拝読と薬毒病について
明主様御垂示 「脳貧血から植物性神経失調症になった事例」 (昭和26年12月6日)
信者の質問
「私の夫(警察官。二十五才)本年二月十八日、風呂で卒倒しその後勤務先でも二回あり、
二月二十五日より頭重、目まいが伴い、身体がだるくなり医診を受けました。
ところが、心臓が少し弱っているだけで、たいしたことはないとのことで、無理に出勤しておりましたところ、
同月末日よりいっそうひどくなり床につくようになりました。
それからは、発作的に発熱、心臓の鼓動が激しくなり、意識が遠くなるような状態が日に一、二度起るようになり、入院手当てを受けました。
発作は小康を得ましたので退院し、自宅で静養いたしていましたがいっこう治らず、肩も疑り、四月末ふたたび発作が起るようになり、再度入院。
その後は起きられなくなり、食欲も減退してまいりました。
植物性神経失調症と言われ、発熱ごとに水または氷で冷やし重曹、ブドウ糖、テプロンの注射を用い、その他鎮痛剤、ブロムカリを毎日注射または服用しました。
五月にお道のお話を聞き、御浄霊を受け、五月十日私が入信いたしましたが、医者を諦めることができませんでした。
六月末ごろより足が冷たくなり始め、ついで頭も冷たく感じるようになり、極度に衰弱し、医者に見離され退院し、
家で御浄霊をいただくようになり、体温が出てまいり喜んでおりましたところ、
周囲の反対、本人もはっきりお道が解らず、ふたたび人の言うままに鍼、医者に通い、腰、肩などに注射三十本打ちましたが、
いっこうに良くならぬために、医療を捨てて御浄霊をいただくようになり、九月二十三日主人も入信いたしました。
十月初めには少し歩けるようにしていただき、同月六日より名古屋別院へまいり、御浄霊をいただいております。
だんだん血色も出、食欲も普通人と変わらず元気になってまいりましたが、まだ目まい、頭重はすっきりせず、肩も凝り頭がぼっとして、常に夢見ているような状態が、前より激しくなりました。
これは霊的でしょうか。私の婚約者であった現在の夫の兄が、三年前、川で心臓麻痺で死んでおり、祖父も卒中で死んでおります。
なお、お道のことを解らなかった親も、最近少し解りかけてまいり、反対はいたしません。
御屏風観音様をお祀りいたし、光明如来様はいただいておりますが、お祀りはまだでございます。
いかがいたしましたら、早く御救いいただけましょうか。」
明主様御垂示
「なーに、いい加減なものです。植物性神経なんて・・・どういうものだ。
神経に植物性と動物性とあるとみえるね。これはなんでもないんですよ。
これは、頸のまわりから肩にかけて凝りがあります。
固まりがありますから、それをみてご覧なさい。
それを溶かせば良いんです。
ただ、長くかかりますが、これはきっと治りますよ。
ところが、うっちゃらかしておけば、わけなく治るんですが、お医者に行っていろんな・・・氷で冷やしたり・・・氷で冷やすのは悪いですね。
固めるからね。重曹、ブドウ糖・・・鎮痛剤・・・これが問題ですよ。
これがここに凝りますからね。
ちょうど、病気を増やしてもらったんですね。
良かったですよ・・・このお道を知らなかったら、結局廃人みたいになるか命のどっちかですね。
最初は脳貧血だったんですね。脳貧血というのは、ここ(頸部)に固まりがあります。
溶けてくると・・・熱が出て溶けるんだから、そうなるとぼっとするんです。
それから目まいですね。頭が重い、ぼっとするのは、ここ(頸部淋巴腺)を見てご覧なさい。
熱があって、固まりがある。元は頸のまわりですね。心臓にもある。
それをやると、治りますよ。
早く光明如来様をお祀りして、その前に寝る。
それから御神書を、本人が読めなければ、側で読んでやる。
それから、霊的じゃありませんからね。
これは、古い薬毒に新しい薬毒を足した。
それが原因ですから、それを溶かせば良いんだから、ちっとも心配いりません。
こういうのはたくさんあるんですよ。
名をつければ、薬毒病と言うんでしょうね・・・今、官吏、公務員の汚職事件ですね。
あれは役得病でしょうね。」
明主様御垂示 「薬毒による眼病」 (昭和26年8月18日)
信者の質問
「謹みてお伺い申し上げます。
HY(五十歳・男性)と申す信者、眼病にてあらゆる療法を施して失明の一歩前に御縁があって本教に入信いたしました。
