拝読と憑霊現象について 2 (動物霊の憑依)
明主様御垂示 「龍神の憑依による病気」 (昭和26年12月8日)
信者の質問
「NN(二十八才)昭和二十二年四月左乳、背に細かい水泡ができ、痛みましたが
医者にかからず、油薬と粉末を少し用い、五月中旬ごろ跡形を残し膿が少し出て治り、
それと前後して水を欲するようになり、
六月の終わりには一日五、六升くらい飲んでおりました。
最初ビタミンBの不足とて一カ月注射を続けましたが、少しも良くならないため、
他の医師にかかり入院し、尿崩症(にょうほうしょう)という病気で、
脳下垂体後葉ホルモン不足に因る症状とのことでしたが、
原因不明で治療法なしとのことで、牛の脳下垂体のホルモンを注射、
また山羊のホルモン注射をいたしますと0.5CCで約七時間は平常となりますが、
注射なしでおりますと一日7,8升、多い時は一斗近く飲みます。
水を2時間以上飲まずにおりますと苦しく、口中は乾き、胸が焼け、頭痛がし、堪えられなくなります。
夏は特に冷たい水を欲し、冬でも水の方がおいしく感じます。
ひどい時は夜中でも1時間ごとに水を飲み、激しい時は一度に3合ほど飲みますと、
左の胸の辺りが冷たくなります。
排尿の方も1時間半くらいに多量いたします。
それより3年灸、指圧、鍼をいたしましたが、良くなりません。
昨年夏に左肺浸潤と言われ、マイシン3本、パスを少し服みましたが、嘔吐のために止めました。
本年七月お道のお話をお聞きし、8月に御守り様をいただき毎日御浄霊をいただいておりますが、あまり変化はございません。
光明如来様、御屏風観音様は、まだ御奉斎いたしておりません。
なお、亡父(陸軍少佐で、急性腹膜炎にて三日の病で死亡)の石碑を二十五回忌に建て、3カ月ほどしてよりこの状態になりました。
この関係がございましょうか。どのようにいたしましたらよろしゅうございましょうか。」
明主様の御垂示
「これは、大霊的ですよ。
これは龍神が憑っているんですよ。
そうとう大きなやつが憑っているんです。
これかも・・・亡父の石碑・・・亡父の霊かもしれませんね。
なにか、非常に執着を持っている。
それで蛇になっちゃったんですね。
それで・・・大きい蛇なんです。
それで水を欲しがる。
蛇というのは、非常に焼けるんです・・・体が熱くなるんですね。
ですから、飲まなければいられない。
そこで、蛇というのは執着の罪ですからね。
執着のそれを取っていくんですからね。
やっぱり前頭部を良く浄霊して、それから御神書をできるだけ聞かしてやる。
肺浸潤というのは、薬毒で作ったものですよ。
お医者にこしらえてもらった。こんなことは問題ではないですがね。
そうしてやるんですね。
そうして龍神が救われるに従って治っていくわけですね。
これは治りますよ。
一番肝腎なのは、光明如来様をお祀りしなければ駄目だね。
お祀りしてその部屋に寝るようにする。
そうすると、ずっと早く治ります。」
明主様御垂示 「龍神の怨みによる病気」 (昭和27年3月7日)
信者の質問
「KK(昨年十一月入信・六十三歳・男性)昨年春ごろより食欲がなく、右肋骨下に拳大の固まりがあり、
癌ではないが、レントゲンで見ないと良く分からないと言われましたが、そのままで過ごしました。
一月十一日支部の月並祭より全身がだるくなり、床に就きました。
御浄霊をいただいておりますうちに、右肋骨下の固まりが上下左右に移動するようになり、鈍痛があり、血便が出始め、
そのための貧血か立つことができず、床の中で用便をいたしておりました。
血便は十五日ほどで止まり、食欲も少し出てまいり、床の中で起きることもできるようになりました。
その後、起きる時に全背面に激痛があり、しばらく静かにしておりますと、楽になります。
なお、右肋骨が波打つようで、苦しみましたが、四日ほどでなくなり、起きる時の苦痛もほとんどなく、食欲もございます。
三月二日朝突然悪寒があり、全身震動し、意識も一時なくなりました。
