御神体と奇象について
明主様御垂示 「お供物の三宝倒る」 (昭和24年9月5日)
信者の質問
「私の所属の教導所及び同所の熱心に布教している教導師五人に、最近度々不思議な事が起ります。
八月初旬、私がその教導所に泊りました翌朝、大光明如来様御前に、御神酒と御神水と御洗米の御三宝が倒れておました。
その後、右のごときことが度々起り、ここに泊る人は、最初の夜何者かに首をしめられる恐ろしさに眼が醒めます。
教導師も同じような事があり、未だに続いて起ります。
一同大変気にしておりますが、今後どのように致しましたら宜敷う御座居ましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「御米やお水は間違っている。
観音様は人間の御姿で、人間は生米などは食わぬ。
人間と同じものを上げなくてはいけないと先に言ったはずである。
何か祟っている死霊である。
いろんな原因の場合があるからはっきり断定は出来ぬ。間違った点はないか査べてみよ。」
明主様御垂示 「お供えの蓮散る」 (昭和24年8月22日)
信者の質問
「御神体の前にいけさせて頂きました蓮の花がもの凄く揺れまして、その花は散らされてしまいました。
霊的に何か関係が御座いましょうか。御教えを御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「蓮の華は、よせという事であろう。
仏の花であるから、仏滅だからやめよとの事であろう。
祖霊がやったものである。」
明主様御垂示 「御神体の揺れと蛇」 (昭和24年8月1日)
信者の質問
「石川県の信者で、本年六月十八日夜の出来事で御座いますが、御神体に向って善言讃詞を奏上、お詣り致しておりますと、御神体が風もないのに「ガタガタ」と動きました。
不思議な事と思いながらその夜は明けました。
翌晩八時頃に御詣り中、フト上の方を見ますと、御神体をお掛けしてあります釘の上に両方より直径一寸五分、長さ三、四尺位の青大将が二匹、釘を中心に頭をX型にのせ下を見下している事に気付き驚き、
急ぎお詣りをすませ、奥の間に下り、二時間程経て行って見ますと、もうそこにおりません。
その後今日迄姿を見せませんが、これには何か意味が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「祖霊で蛇になっているのが喜んで御礼に来た。
本当は床の間(下の方)へ来るのが本当だが、人が気味悪がるから他に来たのである。」
明主様御垂示 「御神体奉斎に蛇狂喜」 (昭和24年8月18日)
信者の質問
「私の家は浄土真宗でありますが、娘病気の際特別の御利益を戴きまして入信し、大光明如来様を御祭りさせて戴きました。
今月十三日(御盆の日)午後三時頃、娘と孫が大光明如来様の御祀りしてある部屋で昼寝していると、
変な気配がするので急に目をさまして見ますと「青い斑点のある六尺以上の蛇」が這い上って来て、
大光明如来様の大の字の所に、蛇は頭をすり付けるように二、三度して下に降り、今度はコップの水を三度呑むようにして、
次は五六七大黒の写真のある所に這い下り、次は地上天国の御額を掛けてある所に上って行く。
あまりの事に娘は驚き妹を呼び、咄嗟(とっさ)の事に物差を以て尻尾の方を無意識に二、三回叩くと蛇は漸く下り、
後を振り返り振り返り頭を上げて「キャッキャッ」と三回鳴いて庭へ出て行ったそうですが、私が帰ると娘達は大騒ぎでありました。
婿養子は平素から反対で「御寺があるのに観音様等信仰するから先祖が叱っているのだ」と申しますが、
私は「先祖が喜んでいるのだ」と申しておりますがどうでありましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「結構な事である。
蛇になった先祖が非常に喜んで、嬉しいあまり慕って来たのである。
非常に嬉しかったものである。」
明主様御垂示 「猫の自殺」
信者の質問
「光明如来のお祭り致しますと、飼猫が集まり来り、光明如来を慕うがごとくに見え、そして順次痩せ衰え死に到るのが諸所に起る現象です。これにつき御説明を御願い致します。」
明主様御垂示
「これは理屈はある。あり得べき事である。
人間が猫に落ちたもので、猫の希望は、再び人間に生れ代る事であるが、
それで光明如来様の御前に集り、また、悪い物を食うとか、絶食するとか、猫の出来る手段で自殺するのである。」
明主様御垂示 「ナメクジについての奇象」 (昭和25年2月2日)
信者の質問
「SA(女性)と申す信者で御座いますが、このお宅は以前、現在住んでおります所より一丁ばかり離れました所に住んでおりましたが、
元住んでおりました所の井戸を、当人が転居致しましてすぐ家主が井戸側(土管)を掘り出して終いまして、水溜りのようになっておりました。
