御神体に対する粗相について
明主様御垂示 「御神体のススはハタキではらう」 (昭和23年4月18日)
信者の質問
「薪を燃すため御軸(註 御神体のこと)が汚れた場合は・・・」
明主様御垂示
「そのままでよろしい。たいしたことはありません。
煤(すす)が下ったらハタキではたいたらいい。」
明主様御垂示 「御神体についたハエ、鳥のクソは問題なし」 (昭和28年5月1日)
信者の質問
「もう一つは、やはり田舎でございますが、ハエが多くて御神体にたかりますので申しわけないと思いますが、
セロファンか何かで覆いをいたしますのはいかがでございましょうか」
明主様御垂示
「そういうことは必要ありません。
ハエのクソでも、鳥でも、人間以外のものは御無礼にはなりません。
そういうことを言うと、神社の屋根に鳥がクソをかけるからと、瓦に何かしなければならないことになります。」
明主様御垂示 「御神体を汚した場合の処置」 (昭和24年5月23日)
信者の質問
「誤って御軸または御屏風観音様を汚した場合どう致すべきでしょうか。」
明主様御垂示
「汚した時は、よくお詫びして、経師屋にやり、綺麗にする。」
明主様御垂示 「御神体にウグイスのフンがついた場合」 (昭和25年3月28日)
信者の質問
「先日、突然鶯が家の中へ飛び込んできまして御軸に止まりましたので、御神前を汚してはたいへんと存じ追いましたところ、
飛び立つ瞬間に御軸に粗相をしてしまいました。」
明主様御垂示
「鶯が止まるってのはいいんですがね。これは間違えたんですね。
いけないと思ったから追ったんで、追われたから粗相してしまったんですよ。」
信者の質問
「汚しました御神体はいかがいたしますればよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「汚した場所が文字にかかってるんですか。」
信者の質問
「かかっておりません。」
明主様御垂示
「じゃ、経師屋(きょうじや)に頼んで洗い落としたらいいですよ。
鶯が止まるなんて本当に結構なんですがね。そのこと知らなかったんですね。」
明主様御垂示 「御神体にクモのクソがついた場合」 (昭和29年4月1日)
信者の質問
「信者、御奉斎の御神体に御無礼があったことにつき、お詫びと御垂示をお願い申し上げます。
そうとうに大きなクモが糞をかけ、御文字に三、四分の大きさについております。いかがいたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「経師屋で洗ってもらってもよいし、それで具合が悪ければ新しく受け直せばよいです。」
明主様御垂示 「虫糞のシミ」 (昭和24年7月1日)
信者の質問
「御神体に黄金虫が糞を致しまして、大変「シミ」がつきましたので表具屋に頼みましたが、元の通り綺麗になりません。
そのまま御祭り申し上げて宜敷う御座いましょうか。」
明主様御垂示
「酷い、気にならぬ程度ならよい。」
明主様御垂示 「御神体をお茶で汚した場合」 (昭和26年8月8日)
信者の質問
「大光明如来様にお茶をこぼし紙が汚れました場合はいかがいたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「経師屋(きょうじや)に頼んで洗ってもらえば良い。
字にはかかっていなくても紙が汚れてはいけない。」
明主様御垂示 「子供が御神体にお茶をこぼした事例」 (昭和26年8月5日)
信者の質問
「七月二十八日朝、子供が御神前のお茶をこぼし、
御神体(大光明如来)御額二体、御写真に疵つけ、御神体の下のほうを少しけがしました。
御文字にはかかっておりません。(光の道会)」
明主様御垂示
「御神体は平本さんがお浄めしておわびする。お額はおわびして焼いて良い。邪神がしたんだね。」
明主様御垂示 「御神体に花粉がついたら表具師に取ってもらえばいい」 (昭和24年5月23日)
信者の質問
「誤って御軸または小観音様を汚しました場合、いかがいたしたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「汚したって、どういうふうに汚したんですか。」
信者の質問
「例えば、百合の花の花粉がついたりいたしました場合・・・」
明主様御垂示
「それはね、経師屋(註 表具師のこと)に頼んでとってもらえばいいですよ。
そのときにはお詫びしてね、こういうわけできれいにいたしますから、
その間お許し願いたいってお断りしてやればいいです。」
明主様御垂示 「御神体にシミができた場合」 (昭和24年5月22日発行)
信者の質問
「雨漏りや虫のため、御神体にシミができました場合はいかがいたしたらよろしゅうございますか。」
明主様御垂示
「表具師に見せて、元通りにできればよいが、できない場合は更(あらた)めてお願いすればよろしい。」
明主様御垂示 「御神体に雨漏りのシミがついた場合」 (昭和24年9月11日)
信者の質問
「先日の大暴風雨で雨が漏り、御神体の御文字の上に「しみ」がついてしまいました。
色々反省させられ、ただただ恐れ畏む次第で御座いますが、この御神体の御取扱はどう致したら宜敷う御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「字にさわっていないなら経師屋へ頼んで洗えばよい。
さわっているといけない。」
