御神体と他の仏像等について
明主様御垂示 「御神体の前に像を置く是非」
「掛軸の前へ像をおくのは大した意味はないが、彫刻がいくらか働く。
彫刻にも大抵は霊が入っており、光明如来様の光を受けると力が出て非常に働きやすい。」
明主様御垂示 「御開眼観音像の祀り方」 (昭和24年1月7日)
信者の質問
「光明如来様の前に大黒様と木像の観音様をお祀り致したいと思いますが、位置並に御祀りする方法について御教え下さい。」
明主様御垂示
「台をして、観音様の方を高くする。」
明主様御垂示 「観音像の礼拝」
信者の質問
「礼拝の仕方について
(イ)御神体の直前に御開眼を頂いた木彫の観音様をお祀り致しておりますがこれは宜しいでしょうか。
(ロ)もし宜しいのでしたら礼拝の際御神体を拝する事によりこの観音様にも一緒に敬意を表わしている、との考えから特に観音像には礼拝しておりませんが宜しいものでしょうか。
(ハ)ただこの場合大黒様には礼拝して観音像には礼拝しない事がちょっと感じますがどうでしょうか。」
明主様御垂示
「(イ)光明如来様おかけしてその前に安置して差支えない。
(ロ)それでよい。一緒に礼拝する意味になる。
(ハ)構わない。光明如来様も木彫の観音様も同じものであるが大黒様は別である。」
明主様御垂示 「観音像の礼拝」 (昭和24年6月13日)
信者の質問
「礼拝の仕方について
御神体の直前に御開眼をいただきました木彫の観音様をお祀り申しておりますが、これはよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「これはこの観音様を、光明如来様の前に置くんなら差し支えないですよ。」
信者の質問
「礼拝の際、御神体を拝することによりこの観音様にも一緒に敬意を表わしている・・・との考えから、特に観音様のお像に礼拝いたしておりませんがよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「これはいいですよ、一緒に礼拝することになりますから。」
信者の質問
「ただこの場合、大黒様に礼拝して観音様のお像には礼拝しないことがちょっと変に感じますがいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「それはかまわないですよ。なんとなれば、光明如来様と観音様とは一緒なんだから。別々と考えるほうが間違っているんです。」
信者の質問
「礼拝の際、せっかく浄めた手を汚さぬようにと掌を上にする人もございますが上向きと下向きといずれがよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「これはどっちでもいいんです。
食物をお上げするときには、手が歩く所については汚いから上向きにしたほうが気持ちがいいですね。
しかし、下にしたからって御無礼にはなりませんよ。
神主なんかは、神様に物を上げる場合、掌を上向きにするようですね。」
明主様御垂示 「観音像の祀り方」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「信者の方で、入信する機縁でしたが、不思議に観音さんが手に入り、青銅、陶器、珊瑚の三体でございます。
どういう具合にお祀りいたしたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「大きいのを後にやって、順々にやったら良いでしょう。」
信者の質問
「下の床の間にお祀りしてもよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「構いません。三つともね。」
信者の発言
「二階は大光明如来様で、下は光明如来様です」
明主様御垂示
「やっぱり、大光明如来様のほうですね。本当は大黒さんを床の間にはまずいんですがね。違い棚が良い。
大黒さんと観音さんは、右、左ではちょっとまずい、位から言うと、大黒さんはずっと下ですからね。
家来と同列ということは本当じゃないんですね。
二階はどうなっている。」
信者の発言
「押入れになっております」
明主様御垂示
「次の間はあるんですか。」
信者の発言
「ありますが、床の間がありません」
明主様御垂示
「大黒さんの大きさは。」
信者の発言
「一尺くらいでございます」
明主様御垂示
「台はないんですか。」
信者の発言
「薄い板があります」
明主様御垂示
「観音さんの台は。」
信者の発言
「ありません」
明主様御垂示
「それでは、観音さんの台を作るんです。長方形のをね。」
