2015-04-06

http://anond.hatelabo.jp/20150406002734

もうこれは転職できるなら転職すべき。直近の転職は厳しくても視野を広げるような活動をすべきだと思う。

技術的なスキルを身につけることは、選択肢を増やすことであって、常に良いことだと信じてきたが、そうではないんだと気付き始めた。

新たなスキルを身につけるための投資収入リターンに必ずしも結びつくわけではないが、新たなスキルを身につけたことによってエンジニアとして得られるものはあっても失うもなどまぁない。

もしスキルを身につけることが常に良いことだと思えないならば、もうそれはエンジニアとしてやっていくつもりがないか、自身エンジニアとしてやっていけないと思っているか所属している組織が新たな技術を得ることに対して明確にメリットがないか、のどれかだろう。新たな技術がその所属組織で生きないとしても、スキル選択肢の広さは転職という自身選択肢の広さにもつながるはずである

はいえ実務上の課題クリアするために新しい技術や高度なテクニックを取り入れる必要性はそんなに珍しくないし、そういったステップを踏まずに会社は成長できないはずだと思う。 だけど、実際問題それをやると属人化は着実に進む。

属人化が絶対悪のように語られるが、そもそもシステム開発利益の源泉はエンジニアであり人である。どうあっても属人化は避けられない。属人化をどうコントロールしていくかが問題なのだ。もちろん属人化をコントロールする1つの手法として新たな技術を導入しないという選択肢はあるし、状況によってはそれは決して悪い選択肢でも無いのだが、それは属人化を避ける数ある選択肢の1つでしかない。属人化を恐れるがために技術の歩を止めるという決断は、新たな技術の導入とともにある程度の属人化を受け入れるという決断よりも、一般的に慎重に検討がなされるべきである。属人化という言葉の前に思考停止に陥ってはならない。

それらを解決するには技術力が必要なんだけど、それは自分ひとりが身につけるだけではダメで、その必要性を他のメンバーにも理解してもらい、実際に身につけてもらう必要がある。

せいぜいできるのは草の根的な勉強会を開いたり、業務に使った技術の詳細を休日に個人のブログに書いて社内チャットに貼ったり、マネージャーに許しを得た範囲で別の誰かに引き継いだりといった程度。

エンジニアとしてこういうマインドを持った人がいるのは現場としてはありがたい。そういう人がいる現場といない現場では、技術に対する姿勢に差が出ることもある。しかし一緒に働いているメンバーがそれを理解しているかマネジメントがその意味を分かっているかは完全に別問題だ。もし自分がやっていることが理解されていないと思うのならば、その現場においてそれが本質的必要でないか、現場燃えていてそれどころではないか、他の人から見て意図理解できていないかのいずれかの可能性が高い。

自身にとってその組織にいることについてメリットがあるのかどうか再考すべきだろう。もしメリットがないなら転職を考えるべきだし、メリットがあるのなら「今の自分がその組織でできると思っていること」の枠を超え、あらゆる手段を用いて「職場全体のスキルを上げる」という目的を完遂すべく行動すべきだ。マネジメント権などクソくらえだ。(とはいえ、できるならば他人権利侵害しない範囲でうまく遂行する方がいいのだけれど。)

いっそすべて忘れて辞めてしまえば楽になれるんだろうとは思う。

辞めて楽になれると思えるのならば、いっそ辞めてしまったほうがいい。幸いにして新卒入社5年目という人生において転職はいちばん最適な時期だし、エンジニアでもあるようなので転職には困ることはまずないだろう。エンジニア転職市場も絶賛売り手市場であるし、スキルがあって手が動かせて、現場にも目が配れるエンジニアなんて欲しいところはいくらでもある。いいエンジニア現場にも転職市場にもガッツリ不足している。というか、エンジニアのものが不足している。今いるところに不満があるくらいならば、そうでない環境を探すには絶好のチャンスである。加えて、転職自身スキルにも仕事のしかたにも視野人間性といったものですら広げるいい手段であり、チャンスだ。

もちろん転職に踏ん切りがつかないということもあるだろう。気持ちは分かる。なのでいきなり転職じゃなく、外部でやっている勉強会に参加するというのがやりやすいわりに得るものが多い方法だろう。

外部の人間と触れることで自身の置かれている位置が今までよりも客観的に分かるし、もしかしたらいまの所属組織のいい面を見つけるという機会になるかもしれない。もしもう勉強会に足繁く通っているようならば、「勉強会で発表してみる」とか1つステップを上げてみるのもいいだろう。

転職することがあったら、自分が真ん中以下のレベルになれるところに入りたい。

本当にこう思うならばベンチャーとかオススメエンジニア自分しかいなくて「自分が真ん中以下のレベルになれるところ」どころの話ではないというケースも往々にしてあるし、他にエンジニアがいたとしても「自分が上か下か」なんていっていられる余裕がなかったするケースもある。少人数だと、スキル上下判断ではなく「エンジニア個人の芸風の違いが、ベンチャーという組織に対して影響を与える」という体験もできたりする。そういう中で自分の芸風を作っていくのは大変だけれども…存外これが楽しかったりする。

誰の言葉かは知らないがこの言葉を持って最後にしたい。

自分にとっていい環境を得られた人は、その環境自分で見つけたか自分で作ったかのどちらかである

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