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東京外為市場・午後3時=ドル119円後半、薄商いと米雇用統計待ちで値幅出ず

2015年 04月 3日 15:40 JST
 
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[東京 3日 ロイター] - 
           ドル/円    ユーロ/ドル  ユーロ/円 
    午後3時   119.66/68 1.0879/83 130.19/23
    正午現在   119.72/74 1.0866/70 130.10/14
  午前9時現在 119.69/71 1.0868/72 130.09/13
  NY午後5時 119.71/72 1.0879/82 130.25/29
    
    午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点とほぼ同水準の119円
半ばだった。感謝祭休暇で市場参加者が少ないうえ、米雇用統計の発表を前に積極的な取
引が手控えられた。午後に入るとますますこう着感が強まり、午前7時からの値幅は約2
0銭程度と、極めて狭いレンジに収まった。
    
    市場では、海外勢の参加が細り「投機筋の動きはほぼ見られず、アジア勢にもやる気
が感じられない」(金融機関)との声が聞かれた。アジア時間終了後は、日本時間午後9
時半の米雇用統計の発表まで「取引は一段と薄くなりそうだ」(外銀)という。
    
    きょうは米国で株式市場が休場、債券市場が短縮取引、豪州、香港、シンガポールな
ども祝日で休場。東京時間は実需筋のフローが出やすいとされる仲値までが勝負とみられ
ていたが、朝方からすでに「多少の実需のフローをさばけば、その後は様子見ムードが強
まりそうだ」(国内金融機関)との声が出ていた。
    
    ドル/円は午前9時すぎに119.65円まで下げ、仲値に向けては輸出筋の買いな
どで119.75円まで回復、再び119.64円まで下押しされた後、正午にかけて値
を戻すなど、方向感が定まらなかった。テクニカル的には、119.35円付近にある日
足一目均衡表の転換線がサポートとして意識されていたという。
    午前10時45分にHSBC/マークイットが発表した3月の中国サービス部門購買
担当者景気指数(PMI)への反応も限定的だった。
    
    ショートポジションの積み上がりが意識されるユーロ/ドルは前日、1.07ドル半
ばから1.09ドルまで買い戻される大きめのショートカバーが入り、市場では「雇用統
計に向け、短期のポジションはあらかたスクエアになったのではないか」(金融機関)と
の見方が出ていた。

    <米雇用統計、週明けまで「消化しづらい」との声も>
    
    きょう最大の注目材料である3月米雇用統計については、市場参加者が少ないため発
表後の変動が激しくなるリスクもあり、注意が必要だという。
    
    ロイターがまとめた市場予想では、非農業部門雇用者数は24万5000人増となっ
ている。労働参加率や時間当たり賃金など雇用の「質」を含め、総じて堅調な内容だった
場合はドル高圧力が高まりやすいとみられる。逆に、弱い内容となれば「早期利上げ観測
の後退に伴って米金利が低下し、ドル売りが広がりやすい」(国内金融機関)という。
    
    米国の休場もあり、週明けまで消化しづらいとの指摘もある。「昨日までにポジショ
ン調整や利食いが進んだようだ。相場が落ち着くまでは手を出しづらいが、その分、動き
やすくなった面もある」(外為アナリスト)との声も出ていた。
    

 (為替マーケットチーム)

 
 
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米利上げ開始、遅れる可能性も

3月の米雇用統計は、非農業部門の雇用者数が12万6000人増と、市場予想を大幅に下回り、2013年12月以来の小幅な増加にとどまった。  記事の全文 

 

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