家族の信仰反対と別居・離婚について


家族の信仰反対と別居


明主様御垂示 「無闇に別居すると社会から批判される」 (昭和25年3月28日)

信者の質問
「私は昭和二十二年五月入信させて頂きました者ですが、主人も長男も反対で、事々に辛く当ります。

長男は御写真、御神体までも御無礼を致してしまいました。

あまりの事に気も狂わんばかりで御座いました。

最近またまたひどくあたり、そのため私は家を出て一ケ月ばかりになります。

この頃になって主人は早く帰ってくれと申します。

私はどうしても未だ帰る気持になれません。

主人の母は十六人子供を生みましてその内十三人締め殺したとの事で御座います。

主人は誠に身持ちが悪く、私は四人目の妻で御座います。

私には五人の子供が御座いますが、この際お道のために御奉仕させて戴きたいと思いますが、いかが致したら宜しゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「ちょっと具合が悪い。

家を出るのはいいが、それを材料にして救世教は家庭破壊の信仰といわれると道の障りになるから、そういう事のないようにする。

腹の中で信仰していて、家庭にいるうちは信仰の話はせぬ。

時期を待てば神様がうまくして下さる。」




明主様御垂示 「勘当され入籍する事」 (昭和25年2月15日)

信者の質問
「親兄弟から教団に入ったために勘当されて私の家(母と子供二人)へ入籍出来るかどうか。

私の先祖に対して、入籍した場合、どうなるでしょうか。」


明主様御垂示
「このままで時期を待つ。極端な事はいけない。了解得ぬと霊が邪魔する。

神様がうまくして下さる。

こちらから緩和してゆけばよい。」




明主様御垂示 「信仰に反対する夫との別居を首肯された事例」 (昭和26年4月25日発行)

信者の質問
「私は十九歳のとき、村の方の所へ嫁ぎましたが、夫はすでに梅毒を患っており、

私に染るのを恐れて一度も夫婦の交わりをいたしませず、毎日暗い日が続きましたので、

堪えられなくなって、八カ月目に夫と姑が無理に頼んで止めるのをふりきって実家へ帰り、ただいまの夫の所へ嫁ぎました。

そして昭和二十三年十月入信させていただきました。

夫はそのとき反対ではなく、また賛成でもなかったのでございますが、本家は反対でございました。

それから一年あまり毎月姉の家で例祭のありますとき、お詣りし先生のお話を聞かせていただいておりました。

去年の二月ごろから夫は、夜大きくうなされたり、悲しんだり、泣くようなことを申すようになり、

また会社で「お前の女房は観音教の先生に瞞されている」と聞いて帰り、ぶつ、けるの乱暴をいたします。

それでなくてさえ反対の本家は、もったいないことには私の御守り様を取り上げてしまい、父は焼いてやるとまでおっしゃったのでございます。

その後本家の父と兄は赤痢になって入院、父は間もなく死亡など、次々と不幸が続いております。

私の夫は固い律儀な人で、お仕事や言語には変わりございませんが、家では半気違いのようになって、自分で妄想を作り上げ、激しく責めたて、本当に人様に言えないようなこともございます。

いくら話をしましても聞き入れもしません。帰れと申しますので、子供と別れて親の家へ帰っております。

いかがいたしたら良いのでございましょうか。

私の住んでいます家は夫の叔父に当たる方の家で、二人とも死んでおられませんが、生前よく男があるとかないとか、争っておられましたそうです。

それから私が初めに嫁ぎました夫は、兄が亡くなって、兄嫁と一緒になり、男の子二人をもって幸せに暮らしています。

最近本家の兄も弟(私の主人)の日ごとに募る狂態をいろいろ心配いたし、お道の先生とも話してメシヤ教に対する認識も変えてくださったようで、

まだ御守り様は主人が嫌うので、返してもらえませんが、なんとか夫をもとのように返すにはいかがいたしたらよいでしょう。どうぞお導きくださいませ。」


明主様御垂示
「これは霊的原因が大いにあるが、ちょっとここでは言えない。

夫が帰れと言うのだから実家へ帰って、一生懸命信仰に励み、徳を積むことが最もよい。

あなたが苦しむのは、あなたに罪があるのだから、徳を積んで罪を消すことである。

消えただけは幸福になるのであるから、今後その方針で進み、後は神様にお任せすれば、必ずよくなるのである。

次に反対者にはなんとかして、「栄光」か「地上天国」を読ませるようにするのが一番よい。」




明主様御垂示 「信仰に反対する息子との別居を首肯された事例」 (昭和27年3月1日)

