明主様に対するお伺いの心得について 2 (信者からの愚問の具体例)
明主様御垂示 「瑣末な神様について知ることは無意味」 (昭和27年9月25日発行)
信者の質問
「建御名方(たけみなかた)尊の信濃入りの御順路は、東海道から天龍川の川添いに上って、諏訪へ行かれたとの説、
また北陸をまわって信濃川の川添いに上って上田を経て、和田峠を越えて諏訪へ行かれたとの説、
また長野から信濃川の支流の犀川の川添いに上って松本を経て、諏訪に行かれたとの説など聞きましたが、いずれが正しいのでございましょうか。
右御垂示いただきたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「この神様は神武天皇の軍勢に追い駆けられて、諏訪へ逃げたので、その経路などいまさら知ったところで、なんの意味もないではないか、
そんなことに関心を持つようなチッポケな了見は止めなさい。
なんとなればそんなことを知ったとて、世界人類を救済する上に、なんの必要があるかということを、よく考えれば分かるだろう。」
明主様御垂示 「瑣末な神様について知ることは無意味」 (昭和27年9月25日発行)
信者の質問
「長野県小県郡東塩田村(上田市の南)に国幣(こくへい)社生島足島(いくしまたるしま)神社がございます。
宮司様の話では国土の守護神で、また、この神様は元大本教本部でもお祀りしてあるとのことですが、御祭神はどういう神様でございましょうか。
また、右神社は古い神社で、建御名方尊が信濃入りをなされたときすでに御鎮座なされておりまして、
尊が諏訪へ行かれるお道すがら御参拝なされたとの伝説があるそうでございますが、そのように古い御社でございましょうか。」
明主様御垂示
「そういうことは、神主に訊いたら一番よく分かるだろう。私としては低い神様だから教える必要はない。」
明主様御垂示 「神名を事細かに覚えるのは無意味」 (昭和27年9月25日発行)
信者の質問
「金龍神様は八大龍王の上にましますものでございましょうか。
または八大龍王の筆頭が金龍神様なのでございましょうか。
また八大龍王の御名はなんと申し上げる龍神様でございましょうか。」
明主様御垂示
「これは御神書にあるから、支部長に訊いてそこを読みなさい。
ただし御名前は神名と仏名と両方あるが、これを覚えたとてなんの役にも立たないから、書く必要はないだろう。」
明主様御垂示 「愚問に対して御神書を拝読するよう御垂示された事例」 (昭和26年2月25日発行)
信者の質問
「いろいろと御教えいただきまして、現象の背後にある御神意を、少しずつ理解させていただけるようにならせていただきました。
これは宗教的なものの見方とも思われますが、信仰によって一つの人生哲学を学ばせていただいているとも思われますし、
また哲学よりも、宗教のほうが本質的なものであると御教えいただいてもおります。
現在の私たちの立場はその意味において、宗教以前の段階にあるものと理解させていただいて、よろしいものでございましょうか。
真の意味の宗教は、もっと身魂が磨けてから御教えいただくものなのではございませんでしょうか。お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「この質問の最後にチト変な所があるが、推察して答える。
とにかく、今日までの宗教ではないよりは結構だが、この世を天国化する力はなかった。
これは事実がよく示している。
ところが本教は、実をいうと宗教以上のもので、なお未だかつてなかったのである。
いよいよ時期到来して、神様は私をして地上天国の基礎を造らしむべき大任を、負わせ給うたのである。
なによりも御神書をできるだけ読むことだ。それでよく判るはずである。」
明主様御垂示 「愚問に対して御神書を拝読するよう御垂示された事例」 (昭和26年11月25日発行)
信者の質問
「私は十三年前、円導一心会と称する宗教団体によって仏に帰依し、
本年八月本教に入信まで、その説くところの「南無阿弥陀仏」で仏前回向(えこう)、日想観(太陽に向かい合掌瞑目し「南無阿弥陀仏」を十遍唱え、呼気して徐々に開眼し、太陽をみつめるとまばゆくなく、周辺一帯の空に黄金色を拝する)、水想観(日想観と大同小異)をしてまいりましたが、
天津祝詞、善言讃詞で日月を拝することは支障ありませんでしょうか、お伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「拝むべき神様の祀ってない場合はそれでもいいが、本教では光明如来様をお祀りしてあるのだから、それを拝んでいればいいのである。
