御神体奉斎と精神病について 1
明主様御垂示 「御神体奉斎と精神病」 (昭和28年5月25日発行)
信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。私儀本年三月、入信のお許しをいただきました者でございます。
昭和二十三年大阪の生駒山の行者(OT)が毎月まいりまして、祈祷を受けるうち三年ほどいたしますと、
HT(行者の先生の母で死亡しています)の写真を希望せぬのに受けさせられ、
その晩より霊憑りになりまして、憑られましたときに、「同年齢だからこの身はどこに行っても守護してやる」と申したそうでございます。
それよりだんだんと身体の調子が変になり、浮かれるような、また足にからまりついて落ちるような感じを受けるようになりました。
それで母親が例の写真を行者に返しました(受けて二カ月)。
右の状態になりましたので、今度は真剣にいろいろと祈祷に迷いまして、
最後に近所の小島にあります虚空蔵菩薩様のお社に二週間お籠りをいたしましたが、
そのとき一度でしたが、ごはんの中へ砂と髪が入っているとか、
菜の中に蛇の鱗が入れてあるように見えたことがございました。
このお道を知り御浄霊をいただきますと首をくるくるまわし、意識不明となりまして後ろへ倒れていましたが、
入信さしていただきましてからは、苦しみがたいへん楽になりました。
御守護の御礼申し上げさしていただきます。まことにありがとう存じました。
四月十五日、中教会お祭りに御参拝いたします前日より、霊は身体中足掻きまわり、首を絞めつけ、胸横隔膜、腹部を圧迫したり、またひどくふくらしたりいたします。
今度御屏風観音様を拝受させていただきました(御仏壇のできしだい御奉斎お願い申し上げます)。
主人、子供もお道におすがりいたし、主人の御守り様拝受に御神体御奉斎に努力いたしています。
右のしだいでございますが、いかがいたしましたら霊が早く救われましてこの身より離脱いたされましょうか、御垂示のほど謹みてお願い申し上げますとともに、御守護のほど伏してお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「光明如来様をお祀りして、そのお部屋へ寝(やす)めばじきに治る。」
明主様御垂示 「戦友の霊の憑依による精神病」 (昭和27年1月26日)
信者の質問
「MT(三十二歳・男性)ソ連に三年間抑留され、栄養失調と神経衰弱で復員、
食養生により快復するにつれて、体が浮腫み、神経衰弱が募ってまいり、
二十五年五月、私(母)が入信。
本人を導きましたが及ばず、精神病院に三カ月入院、インシュリンを三十本射ち、たいした変化なく退院。
間もなく結核と診断され、昨年一月より十カ月間、日赤に入院、かえって神経衰弱がひどくなりました。
十一月には父も入信させていただきました。
本人も入信させていただきたく思っておりますが、入信式の日になると、どうしても出掛けようといたしませんので、ほおっており、
今では寝たり起きたりしており、時にはじっと考え込んだり、一人笑いをしたり、呼んでも答えず、火鉢に線香を立てたりすることもあります。
最近父親には素直に御浄霊をいただくこともございます。
光明如来様を御奉斎させていただくべくお願いいたしております。
今後いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「これは、精神病ですね。
精神病でも・・・無論霊が憑っているんですが、これは質の良い霊です。
これは戦友かなにかの霊だな。
戦友の霊で、その霊に動物霊が憑いている。
こういうのは、たいてい二重ですね。
動物霊だと暴れたり踊ったりするんですが、これは人間の霊も憑いているので、割合に静かになっているんですね。
これは治りますよ。
インシュリン三十本というのは、ごく悪いですね。
しかし、ソ連にいる時に、もうおかしかったのだな。
これは大体頸のまわりに固まりがあります。
主に延髄にありますから、そこを浄霊してやって、御神書をできるだけ聞かせるんです。
そうして気長にやっていれば、だんだん良くなります。
光明如来様を早くお迎えして、その部屋に寝かせるようにする。
そうして、良くお願いする。それだけで、だんだん良くなってきますよ。」
明主様御垂示 「発狂の原因」 (昭和24年12月25日)
信者の質問
「KM、主人戦歿後実家にかえる。
主人弟賜暇(しか。公務員の休暇)にて来たりたるも姉夫婦祖母虐待す。
その後KM発狂す。
それは主人の死霊のためか、また先祖との関係でしょうか。
浄霊により大変よくなりましたが完全に癒りましょうか。
なおKMは入会致し、母は入信致しております。右の事御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「頭に血が少いのだから、頸の周りを浄霊すれば治る。光明如来様をお祭りする。」