信者の質問
「教会を作らせていただきましてより六年になりますが、いろいろと邪魔をされます。

先妻の子がおり孫もおりますが、一家入信いたしております。

息子が大光明如来様をやぶいたりいたします。

しかし、いろいろと御浄化をいただく度に良くなってはおります。

教会に一緒にいることを嫌い、他に行けと言います」

明主様御垂示
「霊が憑るんですよ。

そうすると、あなたがお嫁に行ったときは、先妻が亡くなってからでしょう。

亡くなってから、どのくらい経ってからですか。」


信者の発言
「その間に三人妻がありまして」

明主様御垂示
「みんな生き別れじゃないんでしょう。」


信者の発言
「生き別れでございます」

明主様御垂示
「今の、反対する子供の母親か何かが祟っているんじゃないかな。

それがまだ執着が取れないんだね。

その母親は祀ってあるか、解らないのかね。」


信者の発言
「私の家の墓に一緒にし、お祀りもいたしております」

明主様御垂示
「あなたのところの仏さんに祀ってあるんですね。

それは、だんだん良くなりますよ。

だから、息子に対してあなたが、止めようとか注意とか、できるだけやらないようにするんだね。

放ったらかしておくんです。」


信者の質問
「主人が、別居したほうが邪魔が入らなくて良いんじゃないかと申しますが、どういう処置をいたしましたらよろしいでしょうか」

明主様御垂示
「だから、あなたはできるだけ干渉しないように、勝手にやらせるようにするのです。

それから、今の主人の言ったことは・・・別居するということは、ごく良いですね。」


信者の発言
「私は、負けてなるものかと、一生懸命・・・」

明主様御垂示
「それは違う。そのあなたの考え方がいけない。できるだけ負けるんです。」


信者の発言
「親族会議を開いたりいたしまして、いろいろと申します」

明主様御垂示
「そう言われたら『あなたの言うことはごもっともです。私もぜひそうしたいが、どうもそういうわけにはいかないので、どうにもしかたがないんですよ』と言うんです。」


信者の質問
「私もそういうように言っております」

明主様御垂示
「そうして、なるだけ柳に風みたいにして、時節を待っているんです。」


信者の質問
「二十三回忌が来ましても、浮ばれないのでございましょうか」

明主様御垂示
「それはそうですよ。浮ばれないですよ。」


信者の発言
「因縁か曇りかと思いまして・・・」

明主様御垂示
「因縁と曇と両方です。だから、今言ったようにしなさい。」




明主様御垂示 「夫婦別居すべきとされた事例」 (昭和24年12月20日発行)

信者の質問
「私の主人は昭和十八年、御光りをいただき三カ年ほどは熱心な信者でありましたが、その後気が変わりまったく信仰を捨ててしまい、最近まで私と子供は別居生活をいたし布教に専心しておりました。

今度縁者の勧めにより、ふたたび一緒になるべく子供とともに夫の家に入ることになりました。

ところが現在夫の職業は手術台製造工場を経営いたしており、本教とはまったく相反した仕事で、私といたしてはその矛盾に悩んでおります。

また私が浄霊することを非常に嫌い、子供の浄霊をすることさえ拒みます。

私は教導師としてお仕事を続けて行きたいと思いますが、現在の所にいてはとうてい望みがありません。

子供を夫に託し家を出ようと思っておりますが、いかがいたしたならばよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これは一緒にいてもどうすることもできぬ、別居したほうがよかろう。

そして一生懸命信仰し、いっさいを神に任せて時期を待つのである。

ある時期へゆくと、御主人も判るようになる、祖霊が判らすようにする。」




明主様御垂示 「反対者がいる場合には別居しても先祖供養すべき場合もある」 (昭和25年5月25日)

