中日スポーツ、東京中日スポーツのニュースサイトです。ナビゲーションリンクをとばして、ページの本文へ移動します。

トップ > 中日スポーツ > プロ野球 > 紙面から一覧 > 記事

ここから本文

【プロ野球】

広島・黒田、7イニング3失点も黒星 チームの連敗止められず

2015年4月5日 紙面から

中日戦の5回、中日・大島(奥)に適時二塁打を浴び、険しい表情の黒田=ナゴヤドームで(保田叔久撮影)

写真

◇中日3−0広島

 中日が5連勝で首位に並んだ。5回2死一、二塁から大島が左越え先制2点二塁打。さらに亀沢の中前打でこの回黒田から3点を奪った。八木は緩急がさえ、7イニング無失点、10奪三振の力投で2012年7月以来、3年ぶりの白星。広島は打線が振るわず5連敗。

      ◇

 試合後、努めて淡々と話す姿が、悔しさをより感じさせた。7イニング7安打3失点。先発として十分に責務は果たした。だが、チームは痛恨の5連敗。負の流れを止めることができず、黒田は敗戦の責任を一身に背負った。

 振り返ったのは5回2死一、二塁。大島に対して1ボールからの2球目、宝刀ツーシームが「意図してなかった」と高めに浮いた。さらに悔やんだのが「3点目が大きな1点だった」という亀沢への投球。初球、内のカットボールを詰まりながら中前に運ばれた。「狙い通りの形だったけど、結果的にもったいない失点だった」。この回対戦した8人の打者に、いずれも第1ストライクを狙われ、3連打を含む5安打3失点と集中打を浴びた。

 「2アウトからですからね。早いカウントから狙われたというより、どっちかと言うと僕(のボールが)が中に、中に入ってしまった部分があります」

 復帰後12イニング目で初失点。オープン戦も含めて初のビジター登板に「投げにくさはない」と振り返ったが、ナゴヤドームでは過去6勝11敗と相性も良くなかった。国内では2007年8月30日の阪神戦以来8年ぶりの黒星。だが2回は福田を外角ボールゾーンからストライクゾーンへ変化させる「バックドア」で、3回には大島を内角ボールからストライクへの「フロントドア」で見逃し三振に封じるなど、随所に貫禄の投球を見せた。次回登板は、中6日で11日の阪神戦(甲子園)が濃厚だ。 (田中政行)

 

この記事を印刷する

PR情報

おすすめサイト

ads by adingo




中日スポーツ 東京中日スポーツ 中日新聞フォトサービス 東京中日スポーツ