御神体奉斎と憑霊現象について 1 (人霊の憑依)


明主様御垂示 「自殺者を救うには御神体を奉斎する」 (昭和25年5月7日)

信者の質問
「主人HS(六十二歳)、日頃家事の事情を気にいたしており、今年の四月十日午前九時半、二階で縊死をとげました。私の心はまっ暗で御座います。

死後霊界の向上を計って回向をいたすべく御指示願います。

私は昭和二十三年三月入信させて頂きまして、御浄霊を頂いております。

光明如来様は未だ御奉斎させて戴いていません。」


明主様御垂示
「死霊を助けるには光明如来様を是非お祭りする。これだけで助かる。」




明主様御垂示 「水死者の憑霊による癲癇」 (昭和27年3月5日)

信者の質問
「OT(九歳・女子)赤ん坊の時、泣いて二、三回引きつけ、少し歩くようになった時

縁側より落ち左大腿骨を脱臼し接骨医にて全治したようでしたが、

爪先でチョコチョコ歩くために、すぐ転びました。

二十二年より御浄霊をいただき、現在は右へ右へと斜めに歩きます。

腰も手も後ろの方に出しながら歩きます。

子供の歩き始めのような状態でございます。

二十四年、光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただきました。

祖母のお婆さんの兄弟で、男子(年齢不明)文久元年殺され、川へ石碑の重しをして投げ込まれた人があります。

位牌は家にお祀りしてあります。

祖母の兄は六歳の時友達に後ろから押され、水車に挟まれ死亡いたしました。

これも家にお祀りいたしております。

これは霊的でございましょうか。御浄霊の重点を御垂示お願い申し上げます。」

明主様御垂示
「これは霊的ですよ。

一種の癲癇(てんかん)ですね。

それで、歩き方が変なんですね。これも、その霊ですね。

水車に・・・これらしいな。水車の方ですね。

死に方の具合がちょっと違うな。

これは土左衛門だから、土左衛門になって死んだんだから、やっぱり癲癇が、水ふくやつですね。

水車・・・これらしいですね。

ですから、これは前頭部の中を良く浄霊するんです。

そうして気長にすれば治るんですがね。

しかし、そうとう長くかかります。まだ数年かかるでしょうね。

そうして光明如来様をお祀りしてある部屋に寝かせるんです。

それから御讃歌とか祝詞を本人が聞くように・・・要するに耳に入るようにしてやる。

これは何宗旨ですか。水車に挟まれたのが祀られたのは・・・」


信者の発言
「宗旨は判りかねます」

明主様御垂示
「仏教の方でしょう。」


信者の発言
「さようでございます」

明主様御垂示
「祀ってあるんでしょう。」


信者の発言
「さようでございます」

明主様御垂示
「今言ったようにしてやれば、少しずつ良くなります。」




明主様御垂示 「言語不明瞭の癲癇」

中風霊の憑依

信者の質問
「二十八歳で癲癇を病んでおります。

信仰させて頂きましてから一年になり、大分良くして頂きました。

言葉が従前通りはっきり言えません。治りましょうか。」


明主様御垂示
「中風霊である。

出来るだけ光明如来様の御軸の部屋へ寝るようにするとよい。」




明主様御垂示 「癲癇より狂暴症状」 (昭和25年4月12日)

ヤクザの憑霊

信者の質問
「ST(三十八歳・男性)と申す四月に入信予定の癲癇の者、変った症状を起します。

発作は十五日目くらいに起り、最初の症状は普通の癲癇のようですが、

数分間にして立ち上り、発狂状態となり、手当り次第の刃物特に出刃や鎌等をもって人に立向い、時々大怪我をさせておりますので、家人も困っており、本人も後悔致しておりますが、

このような症状を呈しますのは、いかなる訳で御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「癲癇は死霊が憑く。切合いをして殺された霊である。

未だ切り足りず、大勢殺そうと思って死んだもので、大勢殺そうという執着が残っている。ヤクザなどである。

前頭部と頸の周りをよく浄霊する。気長にすると治る。

光明如来様をお祭りして祝詞を奏げる。」




明主様御垂示 「脳溢血霊の憑依による小児麻痺」

信者の質問
「当年十五歳の少年で御座いますが、三年程前から首は右に曲り、背は彎曲して、体は斜めで、

手は全然利かなくはありませんがぶらぶらして蟹のような恰好をして歩きます。

現在御浄霊をさせて頂いておりますが、いかなる原因で御座いましょうか。

父親は轢死、祖父は脳溢血で死んでおります。」


明主様御垂示
「脳溢血の霊である。この通りの恰好で死んだものである。

気長に悪い所だけ浄霊する。

光明如来様をお祭りしなくてはいけない。でないと霊が救われぬ。」




明主様御垂示 「人霊と動物霊の共同憑依によるひきつけ、ブラブラ病」 (昭和25年5月21日)

信者の質問
「未入信の八歳になる男子で御座いますが、まだ物が言えません。耳は普通に聞えるようで御座います。

この子供は生後十ケ月の時、四十五日間、一日十五回ないし二十回引付けを起し、その時は鍼程度の治療を致しました。

二歳誕生前迄手足はブラブラで、寝返り一つ出来ませんでしたのが、

電気療法四十日間で寝返りも出来、歩くようにもなったとの事で御座います。

現在、頭の左右から頬にかけ微熱が御座いまして、御浄霊致しますと少し汗ばみます。

後頭部延髄部にも微熱が御座います。

また、六歳の時まで涎がひどう御座いましたのが、止むと同時に唾を吐くようになったそうで御座います。

また、両足を交互に少しずつ踏みつけ、しきりに跳ね上ります。

その様子は恰度何かが悔しがっているような格好に見えます。

この家庭は以前女郎屋をしていたそうで御座います。

何か霊的に関係が御座いましょうか。御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「引付けるのは霊が頭へ行く。

手足がブラブラになって死んだ霊である。涎は毒の多いため。

憑いた霊にまた動物霊が憑っている。女郎屋は狐霊が一番よく憑く。

浄霊で治る。光明如来様御祭りする。」




明主様御垂示 「脳溢血霊の憑依による痙攣(けいれん)」 (昭和24年1月27日)