信者の質問
「私の母は村上家の相続人でありながら曽我家に後妻に嫁いで(先妻の子、三男一女あり)二子を生みました。

そして兄は村上家の後継者として村上姓(母も未だ村上です)を名乗り、私は先妻の子と同じく父の姓を名乗っております。

母は嫁ぐ時に村上家の仏壇を持って来て祀っておりますが、先妻の長男は村上家の仏壇を祀る事を嫌います。

同居しておりますので、別居して村上家の仏壇を祀る方がよろしいのでしょうか、御伺い致します。」


明主様御垂示
「その方がよい。反対者があるとき祖先は非常に嫌う。」




明主様御垂示 「家にいても出ても差し支えないとされた事例」 (昭和25年3月28日)

信者の質問
「私は昭和二十三年入信した者ですが、

主人と長男が御道に反対し特に長男は御写真や御神体に御無礼迄働き私を気狂いだと申します。

余りの妨害に私は家を出まして一生懸命に御縋りして居ります。

最近主人は早く帰れと申しますがどうしても帰る気になりません。

主人は身持ちが悪く私は四人目の妻でございます。

私の五人の子供を罪滅ぼしに御道に御奉仕させ度う存じますが如何でしょうか。」


明主様御垂示
「そうですねぇ。これじゃ一寸、ま、具合が悪いな。

ただね、こういう事は気をつけなけりゃいけない。

家を出るのはいいですけどね、

それを一つの材料にして「メシヤ教ってのは家庭破壊の信仰だ」という風に悪く宣伝されると、

やはりこの御道の障りになりますからね、

そういう事のない様にやれば、

家に居ても家を出ても差し支えありませんよ。

宗教によっては、信仰に入った為に家庭の平和が破壊され何かと問題を起こすのがよくありますがね、

こんな事から誤解を受けると障りになりますから注意しなくちゃいけません。


こんな場合に、どういう風にしたら一番いいかって言うと、

この人が肚の中だけで信仰して、家庭では信仰の話をしないでね、

そして神様に御任せしておけばいいんです。

この人は自力でやろう、自分で判らせようとしてるんですが、

自分だけ益々信仰を深めて時期を待つって言うやり方が一番効果的なんですよ。


世間には極端な宗教がありますからね。

以前やっぱりこの人みたいな立場の人があってそれは○○教でしたがね、

先生に聞いてみた所、その先生が「あんたは神様と御亭主とどっちが大切なんですか?御亭主を捨てて家を出なさい」って言われたんでね、その通りしたそうですよ。

その人はその後こっちへ入信しましたが、主人がある様な、ない様な変な具合なんでね、

よく聞いてみたらそういう訳だったんですよ。

その頃主人は満州に行って留守だったからまだよかったんですが、内地に居たら大分面倒だったでしょうね。」





家族の信仰反対と離婚


明主様御垂示 「信仰の向上により離婚することもある」 (昭和23年8月28日)

信者の質問
「愛し得ない夫婦が今後とも生活を続けることはたいへんな苦痛ですが、

この苦しみを除けるよう神様のお許しをいただけましょうか。」


明主様の御垂示
「たいへんな苦痛ですが、どうしてこれを解決するかということは人間にはできない、神様にお任せしたらよい。

そういうところは神様は実に気がきいてますよ。

ただね、夫婦は産土神が結合せられたのであって、人為的にやったのではないということだけは信じなければいけない。

無理に人間が結合したのは離れさせられるのです。

夫婦のうちいっぽうが反対する場合があるが、それはその反対により身魂が磨かれるのです。

そして いっぽうがいよいよ信仰を強め、霊的に高まるほど他のいっぽうはやがてそれについてくるか、

あるいは離れてしまうかいずれかになります。

離れた場合、信仰のあるほうは霊的な高さがだいたい同じくらいの人とまた結ばれたりするんです。

国の場合も、周囲に敵があるとその国は発展するのです。

ヨーロッパの文化が発達したのも原因はそれです。

東洋にはそんなことがなくお互いに遠く離れていたりしたので、ノンキにしておられた。

従って文化の発展も遅れたのです。」


信者の質問
「神代時代は男女間の愛情の表現は自由であり、また一人で幾人もの異性を愛することもできたようですが、

民主主義の今日このようなことは許されないことでしょうか。」

明主様御垂示
「これは少し虫がよすぎる。

人間の愛情はそんな簡単なものではない。

愛し合えない者は気の毒だが、しかしこれも神様が結んだのだから・・・

なにごとも神様にお任せして霊的に向上することが幸福の原因なのです。」




明主様御垂示 「信仰の向上により離婚することもある」 (昭和24年5月25日発行)