御浄霊一時間で元になりましたが、その後食欲がほとんどなくなり、茶碗に七分くらいでございます。
衰弱もだいぶひどくございます。
御浄霊は右肋骨下の固まりを中心に、背面の鈍痛のある肩甲骨の下部と鳩尾などを主にさせていただいております。
舌の中ほどに小指の先ほどが黒くなっておりますが、別に痛みません。
家庭的には、三回結婚し、初めは都合で生き別れいたし、先妻はまだ生きております。
その間にできた子供は半年ほどで死亡しており、祀っておりませんが、お話を聞き先日よりお祀りいたしております。
二度目の妻は胃癌で死亡し、子供はありません。
なお、現在の妻にも子供はございません。
屋敷内に古井戸がありましたが、埋まって庭になっております。
御屏風観音様はお祀りさせていただいておりますが、御神体はまだでございます。
御浄化の原因ならびに御浄霊の箇所につき御教示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは、霊的が絡んでますからね。
光明如来様をお祀りしなければ駄目です。
固まりというのは龍神ですよ。
だから、光明如来様をお祀りして、やっぱりできるだけ祝詞、御讃歌を奏げて、ふだん御神書をできるだけ読むようにする。
そうして龍神に改心させて離脱させるようにする。そうすれば治りますよ。
そう難しいものじゃない。
つまり龍神が・・・こういうのは怨みと・・・大体最初は怨みですが、
そのうちにだんだん執着が取れて、今度は救ってもらいたいということになりますからね。
今言ったようにしてやると、それで離脱しますからね。
光明如来様に、龍神が早く人間に生まれ変わってくるようにお願いする。それだけで治りますがね。」
明主様御垂示 「龍神の憑依による小児麻痺」 (昭和27年3月5日)
信者の質問
「TH(四歳・男子)生後八カ月目のころ急に小児麻痺のようになり、特に足がクタクタになりました。
不思議に思い近所の人に聞きまして、お道を教えられ、御浄霊をいただき一家全部入信させていただき、
光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただきました。だいぶ快方に向かいましたが、歩行はできません。
祖母は心臓麻痺で急死しております。
また家は、昔、六部(行脚僧)を殺した場所に建てたという話もございます。
このことと霊的関係がございましょうか。御浄霊の箇所御教示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは龍神が憑いたんですよ。
クタクタに・・・これは霊が憑ったんですがね。
とにかく龍神には違いないですがね。
ただ、龍神が・・・六部を・・・これじゃないな。
心臓麻痺・・・これでもないな。
他の龍神ですがね。龍神が憑くと、足がクタクタになる。
これは割に治るものですよ。
やっぱりできるだけ御神書や御讃歌、祝詞・・・そういうものを聞かせるようにして、
そうして気長にやってやれば、すっかり治りますよ。」
信者の発言
「次の子は、生まれて間もなく亡くなりましたが、親指が二本ありました」
明主様御垂示
「一本多いんですね。それもやっぱり霊的ですね。
それは死んだのですね。
まあ、死んだのなら説明の必要ないでしょう。」
明主様御垂示 「井戸の龍神の憑依による歩行障害」 (昭和27年3月16日)
信者の質問
「HT(昭和二十三年四月入信・五十九歳・男性)家族八名入信。光明如来様を御奉斎させていただいております。
実子(女)三十三歳、三十一歳、二十二歳の三人とも同じ御浄化でございます。
前者は十六年前より体が不自由で、身動きが悪くなり、現在は歩行が極めて困難でございます。
三十一歳と二十二歳は八年前より、右の者より少しはよろしいのですが、同じ状態でございます。
二十二歳の者は、割合軽くありましたが、中教会に御奉仕に上がり、とたんに御浄化強くなりましたが、続けさせていただいております。