信者の発言
「三体ともでございますか」
明主様御垂示
「そうです。そうすると、位が違うから良いです。
同じでは同席ということになるからまずい。
台は心掛ければ売ってますよ。
それで、大黒様はじかにする。座蒲団は敷いて良いです。」
信者の発言
「御開眼戴いた観音さんを正面に、右に大黒さん、左に花を生けておりますが」
明主様御垂示
「正面でも良いが、台を置かなければならない。」
信者の発言
「先ほどの場合に、お花はどういう具合にいたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「観音さんの前に低い花を生ける。それなら良いですね。並んではまずい・・・いけないですね。」
信者の発言
「珊瑚のほうは一寸くらいですから隠れてしまいますが」
明主様御垂示
「それでは、ちょっと除けると良い。見えるくらいにね。」
信者の質問
「大きな花を生けます場合に、御神体が隠れますが、よろしいでしょうか」
明主様御垂示
「それはかまいません。」
信者の質問
「違い棚の上に木彫の観音さんを安置しておりますのはいかかでございましょうか」
明主様御垂示
「いけないですね。」
信者の発言
「中国から持ってきたらしい、良いものですが、前のほうにひびが入っております」
明主様御垂示
「目立つのならいけないですね。道具屋に頼んで直したら良い。」
信者の質問
「御開眼いただいて御神前にお祀りしてよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「そうです。古い観音さんなら私が見てやっても良い。そして直して上げます。専門の道具屋がいるからね。」 (中略)
信者の質問
「大黒様を違い棚に置きました場合に、上が天袋になっていますが、上にはなにも入れないようにいたしますので・・・」
明主様御垂示
「かまいません。大黒さんはまた違うんですからね。」
明主様御垂示 「御神体奉斎横の観音像の取替え」
信者の質問
「御軸の横に彫刻の観音様及大黒様等をお祀りしてありますが、あとから立派なものが入った場合、御取替しても差支えないでしょうか。
また床の間の上に紫の幕を張る事は・・・。」
明主様御垂示
「いずれでも差支えはない。」
明主様御垂示 「破損した観音像は修繕すべき」 (昭和26年10月8日)
信者の質問
「観音さんのお像の左手がもげているのは、いかがで・・・」
明主様御垂示
「それはいけない。早く修繕しなさい。元通り修繕してあなたの所に祀っておかなければならない。」
信者の質問
「どこにお祀りいたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「光明如来様の・・・床の間に向って右のほうです。」
信者の質問
「大黒様を祀っておりますが」
明主様御垂示
「大黒さんは左のほうにする。」
信者の質問
「お厨子も壊れておりますが」
明主様御垂示
「それでは、お厨子も修繕しなさい。そのままでの修繕で良いです。」
明主様御垂示 「他家から入手した観音様掛け軸の処置」
信者の質問
「光明如来様を最近におまつりさせていただきます事になっております私の信徒の家で、
五日ばかり前に余所(よそ)から大変古い観音様と龍神様とその下に子供のおります御軸を戴いたので御座いますが、
家の者は何も分らずに戴いたので御座いますが、それを掛けるのをいやだと申しておりますが、それは元の家に返した方が宜しいもので御座いましょうか。」
明主様御垂示
「蔵っておけばよい。掛けたければ他の所、下の座敷などにかければよい。」
明主様御垂示 「大日如来の奉斎位置」
信者の質問
「先祖代々伝来の大日如来の御像御祭りの位置。」
明主様御垂示
「大日如来より観音様が上。上というより観音様の方が大きい。
大日如来は日のお働き。観音は日月地故大きい。」
明主様御垂示 「御神体と他宗教主宰神の並祀の禁止」 (昭和25年5月11日)
信者の質問
「私は神戸に居住致します信者で御座います。
私と妻はお導き頂きまして毎日感謝の生活をさせて戴いておりますが、母と兄はどうしてもわかってくれません。
母は以前金光教信者でただ今は「人の道」の熱心な信者で御座いますが、あの手この手と何とかして私達を引き込もうと致します。
現在一軒の家に住みながら種々の事情が御座いまして部屋を分けて住い、別世帯になっております。
御写真、御神体もお祀りさせて頂いておりますが、私達の部屋には床の間が無くお祀りする事が出来ませず、兄、母の部屋には床の間が御座います。