信者の質問
「連れ子をして再婚した者ですが、夫に愛情がなく観音様の道も理解してくれません。  

離婚したほうがよいか迷っております。御指導願います。」


明主様の御垂示
「お指図はできない。これは観音様にお任せしておくのが一番いい。

決して無理をしたり、荒立てたりしてはいけない。

観音様にお任せし時を待っていれば必ずうまく解決する。

罪穢相応に苦しむのである。


人間は霊層界に籍があるが、

夫婦のうちいっぽうが磨けて向上し、あまり両者の位置が離れると、

どうしても生き別れ死に別れすることになる。

右の理によってどちらかが磨けたほうへ接近しなければ、共白髪まで添い遂げることはできない。」




明主様御垂示 「信仰の向上により離婚することもある」 (昭和24年12月)

信者の質問
「私は一年前より肺浸潤と腹膜炎を患いましたが、わずか三日間の御浄霊にて起きられるようになり、

あまりに顕著な御利益にさっそく母とともに入信いたしこのたび御神体もいただきました。

しかし私の主人は私を全快の見込みなしとし、私の父母と私を養って行けないとて子供を置いて実家に帰ってしまいました。

籍はまだそのままですが、ぜんぜん送金もいたしません主人と一緒になることはいかがでしょうか。


明主様御垂示
「これはね、光明如来様にお願いして、もうなにも考えないほうがいいんです。

根本を言いますとね、この奥さんに霊の曇りが少なくなって、霊的に向上すると、

もし一緒になったほうが仕合せなら一緒になるし、

一緒になっては不仕合せなら、その主人とは別れて、別の人と一緒になるか、それともしばらく一人でいるかになりますね。

とにかく、この信仰に入って、光明如来様にお任せしてればこの御婦人が仕合せになるようになりますよ。


ここでちょっと夫婦のことを話すと、夫婦は霊的に言うとたいした違いはないんですよ。

ところが、いっぽうが信仰に入って霊的に向上すると非常に離れてしまう。

その場合霊の下のほうは生き別れるか死に別れるかしないとどうしても釣り合いがとれないんです。

けど下の人が気がついて一心に信仰すると一緒になれるわけなんです。

だから、主人の信仰が進まずにずっと離れてしまうと、いくらくっつけようとしても、もうくっつかないんですよ。

どうしても別れるようになっちゃうんで、またそれでいいんですよ。

そこで神様が因縁によって同じような人を一緒にさせてくださるんですよ。


結婚だってそうなんですよ。

非常に違ったのが一緒になろうったって駄目なんですよ。

自分が磨けてりゃ必ずいい配偶者が来るものなんですよ。

だから、嫁入りのときにいろいろ家系だとかなんだとかを調べますね。

けど、ああいうことはいらないんです。

神様にお任せしときゃ必ず同じくらいの人が一緒になるんです。

なんにも心配はいらないんです。


家の引っ越しなんかもそうなんです。

家相だとか方位方角なんかちっとも気にしなくたっていいんですよ。

ちゃんとその人に相応した方角の家に越すことになるんです。

中有界の人は中有界の方向へ越すし、身魂が天国にある人は、どうしたっていい家でなけりゃ越せないんです。

同様に霊が地獄にいる人が、いくらいい家相や方角の家に越そうとしたって、決してそんな所へ行けやしないんですよ。

私なんかそれを知ってますから、家相もなにも調べやしないんです。

気が向けばそこへ行って見る。行くと必ずいい家なんですよ。

かえって越してからその家のいい所がたくさん判ってくるんですよ。


なんにしても原因は自分にあるんですよ。

自分が自分の運命を造るんです。

言いかえれば運命はその人の徳によるんです。

いいことをすればいいことが多くなって運命はよくなるんですよ。

なんのことはないんですが、ただできにくいんですね。(笑声)

