全員営業戦略コンサルティング辻伸一
コンサルタントの実績を見抜く方法
職業はコンサルタントですというと、「あぁ~コンサルタントですか」といわれるようになった反面、依然、その力量については玉石混交です。
そして、玉よりも石の方が多いのは、いつの時代も、 どの職業も当たり前のことです。
どのコンサルタントも初めての仕事があるため、 これから始める方を除けば、必ず何らかの指導実績があります。
そして、この実績がまた、力量にもまして眉つば だったりします。
「某会社の年商を500%アップさせました」
「私が関わってから売上が過去最高になりました」云々・・・
実績そのものがウソならば話になりませんが、多少のアピールをするのは、こと営業と考えれば、経営者のお立場であれば理解できることでしょう。
それゆえ、コンサルタントを依頼する側にも、本物かどうかを見抜くことが求められます。
一つポイントを申し上げれば、「500%アップの実績」という場合、年商1千万円が5千万円になっても 500%です。
しかし、仮にわずか20%アップの実績でも、年商500億の企業であれば、コンサルティングによりアップした売上は100億円です。
割合だけでなく、金額も重要だと思われませんか?
簡単なことですが、意外と見落とされがちです。
この話は、コンサルタントの実績を見抜くのみならず、どの営業をとっても受ける側・実施する側の双方が意識するにこしたことはないのです。