明主様御垂示 「御神体に雨漏りのシミがついた場合」 (昭和28年6月1日)
信者の質問
「雨漏りの染みが御神体につきまして、経師屋にて汚れが取れませんので、信者さんは新しくいただきたいと申しておりますが、前のはお詫びいたしましたらよろしいのでございましょうか」
明主様御垂示
「お詫びしてお巻きしてしまっておけばよいです。」
明主様御垂示 「御神体にシミがついた場合」 (昭和24年8月1日発行)
信者の質問
「ある信者の家で雨洩りのため、御神体に「しみ」がつきましたが、この御神体はこのままお祭りいたしておりましてもよろしゅうございましょうか。
また夏季、虫がとまり御神体の偶のほうに「しみ」をつけましたのもございますが、いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「不可です。
一度経師屋に見せ、しみ抜きができればして、さもなくば取り替える。
家座敷に相応の御神体をお祭りすること。」
明主様御垂示 「御神体にシミがついた場合」 (昭和24年5月2日)
信者の質問
「ある信者の家で、雨漏りのため御神体にしみがつきましたが、この御神体はこのままお祭り致しておりましても宜敷う御座いましょうか。
また夏季虫がとまり、御神体の隅の方にしみをつけましたので御座居ますが、どう致しましたら宜敷うございましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「シミが着いてはいけない。表具屋で直さすとよい。
御神体は家や座敷に相応しなくてはいけない。でないとこういう事がよくある。」
明主様御垂示 「御神体に雨漏りのシミのついた場合」 (昭和26年5月25日発行)
信者の質問
「昭和二十三年三月に入信、二十四年八月に光明如来様、二十五年三月には大光明如来様を御奉斎された信者さんですが、
二十六年三月に床の間に雨漏りがいたし、恐れ多くも御神体の左肩にしみがつきました。謹みてお詫び申し上げます。
これはなにかのお知らせでございましょうか。またいかに取り扱わしていただいたらよろしゅうございましょうか。御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「無論、わけがあるから、よく考えてみれば判るはずである。
文字が汚れていないで、紙だけなら経師屋に洗ってもらえばよいが、文字が酷(ひど)く汚れていれば新しいのと取り替えるほうがよい。」
明主様御垂示 「御神体が雨漏りで汚れた事例」 (昭和24年1月6日)
御神体奉斎と相応の理
信者の質問
「光明如来御書体御祭りの家にて雨漏りして汚れました。どうすれば宜敷いでしょうか。」
明主様御垂示
「訳のある事がよくある。
家に相応しないのをお祭りしているとこういう事がよくある。家に相当しなくてはいけない。一番良い部屋の床へ祭らなくてはいけない。
また、家中一致してお祭りせねばいけない。反対があると反っていけない。
また病気の治らぬうちにお祭りすると早く治るなどとして祭ってはいけない。
生命に関わらぬ病気は差支えない。
生命に関わる病気は、御光が強くなるから浄化も強くなる。
衰弱しているのは、それで反って斃れる。
であるから、これなども何か訳があると思うから、査べてみよ。」
明主様御垂示 「台風で御神体を汚した場合」 (昭和26年11月1日)
信者の質問
「台風により、家が吹きまくられそうになり、主人が留守中なので奥さんが、子供二人をかかえて、近所に避難しました。
家は雨戸を吹き飛ばされ、御神体もはずれ、雨戸が上に乗り、全体的に雨に濡れましたが」
明主様御垂示
「経師屋(きょうじや)に直してもらったら良い。
そうして、でき上がったら持ってきなさい。
ちゃんと浄めて霊を入れて上げます。」
明主様御垂示 「御神体に血がついた場合」 (昭和29年2月1日)
信者の質問
「御神体の左のほうに蚊の血と思われるものが二センチほどついておりますのに気がつきましたが、
これは何か御神業上の間違いがあったのかとも思いましたが、どのようなわけでございましょうか」
明主様御垂示
「無論何かあったのですが、小さいことです。経師屋(きょうじや)に洗ってもらえばよいです。」
信者の質問
「経師屋に聞きましたところ、血のついたのは取れないそうです」
明主様御垂示
「では、紙で埋めてもらえばよいです。
経師屋が分からないように上手にやります。」
明主様御垂示 「御神体の光に小さな穴があいた場合」 (昭和27年10月1日)
信者の質問
「御神体の「光」という御文字に米粒くらいの穴があきましたが、いかがいたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「これは取り換えなければいけません。それはやっぱり意味があるのです。
つまりたとえてみれば、それを経師屋(きょうじや)が非常に穢したか、あるいはなにかで穢したかで、
神様にはそれが面白くないのですから、取り換えることです。」
明主様御垂示 「御神体の裏に字を書いた場合」 (昭和29年4月1日)
信者の質問
「だいぶ以前に二、三人が一緒に光明如来様をいただき、同じ表装屋に出しましたが、
その中の一人が、もし間違ってはいけないというので、御神体の裏の隅に墨で自分の名前を書き入れ、そのまま奉斎しておりましたが、