現在そちらにお祀りさせて頂き、少しでも母、兄が浄まりお話がわかってくれればと考えておりますが、益々反対で困っております。
他家にお祀り致しているような感じが致しますが、このままお祀りさせて戴きましても差支え御座いませんでしょうか。御教えをお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「外の神様の祭ってある部屋はいけない。争いは決していけない。
自分の部屋へ祭ればいい。
時期を待てば神様がうまくやってくれる。」
明主様御垂示 「御神体とお不動様のお軸の並祀の禁止」 (昭和24年1月8日)
信者の質問
「ある会員、未だよくお道が判らず、不動様の先達の言葉を信じて不動のお軸を床の間の光明如来の御軸と並べてお祀りしておりますがいかがいたすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「これはいけません。光明如来様はかけないほうがいいです。
もったいないから判ってくるまで祀らせないほうがいいです。
決してほかのと一緒にしてはいけません。・・・
それから一家の人がみんな揃って光明如来様におすがりする気持ちならいいが、反対が一人、二人でもある場合は祀ってはいけません、光明如来様が汚れますから。」
明主様御垂示 「大光明如来様と丸山教主宰神の並祀」 (昭和25年11月11日)
信者の質問
「丸山教信徒で御座いましたが、本教入信後、大光明如来様を御奉斎させて戴いておりますが、
未だ丸山教にて数代の御先祖は祀り、御神体と丸山教のお軸と同じ床の間にお祭りしております。
戸主(信者)が馬にて時に怪我を致しますので、何か御無礼の事が御座いましての御示しで御座いましょうか。
なお、床の間には祭壇を設け「心天宝」のヒモロギをお祀りして御座います。
どう致しましたら宜しゅう御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「丸山教の神様が苦しむ。丸山教の神は外へやってもらいたい訳で、低い所へ下してもらいたいのである。一日も早くやめよ。
丸山教の祖先で祭られ・・・右へ丸山・・・低くする。
光明如来様は真中でなくてはいけない。
並べるのがいけない。」
明主様御垂示 「金光教主宰神の撤去」 (昭和24年3月15日)
信者の質問
「五、六歳の頃の怪我で二十有余年来の慢性骨膜炎にて、現在まで金光教を信仰し、無信心ながら縋っておりましたため金光様を祀っておりますが、差支えありませんか。」
明主様御垂示
「光明如来様をお祭りしたら金光教は悪くはないが必要ない。
金光さんは反って苦しむ。恐ろしくて引下りたいであろう。
おかげを戴く場合も想念が別れる事となるから薄い。」
明主様御垂示 「御神体奉斎と弘法大師像」 (昭和24年7月7日)
信者の質問
「私は今度新築の別宅に祭ってあった光明如来様を本宅へ移祭したいと思っております。
別宅へは今度拝受した大光明如来様を祭らせて戴くつもりで御座います。
つきましては本宅の方は床の間がありません。
仏間は祖先が大変尊敬し霊験あらたかであると伝えられる弘法大師の等身大の木像と先祖の仏壇が安置されてあります。
そのところへ光明如来様を御祭りしても差支えありませんか。
また仏間で御祭りする順位を御教示願います。」
明主様御垂示
「弘法は釈迦の弟子である
釈迦はまた観音の弟子である。」
明主様御垂示 「御神体と氏神等並祭」
信者の質問
「お祭りのことについて御教え下さい。
中央に大光明如来様を、両脇に氏神様と戦没傷士並びに戦災死亡者の霊を祭るために三社造りの神殿を造りました。
中央と脇との境いは仕切ってありますが右様の形式でよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「ちよっとまずい。大光明如来様は仏であるから左右に仏を祀り、真中に祭るのが本当である。
左 大 右
光
阿 明 釈
弥 如
陀 来 迦
様
これが本当である。産土神祀るのは未だ早い。
五六七大神となると神様であるから、神様はそれから祭っていい。この祭り方とすると真中が御神名でなくてはならぬ。
そして檜作りでなくてはいけない。普通は真中は
天
照 豊
産 皇 受
土 大 大
神 神 神
これが正式の形である。
これでよいから真中に神様を祭る。御神体は檜作りである。書いてやるから持って来よ。 」
明主様御垂示 「御神体を奉斎すれば神棚は不要」 (昭和24年)
信者の質問
「神棚に付て、光明如来様をお祭りさせて戴いておりますが、神棚を祭った方がよいでしょうか。