光明如来様は日と月の両方のお力を具えていられるからである。
だいたい、太陽を拝むのは原始人の自然崇拝のやり方であるから、今日の文化人としたら相応しないわけである。
廃(や)めたほうがいい、この人は御神書の読み方が足りないため、本教の本義が分からないからであるから、御神書をできるだけ読んで、身魂を磨くようにしなさい。」
明主様御垂示 「愚問に対して御神書を拝読するよう御垂示された事例」 (昭和24年2月11日)
道法礼節について
信者の質問
「道法礼節について御教えを賜りたく御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「信仰雑話「順序」の項にかいてある。」
明主様御垂示 「日々の御神書拝読の不足を咎める御垂示」 (昭和28年11月25日発行)
信者の質問
「私事、昨年十月十四日、突然脳溢血の御浄化をいただきまして左半身不随にて、大小便の機能がまったくございませんでした。
御浄霊をいただいておりますうちに、感覚がつくようにならせていただきまして、まことにありがとうございました。
小便のほうは一カ月ほど前までは一時間くらい持つ程度でございましたが、ただいまでは多量で無感覚に出て、とても薬くさくなりました。
それから左の手足がつり、腹部が痛むことがたびたびでございます。
御浄霊の箇所御教示賜りたく謹んでお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「中風についての説明は御神書にあるからそれを見れば分かる。」
明主様御垂示 「愚問に対して支部長に相談するよう御垂示された事例」 (昭和28年6月25日発行)
信者の質問
「謹んでお伺い申し上げます。
たびたび御垂示いただいております「稲荷」の処置についてでございますが、
私は八歳のとき当家へ養女となり、(養母HY、十五年前死亡)が祀っておりました祠を調べましたところ「大元稲荷大神」であることが分かりました。
養母は四度夫をかえ(三人は生き別れ、四度目は死ぬまで連れ添っていました)、
女ながら分家しており、本家は絶えましたので祖先からのをもらってきたのか、自分が祀ったものか分かりませんが、
二十七年前から祀ってあったのは記憶にございますが、それ以前のことは判りません。
現在の場所に家を新築して、引き続き祀ってからは十七年になります。
お祀りしてある場所は、大光明如来様御奉斎の隣室の鴨居に棚をして、他の神様と一緒に祀ってありましたが、
二月十一日全部の神様にお帰り願うべくお祀りをすませ、祠の処置をと思い、
もう一度御神書を拝読させていただきまして、手落ちのあることに気がつきお伺い申し上げ、御垂示いただくまでの御守護をお願い申して、
御神前の一段低い所に、ちょっとした台を置き、そこに祀っております。
毎月のお祭りはいたしておりません。正月と氏神様の祭礼のとき御神酒をお供えし、榊は枯れたとき取りかえております。
御教えには伏見、豊川などより御神体をお受けしたものは、光明如来様御奉斎後一年くらいで処分してもよいが、
大祖先よりのものは一代、野狐などは三年くらいと御垂示いただいておりますが、私の場合はいかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。
なお、家族の状態は娘(養女二十二歳)と二人きりにて(夫は戦死)二十五年五月に二人とも入信させていただき、
同年七月千手観音様を、二十六年一月光明如来様を、二十七年十二月大光明如来様を御奉斎させていただき、
家業(衣料品販売業)のかたわら、御用に専念させていただいております。」
明主様御垂示
「稲荷のことは支部長に教えてあるから支部長に訊きなさい。」
明主様御垂示 「愚問に対して教会長に相談するよう御垂示された事例」 (昭和28年8月25日発行)
信者の質問
「弟H儀(二十九歳、二十三年十二月入信)。
入信当初は腰椎カリエスを固めた痕に浄化をいただき動けなくなりましたが、お蔭様にて楽にしていただき、仕事もできるようになりました。
一昨年八月下旬に再浄化をいただき、リウマチのように痛みましたが、徐々に薄らぎ松葉杖に頼って歩行できるようにしていただきました。
去年五月から右大腿部に膿が溜まり始め、歩行もできなくなりました。
八月中旬には化膿し、多量の排膿がありましてより穴は順に増えて三カ所十穴くらいになり、今も出続けております。