信者の質問
「六歳の子供、一昨年春と秋に痙攣を起し、昨年春一回起しました。その時には浣腸でよくなりました。

昨年八月また痙攣を起し、その時から右手右足が不自由となり、いまだに数分ずつ痙攣を起します。これはどう云う因縁でしょうか。」


明主様御垂示
「脳溢血で死んだ霊である。浄霊で治る。額へ行った時痙攣を起す。

入信して光明如来様をお祭りしてお願いすれば治るが、相当時日が掛る。

霊を浄化すると共に子供も助けるのであるから、大変いい事である。

痙攣は前頭部をする。そして延髄をする。前頭の中心へ曇りが行くと痙攣する。

延髄に毒(曇り)があり、始終前へ行くものである。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による震顫麻痺」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「YT(三十四才・男性)昭和二十三年八月より手足が絶えず痙攣し、

医診では震顫(しんせん)麻痺とのことで、

ペニシリンその他の医療を二十五年十月まで入院して続け、

ついに全身硬直し寝たままにて、身体を動かすこともできなくなり、医者に見離され退院しました。

二十六年四月より御浄霊をいただき、御守護により上半身は硬直が治り、眼玉も手も動くようになり、

先月は初めて洗面器一杯程度の嘔吐があり、一時は腹が膨りましたが、現在では小さくなりました。

しかしまだ、足、腰はぜんぜんきかない状態でございます。

なお、食事は大食の方でございます。

霊的原因の有無、ならびに御浄霊の箇所を御教えのほどお願い申し上げます。

明主様御垂示
「震顫麻痺・・・麻痺じゃない。震えるんだから、反対だ。これも死霊ですね。

死んだ時の状態が出ているんです・・・痙攣とか麻痺とかいうのはね。

それから、ペニシリン・・・医薬を服んで、全身硬直という病気を作った。

これはお医者がこしらえた病気です。

まさか、礼言うわけにもいかないが・・・それで浄霊によって、薬毒が減ったんで動いてきたんですね。

これはもう一息ですよ。

それで全身がすっかり動くようになって、すっかり治りますよ。

光明如来様はまだお祀りしないんですか。」


信者の発言
「本人は入信いたしておりませんので・・・」

明主様御垂示
「早く入信して、光明如来様をお祀りして、徹底的にやらなければいけないですね。

そうすれば治りますよ。

病気はたいして重いものではない。

霊が主ですから、信仰が一番ですね。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による神経衰弱」 (昭和27年1月17日)

信者の質問
「HM(昨年七月入信。二十七才・男性)十六才の時に運動中に癲癇(てんかん)症状で倒れ、

以来一年に一回くらい二、三年倒れ、それを気にいたしており、

頭は痛くぼんやりし体はだるく、神経衰弱と診断され、腎臓病にもなり、

一夏(ひとなつ)はのぼせるので氷枕をし通したこともあり、

カラシの腰湯も半年くらい続け、種々服薬手当てをいたし、今日に至っております。

仕事不能になってから二年になります。

入信後御浄霊をいただいておりますが、たいした変化はございませんが、いくぶん返事をするようになってまいりました。

昨年九月より就床し、最近食事が減り、朝一杯くらいしか食べず、奨めても頭が痛いと言って食べません。

食後胸が苦しく、呼吸も苦しく、息もいきむ状態で、のぼせるような症状も一日に何回となく起ります。

また一つ事をいつまでも考え込んでおります。

山羊の乳が好きで、長く飲用し、睡眠剤もいくらか使用しております。

両親も入信し、御屏風観音様は御奉斎させていただいておりますが、御神体はまだでございます。

祖父は神経衰弱気味にて変死しており、その親も同じ状態で亡くなっております。

祖父の位牌はお祀りしてありますが、後のは個人としてはお祀りしておりません。

原因ならびに御浄霊の箇所の御教示をお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「みんな御神体を奉斎してない人ばかりですね。

これは、霊的と体的と両方ですね。

それから、薬毒もそうとう入ってますね。薬毒と霊的ですね。

のぼせるというのは、頭に毒があって、そこに浄化が起るんですから、頭を良く浄霊する。

腰湯・・・こんなようなことは、なんにもならないんですからね。かえって悪い。

頭に毒がうんとあるから、頭をうんとやるんですね。一番は頭ですね。

それで、頭に毒がうんとあるために、霊も憑りやすいんです。

それからここに祀ってもらいたい祖霊もいますから、やはり、正当に祖霊を祀ってやらなければいけないですね。

祖父だけではいけませんね。

そうして御神体をお祀りする。

それが根本ですよ。そうすれば必ず治りますよ。

それから、家の人なんか良く御神書を読んで聞かせるようにするんですね。そうすれば必ず治りますよ。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による神経衰弱」 (昭和24年11月21日)

信者の質問
「五十七歳の男子、三年前に山仕事に行ってから発病致し、発熱、苦痛甚しく、暫くは起居不可能で御座いましたが、

日を経るに従い癒りましたが、神経衰弱のようになり、夜間は楽で安眠致しますが、日中は苦しいようであります。

また妻女が傍にいれば畑へも出ますが、一刻でも離れると茫然として何も手につかなくなり、離れる事が出来ません。

妻が便所へ行くにもついて行きます。

今御浄霊させて戴いておりますが、未だ変化は御座いませんが、これはいかなる訳で御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「妻君に関係のある霊が憑ったのである。

死霊の憑りたてには熱が出るものである。

入信して、光明如来様をお祭りすると段々よくなる。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による衰弱」 (昭和26年12月6日)

信者の質問
「TH(四才・女子)教師の孫でございますが、先月二十八日より食欲が減退し、排泄も少なく、熱もふつうより低く、特に足は冷たく、たいへんにむずかります。

毎日御浄霊いたしておりますが、あまり変化がありません。

この子はふだんより御浄霊を嫌い、特にこのたびの御浄化をいただきましてよりは、むずかって浄霊を受けるのをたいへん厭がります。

御浄霊の箇所および浄霊を嫌う理由を御垂示お願い申し上げます。


明主様御垂示
「これは霊ですね。死霊が憑っているんですね。

前頭部を主にして浄霊して、できるだけ・・・善言讃詞だとか御神書を読んで聞かせるんです。

なにか、死霊で要求があるんですね。

あるいは、無縁かもしれないですね。

祀ってもらいたいためにね。

そうしてやっているうちに救われていくから、病気が治っていきます。

これは浄化じゃないですね。

これで見るのが一番早いですね。

熱が出るですね・・・これは浄化と思って良い。

霊でも熱が出ますが、ぜんぜん熱が出ないのは憑霊と思って間違いない。

そうして、こういう病人は光明如来様の前に寝かせるようにして、良くお願いするんです。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による児童の衰弱」

