桜祭りを民族主義を掲げて元祖などと主張することにはもう厭きた。品種改良して、ストーリーもかぶせて発展させたのは日本。元祖云々はおかしい」

「桜といえば日本を思い出す。もうそれは仕方がない。なのに、元祖とか言って、いまさら桜の元祖だと言いだす韓国を日本は鼻で笑っていると思う」

「韓国にある桜は韓国産。日本のものじゃない。その美しさを存分に楽しもう」

「文禄の役の時に、日本が持って行った桜がワシントンにも植えられている。私たちのものなのに、日本は自分たちの手柄にしている」

「日本は絶対に認めない。自分たちが略奪者であることがばれるから」

「信じられない。木まで持っていたのか?」

「私たちの花を私たちのものだと言えないこのおかしな現実」

「桜は世界で一番悲しい花。日本帝国の侵略と占領によって、桜まで奪われた。そして、それが日本の象徴になった」

(編集 MJ)

最終更新:4月6日(月)13時22分

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