ところが十二月ごろより膿の出が少なくなって疲労が酷くなり、起きてはおれなくなりました。
そのころより排尿量も少なくなり、二月上旬より腫れ始め、四月上旬には全身的に浮腫み、同月中旬にはもうだめかと思われるくらいでありましたが、
御守護をいただきまして徐々によくなり、六月上旬には排尿量も増えて下痢もしばしばあるようになりました。
当然死より他にないと思われますようなところをお救いいただきまして、ありがとうございました。伏して御礼申し上げます。
なお現在はまだ寝たままでありまして、頭痛と目まいに悩んでおり、額の中心一寸くらいが白くなり(数日前より)、
そこは特に熱が高く、そこを浄霊いたしますと頭の気持ちがよくなります。
また大小便は起き上がれませんゆえ、取っております。食欲はふつうで衰弱はあまりいたしておりません。
右様の状態はいかなる理由によるものでございましょうか、その原因ならびに浄霊箇所を御教え賜りたく、伏してお願い申し上げます。
明主様御垂示
「このくらいの質問は中京教会の会長に聞けば分かる。」
明主様御垂示 「感謝不足の信者を諭すための御垂示」 (昭和28年8月25日発行)
信者の質問
「未信者HH(三十四歳・女性)の長女M子(十歳)は、出産時仮死状態にて産姿が人工呼吸や、振り動かして一時間ほどにてようやく息を始めたような状態でありまして、
生後三年は病弱にて医薬に頼っておりましたが、手足が不自由にてとうとう歩行できないことが分かり、
医科大学やらいろいろ方法をやりましたが、ついに治らず今日に及んだのでございます。
医者は小児麻揮とも言い、また頭が悪く頭からくる麻痺だから治らないと言われたとのことでございます。
手足は曲げることも物を持つこともできるのでございますが、立つことができず蛙のようなかっこうでいざり動くのでございます。
ただいまは三歳程度の頭脳で口もよくきけません。
五月三十日から御浄霊をいただくようになりましてから立つこともできるようになり、
ただいまでは物につかまり歩くようになり、腰も伸びるようにしていただく御守護をいただき、たいへん喜んでおります。
右は霊的でございましょうか、また御浄霊の急所御教えくださいますようお願いいたします。」
明主様御垂示
「短時日にそれだけ快くなれば、それでいいはずである。」
明主様御垂示 「不明瞭なお伺いに対して質問準備不足を咎められた御垂示」 (昭和28年7月25日発行)
信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。
私が扱わせていただいております信者の中に、先祖代々から家の中に祀ってありました正一位稲荷のことでございますが、
五年ほど前に御教えをいただきまして、その節間違いいたしまして外へ宮を建てまして、
光明如来様の御奉斎日に外へうつしましたところ、二、三年はなにごともなく過ごさせていただきましたが、
昨年十月ごろより、そこの奥さんが大浄化の際たびたび憑霊いたし、外へ出されたのが残念だ、狐の財産を自由にしたから、奥さんの生命を取るなど、種々申しましたが、
メシヤ教のお話をよく聞かせてあげ、先方の要求も入れてあげましたところ、
お詫びして、再度出ない、地上天国建設のお手伝いに協力する約束で帰りましたが、
最近において、またその状態を繰り返しているようなわけでございます。
再度家の中へ入れるべきでございましょうか、いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか。御垂示賜りたくお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「その稲荷はいつごろから祀ったのか、どこの稲荷の分霊か、なんという名前か、それから毎月稲荷のお祀りをしますか、それを知らせなさい。」
明主様御垂示 「質問準備不足を咎められた御垂示」 (昭和28年11月25日発行)
信者の質問
「大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただいております信者、SY(男性)の次女S子(二十三歳)でございますが、
去る七月二十三日支部に御浄霊にまいりましての帰途、御守り様(光明)をお落としいたしましたのを気づかずに帰宅いたし、
帰宅後すぐそれに気がつき申し訳なさに心からお詫び申し上げつつ、帰ってきた道をお探しさせていただいたのでございますが、ついに見当たりませんでございました。
その足ですぐ支部に参り御神前にて深くお詫び申し上げまして、私にそのことを御報告くださいました。
