韓国鉄鋼最大手、ポスコの権五俊(クォン・オジュン)会長(写真前列中央)ら役員・社員30人余りが1日、ポスコの設立47周年を迎え国立ソウル顕忠院を訪れ、朴正熙(パク・チョンヒ)元大統領と朴泰俊(パク・テジュン)同社元名誉会長の墓を参拝した。
一行はポスコ設立の礎を築いた朴正熙元大統領の墓を参拝した後、同社の成長を率いた朴泰俊元名誉会長の墓の前で黙とうをささげた。続けて、殉職した陸海空軍の兵士2467柱が埋葬されている近くの墓地で2時間ほど、墓石を磨いたり献花したりした。
ポスコの関係者は「製鉄報国(鉄鋼産業で国に報いる)という設立の初心を振り返り、(系列会社の)裏金疑惑をめぐる検察捜査などで浮き足立つ組織を落ち着け、『偉大なポスコ』というビジョンの達成に力を注ごうという意味で参拝した」と説明した。権会長は昨年3月の就任以降、設立記念式を開いておらず、代わりに社員の顕忠院参拝や墓地の掃除などのボランティア活動を行ってきた。