気分が沈み体(特に腰)が冷たく、その時は体は不感症のごとくクタクタになります。
御浄霊いただきますと、気分的、体的に気持ち良くなり、冷たい所も暖かくなります。
二、三日前より腰が夜痛み、昼は割に気持ちが良く、食事はふつうにおいしくいただいております。
十九年前に新家を建て東南を向いており、井戸は寝所を中心に北より五十度東にあります。
家を建ててより三人とも同じ状態となりましたが、家または井戸に原因がございましょうか。
なお御浄霊の箇所につき御教えお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「やっぱり井戸が関係があるな。龍神ですね。
龍神の居所がないので、ここに憑いたんですね。
これは、前頭部の中心を主にして、そうして腰が悪ければ腰、というように浄霊して、できるだけ御神書を読んで聞かせる。
そうして良く光明如来様に、迷っている龍神は早く人間に生まれ変わるように御守護お願いしたい、ということをお願いすれば良いんです。
そうすれば、少しずつ良くなります。」
明主様御垂示 「御神書を聞きたい龍神もいる」 (昭和28年10月1日)
信者の質問
「屋敷内にそうとう年数を経た木が二本と竹薮がありますので、それを整理するために私の息子が先月十九、二十日と整理し、
二十一日にお祭をして、その日から夜八時か九時になると毎晩、脊髄の四、五番目くらいの所が十円銅貨大に痛みます。
触っても別に感じません。浄霊は頭の上から腰、痛む所をさせていただきますと楽になるのが早いようですが、だいたい一時間ぐらい息が止まるようなことがあります。
私が以前に井戸を掘っておりましたことがありますが、そのとき同じ場所が痛んだことがあり、私はそれが動機で入信させていただきました」
明主様御垂示
「熱はありませんか。」
信者の説明
「ございません」
明主様御垂示
「霊的です。整理したというそれに関係があるのです。霊が憑ったのです。御神書は読んでますか。」
信者の説明
「始終拝読しております」
明主様御垂示
「御神書をウンと読めばよいです。
そうすればそれで治ります。
その霊は龍神です。
それで神様のことを聞きたいらしいのです。
御神書を読んでもらいたいのです。
ですから御神書を読むのが一番よいです。
ある程度までゆけば良くなります。
今霊界ではメシヤ教のことを知りたがっている霊がたくさんあります。
ですから御神書を読んでやるのが一番よいのです。
それで読むときには、小さくてもよいから声を出したほうがよいです。
何も異常がないときにはそういう必要はないが、自分が具合が悪い、家族が具合が悪いというときはメシヤ教のことを知りたがって憑っていることがあるから、そう思ったときには声を出したほうがよいです。」
明主様御垂示 「青大将の憑依による精神異常」 (昭和26年12月11日)
信者の質問
「KH(五十二才・男性)昭和二十三年ごろから、夜眠られず寝床を三カ所も変える状態で、
医師より脳梅毒と言われ、いろいろと医療を受け、熱心に御嶽教を信仰しておりましたが、だんだん悪化してまいりました。
御浄霊をいただくようになり、良い方に向かいましたので、主人は昭和二十四年二月入信させていただきましたが、
申し訳ないことに三月末ごろ突然、御守り様の「光」と「ヽ」とを鋏で切り離してしまいました。
その後、病状悪化し、現在では食物を丸飲みにし、こちらから持って行かねば、食事を要求せず、一日中寝て、口の中で独り言を言っております。
小便は自分で気がつかずにしてしまいます。
なお二十五、六年前に家の蔵の中に三升笊(さんじょうざる)を伏せたほどの青大将がいたのを殺して、近所の人に薬にするようにと与えたことがございます。
主人の父親は五、六年前に縊死しております。
私の前夫はある女行者と恋仲となり劇薬自殺を遂げております。
この時、前夫のみ死に、女行者は生き残りました。右は霊的関係でございましょうか。