信者の質問
「昨年一月大光明如来様を御奉斎、御手伝いさせて頂いております。

本年一月二十八日より四歳の甥が胃腸の浄化、御浄霊するも高熱と腹痛、下痢が甚だしく、逐次食事の量も減り、二月に入ってからは水も戻してしまいます。

一週間後小康を得、食事も多少保ちましたが、また保てなくなり、気管支炎を併発し二、三日前より衰弱は極度に達し、なお夜半奇妙な泣き声と共にむずかります。

十四日十二時頃添寝している母親が突然うなされて苦しがり、気が付いてから聞いて見ますと、恐ろしい顔をした人が三、四人来て左乳房の上に乗ってしまったそうです。

その時丁度その子が左乳をさぐっていたそうです。右の霊的原因・・・」


明主様御垂示
「大光明如来様をお祭りした御部屋へ寝かす。

すると邪霊は側へ寄り付かぬ。

水菓子は食べぬ方がよい。流動食がよい。

霊が邪魔してる。治る。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による不眠症」 (昭和27年1月16日)

信者の質問
「YG(昭和二十五年八月入信、四十七才・男性)は、二十四年暮れより心臓の動悸激しく、不眠のため医師の治療を受けましたがはっきりせず、

二十五年七月御浄霊をいただくようになりましたが、あまり変化なく一時御浄霊を中止いたし、

田舎にて静養し、動悸が収まりましたので家に帰り、御浄霊をいただくようになり、不眠はほとんど良くなり、心臓の動悸もなくなりましたが、

本年に入り、また以前の状態のようになり、一月三、四日には心臓を圧迫するような痙攣の発作があり、

頭の状態は皮膚と肉とが離れて引き吊ったような感じで、

後頭部、延髄は入信当時は冷たかったのが、暖かくなりました。

足は常に浮いたような感じがいたし、皮膚は弾力性がなく、

常に恐怖を感じ、喜怒哀楽の感鈍く、食欲もあまりありません。

以前に睡眠剤を服用いたしております。

御浄霊の箇所を御教えのほどお願い申し上げます。なお、御神体は御奉斎いたしておりません。」


明主様御垂示
「これは死霊ですね。死霊が浮かばれないわけですね。

それで、この人にくっつくんだから、これは光明如来様を一日も早くお祀りしなければ駄目ですね。大体それだけですよ。

死霊を救ってやらなければならない。

ですから、光明如来様をお祀りすることと、御神書をできるだけ読むことと・・・それだけで治りますよ。」




明主様御垂示 「憑霊により眠くなる患者」 (昭和25年3月21日)

信者の質問
「三十六歳の女の信者、入信前に時々大変眠くなる事があり、その時は耳の後ろへグーッと空気の入るような音のするのを感じました。

医師の診察を受けましたところ、子宮の発育不全が原因であるとて、内膜掻爬の手術を受けました。

すると一週間後より後頭部延髄の辺で骨がバラバラに外れたような感じがしました。

後頭部の芯がタターンと躍ったり鳴ったりするような気が致します。

そこで入院し、脊髄液を取りましたところ、頭がガーンと鳴り、後頭部を常にたたかれているようでもあり、身体が左右に動揺している感じで御座いました。

また、時々頭の中心から足の下迄水を流されるような感じが致します。

昨年十二月入信後は大変楽にして戴きましたが、近頃頸部の左右が交互に膨れ、押すとペコンとへこみ、ポコポコと音が致します。

また鳩尾のところにも固結が御座います。

再婚致しておりますが、前夫は発狂して死亡致し、御浄霊中その霊が憑った事も御座います。右につき御教えをお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「眠くなる時は霊である。

子宮掻爬はナンセンス。発育不全など、睡眠に関係のある訳がない。

脊髄液を取るのは非常にわるい。

頭等の症状はそのためである。

光明如来様をお祭りする。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による不整脈」 (昭和27年1月16日)

信者の質問
「YG(昭和二十五年八月入信、四十七才)は、二十四年暮れより心臓の動悸激しく、不眠のため医師の治療を受けましたがはっきりせず、

二十五年七月御浄霊をいただくようになりましたが、あまり変化なく一時御浄霊を中止いたし、田舎にて静養し、

動悸が収まりましたので家に帰り、御浄霊をいただくようになり、不眠はほとんど良くなり、心臓の動悸もなくなりましたが、

本年に入り、また以前の状態のようになり、一月三、四日には心臓を圧迫するような痙攣の発作があり、

頭の状態は皮膚と肉とが離れて引き吊ったような感じで、後頭部、延髄は入信当時は冷たかったのが、暖かくなりました。

足は常に浮いたような感じがいたし、皮膚は弾力性がなく、常に恐怖を感じ、喜怒哀楽の感鈍く、食欲もあまりありません。

以前に睡眠剤を服用いたしております。御浄霊の箇所を御教えのほどお願い申し上げます。なお、御神体は御奉斎いたしておりません。」


明主様御垂示
「これは死霊ですね。死霊が浮かばれないわけですね。

それで、この人にくっつくんだから、これは光明如来様を一日も早くお祀りしなければ駄目ですね。大体それだけですよ。

死霊を救ってやらなければならない。

ですから、光明如来様をお祀りすることと、御神書をできるだけ読むこととーそれだけで治りますよ。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による動悸、精神不安定」 (昭和24年2月25日)

信者の質問
「時々急に胸騒ぎがして気が落着かず、体ががたがたふるえ動悸がして来て何とも言えない淋しさと苦しさに悩んでおります。

何のためでしょうか。御浄霊で治るでしょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「死霊が憑るのである。胸騒ぎするのは霊の苦しみが映るのである。