「言うは易く行うは難し」でね。

しかし、いいことをやり出すと、いいことに興味が出てくるもんで、

いいことをするのがおもしろくなり、悪いことをするのがバカバカしくてできなくなっちまうんです。

悪いことは癖がついてると離れ難いもんですが、信仰するとその癖が離れやすくなり、それだけいいことをしやすくなるんですよ。

それに、いいことをするようになれば神様の御守護があるからなおさらよくなるんです。

といって、勿論その人にはその人だけの運命があるから、その運命だけのものはきますからね。

ただその場合、大難は小難にしていただき、小難は無難に振り替えていただけるわけなんですよ。」




明主様御垂示 「離婚を暗に促された事例」 (昭和27年1月16日)

信者の質問
「四十才になる婦人。お産後の子宮出血が因で、今日に至るも治らず、御浄霊をいただき、二カ月くらいの間一時止まりましたが、

今度は寒気がして咳が激しく、痰も出、衰弱いたしますので、教会にて二カ月ほど御浄霊をいただき、たいへん楽にさせていただきましたが、その後はっきりせず衰弱も加わっております。

主人および親戚一同は御浄霊を嫌い、医薬療法を奨めるため、家庭の不満は去らず、主人は光明如来様を破るなどいたし、御浄霊をいただくために、逃げ隠れして伺う状態でございます。

結婚当時から、心にもない義理的の結婚を養父から奨められたため、結婚後毎日のように不満を抱き、病気も婦人科の手術、灸療法をやったりいたし、今度は黄疸または肺浸潤のために気胸療法六回、マイシン十五本いたしましたが、いっこうに良くならず、

二十四年一月に入信、御浄霊を時々いただきましたところ、体は肥ってまいりましたが、病状はっきりいたしません。

主人は、御浄霊を止めて医者に行くように厳しく申しますが、いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これはどうも感心しませんね。これは、こうしろと言うことは言えませんがね。

もし私が、この人の親だったら離婚しますよ。

離婚しろとは言えません・・・それでは、はなはだ誤解を受けますから、私としては、そういうふうに考えますね。

これは、ぜんぜん霊的に合っていないんですよ。

ですから、夫婦である間は仕合せになれませんね。


それから、こういう反対のある場合は治らないんですよ。

いつも言う通り、その霊が邪魔してね、霊の邪魔というのは実に恐ろしいもので、

その一家にいると、絶えずその霊が働きますから、その邪魔によって浄霊の力があんまり強くないんですよ。弱りますからね。

ですから、これは浄霊している教師は、本当は止めた方が良いです。

そうして時期を待つんですね。

ところが本人がなかなか止められないから・・・それに、すがってくるでしょう。

そうしたら、本人に穏やかに ・・・結局離れるようにした方が本当は良いですね。

それでないと、こういうのは、霊的に食い違っているんだから、仕合せになれないし、信仰にも入れないんですね。

従って、幸福にはなれないというわけになる。


これは、つまり結婚が間違っているんですね。

こうなると、恋愛結婚は良いということになりますが、恋愛結婚でも見合い結婚でも、結局同じことですが、

これはその人が霊に曇りがたくさんありますから、うまくいけないんだから、

それだけの苦しみをして、霊がそれだけ浄まるんですから、浄化ですよ。

病気でない浄化ですね。

それは、それだけの苦悩なんですから、一番良いことは、信仰をして神様にお願いして、御主人を刺激しないようにして時期を待つんですね。

そうすると、その人に御守護がだんだん加わると、自然に離れられるか、さもなければ御主人に信仰心が起って、円満になるか、どっちかですからね。

その辛抱ができなければ、離れるよりしかたがないですね。

それは、その人の気持ちですね。

その道理だけを説いて、あとは本人の自由意志と・・・それよりしようがないですね。」




明主様御垂示 「離縁を迫られる婿養子」

信者の質問
「本年二十六歳の男子、婿養子に行き一子迄ありますが、

家族が全然信仰心がありませんので、目覚めさす目的で家を飛び出し布教に従事しておりましたが、

最近家に戻らなければ離別すると云われております。

いかように致したら宜敷いでしょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「どっちでもよい。結果は同じである。気持次第でやる。」