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“世界最高”韓国高速鉄道で今度は停電と信号故障、トラブル相次ぐ・・韓国ネット「不安だが乗るしか…」「新幹線を輸入しろ!」

FOCUS-ASIA.COM 4月6日(月)6時5分配信

韓国メディア・ニュース1によると、開通初日の2日に車両故障を起こした韓国高速鉄道(KTX)湖南高速線で、その後もトラブルが相次ぎ、乗客から批判を浴びている。

記事によると、4日午後3時1分ごろ、上り線の益山−公州駅間で電気の供給が途絶えたためにKTX516号が立ち往生、バックして益山駅に戻るトラブルが発生した。後続の列車は別の線路を使って運行を再開したが、3本の列車に8〜33分の遅れが出た。韓国鉄道公社関係者は「電気設備の上にカササギが木の枝を積み上げ、停電現象が発生した」と説明しているという。

また、同日午前10時40分ごろには、下り列車の信号装置に故障が発生して停車するトラブルも発生した。列車は約3分後に運転を再開したが、列車が停止する際、乗客の体が片方に傾き、また橋の上での停車だったため、一部の乗客が不安を訴えたという。

KTX湖南高速線は、8兆3000億ウォン(約9000億円)を投じて建設され、朴槿恵大統領が1日の試乗会で「世界最高水準の高速鉄道技術」と自賛し、巨大な海外高速鉄道市場進出の起爆剤とする意欲を示していた。しかし、開通初日の2日に下り列車でウォッシャー液注入口のロックが外れる故障が発生。ガムテープで応急措置を施して減速運行するという失態を晒し、乗客らから批判を浴びている。

ニュース1は、「故郷の光州に行くのが楽になると思っていたが、開通したばかりなのに事故が続き不安だ」といった利用者の声を紹介し、「“走る航空機”KTXの点検が必要だ」と指摘している。

このニュースに対し、韓国ネットユーザーからは様々なコメントが寄せられている。

「8兆ウォンもつぎ込んだんだから、その価値を発揮してくれないと困る」

「お金を使ってもまったく価値がない」

「どうか事故が起きませんように」

「不安だが、乗るしかない」

「高速バスを使った方がいい」

「部品は規格通りか?不祥事とかはなかったか?」

「50年もたつ日本の新幹線と比べちゃう。新幹線の技術を学んだ方がよかった」

「最初は乗らない方がいい。少し落ち着くまで待たないと。ビルも新しいところには入らない方がいい」

「担当者を不正で調査した方がいい」

「日本人に見下されるのも分かる」

「韓国はどうせこのレベル。期待もしていなかった」

「新幹線を輸入しろ!」

(編集 MJ)

最終更新:4月6日(月)6時5分

FOCUS-ASIA.COM