なお、御神体を御奉斎させていただきますよう準備中でございます。」
明主様御垂示
「どうして、こんなことしたのかね。霊憑りだな。随分厄介だね。
光明如来様をお祀りするように準備していると言うんだから結構ですが、一日も早くお祀りする。
それから主人はやっぱり霊が憑っているんですがね。
鋏で・・・やっぱり霊にやられたんですね。
丸飲み・・・青大将ですね。
無論、この青大将は祖霊ですがね。
三升笊・・・随分大きいんだな。
青大将の霊を救ってやるんだから、光明如来様を祀ったら、その部屋に寝るんだね。
あとは別にたいしたことはない。それですね。
そうしてできるだけ御神書を読むようにして、気長にやっていればだんだん良くなります。
なにしろ、殺されると非常に怨みますから、しつこいですよ ・・・霊の働きがね。
だから、簡単にいかないですね。気長にやるよりしかたがないですね。
そして、少しでも暇があったら、一人でも多く人助けをする。
その徳によって治りが早くなるというわけですね。」
明主様御垂示 「青大将の祟りによる歩行困難、失明」 (昭和27年2月6日)
信者の質問
「HT(一昨年十二月入信・三十一才・女性)昨年十月父も入信させていただき、同時に大光明如来様を御奉斎させていただきました。
十七歳の時、ちょっとした熱より、歩行困難となり、その後一年くらいのうちに両眼を失明いたしました。
最初は医療を受け、その後祈祷師に頼みましたが良くなりません。
御浄霊いたしますと、最初からマバユク感じます。
以前より霊動(龍神のごとし)があり、口は切りません。
物にすがって二時間くらい歩行の練習をいたしますと、左足の裏が熱くなり歩けなくなります。
両足を前に伸ばして座りますと、左の方に倒れます。祖母は四十歳過ぎより、リウマチで左足が曲がらなくなり、本人も主に左足が悪いようでございます。
なお、本人が生まれた時、祖母は両眼が失明し、二年後に死亡いたしました。
このことと、なにか関係がございましょうか。御教えのほどお願い申し上げます。
なお、御神体御奉斎の時、お供えいたしましたミロクの餅が、溶けて花のごとく開きました。
このことも、なにかのお知らせでございましょうか。」
明主様御垂示
「これは、やっぱり龍神さんですね。
殺された・・・これは青大将ですね。
その霊が祟っているんですよ。怒っているんです。それで、祟るわけですね。
ですから、この人は光明如来様をお祀りしてある部屋に休むようにして、できるだけ御神書を読んで聞かせるようにする。
それから、後頭部の真ん中の方ですね。
後頭部の所に固まりがありますから、それを良く浄霊する。
それから前頭部・・・そこを浄霊する。
それに、医者もたいして荒っぽいことをしないようだから、これは治るわけですね。
かなり固まっているが、気長にやれば治るわけですがね。
別にどうという難しい所はないですよ。
今言ったようにして、気長にやってご覧なさい。少しずつ治りますよ。
それで、足の悪いのも、やっぱり龍神さんが憑っているためです。
前頭部の中央ですからね。
ここ(前頭部)を浄めるには、やっぱりここ(後頭部)が肝腎ですからね。」
明主様御垂示 「親蛇が子蛇の救いを求めた事例」 (昭和27年3月1日)
信者の発言
「御神前のお花が一輪だけ枯れますことがございました。
昨年夏十五の娘と父が胃腸を悪くし、治ると同時に生米を食べるようになり、各所に痛みがあり、逃げまわります」
明主様御垂示
「龍神だな。」
信者の発言
「その娘が五つのとき、二階に上がろうとするとき小さい蛇を見てキャッと言いましたので、他の人が殺して前の池に捨てたことがございます。
取りあえず庭にお祀りし、お詫びしましたが、身体の痛みが取れると同時に手を振り、暴れ出し、御浄霊にまいりましたが、突拍子もなく狸だと言いました。
祀ることになっていた狸を放っておき、近所の人が祠を壊して川に流しております。