とてもひどい目でございましたが、御浄霊後一週間で白目と黒目がやや区別がつくようになりました。
左の目の黒玉の上は無数の星にて瞳も解らず、白玉が上に黒玉が中へ離れたようになっておりました。
右の目はまったくラムネの玉のように飛び出して黒玉の上は筋子(食用の鮭の子)をのせたようになっておりました。
左の目だけでもお救い願えればと毎日御浄霊を二カ月ばかり続けさしていただきましたが、
本人の申し出で一カ月ばかり御浄霊を休みましたところが、
またお願いすると申しますので隔日くらいに御浄霊を続けました。
だんだんと目脂と涙が出るようになり、半年ばかり後には星もなくなり、やや見えてまいりました。
そのうち、H氏の長男も入信するように話ができておりましたが、延び延びになっているうちに、
商売上で詐欺にあい「夫婦とも入信しているのに詐欺にあうとは」と不平を申しますのでお話をいたしましたら、
自己の曇りであることを理解したらしい様子でした。
最近長女が入信いたしました(長男はまだでございます)。
その長男が去る八月七日突然に熱が出て苦しみ、九日に御浄霊をさしていただきました。
御浄霊後三十分ほどいたしますとよけいに熱が高くなりました。
冷やさないようによく注意と説明をして帰りました。
翌十日は私事都合で行けませんでしたから代わりの者に御浄霊に伺わしました。
その時の状態は右の目が腫れ上がり結膜が眼玉より離れたように見え、目をつむるとその膜がしわになってまぶたの間に出てきます。
頭は割れるように痛み延髄がはっておりました。
善言讃詞を奏げさしていただき御浄霊さしていただきましたが、頭の痛みは薄らぐ様子もなかったようです。
十一日早朝私事伺いまして、祝詞を奏上させていただき御浄霊を続け、御霊紙を少しいただかせまして、
一時間ばかり御浄霊を続けましたが(前頭部、頸筋、後頭部、肩を主に御浄霊さしていただきました)、
目が痛い、頭が痛いと申し、熱は下がる様子もありません。
そのうち、両手が固くこわばり、一貫目ほどのものが腹の上に乗っているようだと申しますので、
なにか霊の作用と思いまして、祝詞と善言讃詞を奏げさしていただき、御讃歌(三尊の弥陀)も奏げさしていただき、五分ほど御浄霊さしていただくうちに楽になりました。
そうしたことを二回繰り返しまして、その日はいったん帰り翌十二日早朝伺って御浄霊をさしていただきましたが、熱はほとんど下がりません。
その時家の人が「猫の目と同じだ」と申しましたので、その理由を聞きましたところ、迷い猫が来たので半月ばかり飼っておりました(主人は反対でした)。
そこにはケニーと呼ぶ犬がおり、その猫がケニーのために右の目を傷つけられ、ふさがっていたとのことです。
その猫を長男がかわいそうだけれどと言いながらどこかの別荘で飼ってもらえと捨てたそうです。
その他にも以前ケニーが二匹の猫を咬み殺したそうです。その死体はどうなったか分からないと申します。
猫を捨てた翌日から気の弱い長男は突然発病したのであります。
こんなことを聞きましたので、台所の隅へ無縁さんに飯と水をお供えするように、また、捨てた猫にあやまり、殺された猫を祭ってあげるようにいたしました
(右H氏は御神体はまだ御奉斎さしていただいておりません)。
二十二日早朝より御浄霊に行きましたが熱は下がらず、食事は一切受けつけません。
あまり本人が苦しみますので万一を思い医者に見せましたところ、医者は不思議そうに見て首をひねっておりました。
それでもなにか注射をして帰って行きました。
私は気が気でなく中教会へ走り、会長先生にお話をいたし、中教会の大光明如来様に特にお願いをしていただきました。
会長先生は今日は手が離せないが、明日(十四日)早朝一度行ってあげようと申されました。
そして、これから私に行くように申されましたので、急ぎ行きましたところこの世を去っておりました。
ちょうど会長先生とともに中教会の大光明如来様にお願いしていたころに死去したらしいです。
以上のような事情でございますが、
(一)私のとりました方法にどこか間違った点はございませんでしょうか。
(二)先祖あるいは猫の因縁でございましょうか。
(三)なお、主人もまだまだ長くかかるのでございましょうか。
(四)長男の死亡でだいぶ家の人が曇っておりますが、この際よく説明してあげて、得心すれば御神体の御奉斎を勧めてもよいもので、ございましょうか。なにとぞ御教示のほどお願い申し上げます。」
