2015-04-01
■[雑記]病識についての謎
病識とは何か?単純に「自分が(ある)病気である認識」です。単純。
これを医師に訊いて「それを説明するのは難しい問題です」と答えたらその医師はヤブ医者確定。お疲れ様です、その医師との付き合いはそこで止めた方がいいです。これ、何が難しいかって例えば朝鮮の人が「恨」を説明するには丸一日半あっても足りない、と言ってる様なものです(まぁ私が過去見たメディアでの事ですが)。すぐ説明出来るものを都合良く捻じ曲げて捻じ曲げて、単純なルールを長大難解(というかまともに論理を適用して理解出来ない様な)複雑怪奇なルールに変貌させてしまった事を示しているのです。そんな事をするのがまともな人間のはずがない。まともな人間なら本来の単純なルールの説明をします。
さて、その病識についてですが、「統合失調症には病識が無い」とされている事が多いですね。医師はよく言ったりしてます(その医師はヤブ医者確定なのですが。後述。)。
しかし「病識が無い」というのは本当に統合失調症の判断理由に足るのでしょうか?少し計算してみましょう。
まず、社会の中の統合失調症の有病率を1%とします(大体この程度の数字と言われています。多いに疑いありですが。)。また、非統合失調症の人の病識保有率を5%(でも多過ぎですが。普通考えない事ですので。)、統合失調症の人の病識保有率を50%とします。
以上の仮定で病識が無いという事は統合失調症の判断基準として的確であるかどうかの計算をしてみましょう。真陽性(正しく陽性と判断される)、偽陽性(第一種過誤、実際は陰性なのに陽性と判断されてしまう)、偽陰性(第二種過誤、実際は陽性なのに陰性と判断されてしまう)、真陰性(正しく陰性と判断される)の各々を「病識が無いという事は統合失調症である」という判断基準によって計算したものが以下になります。
真陽性 0.01*(1-0.5)/1*100=0.5%
偽陽性 0.99*(1-0.05)/1*100=94.05%
偽陰性 0.01*0.5/1*100=0.5%
真陰性 0.99*0.05/1*100=4.95%
真陰性(4.95%)と偽陰性(0.5%)については陽性と判断されなかったので無視するとして、問題は真陽性(0.5%)と偽陽性(94.05%)です。これ、偽陽性の方が圧倒的に多いですよね。まぁ当然です。統計学をやった方は直感的に分かると思いますが、実際には病気ではない者の方が多く、そもそも病気ではない者の方がその特徴(ここでは病識が無い事)を持っている事が多いものは、その病気に対する判断基準として働かないのです。
陽性と判断されたものの正しさ、実に0.5/(0.5+94.05)*100=0.529%(0.5%を切るって…おいおい。ほぼ全てが誤診だよ。)。
よってこれが診断の理由として話題に持ち出されるのがそもそもおかしな事なのです。「私が統合失調症である理由を説明して下さい」と医師に質問して「病識が無いから」と答えたら、そいつは教科書も読めないバカのヤブ医者だと断言していいですよ(統計学やらない医者なんていないはずでしょう。でしょう?)。
謎?謎なんか無いんですよ、話が分かれば(そしてそこでちゃんと自分で考える事が出来れば)それが理解出来ます。これは精神医療業界が馬鹿(鹿を指して馬と為す)な事をしている明らかな現れなのです。こいつらは医学が寄って立つところの統計学からも目を背け(というか科学的思考法に背信背徳を行い)ドグマによって患者を嬲り者にするクズどもって事ですよ。
この事を知った人は今すぐ日本精神医療業界に蜂起する事を推奨。
(2015/04/01 23:34修正)
(2015/04/01 23:59修正 否定の単語についてうまく認識出来ていないが故のミスがありました。トホホ…いつもはこんなんじゃないのですが…)