罪穢れの多い人間は徳を積め 5 (家庭生活上の不幸)


明主様御垂示 「一切が浄化作用」 (昭和27年12月1日)

貧乏人は貧乏な霊層界

信者の発言
「病気は浄化作用だということは良く分からせていただいている人はありますが、

他のことになりますと悪いことがあったという観念が抜けない人があるようでございます」

明主様御垂示
「それも一切が浄化作用なのですが、ちょっとのみ込みにくいのです。

心配事も浄化作用です。

だから悪いことや心配事があるということも、やっぱりしかたがないので、その浄化によって境遇が良くなるのです。」


信者の発言
「貧の御浄化という場合に、曇があるために抜けられないという状態でございますが、御用を励まさせていただきますと、そのために・・・」

明主様御垂示
「それは霊界の地位によるのです。

貧乏しているのは、貧乏をする地位にいるのです。ここの層は貧乏の人の霊界です。

そこにいるということは、それだけのものがあるからです。

そうして上に上がって、ここは貧乏がだいぶ楽な世界になるのです。

ここ(更に上層)に行くと、もう豊な人の世界です。

そういうようなもので霊界の地位の問題です。

だからどうしてもしようがないのです。

それで地位を上がらなければならないのです。

地位を上げるには浄まらなければならないのです。

そのためには自分が苦しむとか、人を助けるその手柄、その働きによって早く上にあがって行くということです。

だからこの辺に行けば物質に恵まれ、良いことの世界なのです。

またここまでには時期が行ってないから、この辺(ちょっと下層)までは行けるのです。

結局霊的状態、霊的地位が上がるということが一番です。」


信者の発言
「よく明主様が頭が悪いということをおっしゃいますが」

明主様御垂示
「それもそうです。ちょうど山と思えば良い。

ここよりもここ(少し上)に行けば良く見えます。

頭が悪いということは、ここ(下層)にいればちょっとしか見えないからです。

ここ(最上部)に行けば何でも見えるから、頭が良いというわけです。」




明主様御垂示 「結婚拒否の娘」

信者の質問
「二十八才の婦人、一月八日頃より精神に異常を来し、同月十一日より御浄霊させて頂いております。

最初の日と二日目に申しますことに、初恋の人が他の女と結婚しその後姑のために離婚されて終いました。

自分はいまだにその人の事が忘れられずに思い続けておりますと、世間の人々がその事を知り、私を見ると笑ったり噂すると思って悩んでおりましたところ、

他から縁談があり結納まで取りかわして終いましたが、心を偽って終ったと言い浄霊三日目から初恋の人と自分との会話をしたり泣く喚くの状態になりましたが、

三日程御浄霊をさせて頂きましたら大分おとなしくなりました。

二月四日母親が教修を受けさせて頂きまして、一生懸命に御浄霊をさせて頂いております。

三月六日には裸足で下へおりたり致し結婚の話をすると非常に嫌がります。

いかなるわけでございましょうか。お伺い申し上げます。

なお家人が早く直させて頂きたいと申しておりますがどうさせて頂きましたら宜しゅうございましょうか。御守護御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「早くは治らぬ。本人の浄霊もいいが、他人を信仰に入れるようにする。」




明主様御垂示 「三婚の妻の霊的解決」 (昭和24年8月29日)