明主様御垂示 「御神体奉斎と精神病」 (昭和27年3月16日)
信者の質問
「M川T(男性)、今月一日より胃部と肺部が同時に痛み出し、長い時は七、八時間激痛があり、
御浄霊一時間くらいで鼠蹊部の方に下り、楽になり、下痢をいたします。
痛み出す前には臍の上部が固くなってまいります。
一昨年十一月より昨年四月まで、今年よりは軽い御浄化をいただいており、
その節御垂示いただき「薬毒だから長くかかる」とのお言葉でございました。
これは二カ月ほどで全快いたしました。
二十三年三月入信。大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎、御資格をいただき、自宅でお道に御奉仕させていただいております。
なお、左下腿切断いたしております。父は胃潰瘍で死亡しております。
本人は戸主でございますが、妹に養子をとり家を出ており、生家も父のお祀りをいたしております。
生家の養子も入信いたし、たいへん協力いたしておりましたが、
昨年六月自然農法をいたし、村人や親戚の反対に興奮状態でおります時、
古寺の整理があり、屋板藁を堆肥にすべく買い取りましてより、精神異常となり、
親戚が入院させましたが一週間で退院いたしましてより、
信仰を強制的に止めさせられ、御屏風観音様もお祀りできず、本人がお預かりさせていただいております。
生家または父の霊と関係がございましょうか。
今後の処置および御浄霊の箇所につき御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「屋根藁を堆肥に・・・これはちょっといかんですね。かわいそうなものだな。
この屋根藁なんて、たいへん間違っているですね。
つまり自然ということを忘れるんで、こういうことになるんですね。
もし屋根藁が堆肥にして良いものなら、これから方々の屋根藁を取って堆肥にしなければならない。
たいへんなことです。やはり、こういうことはたいへん間違っている。
片っ方の足を切断しているんですね。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「とにかくまわりで反対しているんでしょう。」
信者の発言
「亡くなった父と関係が・・・」
明主様御垂示
「お父さんの霊とは関係がありませんよ。」
信者の発言
「入信いただいた時薬毒が・・・」
明主様御垂示
「そんなことは良いけれども、現在本人は家にいるんですか。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「精神病というのは誰ですか。」
信者の発言
「実家の妹の主人でございます」
明主様御垂示
「精神病はこの人とどういう関係があるんですか。」
信者の発言
「生家の妹の婿でございます」
明主様御垂示
「信仰に入っておりますか。いつですか。」
信者の発言
「入っておりますが、判りません」
明主様御垂示
「精神病のいる家は、側が反対しているんですか。」
信者の発言
「親戚が反対で、御屏風観音様をM川がお預かりしております」
明主様御垂示
「夫婦二人きりで、亭主が精神病ですね。光明如来様は・・・。」
信者の発言
「まだでございます」
明主様御垂示
「それじゃしょうがない。妹というのは信仰に入っているんですか。
いつですか。大体で良いですよ。」
信者の発言
「大体、二十三年ごろと思います」
明主様御垂示
「しかし、まだ信仰に入ってないじゃないですか。
光明如来様をお祀りしなければ、信仰に入ってないんですね。
屏風観音様は止したんですね。」
信者の発言
「さようでございます」
明主様御垂示
「それじゃ治りっこない。それは、あなたが浄霊に行っているんですか。」
信者の発言
「いたしておりません」
明主様御垂示
「浄霊してなくて尋ねるんですか。」
信者の質問
「M川の御浄化と精神病と関係が・・・」
明主様御垂示
「関係ない。薬毒ですよ。先に薬毒と言ったでしょう。
だから、やっぱりそうじゃないか。長くかかると言ったんだろう。その通りですよ。聞く必要ないですよ。
だからいったん治ったが、それは治ったんじゃなくて、一時的なんだから、
こういうのは、やはりいくども、治っては悪くなり、治っては悪くなるんです。
薬毒だからね。だから痛い所を浄霊すれば良いんだからね。
痛い所に浄化が起ったんだからね。気長にやれば良いです。」
明主様御垂示 「変死者の憑霊による癲癇、精神病」 (昭和27年3月17日)
信者の質問
「KM(二十一歳。女性)。二十三年十月癲癇のような発作を起し、顔面引きつり、全身硬直し意識不明となり、注射二本いたしました。
二十六年三月腹痛を起し、雪の下(薬草)をもんで服み、腹痛は止みましたが、
