ニュース詳細
米 温室効果ガス削減目標を提出 野党は反発4月1日 14時03分
k10010035081_201504011607_201504011608.mp4
アメリカのオバマ政権は、地球温暖化対策の新たな枠組みの合意に向けて温室効果ガスの削減目標を国連に提出しましたが、野党・共和党は実現不可能な目標だとして反発を強めていて、双方の対立が激しくなっています。
地球温暖化対策を巡って各国は、年末に開かれる国連の会議COP21で、先進国にだけ温室効果ガスの削減を義務づけた「京都議定書」に代わり、すべての国が参加する2020年以降の新たな枠組みの合意を目指しています。
これに向けてアメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は31日、国連に温室効果ガスの削減目標を提出したことを発表しました。
それによりますと、アメリカは2020年から年間の削減ペースを加速させ、2025年には2005年と比べて26%から28%削減するとしています。
これに対して、議会で多数を占める野党・共和党の上院トップのマコネル院内総務は声明を出し、「雇用を奪うものだ」と批判したうえで、「削減目標にむけた計画を完全に実施したとしても、目標達成は不可能だ。多くの州が反対しており、国際社会は注意すべきだ」と警告しました。
石炭業界を支持基盤の一つとする共和党としては削減計画の撤回を迫ることなどを検討していて、温暖化対策を巡っても双方の対立が激しくなっています。
これに向けてアメリカ、ホワイトハウスのアーネスト報道官は31日、国連に温室効果ガスの削減目標を提出したことを発表しました。
それによりますと、アメリカは2020年から年間の削減ペースを加速させ、2025年には2005年と比べて26%から28%削減するとしています。
これに対して、議会で多数を占める野党・共和党の上院トップのマコネル院内総務は声明を出し、「雇用を奪うものだ」と批判したうえで、「削減目標にむけた計画を完全に実施したとしても、目標達成は不可能だ。多くの州が反対しており、国際社会は注意すべきだ」と警告しました。
石炭業界を支持基盤の一つとする共和党としては削減計画の撤回を迫ることなどを検討していて、温暖化対策を巡っても双方の対立が激しくなっています。