それも済ましましたが、今度は、大光明如来様の前に連れて行って欲しいと言い、たいへんな苦しみで、隙を見て時々御守様を引きちぎろうといたします」
明主様御垂示
「狐が苦しがってね。」
信者の発言
「狐のような格好になりました。
私がこちらにこちらにまいっております間に亡くなりましが、何の霊かはっきり解らないままに・・・」
明主様御垂示
「それは、こうなんです。
前は龍神が憑いていたんです。
祀ると空きになっていたでしょう。
それで狸が入った。それが空きになったでしょう。
それで狐が憑いた。そういうわけです。」
信者の発言
「それからは、父も母も生米を食べ、子供五人も好きになっております」
明主様御垂示
「仲間がやって来た。蛇の親戚家族一党がやって来たんだな。
この蛇はみんな子供だな。
子供で迷っている。」
信者の発言
「小さい蛇で・・・」
明主様御垂示
「しかし、蛇というのは、大きい小さいは分からないです。
大きいのが小さくなるんです。
信仰はいつ入ったんですか。」
信者の発言
「四年ほど前で、その家は教会として御奉仕させていただいております」
明主様御垂示
「祀られている親が、自分の子供を全部救いたいんです。
そういう場合は人間に憑るのが早いですからね。
それはそのままにして、祝詞を聞かしたり、御神書を聞かしたり・・・そうすると、だんだん良くなります。
光明如来様はお祀りしてあるでしょう。
光明如来様に、蛇が・・・龍神が早く人間に生まれ変わるように御守護願いたいとお願いして、
今言ったように、できるだけ言霊(ことたま)で・・・祝詞や御神書でね。
やっぱり、蛇に落ちているということはメグリがあるんだから、メグリがなくなってくるから、
今度は嫌でも人間に生まれ変わってくるというように、だんだん変るわけです。」
信者の質問
「祠は月一回でよろしいでしょうか」
明主様御垂示
「月一回で良いです。
そうして、いろんな蛇というのは、祖先に関係があるんだから、やはり祖先を救う意味になるからね。」
信者の発言
「霊動はございません」
明主様御垂示
「そうでしょう。つまり、別に先に悪意はないんだからね。救われたいんだからね。」
明主様御垂示 「狐の憑依による精神病」 (昭和27年1月26日)
信者の質問
「SM(二十八歳・女性)七年前、妊娠四カ月の時原子爆弾に遭い、家の下敷きとなりましたが助かり、
無事出産し、実家に帰って子供を養育し、一年四カ月目に亡夫の両親の元に渡し離婚いたし、
その後市内の洋裁店に務め、職場の先生より求婚されましたが、その人が「とう病」の家系らしいというので、
それを苦にして退職し別の所に務めましたが、一カ月も過ごすことができず、
家に帰ろうとして駅に出ると、わけもなく恐怖感に襲われ、汽車に乗ることもできず、
近くの祈祷所でみてもらうと、その先生より、執着のために「ゲドウ」をつけられているから、落としてあげるとのことで、祈祷してもらい駅に出ると、
今度は白シャツに白ズボンの男が目にちらつき、身に危険を感じ、どうしても汽車に乗れず、次の駅まで走り、思いきって飛び乗り、目的駅に着きましたが、
またもや四、五人の男の姿が前後に現われ、家に帰れないので知人に送ってもらいました。
一週間後に非常な恐怖に襲われ、その先生よりもらった衣類に執着がつけられていると言うので、全部焼き捨て煙で自分の体を燻(いぶ)したり、
ある時は何者かが大勢押し寄せてきて、皆殺しにするから、みんな外に出てくれ、刃物は全部隠してくれと言ったりいたします。
またいろいろの神様にもお参りしましたが、だんだん重くなり、二十四年四月、精神病院に入院させました。
二十五年母親が入信。その後主人、息子も入信、信者数名を導き、光明如来様をお迎えいたすべくお願いいたしております。
病院では、婦長さんがお道を理解し、御神書も拝読し、薬などは一切使用いたしておりません。
ただ、以前電気治療を四十回くらいかけております。
現在では、会話はほとんど平常と変わりませんが、時折着物や夜具を破るそうです。