信者の質問
「私は今月十日教修をいただきました。私の現在の妻(四十三才)は肋膜が悪く、少し仕事を致しますと大変身体が疲れます。

今月初めより御浄霊を頂き、大変楽にさせて頂いております。

私は現在の妻が二度目ですが、妻は私が三度目の夫になり、最初の夫は狂人にて、また二度目の夫は肺病にて死亡。

二度目の夫の子供二人を連れて私許へ嫁ぎ現在に至っております。

昨年より種々の病気を致しておりますが、何か霊的に関係がございましょうか。」


明主様御垂示
「霊を一々に解決するのは面倒であるから、信仰を一生懸命して犯されぬ状態にする事である。」




明主様御垂示 「家庭不和の根本的解決法」

夫の信仰向上により離婚することもある

信者の質問
「夫婦不和について。

私達夫婦は嫌々ながら親戚の者に無理やりに一緒にさせられました。

両方共気が合わず、私は妻の顔さえ見ると腹が立ちます。

仕事から帰って家の表迄来ると腹が立ちますが、家に入って顔を見るとなお腹が立つと言う始末です。

昨年五月御光を戴き、父の神経痛や妻の婦人病も御蔭様で大分よくなりました。

妻も御光を戴きましたが、最近御光を首からはずしてしまいます。

私は益々腹立がひどくなるばかりですが、兄達は私のみ辛抱を要求しますので、二人の子供を残して家出しようか等と思い詰めております。(妻は父の後妻の連子です)

妻は相当な強情もので、誰も意見する人もなし弱っております。その原因と解決法を御教示願います。」


明主様御垂示
「同情する。よくある事である。

主人公が奥さんをこうしようとか、こんな人間にしようとか思う事をやめる。

独身者の気持で、妻君に関係なく人を救う。

すると霊界の位置が主人は上ってくる。

妻君がついて行かず反対すると、どうしても別れる。

死別か生別かいずれかになる。

妻君が改心すれば段々合って行く。

妻君がおもしろくないのは、主人にも罪はある。

妻が気に入らぬのも浄化作用であるから、自分が向上する外ない。

これが根本である。結局良くなるからお任せする。」




明主様御垂示 「家庭不和の根本的解決法」 (昭和24年8月28日)

信者の質問
「子供六人あり、三人は死に、三人の子供の内一人は健在で、今は一年間病気に悩む息子と嫁に行った娘とあります。

その娘は家庭円満でないので悩んでおります。

子供の病気の悩み、嫁の円満になるように致すのには、どうしたらよいでしょうか。

三人死んだ子供、二人結核、一人心臓病であります。右お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「これこそ信仰を勤む外はない。浄化である。

徳を積めば罪は消える。(蒔いた種を苅取るのであるから因縁である)」




明主様御垂示 「頑固冷淡な妻に苦しむ」 (昭和23年11月17日)

信者の質問
「愚妻は結婚後二十年以来今日迄自分の過失を謝罪した事なく、実母や夫に対しても他人同様の冷淡さで、一般の人々との交際は全然出来ません。

妻は三ケ月前自転車より落ち、左足かかとを痛めまだ歩く事は出来ません。因縁を御伺い致します。」


明主様御垂示
「霊が憑っている。妻が浄霊を嫌うというのも、自分にも罪がある。苦しむべき自分に曇がある。

まず自分の曇を除って行けば、先方は苦しめる事が出来ないから、相手が治ってゆく。

徳を積む、人を助けるのである。

よく人に騙されてひどい目に遇ったという人があるが、それは自分に騙される資格があるからである。

心の鏡を人間はブラ下げている。こちらに曇りがなければすぐ判る。曇っていると写らぬ。判らぬから本当にするのである。

夫婦は多少、霊の線と線が違う事はあるが、そんなに離れてはいない。」




明主様御垂示 「夫の酒乱に悩む」 (昭和24年2月16日)

信者の質問
「主人は毎晩酒を飲み、度が越して来ると一ケ月に三回程は人間が変ったように、私を殺してやると言って刃物を持っていどみ掛ります。

昭和二十一年入信し、浄霊致しております。

霊が憑依したようになると浄霊も出来ない程狂暴になります。

一度信仰より遠ざかった事もありますが、その当時は三ケ月に一度、半期に一度位の発作でした。

先般祖先の御守護御願も致しましたが、発作がひどくなったように想われます。

憑依せる霊が何者か、またどうすれば良いのか御指示下さい。」


明主様御垂示
「本人のみでなく妻にも罪がある。

一生懸命主人が暴れて浄化してる理屈である。

罪が減ると暴れる事が出来ぬ事となる。

出来るだけ人助けして徳を積む。

すると自分の霊が浄まるから、主人が暴行出来なくなる。

気長に徳を積み、光明如来様にお願いする。

酒乱の憑霊である。」




明主様御垂示 「夫の酒乱、娘の不良」

信者の質問
「私の夫(TS五十六才)は非常に酒呑みです。一升時には二升位呑み続けます。酒を呑むと私始め家中の者に乱暴を致します。

勿論諸道具なども手あたり次第に乱暴致しますが、娘(M十六才)にはそれ程ではありません。

時々一緒に酒を呑む位です。

なお娘は非常な不良で、お金等を持出す始末ですが、夫は娘を非常に可愛がります。

いかなる因縁で御座いましょうか。浄霊はあまり好みませんがどうしたら良くなるでしょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「罪穢が沢山あるからで、乱暴して家人を困らすのは一の浄化作用である。