淋しさは、地獄から出て来た霊であるから、こういう状況である。

こういう時には祝詞か御讃歌を奏げるとよい。

光明如来様をお祭りし、祝詞を奏げると段々よくなる。」




明主様御垂示 「水死者の憑霊による脳水症」 (昭和27年1月17日)

信者の質問
「MM(四才・女性)は生後二カ月ごろ旅行中急に発熱、脳症とのことで、熱は二週間ほど続きました。

その後医師にかかり、自然に頭が肥ってまいり、脳水症と言われ、六カ月医療を続けましたが治らず、

発病一年を経て本教を知り、御浄霊をいただき、母親も入信して御浄霊をいただいておりますが、頭は少しも小さくなりません。

知能はふつうより遅れ、体も弱く足も立たず、現在は床についております。

今日では、頭は大きくかなり固まっております。

これは霊的でございましょうか。また、いかがいたしましたらよろしいでしょうか。

なお仏壇は親の方のみで、お祀りいたしておりません。御神体もお祀りいたしておりません。

御浄霊はどこを主にいたしましたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これは、浄霊ばかりじゃない。

ちゃんとお祀りしなければ駄目です。

それから、第一仏壇もお祀りしなければ駄目です。

これは霊的ですよ。水死人の霊で、水の中に落ちるとか飛び込むとかして、水を飲みながら逆(さかさ)になって死んじゃった。

それで、頭の方に水がうんと溜まって膨れちゃった。

それが憑いているんですよ。

ですからこういうのこそ、浄霊ばかりでは絶対治りませんよ。

霊的で治していかなければね。

まず、仏様を作ることと、御神体をお祀りすることと、それをやらなければ救われないんだから、手放すかどっちかです。中途半端じゃ駄目です。」




明主様御垂示 「死霊の憑依による発育遅滞」 (昭和26年11月25日)

信者の質問
「OH(十一才・女子)発育悪く五、六歳の体格であり、原因不明の症状で、耳は聞こえても笑うばかりで言語を発せず、常に舌をだらりと出し涎(よだれ)を出し、手は不自由でつかめません。

御浄霊をいただくと舌を引っ込め涎も止まります。

叔父に同様の症状で亡くなった方があり、死後三年目に生まれております。

その方との因縁があるのでしょうか。

どうしたら救われていくものでしょうか。なにとぞ御垂示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「これですね。この叔父さんの霊だね。

これは、気長に浄霊していれば治りますよ。

十一・・・もう少し小さいと早く治るんだが、十一でも良いですね。

学校の関係があるから急いでやらなければね。

これは、ここに憑いている・・・前頭部を中心に頸のまわりに固まりがありますから、

そこを浄霊して、光明如来様をお祀りしたその座敷に寝かせるようにしたら良い。

そうして、善言讃詞や御神書を聞かせるようにすると良い。

そうすると、早く治ります。

つまり、子供の病気を治すんじゃなくて、霊の病気を治すというんですからね。

結局は治りますが、霊の曇りが強いと、時日はかかりますが、たいして長くはなりません。

場合によると、あんがい早く治ります。そんな具合でやってご覧なさい。」




明主様御垂示 「兄の憑霊による歩行障害」 (昭和24年4月7日)

信者の質問
「TT(五十一歳・男性)、七年前より歩行中小さな石にでも躓くようになり、

終戦後特に悪化、専門大病院、指圧、電気、その他種々の療法を受けましたが病勢は反って進行致し、

本年二月、本教へ参りましたので、御浄霊を致しましたところ、日一日と好くなって参りましたが、

最近は目立ってよくなるでもなく、心配しております。

本人と奥様は御守を戴いております。

実は本人の兄が四十二、三歳の頃より同様病状にて、五十歳頃より歩く事が全く出来なくなり、

口も充分回らなく、初めての人ですと全然聞きとる事が出来ません。

足のふらつきが激しくなると共に身体も痩せ、木が枯れるように十三年後六十三歳で死亡致しました。

ただ今の本人が兄と同様症状なので心配致しております。何か霊的に関係がありましょうか。

なお、本人は六0六号を二十本余注射を致してあります。御浄霊の方法を御教え願います。」


明主様御垂示
「六0六号は十二本が正規の数である。

二十本というのは薄めた訳である。

兄の霊が憑いてるらしい。

光明如来様をお祭りして、御神書を読み、祝詞を奏げるとよい。」




明主様御垂示 「御神体奉斎と嬰児の憑依による癲癇、知的障害」 (昭和26年11月1日)

信者の質問
「ATというおじいさんの家では、次々と不幸があり、最近おじいさんが結核で重体となり、長女は主人が亡くなり家に帰っております。

亡くなった長男の子供が癲癇(てんかん)のようで、三歳くらいの頭脳です。

明治になって、お稲荷さんのあった所を、道路を作るために、上のほうに移しており、おじいさんは猟人をしておりました」

明主様御垂示
「霊的にもいろいろありますね。

頭脳の程度が三歳くらいというのは、赤ん坊の死霊ですね。

赤ん坊が死んで、祀られていないとか、あんまり正当じゃない死に方ですね。」


信者の発言
「癲癇のとき、顔が黒くなります」

明主様御垂示
「そういうのは、なかなか治らないですね。

治らないことはないが、そうとう暇がかかりますね。

光明如来様はまだお祀りしてないですね。」


信者の発言
「さようでございます」

明主様御垂示
「お祀りして、一生懸命信仰して、人助けをすると、だんだん良くなります。」




明主様御垂示 「水子の憑依 (火弄り、裸を好む少年)」

信者の質問
「十八歳の男、三歳の時より病弱、発育も遅れ、足立ちも遅く、頭が悪く、小学校も行けず、

十七歳の中頃より着物、パンツ等全然身にまとう事を嫌がり、火なぶりが好きにて、釜端にかがみ込んだりして、

主に家の中で遊んでおります。いかなる因縁でしょうか。」


明主様御垂示
「赤ン坊の霊が憑っているのが一番多い。

次は動物霊である。前頭部の奥を浄霊せよ。

子供と同じように智能が低い。

親が信仰を深くして人を助ける。親の曇りがとれると、親が心配する材料がとれる。

また、光明如来様の御部屋へ寝かすようにする。

普通になるのは判らぬが、どうやら一人前にはなる。」




明主様御垂示 「御神体奉斎と中絶した水子の憑依による癲癇」 (昭和26年10月28日)