なお「ゲドウ」とは犬神だと言う者もあり、「とう病」とは家の中に水瓶のようなものに蛇をたくさん飼っており、一種の信仰のようなもので、
それを祀る家人が他人の持ち物などに執着を持った場合に、知らぬ間にその物がなくなったり腐敗したり、当人が精神病のようになったりすると言われておりますが、霊的にいかがなものでございましょうか。
また、こういう人をお導きいたしますには、いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「これは、やっぱり狐なんですよ。これは狐がよくやるやつなんですよ。恐怖感を与えるんですね。
そうして、襲ったりする人間を見せるんですね。
この通りなんですよ・・・狐が驚かすやり方はね。
そうしてだんだんやって、本当の精神病に・・・この時は精神病になりかけなんですがね。
私の本に・・・いつか書いたことがありますがね。
石川という男でね・・・これは聞こえるんですよ。
「石川、今お前を殺しに表に来ている」と言うんです。
石川という男は、それで震えているんですよ。これは聞こえるんですよ。
それから、黒いものなんかが襲ってくることがありますね。
これはだんだん少しずつ良くなります。
こういうのは、急には良くなりません。
犬神・・・蛇・・・とか、そういうものじゃないですね。
この人は、やっぱり後頭部の方に固まりがありますから、そこを浄霊してやるんですね。
婦長が理解しているというんだから、御神書を本人に聞かせるんです。
そうすると・・・御神書を聞かせるというのは、霊に聞かせるということもあるし、
その人の曇りが取れていくので、邪霊はだんだん萎縮していくということがあるんです。
そうして気長にやってやれば、だんだん治っていきます。
しかし、そうとうに長くかかります。まあ五、六年とみて良いですね。
大丈夫と言うまでには、どうしても十年くらいかかりますね。
精神病が早いと、割合治るのは早いんですがね。
これは、そうとう固まっていますからね。」
明主様御垂示 「乱暴する精神病の対処」 (昭和25年1月26日)
信者の質問
「今年二十歳になる娘ですが、仏壇の中の物を放り出したり、
御経の本を粗末にしたり、時によっては仏様の位置も変えたり、
それも家だけなれば良いのですが他家へ行っても同様な事をします。
また道を歩きながら大きな声で人の悪口を言い、御書体をいじり、
御守様の袋を破り家の人の言う事は絶対に聞き入れない状態でございます。
浄霊は嫌います。これはどうした事でしょうか。治りましょうか。御教え下さい。」
明主様御垂示
「凶暴性の霊が憑っている。狐のようなものである。気長にする。
光明如来様をお祭りし、その部屋へ寝かすようにする。
祝詞を聞かせ、御著書を読ます。」
明主様御垂示 「子供続死と狐霊憑依」
信者の質問
「私の知人の家では、昨年十一月より奥様を初め子供四人も結核で、十日位床についただけで次々に死んでしまいましたので、
日蓮宗を信仰している中、本年三月末より御主人が神(霊)憑りになり、
お参りしようと思えば坐ったまま座ぶとんが足について神様(仏壇)の方に飛ばされ、
自分では止めようとしても止める事が出来ません。
また、聞きたいと思うと何でも神様が答えてくれるので自問自答しております。
それはすべて意識がはっきりしているのであります。
残った娘の中の一人が同じ病気(結核)になり、五月末教導所に来ましたので浄霊してやりましたところ、
その主人も大層感激して私も是非入信させてくれと言って家へ帰りましたが、
「観音様がついたから」と申し入信を断って来ました。
その後その娘は一週間ばかりで死にました。
いかなる原因で御座いましょうか。霊的関係を御知らせ下さい。」
明主様御垂示
「神というのが狐である。狐が騙したのである。
日蓮宗をやったため、それが邪魔する。
一家の一人が熱心に救いを求めるといい。