そこに蛞蝓(なめくじ)がおりましたが、これをSさんの子供達が遊びに行き石を投げ込んで埋めてしまいました。
するとそこにいました蛞蝓がSさんの家の障子の桟を這い、いつの間にか床の間の御神体をお祭りしてある所を這い廻った跡がついておりました。
これは霊的に何か意味が御座いましょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「蛞蝓も蛇、蛙と共に三すくみといって、霊的に普通のものとは違う。
人間が蛞蝓になるのは滅多にない。
しかし、人間が動物になり、動物が蛞蝓になる事はない事もない。
人間は虫にもなる。
光明如来様に救われたいために来たのかもしれない。
御神体の紙の所でも、醜くなければよい。
蛞蝓は、物質の霊化をするし、霊の物質化もする。
塩をかけると消えてしまい、いつか横へ出る事がある。実に霊的である。」
明主様御垂示 「地獄霊が御神体に出現した事例」 (昭和24年11月26日)
信者の質問
「九月上旬夕拝の時光明如来様の「明如」の二字のところに直径一尺位の真黒い円い物が見え、
不吉な予感にかられながら天津祝詞、善言讃詞を奉誦し終ると全く消え去りました。
十月中旬またまた夕拝の折どす黒い煙のような物が御神体の床の間一面に見え、
はっと思い前回同様に今度は二度、天津祝詞、善言讃詞を奉誦し終るや全く消え去りました。
前後二回とも昼間妻と少し信仰上の事で浄化致しておりました。
この事は私一人見えただけで、妻は知りません。いかなる事でしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「地獄霊などが救われたいために来る場合、見える時がある。
悪い意味のみの解釈は出来ぬ。
丸い黒い玉は地獄の霊で、雲みたいに沢山来たのである。
光明如来様の光と祝詞で救われたのである。」
明主様御垂示 「御神体の破損 身代り事例」 (昭和25年5月8日)
信者の質問
「四月二十八日午後二時過ぎ、風のないのに戸が倒れまして御神体をお切りしましたことを深く御詫び申し上げます。
同時刻に主人が工場で旋盤の機械にまき込まれるところを、ズボンだけまきこまれて事なきを得ました。御守護誠に有難う御座いました。」
明主様御垂示
「これは身代りである。」
明主様御垂示 「仏壇に五色虹」 (昭和24年10月19日)
信者の質問
「AK(男性・三十二歳)、本年九月入信致しまして、去る十月五日光明如来様をお迎え致し、同家を水戸教導所にさせて頂きました。
同人は入信以来仏壇に毎日善言讃詞をお上げしてお詣りしておりましたところ、
光明如来様をお祀りしてより五日目頃に仏壇の後方の板に位牌の高さに金色に輝く五色の虹が出て、今日に至るも消えません。いかなる現象で御座いましょうか。」
明主様御垂示
(子供の身体を根拠としてやってもらう。祖霊の中のあるものがやる。)
明主様御垂示 「蝋燭の光と霊示」
信者の質問
「光明如来の御祭りの際に仏壇中でコトコト音がし、ローソクの光に異常があります。その理由をお示し下さい。」
明主様御垂示
「先祖が喜んでいるので音がする。
神様を拝んでると、ドシンと音がする事がある。
音で知らされる事はよくある。
神様が勇まれると、ローソクが揺らぐ。
神様が知らさるる訳である。」
明主様御垂示 「御神体奉斎時の落雷」 (昭和26年9月25日発行)
信者の質問
「昭和二十五年一月以降七月までに一家五名全員入信いたし、屏風観音様を奉斎し、妻と二人、教師の御資格を、また「浄力」様も拝受し、
今年五月十五日、大光明如来様の御霊鎮も執り行なわれ、出張所のお許しもいただいている一家でございます。
六、七月と心に懸りながらもお祭りもできず、八月十日ようやくお祭りの運びとなりました。
この日甘木支部のK先生は午前中から太刀洗へ来られるお心算(つもり)のところ、
バスの時間が違って実現できず、M先生御随行にてお着きになったのは午後一時半でした。
お祭りは順調に進み、甘木行の最終バス午後八時発でお帰りの御予定でしたが、六時半ごろ御浄霊はまだ十人余もあり、それに二十日以上一滴の雨を見ぬ空が急に暗雲重畳の有様。
お参りの人たちは狼狽して帰り、七時半ごろより篠つく夕立となり、雷鳴はものすごく稲光は停電の屋内をいくどか昼のように明るくしました。
両先生と会員一名(資格者)家族五名(全員入信者)計八名、大光明如来様をお祭りしてある六畳の間にて夕食中、午後八時ビシッというような異様な大音響と同時に、
全身にビリビリッとするような感電感が流れ、隅のメーターのヒューズから白色の閃光が飛び、
下の子二人(十二歳と十五歳)は頭が痛いと泣き出し、お互いの御浄霊で二十分くらい後にはみんなシャンとなりました。
ふたたび大音響と閃光、震動、暗黒の中に、ただ御浄霊が笑声の中に続きました。
家中キナ臭く、いくどか雨に濡れ家の周囲を見まわりましたが異状はみとめませんでした。