また祭るとしたらば、どの神様をお祭りすべきでしょうか。」
明主様御垂示
「光明如来様をお祭りすれば、神様を祀る要はない。
光明如来様は仏のお姿でも、御本体は神である。
神棚は不要である。
光明如来の元は神で、いずれは神になられる。」
明主様御垂示 「木彫の龍神像」 (昭和26年10月11日)
信者の質問
「長野県湯田町○○のKM(四十一歳・本年六月入信・男性)と申す信者でございますが、
カフェーおよび美容院を経営し、女給、見習など三名を雇っております。
そのうち二名の女子(未入信)が不思議な霊憑り状態となりました。
最初は先月二十八日より、二人が前後して薬毒の御浄化をいただき、激痛を訴えましたが、
不思議なことに、たいてい二人同時に痛み出し、
御浄霊をいたしますと体をくねらせ、猛烈に痛みを訴えておりましたが、
三十日より、やはり二名同時に激痛後失神、霊憑り状態となりました。
その状態は、最近不品行や同僚に対する暴行などのため解雇された他の女給の生霊と思われるものに苦しめられ、
二人とも同様に首を締められたり、脅迫されたりする情況を寝言のようにしゃべり、
気がついてから、失神中にしゃべったことと同様に、苦しめられた情況を話すのでございます。
また、他の死霊が引っ張るようなことを申す場合もあり、二名とも定(き)まって、激痛後は同時にグッタリとなり、眠ったようになって失神いたします。
このような状態は九月三十日より今日までに五回ほどあり、失神の時間は、初め二時間くらいでしたが、去る六日には十時間も続きました。
以前服用いたしましたクレオソート、胃腸薬、杏仁水、石炭酸などを嘔吐いたしておりますが、食欲もあり元気で、熱も脈も平常でございます。
二名とも入信を希望しており、真剣におすがりしております。
この少し前に、以前この家の奥さんが、熱心に信仰しておりましたお不動様の幣束(へいそく)を、教会に相談なしに破って焼いてしまったそうでございます。
また、同じころに御屏風観音様をお祀りしてある仏壇を、猫にひっくり返されたこともございます。
この家の主人は、入信前までは世を果敢無(はかな)み、自暴自棄的になり、大量に飲酒し、酒乱のごとく暴れ、
その結果心臓狭窄となり、卒倒するなど、結婚後十数年、そのために家庭不和が続きましたが、
入信後生まれ変わったようにお救いいただきましたので、その喜びは一方でなく、今日では夫婦とも真剣に神様におすがりいたし、布教に専念しておられます。
K宅には十年ほど前に注文して彫らせた、龍の木彫板(縦二尺、横三尺くらい)がございますが、なかなか良く彫ってあります。
奥さんが申しますには、主人が酒乱になりましたのは、この木彫板を入手して以来のように思われるとのことでございますので、
この浄化と関係があるかもしれぬと思い、念のため生米、水などを供え、祝詞を奏上いたしました。
ただ今、御神体をお迎えいたすべく準備中でございますが、それまでの間、中教会本部より光明如来様をお借りいたし、御奉斎させていただくこととなりました。
この憑霊は生霊だけでございましょうか。
木彫板の龍や、この家のカフェーという職業に関係のある邪霊のいたずらでございましょうか。
またこのような場合には、いかがいたしましたらよろしいでしょうか、御教えのほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは龍神が関係あります。
これは非常に良く彫ってあると、よけい霊が憑ります。
たいてい、彫刻や絵で良くできていると憑り良いんです。
それで、この祖先で、龍神になったのが、このカフェーに憑っているんですね。
二人の女給の浄化が行なわれているのと、生霊や死霊がいろいろ憑っているんですね。
これは主人に見せるんです。霊界があるということを・・・霊があるということを、良く分からせて、信仰的に働かせようという考えですがね。
その場合、木彫の龍神が、やはり働かれるんです。
それで、木彫の龍神の独自の考えでなく、祖先が働いて、龍神を働かせている。
そうして、神懸りによって分からせ、信仰を進ませるというのです。
大量に飲酒・・・その当時から計画的に龍神がやったと見られますがね。
そうして大いに信仰を深くさせて、大いに宗教的に良いことをさせようというわけですね。
ですから、女給二人も無論信仰に入りますが、これもその道具に使われているわけですね。
ですから、こういう・・・霊の憑り良いのは、今後もいろいろと霊が憑って教えたり、良いことをしますから、いっこう心配することはいらないです。
それから、不動さんの幣束を破って焼いた。
ということは本当ではないですから、よくお詫びしておくと良い。