最近それが申しわけないとお詫びにまいっております。いかがいたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「表装して見えませんか。」
信者の質問
「表からは見えません」
明主様御垂示
「裏からも見えないでしょう。
そうしたら、そのことを言えば、私が許せばよいのですから、それでよいです。」
明主様御垂示 「子供が御神体に鉛筆でいたずら書きをした場合」 (昭和26年9月25日発行)
信者の質問
「私事、七月の石田教会のお祭りに参拝いたしました留守に、
六歳になります子供(忠明)がお座敷に入り、御神体の光明如来様の字の一番下方の向かって右下の白い所に、鉛筆にて約一寸くらいの縦条を三つ書いておりましたのを、帰宅いたした翌朝気がつき、
さっそく祝詞、善言讃詞を奏げてお詫び申し上げ、子供によく注意いたしまして後、
消しゴムに御浄霊して、謹んで消させていただきました。
まことに相すまぬことをいたさせました。お許しくださいませ。また今後の御垂示を謹んでお願いいたします。」
明主様御垂示
「それだけなら別にたいしたことはないからよろしいが、原因は御神体を敬う心に、いささか隙があったためである。」
明主様御垂示 「御神体の紐が切れた事例」 (昭和25年1月22日)
信者の質問
「STという一信者の家で御座いますが、家柄が古く本人の父は八代目でただ今健在で御座います。
昨年十二月十八日午前十時頃、お祭りさせて戴きましてから七ケ月位になります御神体の紐が切れまして床の間に落ちました。
よくしらべて戴きました所、その紐は始めから非常に弱かったように見受けられました。
父は非常に骨董品が好きで、御神体が落ちます三日位前に義経の生い立ちから
その最期まで書いてある武者絵の金屏風を御神前に飾っておりました。
また現在は製材所を営んでおりますが、以前船を持っており運送などを致しておりまして、
その時船にあった「龍神(八大龍王)が憑っている鏡」を家の中に祀っております。
十八日の朝、鶏に餌を与えに行きましたら牝鶏が一羽死んでおりました。
これは何かのお知らせで御座いましょうか。
あるいは想念の間違いで御座いましょうか。お伺い申し上げます。
父は未だ入信致しておりませんが母と本人夫婦は入信致しております。」
明主様御垂示
「大した事ではない。紐の切れるのもあり得べき事である。
八大龍王は結構である。
牝鶏の死ぬような事などよくある事だ。
小さい事であるから気にしないでよい。」
明主様御垂示 「御神体の紐が切れた事例」 (昭和28年5月1日)
信者の質問
「四十六歳の婦人。主人は二十五年一月入信、ただちに御屏風観音様を御奉斎させていただき、三月に御神体を御奉斎させていただいております。
本年一月十七日朝お参りの際御神体の巻き紐が根元から刃物で切ったように切れて落ちており、教会にてお詫びして紐の取替えの手続きをいたしました。
祖霊の知らせではないかと思い、仏壇が粗末でしたので新しいのにいたしました。
一月十八日より子供(入信者、十四歳)が頭痛、発熱、貧血等の御浄化をいただき、真っ青になり死相の現われたこともございました。
また京都の伏見稲荷を信仰しておりまして、主人は御利益をいただいたこともあり、まだ執着がとれず、室内に祀っております。
主人の無理解のため稲荷の話をすると目の色を変えて怒りますので、屋外に移すこともできません。
私も人工流産をしたことがございまして、罪深い者でございます。これらのことに関係がございましょうか」
明主様御垂示
「伏見稲荷はいつから信仰してますか。」
信者の質問
「十年前からでございます」
明主様御垂示
「今どこに祀ってますか。」
信者の質問
「御神体は二階に、稲荷は階下でございます」
明主様御垂示
「紐を切って、今は紐をつけて掛けてあるのですか。」
信者の質問
「紐を新しくいたしまして御掛けしております」
明主様御垂示
「しかしそれはそのままではいけないのです。紐を取り替えて、私が浄めなければならないのです。」
信者の質問
「まことに申しわけございません」
明主様御垂示
「そうでなければ光明如来様の本当の光は出ないのです。
一旦落ちたものは霊を入れ替えなければなりません。早速そうしなさい。
それから伏見のお稲荷さんには悪い狐がずいぶんいますから、やっぱりそれを改心させなければならないです。
二、三年もたてばたいてい改心しますが、それはまだ執着がある狐とみえます。
だからいくらかは何かやります。
しかし光明如来様の光で、そういうことはだんだんできなくなりますが、今のように落ちたりすると本当の光がでません。
これはお詫びくらいでは駄目なのです。
ちゃんと霊を入れてあげますから、それから一年以上たてばお稲荷さんを処分してもよいです。
それまでは処分してはいけません。
ですからよく雨の染みができたり、いろんなことがあって経師屋に直させたりしますが、それは必ず私の所に浄めに持って来ます。
それをしなければいけないのです。」
明主様御垂示 「御神体の再表装」 (昭和24年7月1日)
信者の質問
「御神体に関して左の諸件につき・・・
ある信者で、御神体が汚れましたので表具屋に修理を頼みましたところ、御文字の部分の紙のみを残して他の部分の紙をとり捨て、新しい紙に嵌め込むようにして表装し直しましたようで御座居ます。