信者の質問
「当年四七歳の婦人(未入信)昭和五年次女が急性胃腸カタルおよび脳膜炎を併発し、その日に死亡いたしました。

そのころより、人と対談中突然、少しの間、口がきけなくなることがたびたび起ります。

同七年長男出生、このころより人と対談中軽い発作が起り、前に伏し、いかにもおかしくてたまらぬような状態になります。

同九年妊娠いたし発作が強くなり、子供を背負っていて突然倒れるようになり、

医診の結果、後天性癲癇とのことに五カ月の胎児の中絶を行ないました。

同十四年突然出血、輸卵管結紮(けっさつ)手術を行ない、その後何度となく発作を起し、はなはだしい時は顛倒して人事不省に陥り、尿を多く洩らすようになり、

朝より午後の方が多く、就寝中の発作は特にひどく、時には室内を彷徨(ほうこう)することもあり、

発作時間は二、三分で、月経前一週間くらいになると乳房が痛み(乳腺炎の手術をいたしております)発作もはなはだしくなります。

なお幼少のころ三叉(さんさ)神経を病みしことありし由で、今まであらゆる療法をいたしましたが、効果ありませんでした。

右の状態にて現在に至り、一週間くらいの御浄霊にて、前額部および延髄部の苦痛は取れ、夜および昼の発作は、今のところなくなり、

御浄霊を始めますと発作が起り、状態は笑い顔にて、手および体全体を引き締め、脱衣状態をしながら横になり尿を洩らします。右はいかなる原因でございましょうか。

なお御守護いただきますには、いかがいたしましたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「赤ん坊の霊ですよ。一人、二人・・・その霊ですね。

無論祀ってあるでしょうね。

つまり、浮かばれてないわけです。

それからこういう時に、祀り方が・・・なんというか・・・お粗末だったり、それから惜しいとか、

おっ母さんが思う執着で、霊界に安住ができなくて、おっ母さんの霊が呼ぶわけです。

それから子供が親を慕う場合に、そういうのが憑ると、癲癇が起るんですね。

これは癲癇ですね。

それから、いろんな医療をやって霊が曇りますから、そうすると癲癇がよけい起りやすくなる。

尿を洩らすというのは、つまり赤ん坊の霊が憑ると、やっぱり赤ん坊のように、尿を洩らすんですね。

それから三叉神経を病むというのは、関係ありませんよ。

手術してすぐに起るなら関係ありますが、この赤ん坊が死んでからですからね。

これは治るのは治りますよ。

けれども、そうとう長くかかります。

赤ん坊の霊を救ってやるようにするんですね。

だから仏様に屏風観音様を祀って、まだ信仰に入らないようだけれども、早く信仰に入って光明如来様をお祀りして、その部屋に寝るようにして、時々浄霊するようにしただけでも、結構治ります。」




明主様御垂示 「御神体奉斎と幼児の憑依によるひきつけ」 (昭和25年3月20日発行)

信者の質問
「ある信者、四歳の児を養女にやり、五歳のとき死亡いたしました。

母が非常に不憫(ふびん)がっておるうちに妊娠し、女児を産みました。

この子は今年四歳ですが、誕生ごろよりひきつけを起すようになり、ひきつけのあとすぐ続いて寒気をし、目を開いたまま痙攣を起こし、始終ピクピクしております。

これは霊的でしょうか、また痙攣のときの御浄霊箇所をお教えください。」


明主様御垂示
「死亡した児の霊が憑依するのだ。

母親がその児に対する執着のため、子の霊は引きつけられて行く所へ行けず、母によばれるため、憑依するのである。

ひきつけは、一種の癲癇(てんかん)である。

その際 前頭部を浄霊して祝詞を奏げてやればよい。

光明如来様(註 御神体のこと)をお祀りしてよくお願いすれば必ず治癒する。」




明主様御垂示 「水子の憑依による小児麻痺類似の症状 (昭和24年10月27日)

信者の質問
「私の叔父に半次郎という者があります。

子供が七人あり、その次女(十五歳)が小児麻痺に似た状態になっております。

人の言葉はよく聞けますが発言が三歳位の子供よりおろかです。

父の話によると、私の家の先祖に半次郎と言う者があり、

その者がある時に行方不明になっているようです。

叔父はその名を受継いでおります。

現在の半次郎は先祖半次郎の霊を祭っておりますが観音様の事は大変嫌っており、御浄霊は受けません。

いかにしましたら行方不明の先祖及び子供が救われますでしょうか。お教え下さい。」


明主様御垂示
「半次郎の霊とは関係ない。

行方不明になったのは祀ってやればよい。子供の霊が憑っている。

死産、早産、流産など、祀られていない霊が居所がなくて人間の身体へ憑いてくる。

すると子供そのままの状態が写る。

査べてみて、それを祀ってやる。

光明如来様をお祭りすると、その光によって、迷った霊やいろいろの霊が霊界で救われてゆく。それが大きい効果がある。」




明主様御垂示 「ハンセン病の霊の憑依による皮膚の異常化」 (昭和26年11月18日)