出版物を読ますのがよく、祝詞を奏げ、狐を弱らす。」
明主様御垂示 「殺意の狐霊 絶命を願う」
信者の質問
「本年三十八歳の娘、二十一歳頃より精神病になり、色々と手当を致しましたが良くなりませんので、
行者に度々伺いましたところ、狐霊の祟りとの事にて、祭りも致しましたが快復せず、本人は家族と一緒に食事をせず、夜中に青草を食べますので、止めますと怒ります。
かようの状態が続き困りおります時、去年五月本教を知り御浄霊を頂き、私も早速入信致し引続き浄霊を致しました。
御蔭様にて大変良くなり、時々裁縫も致すようになり、有難く感謝致しておりました。
本年二月光明如来様奉斎致してより間もなく絶食の状態を続け、水だけ呑みますので医師の診察を受けましたところ、二日位の命と申されます。
早速教会に御参拝、御願い致し、家に帰りましたら食事を軽くとりました。
今は本人は絶命を願っております。いかなる因縁ですか、御伺い致します。因みに本人は内気でありました。」
明主様御垂示
「狐霊ともう一つ他の霊である。
狐霊が自分の目的通りにしようとしたが、神様のためにそれが出来ない、といって長く憑っているから離れられぬので、遂に生命を奪ろうとしている。
もう一息である。二、三年は経つであろう。その後三、四年は気長にする。
御神書を読み、祝詞を奏げてやると早い。」
明主様御垂示 「鳥の怨霊の憑依による栄養失調」 (昭和26年12月25日)
信者の質問
「HM(三十四才)未入信の男子。
戦争中大鳥島にて、鳩くらいの渡り鳥をなぶり殺しにして食べたそうですが、その後栄養失調となり復員し、医療にていったんは回復しましたが、
二カ年後に時々食物を吐き、栄養失調のような状態になり、
医療や鍼の治療を続けるうちに、昨年十二月よりしだいに視力が弱り、間もなく完全に失明、
その後日蓮宗の人より、鳥が怨んでいると言われ、位牌を作って供養してもらいましたら、食物は吐かなくなりましたが、眼は変わりなく、
本年四月母親が入信して、熱心に信仰するうちに、しだいに本人の気持ちも動き、二カ月ほど前より母親の御浄霊をいただくようになりました。
最近、食事の時に咽喉が詰まるようなことがあり、また右の手足に思うように力が入らず、言葉もはっきりいたしません。
鳥霊の祟りとは本当でございましょうか。
もしそうでございましたら、それに対する処置と御浄霊の箇所を御垂示賜りたく謹んでお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「ははあ、これは鳥の霊ですね。
これは、鳥に因るんですがね。
こういうのは、ふつうの鳥と違うんですよ。
つまり人間が鳥になったやつです。鳥の怨霊ですね。
これは、始終浄霊してもらって・・・特に前頭部ですね。ここに憑いているんですからね。
これを良く浄霊して、あとは御神書ですね。
それを良く読んで・・・ 光明如来様はお祀りしてますか。」
信者の発言
「まだでございます」
明主様御垂示
「これは、お祀りしなければ駄目だ。絶対に駄目だ。
お祀りして、鳥の霊が早く人間に生まれ変わってくるように御守護お願いしたい。
とこう言って、お願いするんです。
そうすると、人間に生まれ変わるだけに執着が取れていくんです。
そうすると、病気の方もすっかり治ります。
たいした厄介なことではないです。
位牌を作ったりして祀ると、かえって困るんです。人間扱いになるからね。
仏様でなく、他の所に祀るならそれはかまわないですがね。
やっぱり、鳥は鳥の扱いにしなければね。」
明主様御垂示 「動物霊の憑依による腹痛」 (昭和24年9月5日)
腹中に三塊あり苦しむ
信者の質問
「妻「H」事三年程前軽い腹膜の御浄化を頂き、御浄霊に依り回復し、その後元気で働かせて頂いておりましたが、
本年三月末より以前と同じ苦しみで、下痢も三ケ月程続きました。
順調な御浄化で大変に喜んでおりました所、一ケ月程前より、本人は、お腹の中に茶飲み茶わん程の塊が三つ位あり、時々むくむくと張って来て、