勿体ない事ですので、御祭り申し上ぐる事は御遠慮申し上げ、御処分をして戴きとう存じますが、どう致しましたら宜敷う御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「切ったのはいけない。新規に取替える。」
明主様御垂示 「表具屋が過失で御神体を切った事例」 (昭和24年7月1日)
信者の質問
「新しい御神体を表具屋が表装致します際粗相致し、御神体を横に刃物で切ってしまいました。
上手にはぎ合せて表装は致しましたが、そのまま御祭り致しましても御許し願えるもので御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「新しいのと替える。いずれも皆訳がある。
しかし一概に悪いとのみはいえぬ。何かそのうち神様が知らす。」
明主様御垂示 「御神体に黄色い斑点の出た事例」 (昭和27年10月1日)
信者の質問
「昨年十月御神体を御奉斎させていただきましたが、四月より御神体に黄色い斑点が浮び、最近少しずつ増えてまいりましたので心配いたしております。
経師屋は別に御無礼をしたこともないようでございます。いかなるわけでございましょうか」
明主様御垂示
「やっぱりわけがあるのです。今も斑点が増えつつあるのですか。
それでは、もう増えなくなったら持って来て下さい。
私が見てあげます。増えるだけ増えてからです。」
明主様御垂示 「御神体に二度シミが出た事例」 (昭和29年4月1日)
信者の質問
「二十六年十一月大光明如来様を御奉斎し、二十七年四月頃御文字に雨漏りのシミができ、当時お伺いし焼却せよとのお言葉をいただき、焼却いたしました。
二十七年七月光明如来様を御奉斎のお許しをいただきましたが、その家は山陰(やまかげ)で非常に湿っけまして、昨年六月頃より御神体の御文字でない白い所に薄くシミが出てまいり、本年になって濃くなってまいりました」
明主様御垂示
「その人は教師ですか。」
信者の説明
「一信者でございます」
明主様御垂示
「信仰に入ったのはいつですか。」
信者の説明
「二十五年頃と思います」
明主様御垂示
「四月に焼却して三ヶ月の間お祀りしてなかったわけですが、
そうすると信仰のほうはボヤボヤしているのでしょう。そのためですね。」
信者の説明
「本人は支部のほうでお使いいただいております。
兄の家で、兄夫婦がおります。弟が拝受いたしまして・・・」
明主様御垂示
「本人はどこかの支部に泊りきりになっていて、奉斎してある所には、住んでいる人は兄さんですか。」
信者の説明
「さようでございます」
明主様御垂示
「それではぜんぜん意味がないではないですか。」
信者の説明
「兄さん夫婦も入信しております」
明主様御垂示
「兄さん夫婦も御神体をお受けしているのですか。」
信者の説明
「いいえ」
明主様御垂示
「兄さん夫婦がお受けして拝むのが本当でしょう。
それを、弟が奉斎して、他に行ってしまっているのでは、空ッポです。
つまり「神は順序なり」で、順序が正しくなければいけないのです。
肝腎な兄貴がお受けしないで、弟がというのは変です。そういうものなのです。」
信者の説明
「それは早速お巻きしまして」
明主様御垂示
「それは文字にはないのでしょう。だからそれは経師屋で落としてもらって表装をやり替えて、
今度弟がお祀りするようになったら、そのときにこっちにお浄めに持って来なさい。
浄めてあげます。それから奉斎するのです。」
信者の質問
「兄さんの御神体奉斎」
明主様御垂示
「それはそっちの勝手です。
拝みたければ奉斎するし、嫌ならよせばよいです。」
明主様御垂示 「御神体の破損 身代り事例」 (昭和25年5月8日)
信者の質問
「四月二十八日午後二時過ぎ、風のないのに戸が倒れまして御神体をお切りしましたことを深く御詫び申し上げます。
同時刻に主人が工場で旋盤の機械にまき込まれるところを、ズボンだけまきこまれて事なきを得ました。御守護誠に有難う御座いました。」
明主様御垂示
「これは身代りである。」
明主様御垂示 「御神体を台風で紛失 身代り事例」 (昭和28年10月1日)
信者の質問
「今度の十三号の台風で、高潮により、本人は御守護をいただきましたが、
光明如来様は表装の天だけを残し、御屏風観音様も行方不明となりました。謹んでお詫び申し上げます」
明主様御垂示
「それは身代わりになるということもあるのです。」
明主様御垂示 「御神体に汚紙が付着していた事例」
信者の質問
「信徒さんの家へお祀りさせて戴きました、光明如来様の御軸の光の御書体に紙が三ケ所位付着しております。
お祀りした日からその家の奥さんが腰の浄化を戴きました。
なおお祀り後四ケ月後にやはり奥さんが霊的状態の御浄化を強く戴きました。
御書体と何かの関係が御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「御書体と関係があるのではなく、お示しである。」
明主様御垂示 「表具師が御神体に疵をつけた事例」 (昭和29年4月1日)
信者の発言
「支部の信者で、支部の御神前と自分の住居が違い、住居に光明如来様を奉斎しておりましたが、
今年の春“如”の字に壁土のようなシミのようなものがあり、早速経師屋に出したところ、
どう間違えたのかナイフのけずり跡をつけており、気になりますので、本日お持ちしました」
明主様御垂示
「自分の家のお祀りはいつですか。」
信者の発言
「初めは支部と自宅と同じにしておりましたが、自宅には去年でございます」