信者の質問
「YI(二十八歳・女性)昭和十九年入信後嫁入りいたし、四年間ほど御面会もいただきませんでした。

一昨年女児を産みましたが、子供はメレナで死亡し、本人は産後が悪く四十日間床についておりましたが、母親や近所の信者さんが御浄霊させていただき全快いたしました。

本年また妊娠し、至極丈夫でしたが本月五、六日ごろより少々脚に浮腫みがき、九日にお産いたしましたが、

ごく軽くすみ、下りものは少しもありませんでしたが、

すぐに脚がひどく浮腫んで(主に左足)翌日に紅く膨れ上がり、痛み激しく、

その翌日は「火ブクレ」のようになり、たちまちくずれて方々が、赤、黒、白などに色どられ、ちょうど火傷のくずれのようになり、その傷口から水がたくさん出ております。

医師も原因不明と言い、ペニシリンを打って帰りました。

産婆も初めてだとのことです。

私は四日目に迎えに来られて出張いたし「これは霊的でしょう」と申しますと、

産婦は、自分の枕元に髯ボーボーの老人が立ちスーッと脚の方にまわって、悪い方の足を持ち上げるようにしたそうです。

近所の老人に聞きますと、その家は三代目で、先々代がつぶれ屋敷を買って建てたものだが、

前の家の隅に掘立小屋を作り、一人の老人が住んでおり、脚が悪く杖にすがって歩いていたが、いつの間にかどこかへ行ってしまったとの話です。

たぶんハンセン病だったのではないかと思われます。

三回ほど御浄霊をさせていただきますとたいへん楽になりました。

右はハンセン病になってしまったのでしょうか。

それとも、一時的でじき治していただけますものでしょうか。

なお、その家の娘も嫁入りしてお産しますと、急に頭髪が抜けて一時はツルツルになりましたが、ほおっておいて、近ごろは生えてまいりました。」

明主様御垂示
「これは、入信後四年間御無沙汰したということのために、御守護がなかったんですね。

それで、メレナで死んだということが、そういうわけですね。

四十日間 ・・・これもそうだ。

御浄霊で治った・・・これは結構だ。

脚に浮腫み・・・これは妊娠腎ですからなんでもないですがね。

軽くすみ、下りものがなかったのがいけない。これがおかしいですね。

ふつう、うんと下りなければならないが、下りないために、足が浮腫んだんですね。

古血ですね。

翌日は紅く・・・というのは、古血が出なかったために、足にいった。

出ないということが少しおかしいんですがね。

これが、あるいはじいさんですね。じいさんの霊が憑ったかもしれない。

というのは、お産をしたあとは、非常に霊が憑りやすい。貧血するためにね。

だから、産後おかしくなるのがありますが、そのためです。

出るべき血が出なかったので足に来た。

色どられ・・・ちょうどハンセン病のようだね。

じいさんの霊も障ってますがね。

足の方から・・・これは救われたいんだね。

これは心配ないです。なんでもない。

ハンセン病になりっこないから心配ない。

ハンセン病なんて、そういうことでなるものではない。

ハンセン病の霊が憑るとそうなることがありますが、一時的なもので、長くなるものではないから心配ない。

ここは、光明如来様はまだでしょうね。」


信者の発言
「まだでございます」

明主様御垂示
「光明如来様をお祀りして、屏風観音さんもそうですが、じいさんですね。

この霊を救ってやるんです。

光明如来様をお祀りすることと、お嫁さんができるだけ、御神書を読むことですね。それで良いですね。

それで、時々月に一遍くらいは中教会・・・支部に行かなければならない。

それで、できたら一年に一回か二回は本部に・・・ここに来なければいけない。

たいしたことはない。他人の霊ですからね。すっかり解決つきます。」




明主様御垂示 「御神体奉斎と怨みの霊」 (昭和27年4月1日)

信者の質問
「乳癌にて御垂示いただきました者でございますが、後で木原先生より、どうしても大光明如来様は御奉斎できないかとのことに、

いろいろ研究し、梁(はり)が低かったことをお詫び申し上げ御奉斎させていただきましてより、

食欲も出てまいり楽にさせていただきました。

その後固いものが上がって心臓を締め付け苦しくなりますが、御浄霊いただきますと楽になります。

これは、ただ今の霊でございましょうか」

明主様御垂示
「霊によっていろいろですからね。改心した霊と、改心しない霊は怨みを持った霊と、救ってもらいたい霊とあります。」


信者の発言
「非常に苦しみます」

明主様御垂示
「苦しむのは怨みを持っている霊です。やっぱり苦しがるんですよ。」


信者の発言
「二階で寝ていたのが、下まで降りれるようになりまして・・・」

明主様御垂示
「奴(やっこ)さんが弱って来たんです。」




明主様御垂示 「酒乱の前夫の怨霊が妻の殺害を目論んだ事例」 (昭和24年9月5日)

信者の質問
「私は二十二歳の折、弘前市KTの下に嫁ぎました。

夫は毎日二升程の大酒を呑み、揚句の果は大酒乱となり、女狂いを始め、女中等の髪をむしり取ったり、二階より吊したり、また私をもなぐり殺し同様にされる事は毎夜のごとくでありました。

主人はこうする事により一種の満足感を得るようでありました。

私は余りの恐ろしさより、結婚生活三年で一子(女)を残し夫の下を逃げ去り、東京医科大学の薬剤師として、爾後二十三年間独りで生活して参りました。

夫が死亡した事を知りましてより現在のK家に後妻として六年前嫁ぎましたところ、不運な事のみ起ります。

二十一年六月御守様を頂きましてよりも強盗が六回も侵入し、一度などは心臓を凶器で刺され、医者は助からないと言うところを御守護を頂きまして一命を取り止めました。

余りに続く災いに、ある時霊の見える人に見て頂きましたところ、先夫の霊が身近につきまとって、必ず怨み殺してやると言いつつ息を引取ったとの事ですが、

御守様があるため身近に寄る事もならず、少しく離れて窺っているとの事、生死霊の祟りと申されました。

一時は位牌を造り、毎朝善言讃詞を御奏げしておりましたが、却って気持がイライラしてとても続けられませんので、今ではよしております。

どのように致しましたらこの恨みの霊を払う事が出来ましょうか。

何卒御教示下さいますよう御願い致します。

なお、仏壇に屏風観音様を御迎え申しております。」


明主様御垂示
「光明如来様をお祭りすれば、それで霊が働かなくなる。だんだん弱ってくる。

その人が入信しなくてはいけない。

祝詞を出来るだけ聞かす。」




明主様御垂示 「品物に関する怨霊 嬰児が物を投げつける」

信者の質問
「二歳の子供が、何でも手に持つと直ぐ怒ったように投げつけてしまいます。どうしたら宜敷う御座居ますか。」


明主様御垂示
「霊が憑っている。霊が面白くない事があるので、品物に関する怨みをもって死んだ霊である。

光明如来様をお祭りし、信仰して人助けし、浄霊もすれば、段々治る。」




明主様御垂示 「行者の母親の死霊が憑依した事例」 (昭和28年5月25日発行)

