中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > スポーツ > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【スポーツ】

<首都スポ>慶大・山本2発 武藤先輩超え&得点王宣言

2015年4月6日 紙面から

慶大−法大 前半17分、先制ゴールを決め、チームメートから祝福を受ける慶大の山本(中央)=ShonanBMWスタジアム平塚で(岩本旭人撮影)

写真

 目指すは武藤超え&得点王!! 第89回関東大学サッカーリーグ戦(東京中日スポーツ後援)は5日、平塚市のShonanBMWスタジアム平塚などで開幕節最終日を行い、1部昨季6位の慶大が同2部優勝で昇格した法大に3−0で快勝した。2得点と活躍したFW山本哲平(3年・国学院久我山)は2年前に当時慶大のFW武藤嘉紀(22)=FC東京=が記録した10得点超えの15得点で得点王を目指すことを目標に掲げた。1部昇格組の神奈川大は先制したが中大に追いつかれ、1−1で引き分けた。

 決定機を逃した無念さを引きずることはなかった。前半12分に放った豪快な右足弾が右ポストを直撃したFW山本。しかし、その5分後の得点機では泥くさくねじ込んだ。右からの折り返しに詰めたシュートは、一度相手DFに阻まれたものの、跳ね返りを自ら右足の裏で押し込んだ。

 「僕があこがれている(元プロバスケットボール選手の)マイケル・ジョーダンは、『シュートを10本外しても、リズムをつかめていれば、次の1本が決まって、そこから100本続けて決められるかもしれない』といった内容のことを名言として残しています。それを思い出して、(ポストに当たったシュートのことを)『きょうはいい感じでいけている』と前向きにとらえられました」

 プラス思考で先制ゴールをたたき出した背番号「11」は後半12分には試合を決めるチーム3点目を左足で突き刺した。昨季のリーグ戦では2点にとどまったが、初戦にしてその数字に並んだ。

 「今季は得点王を狙っているんです。15点は取りたいと思っています。大学の先輩である武藤選手(現FC東京)は今の僕と同じ3年生のときにリーグ戦で10点決めました。まずはその数字を超えるのが目標です」

 須田芳正監督が「FWの軸」として考えている新エースがゴール量産をもくろむ。「きょうの2点で満足したら、今後は取れなくなると思うんです。修正するべきところは修正して、次の試合でも取れるようにします」と、貪欲な思いを包み隠さず口にした。 (関孝伸)

    ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