明主様御垂示
「支部はいつできたのですか。」
信者の発言
「二十五年頃でございます」
明主様御垂示
「それまでは自分の家が支部になっていたのですね。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「それで、支部が新しくできて、支部にお移ししたわけですか。
そうすると支部のほうは新しく受けた御神体ですか。」
信者の発言
「その当時は個人として受けた大光明如来様です」
明主様御垂示
「では、持って来ていれば見てあげます。」
明主様御垂示 「御神体を犬に汚された事例」 (昭和27年9月1日)
信者の質問
「犬がじゃれつき御神体に・・・」
明主様御垂示
「座敷に置いた犬ですか。」
信者の説明
「隣の時計屋で犬と猫を飼っており、奥さんについて来た犬がじゃれつき、ほとんど分からないほどですが「来」の字にかかっております」
明主様御垂示
「隣の時計屋の人が犬を連れて来たというわけですか。その犬は座敷に住んでいる犬ですか。」
信者の説明
「座敷に住んでおります」
明主様御垂示
「それは、見て気がつかないくらいですか。」
信者の説明
「さようでございます」
明主様御垂示
「気がつかないくらいならそれで良いですが、良くお詫びして浄めれば良いです。
それからこの次は犬を一緒に連れて来ないようにということをよく言って、そうしてもしか連れて来たときは、犬だけ遠慮してもらいたいと頼むのです。
だいたい犬は座敷に上がるということは嘘です。
法に外れているのです。
犬というのは、土間にいるのですから、土間におくべきです。
しかも神様をお祀りしてあるところに四足を入れるということはたいへんな御無礼です。
信者というものは気がゆるんでいるのです。
神様に対する尊敬心を忘れているか、ゆるんでいるかしているのです。
だから隙があるわけです。」
信者の説明
「同じ時計屋で、同業者の関係がありますので、時々見えますために心配しております。
明主様にお伺いしてくるからと、一時お外ししてまいりました」
明主様御垂示
「飛んでもないです。その考え方というのがどうかしている。
それは一日も一刻も早く御神体を・・・離せないとか、しまえないとか、という観念がなくてはいけないのです。
それを御無礼とかなんて言うのはぜんぜん問題になりません。
もしそう思ったら、そのところの家に何か囲いを竹か何かで作って、犬を連れて来たときはそのところに入れる。
さもなければ犬を連れて来たら断ったらどうですか。
私の所は神様をお祀りしてあるので御無礼があっては困るからと言うのが当然です。
それで承知しなかったら絶交すれば良いのです。
そのくらいの信念がなければ本当に信仰に入っているのではない。
あなたもそういうことは良く言い聞かせなさい。
そういうことは肝腎なことだから、しっかりしなければいけない。」
明主様御垂示 「行者に御神体を外され死亡した事例」 (昭和26年10月5日)
信者の質問
「三年ほど前に入信、お蔭をいただいておりましたが、その後やっておらず、
最近病気をして、御獄(みたけ)教や日蓮の行者が来て、こんなものを掛けているからいけないと、
御守り(光明如来様)をはずしてしまい、それを燃やしつけると、燃え終わると同時に、息が絶えてしまったのだそうです」
明主様御垂示
「やっぱり、その人はそれだけの・・・霊的に極く低いんですね。
第一、御獄の行者に言われて、それを信じるようじゃ問題にならないですからね。」
明主様御垂示 「未信者の道具屋が御神体をしまいこみ肺病になった事例」 (昭和27年5月1日)
信者の発言
「四国で、道具屋さんが肺病になり、有名な伺い者に聞いたところがこの世に二つとない神様を押し込んでいるとのことに探してみますと、
大阪から軸物を買って来たが、それを開けたとたんに楽になりました。
それが明主様の光明如来様でございました。
ちょっと開けて見たところが素晴らしい字で、五万円というので、これはすぐに七万、八万になるからと思い買ったそうです。
それで、それを掛けて置きますと病気が三日か四日で治り、近所でお参りが多いそうでございます」
明主様御垂示
「おもしろいですね。
だからこの間も読みましたが・・・新聞に出しますが・・・私の書いたものに対する注意ですね。
粗末にすると必ずお気付があるということを、今度の新聞に出します。」
信者の質問
「未信者に配ります時には・・・」
明主様御垂示
「それは構いません。未信者は粗末にしても構いません。
それは、何だかんだ言うと、そんなおっかないものなら俺はよそうと言うことになりますからね。
また知らない人は神様はお許しがあります。
解ってからはちゃんとその点はお咎(とが)めがあります。」
明主様御垂示 「夫が御神体をクシャクシャに巻いた事例」 (昭和28年6月1日)
信者の質問
「昭和二十三、四年に入信の婦人、大光明如来様を御奉斎いたし、熱心ではございましたが、主人が反対し一時離れておりました。
最近は再びまいっておりますが、当時ご主人が御神体を外し、クシャクシャにして巻いてしまったそうでございまして、お詫び申し上げてくれと申しております。
この御神体はどういたしましたらよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「現在の主人の心境はどうですか。 」
信者の発言