信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。

私儀本年三月、入信のお許しをいただきました者でございます。

昭和二十三年大阪の生駒山の行者(OT)が毎月まいりまして、祈祷を受けるうち三年ほどいたしますと、

HT子(行者の先生の母で死亡しています)の写真を希望せぬのに受けさせられ、

その晩より霊憑りになりまして、憑られましたときに、「同年齢だからこの身はどこに行っても守護してやる」と申したそうでございます。

それよりだんだんと身体の調子が変になり、浮かれるような、また足にからまりついて落ちるような感じを受けるようになりました。

それで母親が例の写真を行者に返しました(受けて二カ月)。

右の状態になりましたので、今度は真剣にいろいろと祈祷に迷いまして、最後に近所の小島にあります虚空蔵菩薩様のお社に二週間お籠りをいたしましたが、

そのとき一度でしたが、ごはんの中へ砂と髪が入っているとか、

菜の中に蛇の鱗が入れてあるように見えたことがございました。

このお道を知り御浄霊をいただきますと首をくるくるまわし、意識不明となりまして後ろへ倒れていましたが、

入信さしていただきましてからは、苦しみがたいへん楽になりました。

御守護の御礼申し上げさしていただきます。まことにありがとう存じました。


四月十五日、中教会お祭りに御参拝いたします前日より、霊は身体中足掻きまわり、首を絞めつけ、胸横隔膜、腹部を圧迫したり、またひどくふくらしたりいたします。

今度御屏風観音様を拝受させていただきました(御仏壇のできしだい御奉斎お願い申し上げます)。

主人、子供もお道におすがりいたし、主人の御守り様拝受に御神体御奉斎に努力いたしています。

右のしだいでございますが、いかがいたしましたら霊が早く救われましてこの身より離脱いたされましょうか、

御垂示のほど謹みてお願い申し上げますとともに、御守護のほど伏してお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「光明如来様をお祀りして、そのお部屋へ寝(やす)めばじきに治る。」




明主様御垂示 「位牌を拾い関節痛になった事例」

信者の質問
「未入信の柴田ナカ(七十五歳・女性)と申す者、二ケ月余り御浄霊を受けていますが、関節が痛み出し、手足が動かなくなりました。

頭の御浄化を頂いて、時々暗いとか帰りたいとか申しまして、家中の者を困らせます。

本人二十年前海岸に落ちていた位牌を持ち帰り、現在も自宅にお祀り致しております。

また、三十年程前に漁に行った時に、網に頭蓋骨が掛ったので、共同墓地に葬ったそうで、

その後この家では三人続けて若死を致しましたそうで、拾った位牌及び頭蓋骨とこの柴田家と霊的関係がありましょうか。

また、その後の処置は、いかが致しますれば宜しいでしょうか。」


明主様御垂示
「関係がある。関係がなかったらそのような手続きにはならぬ。

死霊が憑っている。

頭蓋骨のそれではない。

位牌の実家へ帰りたいのであろう。

光明如来様をお祭りして仏壇へお屏風観音様をお祭りすれば段々救われ、満足する。手足の痛むのも治る。

浄霊が足りないし、急所を外れてる。」




明主様御垂示 「御神体を奉斎できない事例 小児麻痺の患者」 (昭和27年9月25日発行)

信者の質問
「私は心臓弁膜症で御守護いただき、昭和二十五年に入信いたしました者でございます。

二十四年に長男(K現在四才)を分娩し、生後十カ月くらいのとき、お祖母さんの一周忌後急に発熱し、

医師にみていただいたら佝僂(くる)病と言われ、毎日通っているうちに小児麻痺と診察されました。

障害者の子供を持つ悲しみ絶望感は、ひしひしと身に迫るものがありました。

軟弱で骨のないごとき症状で、言語明晰を欠き、涎(よだれ)を流し、全部が屈曲麻痺しております。

御浄霊いただきましてから、握ったままの手がいまは開くようになりました。

やっと物を持つようになり、目もどろんとして年寄りのようだったのも少し良くなりました。

私も一生懸命神様におすがりし、会長先生からもいくども御浄霊をいただき、

「あなたの御先祖には中風で亡くなられた人はございませんか」とたずねられました。

私が子供を生む五年前に姑が中風で亡くなっております。

幸作がお祖母さんと同じような状態で顔までがそっくりでございます。

御屏風観音様を奉斎するように再々お祖父さんに言いましたけれど、天理教の信者で聞き入れず、

私の実家で弟が入信しているので御屏風観音様を御奉斎いたし、

中風で亡くなった祖母も実家にお祀りさせていただいております。

私は浄霊いただきながらもふたたび子供を授けていただき、その子供はKに比べものにならないほど達者な子供でございます。

弟が丈夫なのでKは泣いているのでございます。

あるとき天理教の布教師にすすめられ奈良の本部まで行きましたが、なんの変化もございませんでした。

ただいまは御浄霊は弟よりいただいておりますが、あまり変化がございません。

御浄霊の際は善言讃詞を奏上させていただいております。御神書も聞かせております。

今後いかがいたしたらよろしいでしょうか。謹んで御教示お願い申し上げます。」


明主様御垂示
「光明如来様をお祀りしなければ、本当には治らないが、しかしそういう事情ならしかたがないから、

支部の神様によくお願いして、時節を待ちなさい。」




明主様御垂示 「執着の生霊の憑依による手足の不自由」 (昭和24年11月18日)

前妻と同一症状の妻の解決

信者の質問
「五十六歳の婦人(HK)は七年前より徐々に手足が不自由になり、手の上げ下ろしや立ち坐りに時間がかかり、足がよろけ易いのです。

言語やや不明瞭で、目もかすみます。

一ケ月前入信以来動作はやや軽快になり、浄霊直後は目もはっきり致します。

この人は未亡人ですが三人目の後妻でありまして、前妻二人共この人と同じような病気で死亡しております。この病気は霊的でしょうか。

現在の家は数年前に買ったもので、以前の持主が近所に住んでおり、この家に執着を持っているのが病気の原因でないかと気に病んでおります。

右の原因と浄霊法を御伺い致します。」


明主様御垂示
「霊的関係がある。浄霊すれば治る。

光明如来様をお祭りすれば消える。

そうすればそんな霊は来れなくなる。」




明主様御垂示 「黒霊に悩まさる」

信者の質問
「私はコロンビアの嘱託をしているものでございます。

夜半二時頃床につき、間もなく等身大の黒い人影に脅かされました。

寝る時は部屋の窓に鍵を掛けておいたのですが、塀を乗り越えて窓を開けて入り、同時に私にかぶさり、頭が電気にかかったようにしびれ、身体を締められ、口も利けなくなってしまいます。

