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朗報!スタンフォード大学が年収1500万円以下の家庭を学費無料に

ひと昔前、「バカとブスこそ東大へ行け」という漫画が流行ったが、2012年の調査では、東大生の世帯年収はおよそ60%が世帯年収950万円以上という結果が出ており、学力と家庭環境の複雑な関係性が示唆されている。

そんな中アメリカでは、スタンフォード大学が家庭の年収12万5000ドル(現在のレートでおよそ1500万円)未満の学生は、学費無料にするプログラムを発表して話題を呼んでいる。また、6万5000ドル以下の家庭の学生は、寮や下宿代も無料になるのだという。

アメリカのニュース解説サイト Vox によれば、学生は夏のバイトなどで5000ドルを大学に払うことが求められているが、ここに両親が援助することなどもできるという。スタンフォード大は、この新たな取り組みによって、中流階級やアッパーミドルクラスの学生に対しての援助を強めていきたい考え。

世界で最も裕福な大学

ご存知の通り、スタンフォード大学は世界で最も裕福な大学の1つだ。彼らは多くの西海岸の起業家を輩出しており、成功したシリコンバレーの億万長者から多数の寄付金を受け取っている。2014年時点のスタンフォード大における寄付基金の運用資産は、なんと187億ドル(約1兆9000億円)に上る。

今回のプログラムは、こうした裕福な大学であるからこそ可能であるとも言えるが、その意欲的な取り組みは格差の続くアメリカ社会にとって、少なからずのインパクトをもたらすだろう。

Voxは、多くの大学がスタンフォードの取り組みをそのまま真似ることはできないだろうとしながらも、彼らのシンプルな仕組みから学ぶことはできる、と締めくくっている。

Photo : ja.wikipedia.org

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