「奥さんが信仰することについては反対しないという程度でございます」
明主様御垂示
「御神体を奉斎することを主人は許しましたか。」
信者の発言
「まだでございます。なお、クシャクシャにいたしました御神体は巻き直してございます」
明主様御垂示
「それはそのままとっておいたらよいでしょう。」
明主様御垂示 「未信者の長男が御神体を破った事例」 (昭和24年7月1日)
信者の質問
「ある家庭では長男が御道に反対で、酒に酔った挙句、御神体に対し御無礼を働き御破り申し上げてしまいました。どう致しましたら宜敷う御座居ましょうか。」
明主様御垂示
「時節を待つ。必ず破く事の出来ぬ状態になる。」
明主様御垂示 「無理に入信させた息子が御神体を破いた事例」 (昭和28年1月25日発行)
信者の質問
「私ども夫婦は、二十年より信仰に入れていただき、二十三年八月に光明如来様を御奉斎させていただき、
愚息(本年二十五歳)にも無理に入信させましたためか信仰心なく、私どもの意にも添わなくて困っておりました。
昨年十一月二十六日夜、金銭の問題から口論となり、あげくの果てに、恐れ多くも御神体に手を掛け、引き裂いてしまいました。
私どもの不行き届きから、かかる不祥事を引き起こしまして、まことに申し訳なく、なんとお詫び申し上げましたらよろしいものか、途方に暮れております。
謹みてここにお詫びとお許しをお願い申し上げ、破損しました光明如来様の御書はいかがいたしましたらよろしゅうございましょうか、伏してお詫びとともに御教示をお願い申し上げます。
なお一日も早くお詫びがかなって、再度御神体をお迎えさせていただけます日の、一日も早からんことを御祈願申上げます。」
明主様御垂示
「これはたいへんな間違いをしたのである。
というのは、御子息を無理に入信させたためである。
信仰心の湧かない者を無理に入信させるのは、尊い神様に対し非常な御無礼になるので、神様は覚らせるために、御子息の手を通じて破られたのである。
いつも言う通り信仰には無理がもっともいけないのである。
しかしできたことは致し方ないから、よくお詫びをして焼き、新規にお受けすればそれでよろしいから、あまり悔んだりしないで、
今後注意すれば神様はお赦しになるので、あまり心配しないようになさい。」
明主様御垂示 「息子が発作的に御神体を破いた事例」 (昭和23年)
弁天様に一家の健康を祈願したため祖霊が戒告
信者の質問
「光明如来様に対し今年二十一才になる男児が突如発作的に危害を加えたその前後の詳細は次の通りです。
八月四日光明如来様に朝の御膳を上げて挨拶をすませ(天津祝詞はその時は唱えず)午前八時頃S(母)さんがまた家の周囲に御祭りしてある弁天様に禊抜いをして、一家を丈夫にしようと頼んだ。
特に今年二十一年になる実という男児を特に丈夫にしようと願った。
この男児は不断は内気でおとなしく、仕事をして体がつかれると憂鬱になる。
その時はお浄めを願うが母がやってやらなかった。
その日も御浄めを願ったが忙しくてやってやらなかった。
その時近所の方が御浄めを依頼したので御浄めをやってやった。
その時次の部屋にその男児がだまって入り本を読んでいた。
午後三時頃Sさんが御浄めを終り仕事をしに下に降りた。
その時突如発作的に行動を起したのであります。これはいかな事でしょうか。」
明主様御垂示
「この人の考え方は間違っている。
弁天は光明如来様からみると姪位になり、力は極ない。
だから弁天様は、御挨拶する位が本当である。
位置転倒している、そのためである。
祖霊が気をつかすために破らしたものである。
神は順序なり・・・で人間の祭り方や想念によってちがう。
位の高い神様も、下位の位に置かれると・・・。
大先生様の御位を下げようとして邪神はいろいろ手を尽す。」
明主様御垂示 「布教師の弟が御神体を傷つけた事例」 (昭和28年5月1日)
信者の質問
「○○久子(三十五才)たいへんに不仕合せな人で二回の結婚に破れております。
二年前より親類に分からせたいとて茨城県のほうに帰っており、毎日十人程度の方を御浄霊させていただいております。
二十四才になる弟があり、入信いたしておりますが、月給取りとして通っております。
先月の十二、三日頃にたいへん酒を飲んで帰り姉さんと喧嘩をし、たいへん申しわけございませんが、御神体を傷つけ姉さんをヒバシで体中方々を突刺しました。
首にはいたしませんでしたが、以前肋膜をしたときの固まりに突刺したそうです。
御浄霊をいただきまして良くさせていただきました。
この弟は御守様をいただいてはおりましたが、首にはおかけしていなかったそうでございます。
御神体につきましては、御詫びのことが御垂示録に出ておりましたので、
そのとおりにもったいなくないようにお焼きして埋めさせていただきました。
なお、今後この者はお手伝いをさせていただいてよろしいものでございましょうか」
明主様御垂示
「御神体がなくなったから新しくいただきたい、神様のお手伝いも続いてやれるかというのですか。
それは結構です。
しかしこういうことはやっぱり原因があるのです。
この人は名前がごく悪いから変えたほうがよいです。
名前はあなたからでもつけて、私が選んであげますから、係に出しなさい。」
明主様御垂示 「父親が御神体を隠した事例」 (昭和28年3月25日発行)
信者の質問
「私は妻が肺結核のため二十二年九月入信さしていただきましたが、妻は同年十二月三十一日死亡。