翌日より精神異常となり、泣き笑い、夜も歩きまわりますので、注射二本し精神病院に入れましたが、
ふつうの状態に戻り一カ月で退院いたしました。
最初の発作以前より月経不順でホルモン注射を二十日間いたし、退院後も薬を服み、発作は遠退きましたが、
智能はしだいに鈍り、仕事もできずブラブラといたしておりました。
二十六年九月より御浄霊をいただき、三日目より癲癇症状の発作が激しく、一晩に数回連続的に数日続き、その時も精神病のごとくなりました。
二十三日に入信させていただき、十一月御屏風観音様を御奉斎させていただきました。
二月には手がつけられなくなり、注射二本いたして止めました。
二十二年ごろよりイボ状の吹き出物が出、化膿はいたしませんが、身体のあちらこちらに出ており、背中の左に碗を伏せたくらいのがございます。
祖父は中風、祖母は心臓狭心症にて死亡、父も左半身不随で御浄霊をいただいております。
御神体はまだ御奉斎させていただいておりません。
霊的原因および御浄霊の急所につき御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「癲癇から精神病ですね。これは霊ですよ。
よほど救われない霊が、ここの家にいるんですよ。
それから、癲癇ですね・・・癲癇があとで精神病になったんですが、これも同じものです。
つまり一時的の精神病が癲癇なんだから、それで医者がいろんなことをして、癲癇が一時減ります。
それで、浄霊受けると非常に増えるものです。
それを間違えないようにしなければならない。
癲癇が、だんだん増えて治るんですからね。
医者が熱冷ましをやってますが、一時熱が冷めます。
ところが熱冷ましを止めて、浄霊すると一時馬鹿に熱が出ますが、それと同じ意味なんです。
だからそれを前もって言っておくと良いです・・・癲癇はね。
そうして、その霊も救わなければいけないんだから、光明如来様をお祀りしなければ駄目ですよ。
絶対に治りません。お祀りして、その部屋に本人を寝かせるようにする。
そうして、憑いている霊を救うんです。
それで、変死とかあるいは家出して行方不明になったとか調べて、そういうのがあったら、さっそく祀ってやるようにするんですね。
そういうのがありますよ。
浄霊は、やはり前頭部の中です。
ここに霊がいくと癲癇を起すんですね。
ここに憑るということは頭に曇りがあるからです。
それで、頸のまわりを浄霊すれば良いです。
その代わり非常に長くかかります・・・治るのはね。
良く御神書を読ませ、話を聞かせ、気長にやれば必ず治ります。
ふつうに・・・正気に・・・まあ、安心というような状態になるには四、五年かかりますからね。そのつもりでね。」
明主様御垂示 「御神体奉斎と癲癇」 (昭和26年11月18日)
信者の質問
「SS(三十四歳。男性)右半身不自由にて、六月より御浄霊をいただいておりますが、
七日に一度くらい手足が引き吊り、紫色に変わり、シャックリをして、意識不明になり、
最近では十分か五分で元に戻り、あとはケロリとしておりますが、顔は少し腫れます。
口はきけませんが、朝夕仏前にてお経を奏げます。
また君が代などを歌い、また子供の名を時々呼びます。
医診では、脳血栓と言われました。病人の妻は九月に入信させていただきました。
現在足を引きずりながら歩けるようになりましたが、その他は変化ありません。
病人はよく肥り、血色も良く、本人ならびに家族も一生懸命にお願いいたしております。
御浄霊はどこをさせていただきましたらよろしいでしょうか。
また、霊的になにか関係がございましょうか。」
明主様御垂示
「ケロリとして・・・死霊が憑るんですね。今はお経じゃ駄目なんです。お経じゃ効き目がないんです。
霊的関係・・・じやない。霊的ですよ・・・病気はね。
七日に一度・・・これは、死んだ病人が、そういう状態で死んだんです。
それが、あの世に行って浮かばれない。それで頼ってくるんで、この人に憑る。癲癇ですね。
これは、光明如来様をお祀りしてないですか。」
信者の説明
「まだでございます。」
明主様御垂示
「これが第一ですね。それと、御屏風観音さんはまだですか。」
信者の説明
「まだでございます。」
明主様御垂示
「それが根本だから、それをやらなければならない。
それをやらなくても治りますが、ずっと暇がかかる。
それをやると、ずっと早く治る。何分の一かになる。
死霊が救われないんだから、できるだけ本を読ませるんです。神様の本をね。」
信者の説明
「本も読めないような状態でございますが。」
明主様御垂示
「それじゃ、奥さんかなにかが読んで聞かせる。結局治りますがね。たいしたものではない。
この霊を救ってやれば良いんですからね。
仏教ですか。仏様はありますね。何宗ですか。」
信者の説明
「門徒でございます。」
明主様御垂示
「今言ったようにしてやりなさい。」