支部責任者の私としまして、このような事故を起こさせましたことは、まことに申し訳ないしだいでございます。ここに謹んで深く深くお詫び申し上げます。
本人といたしましては、お許しいただけるようでございましたら再度光明の御守り様を拝受させていただきとうございます、とお願いいたしておられるのでございますが、
再度のお取り次ぎがお許しいただけるのでございましょうか、ここに謹んでお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「S子さんの入信の年月日知らせなさい。」
明主様御垂示 「説明困難な質問内容に対して譬えを用いて御垂示された事例」 (昭和29年3月1日)
信者の質問
「明主様と観音様と国常立尊様とのご関係につきお伺い申し上げます」
明主様御垂示
「関係も何もないので、同じです。
その場面によって役が変わるのです。
ちょうど役者と同じで、女形にもなるし、男にもなるし、善人にもなるし、悪人にもなるのです。
ところが神様のほうのは善のための悪になるのです。
私だってずいぶん怨まれます。
薬屋や医者から見れば、これを否定するのですから怨まれます。
私は悪人から見れば大悪人です。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和24年12月18日)
猫繁殖の処置
信者の質問
「家の猫が殖えて困る場合の処置。」
明主様御垂示
「人にやればよい。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」
刀剣処理について
信者の質問
「家に刀剣が二振(新刀、中古刀)ありますが、どう致しましたらよろしいでしょうか。」
明主様御垂示
「当局に届出れば何でもない。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」
地震時の態度
信者の質問
「地震についていろいろ取沙汰されておりますが、もし地震が起きた場合、教導師はいかなる態度をとるべきでしょうか。」
明主様御垂示
「臨機応変にやれ。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和28年8月25日発行)
信者の質問
「二十六年九月、大黒様をお祀りさせていただきました。
過日はたきをかけておりますと、槌が落ちましたので初めて折れているのを発見いたしました。
まことに申し訳なく深くお詫び申し上げます。
今後いかがさせていただきましたらよろしゅうございましょうか。謹んでお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「元通りに直せばいい。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和28年8月25日発行)
信者の質問
「謹んでお伺い申し上げます。
(一)本年四月十四日渡米いたしました資格者、TH(二十八歳、二世・男性)より、大黒様を送っていただきたいとのことでございますが、いかがいたしましたらよろしゅうございましょうか、お伺い申し上げます。
御神体は在日中に拝受、現在カリフォルニア州にて御奉斎させていただいております。
(二)私事支部の御用をさせていただいている者でございますが、去る六月下旬の大雨に床の間に雨漏りがし、大黒様の槌を濡らし、まことに申し訳ございません。
いかがお詫びさせていただいたらよろしゅうございましょうか、謹んでお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「(一)送るのは結構だ。
(二)大黒様にお詫びすればいい。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和28年10月1日)
信者の質問
「大三災小三災の御論文の中に“想念界の次位である言霊界を曇らす”とありますが、次位というのはどういう意味でしょうか」
明主様御垂示
「次の位です。」
信者の質問
「最初、想念界に浮かんだものが、言霊に発して、それから現象界に現れるという順序でございましょうか」
明主様御垂示
「そうです。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和24年12月1日)
時所位について
信者の質問
「時処位という語につき詳しく御教えを賜りたく、御願い申し上げます。