その間資格者の方に御浄霊をいただき安楽往生をとげまして、御礼申し上げます。
二十二年秋、父親(本年八十一歳)がお道に反対のところを光明如来様を御奉斎いたしましたために、
しばらくして、まことにもったいなくも御神体を父親が隠してしまいました。
「教会へ返してくるから」と言いましたら出してくれまして、その後一カ年くらい教会へお預けしてありました。
二十五年ふたたび家にて御奉斎いたしました。
二十六年二月本部御参拝中、またまたどこへやら持って行かれてしまい、まことに恐れ多いことをいたしました。
二度までも御無礼を働きましたことを深くお詫び申し上げ、お許しいただけますようお願い申し上げます。
なお一日も早くお祀りさせていただけますようお祈り申し上げております。
また娘(十一歳)が喉頭結核のようで、昨年五月より御浄霊いただいておりますが変化ありません。
現在声が嗄れているだけにて衰弱はしておりません。食事もふつうにいただいております。
右のこととなにか関係がございましょうか。謹んでお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは祖先からの罪穢を多く負っているので、光明如来様を拝む資格がないからであるから、一生懸命人を救い信者を一人でも多く作ることである。
その徳によってある程度罪穢が減ると、拝む資格ができるから、父親が隠そうとしても隠すことができなくなる。
娘さんの病気もその徳によって必ず治る。」
明主様御垂示 「弟が御神体を焼いた事例」 (昭和28年3月25日発行)
信者の質問
「謹んでお伺い申し上げます。信徒ST(昭和二十五年四月入信・男性)。
入信までに子供六人を、生後一、二年目くらいに次々と失い、主人の母親は反対いたしておりますが、その他は家族全部入信御用に努力いたしております。
二十七年十二月には十カ月目の男の子を失い、現在六歳の女の子のみ成長いたしておりますが、家族もいささか落胆いたしております。
主人はふつうの目には仏様のような好人物にて、若いときから婦人関係とかいままでの常識から見て、人道をはずれたことはしたことはないと申しております。
一人生存いたしております女の子は疥癬、肺炎の浄化をいただきましたが、御守護により元気に成育いたしております。厚く御礼申し上げます。
なお光明如来様を二十五年に御奉斎さしていただきましたが、二十六年隣家に別居している主人の実弟(常に不仲)に強奪、焼かれましたことは、まことに申し訳なく、深くお詫び申し上げます。
二十六年ふたたび御奉斎さしていただいております。
かく次々と子供を霊界に送りますことは、罪業の深さとはいえ、いかなる原因でございましょうか。なにとぞ御垂示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは祖先の大きな罪穢のためであるから、それを早くなくしてしまわなければいけない。
それにはできるだけ人を救い、徳を積むことである。」
明主様御垂示 「発狂した弟に御神体を破られた事例」 (昭和28年5月25日発行)
信者の質問
「罪穢多き私たちにも日々御守護賜り、入信後は特に尊き御奉仕のお許しいただきまして、まことにありがたく厚く御礼申し上げます。
このたび畏れ多くもたいへんなことを起こしまして、なんとお詫び申し上げてよろしいやら、途方に暮れております。
明主様御写真に大光明如来様、御書体、五六七の御額に対し奉りまして申し訳なくも破損いたしましたことを深く深くお詫び申し上げます。
不祥事の原因を御報告申し上げます。
去る三月三日、十九時三十分ごろでございます。第十八号御教え集を拝読さしていただいていた時でございます。
妻の次兄が来まして、「お前たちは子供もない者が商売もせず、年老いてどうする。自分の家もない者が」と平常の小言でございますが、
酒気を帯びておりますので、妻と顔見あわせて黙っておりましたところ、
「生意気な光明さんがなんだ、他人の金をまきあげてみんな上げて自分たちはいつも文なしでいて薬は毒だ、注射は悪い、
なぞよくもそんな大それたことを言うて、他人にすむか、馬鹿者どもが、
光明さんがなんだ俺のほうがよほどありがたいんだ、拝みたいなら俺を拝め」など、
すごい顔をしてにらみながら大声に繰り返すので、たまりかねて「神様の悪口言うな」と一言やり返しますと、
「兄に向かって不都合なことを言うか、この家は俺の家だぞ、俺の言うことを聞かぬ奴は出て行け、たったいま出て行け」と、ますます狂い出したのでございます。
この家は私の買った家で当時満州に居住していました関係で、妻の長兄の名儀になっております。
妻の次兄には私たちが入信時の昭和二十二年ごろから、たびたびお道のお話しを伝えさしていただいておりますが、
理解ができませず、家族の病が御浄霊をいただいて癒されましても感謝の念もなく、
月日の経つに従い本教の信仰に反感を抱くようになり、本教の悪口を言いふらすので、布教の面にもたいへん都合が悪くなりました。
昨年一月には謀計をめぐらし、私の出張不在中に妻を悪口ずくで以前の住居から追い出したのでございますが、
妻の父の計らいで現在の家に住むようになったほどでございます。
それなのにまたも「出て行け」と無法な言葉に私も腹がたちましたので、
「なにを言うか」と言うたのに対して、いまにもつかみかかりそうな気配に、相手になることの大人気ないのを気づいたので、
