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福島第一原発燃料プール せき止め機能は維持
4月6日 22時11分

東京電力福島第一原子力発電所3号機の使用済み燃料プールで、冷却水をせき止めているゲートがずれているおそれがあった問題で、詳しく調べた結果、水をせき止める機能は維持していることが分かり、東京電力は、水漏れを誘発しないようにプールに散乱したがれきの撤去を慎重に進めることにしています。
福島第一原発3号機では、先月、使用済み燃料プールの冷却水をせき止めている鉄製の2重のゲートのうち外側の1枚が枠から大きく外れていることに加えて、内側も本来の位置からずれ、爆発でプールに落下した大型のクレーンが接触しているおそれがあることが分かりました。
東京電力は、直ちに水漏れが起きる可能性は低いとしたうえで、何らかの原因で水が漏れ出すと、最悪の場合、560本余りの核燃料が僅かに露出するおそれがあるため、水中カメラを使って詳しく調査していました。
その結果、内側のゲートにずれはないうえ、クレーンの接触もなく、水をせき止める機能は保たれているとしています。
一方、外側のゲートは枠から外れているだけでなく弓なりに変形していたということです。
本来はゲートが2重にあるべきところを1枚だけで水をせき止めていることから、東京電力は、水漏れを誘発しないように今月から大型クレーンの撤去を慎重に進めたうえで、ことし9月末までに燃料の取り出しを始めたいとしています。

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