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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,  10:00 PM

ドローンが飛行機に衝突するリスクは、鳥が飛行機に衝突するリスクより小さい

ドローンが飛行機に衝突するリスクは、鳥が飛行機に衝突するリスクより小さい

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Popular Science:鳥が旅客機に衝突したらどうなるかは想像がつきますが、ドローンが民間機に衝突した場合はどうでしょう。昨年12月に発表された研究論文では、航空機にとって小型のドローン(鳥とほぼ同じ重量)は鳥以上に危険というわけではない、と結論づけています(この研究はUAS America Fundの依頼で行われたもので、同Fundは小型ドローンに対する規制緩和を請願しています)。IEEE Spectrumのサイトでは、リポーターのDavid Schneider氏が別の記事にて非常に重要な問題を考察しています。つまり、ドローンの硬質なボディと比較して、鳥には柔らかい肉がついていますが、空中衝突した場合、そこに違いは生じないのか、という点です。


鳥と比べて、衝突する可能性は低い


判明したのは、飛行機に衝突する物体の組成よりも、飛行機が衝撃を受ける場所の方がずっと重要であるということでした。飛行機の胴体への衝突はエンジンと比べてリスクが低く、エンジンにぶつかったときに問題が起きるかどうかは、ジェットタービンがどれくらいの速度で回っていたかが重要になります。小型ドローンが十分高い高度で飛行できると仮定しても、ジェットタービンへのリスクはほとんどないということになるでしょう。

実際には、ジェット機が対応するべき恐ろしい相手というのは鳥やドローンだけではありません。飛行機エンジンに吸い込まれる異物に関する専門家、George Morse氏が次のようにニュースサイト「Spectrum」に述べています。


こうした小型ドローンに搭載されているリチウムイオン電池はどうでしょうか。十分硬いので、エンジンに大問題を引き起こすのではないでしょうか。 電池の揮発性材料がエンジンの燃焼室に入ってしまうのではないかという懸念については、「エンジンがおそらく燃やし尽くすでしょう」という答えが返ってきました。


Morse氏の意見では、ドローンは単独飛行するので、鳥の群れほど飛行機の命取りになることはありません。少なくとも、ドローンが大編隊を組んで飛行するようになるまでは。とはいっても、鳥が飛行機にもたらすリスクも小さく、小型ドローンについてもおそらく同じことがいえるでしょう。以下は、Exponentが12月に発表したドローンストライクとバードストライクに関する研究論文からの引用です。


空には100億羽の鳥が飛行しているにもかかわらす、空港以外の低高度においては鳥と航空機の衝突事故がきわめてまれにしか発生しないことから、無人航空機が偶然、有人機と衝突する事故は...今後もきわめて起こりにくいと考えられます。


ドローンによって飛行機が危険にさらされることはまずない、と言えそうです。

Kelsey D. Atherton(訳:コニャック
Photo by Shutterstock.

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