光明如来様を祀ってなければ、お祀りしてから、不動さんの幣束を破ったことを、不動さんに許してもらうように、光明如来様にお願いすると良い。
光明如来様がやってくれますからね。
猫にひっくり返されたというのは、これはなにか意味があるんです。
猫を使ったんですが、御先祖が気に入らない点があるので、やったんですね。」
信者の質問
「この商売はすぐに止めるべきでしょうか」
明主様御垂示
「あわてて、止めなくても良い。
それは神様にお任せしておくと良い。
どうしても止めなければならないような時には、すべてがそういう事情になります。
例えて言えば、止めても食うに困らないような収入があるとか、それまでは両方になるとか、無理にやらなくても自然にしておけば、支障なく楽にいけるようになる。
結局はそうなりますが、それまではあわてなくても良い。」
信者の質問
「光明如来様お祀りの後、木彫の龍はいかがいたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「どこに置いてあるんですか。」
信者の発言
「床の間の隅に棚を作り、そこに・・・」
明主様御垂示
「それで結構です。」
信者の質問
「お供えものはよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「水をやると良い。水を鉢かなにかに入れてね。
それから、月に一度ずつ月並祭の時、お盛りものをすると良い。
水は絶対に必要です。毎日それに入るんですからね。
龍神は体が熱して苦しいんですからね。
一日に三度入るとしてあります。
水も、飲む水と入る水とは違うんです。
飲む水は月に一度で良いのです。」
明主様御垂示 「狐の掛け軸を家屋の下座に祀るべきとした事例」 (昭和25年4月8日)
信者の質問
「その家には狐の田植え姿の掛軸がありまして、その霊が憑ったように存じます。
以前お伺い申し上げました鉄道をやめた会員のことでございますが・・・
その掛軸は燃してしまってよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「だってその狐はいいことしてるんじゃないですか。鉄道をやめさせてこの信仰に入るようにしたんでしょ。」
信者の発言
「はい。」
明主様御垂示
「狐と言ってもね、みな悪くはないんですよ。
狸にはあんまりいいのはないようですがね(笑声)。
狐にはなかなかいいのがあるんですよ。
だからこれは燃しちゃいけません。
その家のごく下座へ祀ってやればいいですね。
そうすれば喜んで働きますよ。」
明主様御垂示 「子持石を奉斎する位置」 (昭和26年1月25日発行)
信者の質問
「ある信者さんでございますが、昨年七月ふのりを貼るため浜辺の石を海に入れるとき、
その中の一つに直径約一尺三寸くらいの不思議な石
(丸い形の石がその中にさらに玉のような石を包むようにしてできており、その外側の一部分が欠けているため中の丸い石がよく見えております)を見つけ、
それをその土地の石神様といわれる所(いろいろな石が祀ってある場所)に預けておりましたところ、
その後この人の従妹が病弱のため、現在住んでいる函館の「とちのきさん」という行者風の老婆に見てもらいました際
「貴方の親戚の人が海辺で非常に不思議な石を見つけ、それをどこかに祀っているはずだが、
その石はその人と因縁があり、金毘羅さんが憑っていて、以前この人が遭難したときに力を振って助けたことがあるから、
家に祀り変えをして毎日お水を上げるように」と申したそうでございます。
事実いまから約二十年前、沖にて小舟に乗り漁の最中、大波風に襲われて危険になりましたとき、
救助船に助けられて港まで曳航してもらい、その際波しぶき一つ入らずに救われたという記憶があり、
これらのことを考え合わせまして、さっそく家にその石を持ち帰り、御神前の左隅にお祀りしておりますが、
これはどのようにさせていただきましたら、よろしいのでございましょうか、お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「この石は、子持石といってよくあるもので、事実石が子を生むものである。
こういう石には神霊がよく憑るもので、この人の祖先が金毘羅様を信仰していたその功徳によって、御守護を賜ったものである。
しかし床の間の隅ではいけないから、御神体と隅との間くらい、無論御神体に向かって右のほうに祀ればいいのである。
月並祭の後お祭りしてあげるとお喜びになり、ますます御守護くださるものである。」