明主様御垂示
「これは、眼病にてあらゆる療法を施したからいけなかった。
なんにもしなかったら治っていた。
失明の一歩手前までいろんな療法でやったんですね。
みんな薬毒ですよ。目がひどくなると瞳がはずれますからね。
後ろから押されるんです。薬毒を入れると、薬毒が滲み込んで頭に行き、それが溶けて目に来て、後ろに行き、それが押して出ようとする。
玉を押してくれば良いが、そうではない。
無論玉もそうですが、クルリとまわって瞳を押してくる。
私もそんな人をやったことがあるが、瞳がぶら下がってきて落ちますよ。
目が膿でいっぱいです。浄霊していると、そのうちに瞳がだんだんひっ込んで元通りになる。
目の玉がはずれるなんて想像がつかなかったですね。その軽いものですね。
白玉が上に黒玉が中へ離れるんです。
これは毒がたくさんそこに固まった状態ですね。
ですからこれは気長に浄霊して、だんだん目脂がたくさん出てきますがね。
そうすると治ります。必ず治るんです。
これは最初はちょっとしたのです。それが薬で作ったんですね。実に恐ろしい。
半年ばかり後には星もなくなり・・・こういう具合に治ってくるんです。
詐欺・・・これは入信が後れたためにこうなったんですね。
しかし詐欺にあったということは浄化ですからね。
物質の浄化で本当は結構なんです。
この人は、まだ曇りがあるために、ある程度取れなかったら信仰に入れない。
そこで祖霊が詐欺にあわせて物質に損害をあわせて、曇りを取ろうとした。
だから、本当言えば結構なんです。
いろいろ損したりするのは霊的に言うとそういう意味ですからね。
それが判ればむしろ感謝したいくらいのものです。
八月七日突然に熱が出て苦しみ・・・よけいに熱が高くなりました・・・これは、浄霊者の霊的関係ですね。
霊力が弱いと熱が出て、強いと出た熱は下がる。
弱いとここまで(山形の頂上までをお示しになる)で、熱を下げる力がない。
強いとここまで(山形の頂上を通り下までお示しになる)下げる。
ですから力を入れるとこうなります。
力を入れない・・・そうすると熱が非常に冷めやすい。
目が痛い、頭が痛い・・・ここ(頸部)をやらなければ。
やっぱり猫も関係ありますね。猫が関係あっても、こっちがおもしろ半分で猫を殺してないなら・・・それほどでなければ、恨みというのは一時的なものです。
やはり、これは毒がたくさんあるんです。薬毒がね。
そのうち、両手が固くこわばり・・・これは、きっと猫が来たんですね。
犬は縛っておけば良いんだ。鎖でつないだ方が良いですね。これはやっぱり猫の霊ですね。
この世を去っておりました・・・ははあ、注射にやられたんだな。
それから、やっぱりこういう家は光明如来様を早く奉斎しなければいけないんですが、そうかといって無理にしてはいけないし。
こういうのは難しいです。メグリが多いから、それだけ恵みをいただけないんですね。
これは別に死ぬ状態ではない。注射のためでしょうね。
昔と違って、今は浄化が強いから・・・逆効果が強いから・・・先にはなんともなかったのが、今日は非常に危険な状態になるんですね。
こういうのはあんまり無理に勧めないで、先方が聞きたいようなら話をしてやる。
後はできるだけ、「栄光」や「地上天国」を読ませるようにする。
「栄光」一部でも、すっかり読めば、たいていの人は良くなる。
そうして急らず気長にやった方が良いですね。
それで、こういう不幸があった後にはいくらか迷いが出てますから。
そこで、本人に霊界から、そういった・・・祖先やなんかが働いたあげく・・・そういったメグリがあって・・・邪魔があったという結果になった。
だから先方が快く話を聞くようならしてやって、そうして一日も早く光明如来様をお祭りさせる。
そういうような迷いがあったり、いろいろ具合が悪いようだったら御神書を読ませる。そうして後は神様にお任せしておく。」
明主様御垂示 「乳がん手術が原因で下半身麻痺になった事例」 (昭和26年9月8日)
信者の質問
「KT(六十八歳、医学博士)は本年四月に左の乳癌を手術後六月ごろより下半身麻痺状態となり、医学的処置なきため、七月十日より御浄霊をさせていただいております。
御浄霊一週間にて麻痺部分にやや感覚が出て、手を触れて感じる程度になり、一カ月ほど経て背中に大豆はどの「オデキ」が次々と出て現在も続いております。