時を待つうち段々良くなる。

出来るだけ人助けをする。

自分の霊が浄まれば、霊線によって亭主の霊も浄まり、酒も飲めなくなる。」




明主様御垂示 「酒呑みの夫」 (昭和24年9月7日)

信者の質問
「私の娘の婿、当年四十三才ですが、信仰心更になく大酒家で、お金のある間は外で遊び歩き、ために家庭が常に不和が絶えません。

光明如来様の御力によりましてお酒をやめ、真面目な人間に更生する事が出来ましょうか。御伺い申します。」


明主様御垂示
「光明如来様の御力より自分である。

自分がお尽しすれば真面目な人間になる。

御奉仕して、その褒美としておかげがある。」




明主様御垂示 「短気、悪酒の夫」 (昭和24年9月17日)

信者の質問
「SH(私の主人、五十九才)は今年四月二十三日入信いたし、朝夕のお祈りも私と共に毎日いたしておりますが、

平常も短気気味で、酒を飲むと他人の言う事もきかず困っております。

その都度浄霊もいたしておりますが、どういたしたらよろしいでしょうか。

私の家族は長男が戦死し、現在は主人と私の姉と、私と長男の嫁と孫の五人です。

入信者は主人と私と長男の嫁と三名です。」


明主様御垂示
「ただそれだけではいけない。人を救わなくてはいけない。

その徳によって罪穢が減ってゆく。

御奉斎や浄霊も結構だが人助けが第一である。」




明主様御垂示 「博打好きの夫」 (昭和24年4月13日)

信者の質問
「会員の家庭にて、主人(未教修)が良く働きます。

バクチがすきで働いた金を皆とられてしまいますので家内中こまっていますが、どういたしたらよろしいでしょうか。右御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「入信した人が大いに信仰して、徳を積めば主人も浄まり、バクチもやめる事になる。妻にも罪がある。」




明主様御垂示 「父母不仲の解決」 (昭和24年2月27日)

信者の質問
「小生の父母は夫婦仲がよくありません。

俗に言うクサレ縁と言うものでしょうが、よく争って困ります。(両名共本年一月入信)

父は頭が少し具合が悪く、母も以前に病気をした事があります。

この頃は母を離縁する等と申します。クサレ縁解消の方法を教えて下さい。」


明主様御垂示
「両方罪穢が多いから浄化が起る。

息子が人助けして徳を積むと仲よくなる。

夫婦は火水で、性格は反対である。」




明主様御垂示 「夫の不倫の解決法」

信者の質問
「主人は他に女が出来まして九月から帰りません。

丁度その頃から十一才になる男の子の手癖が悪くなり困っております。いかにしたらよろしゅう御座いますか。」


明主様御垂示
「主人だけ悪く思われるが、奥さんにも罪穢がある。

主人のために心配するのは、浄化が行われている。

信仰へ入り主人の事を忘れ、人を助け徳を積むと浄化が促進されて霊的に浄まるから、主人と別れるか、主人が不純な事をやめて帰るかどっちかである。

しかし気持として許されぬという事になるが、それはどうしようもない。

苦しむのは皆浄化作用であるから、どうしても自覚して人を助ける。

するとその方へ興味が出て、忘れる事が出来る。」




明主様御垂示 「夫の不倫で妻が苦しむのも妻の霊的罪穢による」 (昭和27年10月25日発行)