妻のすすめもありましたので、戸外に出ようとしたとき大きな物音に振り返ると、
室の硝子戸を破って妻の上に馬のりになって、「貴様たちを殺してやる、殺してしまえば俺も楽になる。お前らの姿を見るのは胸糞が悪い」と言いながら、
髪の毛をつかんでたたいておりますので、室に引き返してみますと、御教え集第十八号はさんざんに破って散らしてありますので、
私も本当に怒って次兄を外に突き出しましたが、こんな者を相手にしていては御用ができなくなるとたいへんだと考えましたので、
近所の人に後を頼んで妻の父の家に行った後で、次兄は引き返してきたのでございます。
近所の人たちが来ましたとき、二階でバリバリ音がするので、上がってみると、
もったいなくも大光明如来様の御神体をはずし「明如」の御文字の間を横に引き破り、五、六、七の御額を落としてあり、
なお、手を伸ばして御写真に近づいたので、後から抱き止めたそうです。
ところがものすごい力ではね飛ばされ、障子につき当たってひるむ暇に畳の上に落として、御額縁をこわし、
畏れ多きことでございますが、明主様御写真の御衿の、おすその辺りに約一寸くらいの瑕(きず)を出かしましたことを深くお詫び申し上げます。
御写真の御額縁は新しいのを取り替えさしていただきました。
御写真はそのままでよろしゅうございましょうか。
大光明如来様、御書体は三月四日、中教会にお預けいたしております。
今後の御処置いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。
御垂示のほど、謹んでお願い申し上げます。
お詫びがかないまして再度御神体をお迎えさしていただけます日の、一日も速やからんことを御祈願申し上げます。」
明主様御垂示
「当分そのままにしていればよろしい。
万事神様にお任せしておけば、いずれ時が来るからそのときお祀りすればいい。
このような乱暴されるということは、深い理由があるのであって、いずれは必ず分かるから、それまで少しも心配せず待つことである。
ちなみに意外なことがある場合もあるが、必ず意味があるのであるから、
乱暴者を恨んだり憎んだりしてはいけない。
というのは、理由があって神様がそうさしたかもしれないからである。」
明主様御垂示 「上記事件のその後」 (昭和29年4月1日)
信者の質問
「昨年五月御垂示(地上天国四十八号)いただきましたSYでございますが、本人も感激して、反省し、その後御神業に努力してまいりました。
三ヵ月ほど前に兄さんのほうからお詫びして「たいへん申しわけないことをした、今までのことは許してくれ」と言ってきまして、
その後仲もよく、兄弟の努力の結果、当時より信者も倍になりました。
再び大光明如来様の御奉斎をお許しいただきたいと思います」
明主様御垂示
「よいです。もう、そうなれば・・・。そういうこともやっぱりわけがあるのです。
そういうような段取りにしなければならないわけがあるのです。
こういうことを知っておかなければならないです。
これは大本教のお筆先に「今度は二度目の天の岩戸開きであるから」ということがあるのです。
というのは、ずっと古い時代ですが、以前にもこれに似たようなことが世界にあったのです。
それで今度は私が出てから、岩戸開き、要するに昼間の世界になるということは二度目になるわけです。
すると、あらゆることが二度目になるのです。
これは信者の人にもそういうことがよくあります。
最初やったことがいけなくて、それからやり替えたりして、二度目の形をとるのです。
私などは始終そうです。
ほとんど例外はないと言ってよいくらいです。
だから今の御神体をそうするのも、二度目の型をとったわけでは そういう人はたくさんあるに違いないです。
二度目が本当だというわけです。
だから今度できたメシヤ会館にしても、前には下の今の美術館の所に造るつもりだったのですが、あのときの大風でくずれたのです。
今美術館の、上る道路を造っている所です。
そういうようで、せっかく造ったのにくずれたので、それで上に変えたのです。
そのときも「ああ、やはり二度目だな」と思ってやったのです。
だから何事にもそういうことがあります。」
信者の質問
「二度目になるのも決まっているわけでございますか」
明主様御垂示
「決まっているということもないが、二度目の型をとることが多いのです。」
信者の質問
「型をするのはお許しがいただけるわけでございますか」
明主様御垂示
「型をすると言っても、人間のほうでするということは間違ってます。
つまりそういうことがよくあるというわけです。一度目で済めば結構ですよ。」
明主様御垂示 「精神病者が御神体を破く危険について」 (昭和24年2月28日)
信者の質問
「二十三歳の男、精神に異状を来し、一昨年七月より九月まで精神病院に入院。
十一月より昨年二月まで医大に入院、現在は自宅療養中ですが、
最近乱暴をするようになり家人も心配しておりますがいかがでしょうか。
また、御軸(註 御神体のこと)をお祀りすることはいかがでしょうか。」
明主様御垂示
「御浄霊で治ります。
御軸も祀ったらいいでしょう。」
信者の質問
「御軸を破ったりする心配がありますが・・・」
明主様御垂示
「破ることを心配してては駄目です。もし破られたら、それはそれで意味があるんです。
両親が教修をうけて前頭部と後頭部をよく浄霊すれば治ります。
二十三くらいではかわいそうです。」