最近はわずかに尿意を感じてまいりましたが、現在胸元が息苦しく、食欲がいくぶん減退気味でございます。
便通は付添人が押し出さないと出ない状態です。
今後御浄霊を続けさせていただきますうえに、注意すべき御浄霊の箇所、御垂示お願い申し上げます。」
明主様御垂示
「オデキが現在も続けて出るのは結構です。
これは手術のためですね。
麻痺状態というのは・・・乳癌の手術したらたいていは手が麻痺するんです。
麻痺して手が腫れてくるんです。
この人は半身全体が痺れたんですが、これは勿論手術のためです。
乳癌を手術した人はそうなりますね。
背中に大豆ほどの・・・これは結構ですね。
これは薬が出るんですからね。
しかしこれは長くかかりますよ。
つまり手術の時の消毒薬ですね。
この消毒薬は、最初痺れて、それから他の方にいって固まり・・・長いものですよ。
便通は無理に出さない方が良いですね。
こういう癖をつけると、よけい便通になりますから、我慢ができれば、半月でも一カ月でもほったらかしておくんですね。
いつか出ます。便というのは出ることになっているからね。
そうして気長にやっているとだんだん良くなってきます。
ただ、こういうのは薬の性質と量が分からないと、どのくらい長くかかるということは分からないが、やるだけは少しずつ良くなってくる・・・ということは分かる。
それから光明如来様をお祀りしなければならない。それも無理ではいけない。
それから御神書を読ませる。
そうすると本当のことが分かってくる。
そうしてお祀りする気分が出たらお祀りして・・・そうすれば、結局は救われるでしょう。」
明主様御垂示 「薬毒と悪霊による胃部の盛り上がり」 (昭和27年5月25日発行)
信者の質問
「昭和二十一年以来家族全員入信させていただき喜んでおります一家でございます。
昨年十二月末、父が下痢の御浄化をいただき、九十日余り続きました。
その間三、四日下痢の止まったことが二回ございました。
そのうち、胃の下部が時折高くふくれて、なんとも言いようのない苦痛を感じます。
御浄化をいただくと、グズグズと低くなり、また高くふくれてまいります。
そのころから食欲がおとろえ、やせてきました。
三月三日、中教会にお詣りさせていただき、会長先生の御浄霊をいただきました。
五日ほどお詣りさせていただき、たいへん気分が楽になり、少々仕事もできるようになりましたが、
食欲は進まず、胃部の高くなるのが日一日と回数を増し、モゴモゴ動くようになり、気持ちがたいそう悪く、食事がいよいよ進まなくなりました。
胃部のふくれはそのままで移動いたしますし、右のほうもたいへん高くふくれてまいりました。
ごはんなどはほとんど食べられず、おかゆの汁、卵、ミルクなどを少しずつ食べております。
腹のすいたときは、ふくれた高いものが割合低くなり、モゴモゴもいたしません。
また横に寝るとモゴモゴ動くのが少なく、食後と上向きに寝るとモゴモゴが強く、苦しみも大きゅうございます。
四月十四日ごろから便秘いたし、ますます食事が進まず、胸がムカムカつかえておりましたところ、
二十日の夕方、洗面器(直径六寸、探さ四寸くらい)にほとんど一杯一度に嘔吐いたしました。
その後しばらく胸も腹もともに楽になりましたが、またすぐ元の通りに苦痛が増し、食事もいただけません。
しかし御守護によりまして用便も一人ですませ、入浴も毎晩のようにやっております。
また食べる味も、煙草の味も少しも悪くございません。従って気力もなかなか元気でございます。
いかなる御浄化か、いかがさせていただけばよろしゅうございましょうか、謹みてお伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「原因は薬毒で、それに悪霊が邪魔しているのであるから、割合長くはかかるが、治るから心配しないでよい。
よく神様にお願いし、御神書を読むようにしなさい。」
明主様御垂示 「阿片中毒」 (昭和25年5月13日)
信者の質問
「四十五歳の男(中国人)、三年前に阿片を暫く喫み、一時やめましたが、最近また喫み始め、中毒状態にあります。
今度喫むのを止め、御浄霊にてお救い頂きたいと申し、三回程致しました。
発作は軽くなって参りました。御浄霊の急所はどこにございましょうか。」
明主様御垂示
「頭全体をやればよい。
神様の本を読ませる。
薬を服んでいい気持になるのは副守護神である。」