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ミャンマー 停戦協定の草案に基本合意3月31日 11時22分
ミャンマーで少数民族各派と政府側との和平協議が行われ、半世紀以上にわたって続いてきた内戦の終結に向けた停戦協定の草案に、基本的に合意しました。
ミャンマーではイギリスからの独立直後から、人口の3分の1を占める少数民族各派の武装勢力と、ビルマ族を中心とする政府軍との内戦が、半世紀以上にわたって続いてきました。
ミャンマー政府と主要な少数民族の代表は、内戦の終結に向けて、今月から最大都市のヤンゴンで和平協議を再開していましたが30日、全土での停戦協定の草案に基本的に合意しました。
少数民族側によりますと、協定には、大幅な自治を認める「連邦制」の導入や、民族間の権利の平等、そして停戦を監視する委員会の設置などが盛り込まれているということです。資源の豊富な国境地帯を押さえる少数民族との内戦は、ミャンマーの経済成長の懸念材料とされてきました。
ただ、今回の和平協議には、ミャンマー東部で、先月から政府軍と激しい戦闘を続けるコーカン族など、一部の少数民族が加わっていません。このため最終的に停戦協定を調印できるかどうかや、その後、全土での停戦を実現できるかどうかは不確定な要素も残されています。
ミャンマー政府と主要な少数民族の代表は、内戦の終結に向けて、今月から最大都市のヤンゴンで和平協議を再開していましたが30日、全土での停戦協定の草案に基本的に合意しました。
少数民族側によりますと、協定には、大幅な自治を認める「連邦制」の導入や、民族間の権利の平等、そして停戦を監視する委員会の設置などが盛り込まれているということです。資源の豊富な国境地帯を押さえる少数民族との内戦は、ミャンマーの経済成長の懸念材料とされてきました。
ただ、今回の和平協議には、ミャンマー東部で、先月から政府軍と激しい戦闘を続けるコーカン族など、一部の少数民族が加わっていません。このため最終的に停戦協定を調印できるかどうかや、その後、全土での停戦を実現できるかどうかは不確定な要素も残されています。