信者の質問
「昨年七月耳鳴りが激しく、いろいろと御守護をいただき入信さしていただいた者でございますが、

本年九月主人より、女ができた店をもたせてやりたいという意味のことを打ち明けられましたが、

現在生活にそれほどの余裕もないのに驚くほかはございませんでした。

現在主人(MK四〇歳)は、広島○○会社A工場製造○○課長をいたしております。

家庭は二人のみで私ども夫婦は結婚後十五年になりますが子供がなく、

従って夫婦の仲もあまり思わしくなく、と言って、これということもなく過ごしてまいりました。

私がお道に入信させていただきましても主人は特別反対はいたしませんでしたが、関心ももたず、

ただ御神体、御屏風観音様の御奉斎はどうしても許しませんでした。

従来も夜帰ってこないこともございましたが、会社の会合とかいろいろ申しますので信じておりましたが、

このたびの話で、すべてが明らかになったしだいでございます。

相手の女と申しますのは未亡人で、ある料亭の仲居をいたしております。

すべては私の不徳のいたすところ、信仰浅きゆえと、教会にお詣りしてお願い申し上げ、努力さしていただいておりますが、

打ち明けられた日からはすべてが極端で、同じ部屋でやすむことも嫌い、

口ぐせのように別れよう別れようと申し、ほとんど帰ってまいりません。

三好家は現在稲荷信者でございます。

いまから三代前事業に失敗し、稲荷信者になったとのことでございます(それ以前は真宗)祭神は熊崎稲荷大明神と熊代稲荷大明神でございます。

また最近ときどき蛇の夢に驚かされます。

主人の乱行と右のいろいろの事柄と関係がございましょうか。

なにとぞ御垂示のほどお願い申し上げます。

なおこのような場合、いかなる心がまえでいればよろしいのでございましょうか。御教えのほどお願い申し上げます。」


明主様御垂示
「この原因はあなたに霊的罪穢があるからで、それの浄化作用である。

従って夫を怨まず、ひたすら神様の御用をし、人助けをすることである。

それによって罪穢はだんだん減るから苦しみは軽くなり、幸福な境遇になるのである。」




明主様御垂示 「不倫の子供が間もなく出生」

徳を積みお任せする

信者の質問
「当年三十八歳の男子、妻子がありながら他の婦人と関係を生じ、家庭の不和も頂点に達しましたが、観音様の御利益にて平和になりました。

本人は信仰に専心しておりますが、その婦人に罪の子が生れんとしております。

いかにして円満に解決せんか苦慮致しております。どういたしたらよろしいですか。

因みに婦人は身持ち悪く、生れる子は三人目で、前の子は闇に葬り去られ、目下信仰説得中であります。」


明主様御垂示
「こういう問題は観音様にお任せする。人間が考えたり心配する必要はない。

しかし何にもせずにお任せするんではない。

当事者が出来るだけ多くの人を助ける。その徳によってその人の苦痛は減る。自分自身を磨く。

すべて、考えても考えのつかぬ時は神様にお任せするとうまく解決する。私自身もそうである。」




明主様御垂示 「元夫に対する認知請求、養育費支払請求について」 (昭和24年12月20日発行)

信者の質問
「私は昭和二十一年に両親の反対を押しきって結婚、夫は妊娠中他に女ができ、生まれた子供を虐待し、正式の届出もしてくれません。

昨年暮れに別れることにいたしましたが、子供の認知をしてもらいたいと思いますが、本人にその意思がありません。

子供の認知と養育費のことにつき家事裁判所へ願い出るよう親戚ですすめますが、いかがいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これはどっちとも言えぬ。臨機応変である。

人が苦しむということは、すべて自分に罪穢があるのでその浄化作用である。

行者など難行苦行をするのはそれによって汚れをとる人為的浄化である。

人事相談所へ願っても願わないでも結果は同様で、根本は自分の罪の浄化であるから、できるだけ善徳を積んで浄めることが一番よい。」




明主様御垂示 「子供の不良化も浄化作用」 (昭和24年4月8日発行)

明主様御垂示
「不良になった子供の霊的原因およびその解決法。」


明主様御垂示
「不良児のために悩むのは親に苦しまねばならぬ罪があるためで一種の浄化作用でもある。

故に世のため人のため善徳を積むことによっておのずからが浄まるから相応の理によって不良児も良くなるのである。

すなわち心配すべき原因が減りまたは消滅するからである。」




明主様御垂示 「子供の不良化の原因は親の罪と前頭部の熱」 (昭和24年7月)