その時に非常に苦しがり、腹わたをかき回されるように苦痛を感じると言います。
浄霊させて頂きますとゴロゴロ音を立てて熱も下り、楽になります。
頭も浄化して、毒素がどんどん喉に下り、大分下ると咳が出て、ヌラ状の痰を相当続けて出しますが、
咳の出る最中にお腹の塊が張って来ますので、特に苦しがります。
その度に御浄霊で大変楽になりますが、長い御浄化のため最近は本人も大分痩せてまいり、身体の具合好い時は御飯も二杯位頂きます。
この原因は霊的でしょうか。また、今後いかように努めさせて頂いたらよいでしょうか。御教示御願い申し上げます。」
明主様御垂示
「塊は三つ位であるから動物である。気長にすれば治る。
衰弱を増さぬようする事である。衰弱しなければ治る。
その度に祝詞を上げてやる。
また、本人は信仰雑話を読む事である。」
霊の共同憑依と拝読
明主様御垂示 「人霊と狐霊の二重の憑依」 (昭和24年4月8日発行)
信者の質問
「本年三十七歳の女、十四、五年前夫に先立たれ、ある家へ後妻として嫁ぎました。
それより頭がたいへん重く時折気持ちが変になります。
そうして「お山へ帰る」などと申し、浄霊するや頭と胃部が痛み、呼吸が止まりそうに苦しみます。
先妻の怨みや狐霊のイタズラ、夫の死霊ではないかと思います。浄霊方法をお教えください。」
明主様御垂示
「これは夫の霊に狐霊が憑き、二重の憑依と思う。
これは善言讃詞をせいぜい聞かせ、御讃歌や信仰雑話を読んでやるといい。
そうすれば霊はだんだん改心して離れることになる。」
明主様御垂示 「戦友の霊の憑依による精神病」 (昭和27年1月26日)
信者の質問
「MT(三十二歳・男性)ソ連に三年間抑留され、栄養失調と神経衰弱で復員、
食養生により快復するにつれて、体が浮腫み、神経衰弱が募ってまいり、
二十五年五月、私(母)が入信。
本人を導きましたが及ばず、精神病院に三カ月入院、インシュリンを三十本射ち、たいした変化なく退院。
間もなく結核と診断され、昨年一月より十カ月間、日赤に入院、かえって神経衰弱がひどくなりました。
十一月には父も入信させていただきました。
本人も入信させていただきたく思っておりますが、入信式の日になると、どうしても出掛けようといたしませんので、ほおっており、
今では寝たり起きたりしており、時にはじっと考え込んだり、一人笑いをしたり、呼んでも答えず、火鉢に線香を立てたりすることもあります。
最近父親には素直に御浄霊をいただくこともございます。
光明如来様を御奉斎させていただくべくお願いいたしております。
今後いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」
明主様御垂示
「これは、精神病ですね。
精神病でも・・・無論霊が憑っているんですが、これは質の良い霊です。
これは戦友かなにかの霊だな。
戦友の霊で、その霊に動物霊が憑いている。
こういうのは、たいてい二重ですね。
動物霊だと暴れたり踊ったりするんですが、これは人間の霊も憑いているので、割合に静かになっているんですね。
これは治りますよ。
インシュリン三十本というのは、ごく悪いですね。
しかし、ソ連にいる時に、もうおかしかったのだな。
これは大体頸のまわりに固まりがあります。
主に延髄にありますから、そこを浄霊してやって、御神書をできるだけ聞かせるんです。
そうして気長にやっていれば、だんだん良くなります。
光明如来様を早くお迎えして、その部屋に寝かせるようにする。
そうして、良くお願いする。それだけで、だんだん良くなってきますよ。」
明主様御垂示 「動物の転生児は低能」 (昭和24年5月9日)
「親に殺されようとする位頭が悪かった。
低能児に悩んだとか、思うようゆかず長く苦しんだ・・・前世の関係がある。
前生四足に生れ、人間に生れたのは頭が悪い。
入信して気長に人を助け、御著書を出来るだけ読むと霊が清まる。」