ただ夕立が十時ごろ晴れ、他家の停電は復旧しましたが家はただ暗闇でした。
翌朝調べますと御神体お祭りしてある六畳の間と、以前光明如来様をお祭りしてあった三畳の間のみが異状なし。
すぐ横の玄関の土間の電球は真っ黒になって断線、碍子(がいし)は粉微塵に割れて飛び散り、
その真上の屋根の棟瓦のみ約三十枚余割れて飛散し、
炊事場の電球は微塵に砕けて、電球のかけてあった柱には鋭利な大きな爪で引っ掻いたような生々しい跡があり、
それでもどこ一つ焼けている所もなく、その他の損傷はなに一つありませんでした。
神の霊衣に包まれる身の幸の大きさを痛感するとともに、差別なくすがりつく者に垂れ給う大慈悲に感泣しました。
この家は旧軍用建物の守衛所の増築であり、付近には爆撃による死傷者もそうとう出た由、
なお、近ごろ学校の敷地拡張のため、移転を請求され、予算不足で行き悩みの状態であります。
この落雷はなにか意味のある霊的な現象でありましょうか。
または偶発した一自然現象でありましょうか。
まことに恐れ入りますが御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは決して偶発ではない。
その家の霊界に非常な曇りがあったので、それを雷火によって浄められたのであるから大いに結構である。
ふつうの落雷ならばだれかに傷害があるべきところを、御守護で除けてくださったのであるから、大いに感謝すべきである。」
明主様御垂示 「トタンが落ちる音と赤い目玉の出現」 (昭和25年4月25日)
信者の質問
「私の関係信徒、ET氏の光明如来様の御祭りの翌日には、大変主人は苦しがり、
当夜半二時頃子供の小便に目がさめて、何気なく表を見た折、突然トタンが落ちる音と共に、赤い目の玉のようなものが見えました。夫婦共見ました。
後で気が付けば屋根のトタンは落ちておりません。
光明如来様といかなる関係がありましょうか。御教示下さい。」
明主様御垂示
「相当の神がお知らせになったのである。
音で知らされる事はよくある。お宮の場合よく音をさす。
光の玉というのは神の霊で、移動される時は玉になられる。
人魂のようなものである。
赤い光は日の系統、白色や紫色は月の系統である。」
明主様御垂示 「御神体奉斎家屋の上に火の玉」 (昭和24年11月25日)
信者の質問
「私はただ今大光明如来様を奉斎し、教導所として御用に邁進致しておりますが
「今月二十日十八時頃、自宅屋上より直径二寸位の丸い真赤な火の玉が一メートル程横に飛び出て、床の間の屋根の上に落ちました」のを隣家の人が直視したと申しておりますが、
観音様とあるいは霊的に何か関係がありましょうか。御教示下さい。」
明主様御垂示
「関係ある。霊である。真赤な火の玉であるから、生霊の場合もあるが、
観音様に憧れて遠くから来たもので、一たん止ってまた移動したので、
祖霊の中で神格を得た人といったのは火の玉になって移動する。
であるから祖霊の古いものである。
観音様にお願いがあるとか、大光明如来様にお遇いしたいとかいう意味で、許されて来たものである。」
明主様御垂示 「光明如来様、消毒剤の非をお知らせ給う」 (昭和24年7月27日)
信者の質問
「ある信徒の家の光明如来様の御霊鎮めの際に、参拝の全信徒の眼がしかしかと痛み出し、皆が不思議に思いました。
すると一信徒が穀物の消毒剤の二硫化炭素を買って来て置いたのに気がつき、それを部屋外へ出しますと痛みが止りました。
右の品は完全に封がしてあり、家へ持ち帰り、封を取って一日になっても以前のような現象はありませんでした。
総ての物質から霊気が出ているそうですが、右の場合はいかなる訳で目が痛み、また光明如来様の前とそうでない場合と違うのはいかなる理由によるのでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「光明如来様がそういうものを使ってはいけないという事を知らして下さった。
それで光を強くされた。穀物の消毒薬は間違っている。
薬で病気を作って止めてると同様、間違った耕作をしてるから薬を服ます事となる。」
明主様御垂示 「御神体奉斎により出口師の短冊が変色した事例」 (昭和24年8月30日発行)
信者の質問
「ある信者が大光明如来様をお祭りさせていただきましたところ、
その部屋に貼り交ぜ屏風がございまして、出口王仁三郎師の万年青の短冊がありましたが、
一夜にして葉の色があせて枯葉色になってしまいました。
いかが解釈しましたらよろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「出口王仁三郎師は月の神様が人間に生まれたのである。
光明如来様は日の光であるからその光にあって枯れてしまったので、決して不思議ではない、あり得べきことである。
勿論霊のほうが枯れて体に映ったのである。」