なお御讃歌に地所位という御文字が使われてありますが、地と言う文字を御使用になる場合は、何か特別の意味が御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「時所位にあう事。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和24年1月27日)
釜鳴りについて
信者の質問
「お餅を蒸す時にお釜がうなる時が一度ありましたが、これはどういう原因でしょうか。
またそれが何かの前兆というような事は無いでしょうか。」
明主様御垂示
「これは大して意味はない。」
明主様御垂示 「愚問をした信者を諭すため素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和28年11月25日発行)
信者の質問
「私は沖縄の片田舎に生まれ大正一四年に神戸にまいりました。
昭和二十四年二月、一家入信させていただき、光明如来様を御奉斎させていただいております。
(一)沖縄の本籍は戦争のため役場もなく、無戸籍状態になりましたので、そのときに改姓いたしております。
理由と申しますのは、歴代を調べてみますと旧姓の知念の姓は女のほうの姓でございますので、
一門会議の結果、戸籍面から根本的に男のほうの真謝姓に改姓いたしております。
仏壇には現在真謝家先祖代々の位牌を真ん中に、同じ段のその前に知念家先祖代々の位牌をお祀りさせていただいておりますが、それでよろしゅうございましょうか。
(二)沖縄の私の故郷の風習といたしまして、死後俗名(沖縄の宗旨はございません)にてお祀りいたしておりますが、
現在私のほうでは、神戸の浄土宗のお寺さんに戒名をつけていただいておりますが、それでよろしゅうございましょうか。
なお現在お仏壇には父母と長兄、姉三名、私の水子二名、甥、妻の母をお祀りさせていただいております。右御教示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「別段なにごともなければそれでよろしい。」
明主様御垂示 「過去に類似内容のものが多数提出されていた質問に対して素っ気ない御垂示をされた事例」 (昭和28年11月25日発行)
信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。
長女E子(四歳)本年四月十日朝より突然激痛とともに首が左に曲がり、左肩につくほどになり一カ月半ほど支部に御浄霊いただきに通いました。
御守護によりまして、曲がった首も半分ほどのびてまいりましたが、それ以後は昼は遊んでおりますが、夜寝るときと朝起きるときに激痛があり、
最近は曲がった首も寝ている間にすっかりのびまして、起きると激痛がまいり四十分から一時間ばかりで痛みとともに首が曲がり、曲がり終わると痛みもなくなり遊んでおります。
この子は生後六カ月ばかりのころ、全身に吹き出物を出し約一週間ばかり通院、ペニシリン一本、薬名不明の注射数本うってもらいました。
生来太り過ぎで心臓もあまりよくないようでした。
妻が入信をお許しいただきましてより漸次丈夫にならしていただき、その後私も入信のお許しをいただきました。
御神体様の御奉斎は、家があまり小さいのでまだお許しいただけないでおりますが、御屏風観音様の御奉斎はお許しいただいております。
私は先妻と離婚、今の妻と一緒になりましたが妻の先夫は戦死いたし、妻との間に女の子が一人あり、先夫の実家にて養育いたしております。
妻の先夫の遺骨は、最初先夫の本家の墓地に埋骨さしていただいておったそうですが、後に分家である先夫の正統の墓地に移さしていただいた由です。
妻は先夫出征中、ふとしたことから過ちを犯し妊娠いたし、産めない子であるからとて三カ月で人工流産したことがあるそうです。
入信のお許しをいただきまして、その間違いと罪を御教えいただき、性別が不明ですのでKHとして私の家の仏壇にお祀りさしていただいております。
妻の先夫のお位牌は私の仏壇にもお祀りさしていただいております。
長女E子のお浄霊は脳天、後頭部、頸のまわり、延髄、肩および腎臓部をさせていただいております。
E子のお浄化はいかなる原因によるものでしょうか。
御浄霊はどこに重点をおいてやらしていただいたらよいでしょうか。
右御垂示賜りたく謹んでお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「原因は薬毒である。重点は首の曲がる箇所。」