記憶も全くなくなり、暫くして平常に復します。

十一月二十一日、横浜の並河教導所にて床につき、間もなく直径二尺位の丸い黒い玉が体に入り前記の状態になり、大先生(註 明主様のこと)に御守護をお願い致しますと益々体を強く締めて来ます。

私が作曲をしたり教修生を作ろうとしたりしますと特に強烈にまいります。

昨年の二月頃からこのような事が時々ございます。右の理由を御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「邪霊である。邪霊は黒い人間の形・・・。

生霊と死霊とあり、邪魔が目的で来る。

信仰に関係したものを邪魔するのだから宗教に関係ある邪霊で、例えば親の信仰していたものが段々弱ってくるとか・・・。

早速御奉斎すれば、なくなるか弱くなる。」




体験談 精神病が快癒 (光明如来様のお祭りで救はる) (地上天国 9号 昭和24年10月25日発行)

日本五六七教光祥会教導師 TT(20・男性)

「私は今でもあの忘れる事の出来ぬ昭和二十二年三月、上田市において戸村先生より授光いただき、有難き御利益の数々に抱かれつつ救世の道に進ませて頂いた者で御座居ます。

入信以来私及び家族が救われた多くの御利益のうちで、医者にも総ての療法にも見放された妹幸子が、御守護を賜った事を報告させて頂きます。

昨年六月二十三日家において数回目の光明如来様の御祭を中島先生にして頂き、先生や集った人達がお帰りになって間もなく、新制高校二年生の妹が常とは違う様子で帰って来ました。

わざわざ送って来て下さった友人の方が、「今日午後から何だか少し変で電車の中では家に帰ればお母さんに叱られるとか、お母さんに悪い事をしたから申訳なくて帰れぬなどと口走り、遂には進行中の電車から飛降りようとし、居合せた友人達がやっと引止めました。

また電車を降りてからも家への道がわからず、聞きながらやうよう来ました。

と注意して下さいましたので早速御浄霊致しましたところ、話方態度も普通になり、一安心しましたが、夕食もすんで寝る頃になると、妹は仏壇の前に正座し、時々頭を下げながら何か謝っております。

気に障らぬようにと、ほっておきましたが二時間以上も過ぎたので、無理に立たせて寝せようとしましても言うことを聞きません。

母親がだましだまし哀願しましたところ、承諾して夜衣に着かえましたが、すぐ洋服に着がえてしまいます。

かように洋服と寝衣と着かえること十数遍に及び、母はホトホト困惑しておりますので、遂に熱海の方に向い大先生に、「御守護をお願い致します。」とお願いさせて頂きますと、三十秒せぬうちに御不浄へ行って来てすっと寝てしまいました。

あまりにもはっきりとした御守護に母と二人で「あっ!」と驚きの声を出したままでした。

妹は眠れはしないようですが、目を閉じてじっと寝ています。

浄霊しても苦しみが取れぬ時光明如来様にお願いすると、楽にしていただき、食事を勿体ないからとか頂ける身分ではないからどうしても喰べぬときでも、光明如来様のお下りならだまって喰べたり、実に奇蹟の数々を目のあたりに体験致しましたが、一進一退でなかなかよくなりません。

御観音様の事がよくわかっていない父が、医者を迎えに行っても、自信がない、今忙しいなどと言って話をきくだけで一人も来てくれません。

びっくりして近所の行者さんに見て貰ったところ、「七代前の先祖で姑嫁の間が悪く、首をくくったのがいる、その霊が苦しくて救を求めて来ているのだから、九分どおり治らないかも知れませんが、その霊をお祭りして慰さめなければ次々に迎えに来る。

そしてお祭りも坊主を呼んで経を上げるぱかしが能ではない。

あなたの家には誰かそれをやってくれる人がいるはずだ。」と言ったそうです。

外の二、三の易者も長くて一ケ月、短いのは十日で生命を終るという知らせに家人も半ば諦めましたが、

丁度十日目の七月三日ともかく家中で心を合せてのお祭りというわけで、再び中島先生に来て頂きました。

光明如来様に礼拝が柊って気づきましたら、寝ていた妹が起きて蒲団より畳の上に降り、正座して一緒に礼拝しています。

更に驚いたことには家族の者が並んで浄霊を頂こうとしますと、一番前の人と先生の間に入りきちんとお願いしています。

父が勧めた超短波治療も、薬も嫌だと言い、浄霊だけは素直に受けた病人でしたが、これほど光にすがりたいのだろうかと考えさせられ、全く有難く感じました。

そして浄霊が終るや先生のお伴の方に、「長い間ほんとに有難うございました。おかげですっかり楽になりました。どうか先生によろしく。」と言って寝床に入りました。

霊の世界とはこんなに順序正しいものだろうかと感心したりしているうちに、お昼になりましたが始めて、「御飯を下さい。」と要求し、「私何んだか気が狂ったみたいだわ、今日は二十四日かしら。」と言いだした時の母と私の喜びはいかばかりだったでしょう。

そして夕方には散歩に出かけ、すっかり普通の人になっていました。


散歩しながらも今日は七月三日と教えられ、十日間の自己意識がなく、私は何をしていたのだろうと不思議がっていました。

光明如来のお祭をしただけで、精神異常が数時間のうちに全快し、霊の事象をはっきりと見せられ、日頃の教の通りだった事にびっくり致しました。

元来妹は頑固な性質でしたが、それ以来大部分素直さが出て来たようです。

かような偉大な力を知らなかったら姉はどうなっていたでしょう。

知っていたからこそ地獄にいた先祖が一人救われ、禍を福に変えることが出来たのです。

これからこの力を知らぬ入達に数える事が出来るよう全力を尽させて頂きます。

大先生ほんとうに有難うございました。」