信者の質問
「子供の不良性は治りますでしょうか。」


明主様御垂示
「治りますよ。・・・

子供が不良だっていうのは、やっぱり親に罪があるんですよ。

子供が不良だといろいろと心配するでしょ。

その苦痛が浄化作用なんですよ。

すべて苦痛というものは罪穢れの浄化なんですから。

ところが、徳を積むとそれによって苦痛を受けるべき条件が減ってくるんです。

だから親が信仰を深くして、一生懸命に人を助けて徳を積めば、それによって子供の不良もよくなるんです。


また、もう一つ別の方面から見ると、この前頭部に熱があるんです。

反対に後頭部は感情ですがね。

前頭部が冷たければ、理性が充分に活動してやたらな感情の衝動を抑えますからね。

浄霊して前頭部が冷たくなれば不良も治りますよ。


いま、論文を書いてるんですが、私は戦争や闘争の元は不快感が原因だって言うんです。

人間は爽快な気持ちになると争えなくなるもんですよ。

怒るってのは感情であり、これを抑えるのが理性の力なんです、

欲望つまり仏語でいう煩悩ですね、この煩悩が起きる場合もそうですよ。

欲望も神様が与えてくださったんだから想念は自由ですが、

その想念をそのまま行動にあらわすと罪になることが多いんで、

そのとき行動に移そうとする感情を、前頭部の冷たい人は抑えることができるんです。

だから、前頭部の冷たい人は大丈夫ですが、まあ冷たい人はほとんどないですね。

前頭部の冷たい人ばかりになれば、戦争なんかなくなって平和になりますよ。

独裁者の煽動なんかにも、おいそれとは乗らなくなりますからね。」




明主様御垂示 「手癖悪い子」

子供の異常化は親の罪と関連

信者の質問
「小供の手癖の悪いのはどうしたらよろしゅう御座いましょうか。」


明主様御垂示
「動物霊が憑いてやらすのである。

こういう事をするのは、親に罪がある。親と関連している。

親自身、自分の心を省みて大いに徳を積む事にする。

そして親に罪があると、霊層界の下にあり、霊層の下の下にあると、何か苦しみがある。

それで子供の盗みの苦しみがなくなるとしても他の何かの苦しみがある。

徳を積んで霊層界の上へ上ると、子供も親が心配するような事が出来なくなる。

その事をよく知らなくてはならぬ。

騙されるのもそれだけの資格がある訳である。

泥棒にとられたり、いろんな事で損をする等も、その物質が汚れてる。

間違った事があり、その罪をとられるための浄化で、これはあらゆる事にある。

日本で物の足らぬのも浄化であり、偉い人が小菅へ行くのも浄化作用である。

人間はどんな人も必ず悩みがある。夜の世界の間は仕方がない。動物霊が活躍するだけの余地がある。

修行を励んでいる人は、それが段々小さくなる。」




明主様御垂示 「盗癖の子」 (昭和25年5月5日)

信者の質問
「主人が戦死し母一人子一人で道に専念しております者ですが、

一昨年秋入信、昨年十一月より某地方が開けて参りましたので、

子供を妹と元の雇主に託して出張開拓致しております。

その後子供に盗癖が現われ、信者にもそれを知る人が出来、本人はとても苦しんでおりますが、今のところ手許に引取る事は出来ず困っております。

子供はそのまま放置しておいてもよろしいでしょうか。右お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「放置しておいて一生懸命信仰に尽せばよい。

心配するのはその人にメグリがあるからである。

子供の事は忘れて、心ひかれず徳を積んで行く事である。」




明主様御垂示 「子供の浪費の根本原因が先祖の罪穢れにあるとした事例」 (昭和28年7月25日発行)

信者の質問
「私の夫K(六十八歳)は、三十年前胃腸が悪くて入院したことがあり、そのころより両眼ともしだいに薄くなって、当時眼薬を少し入れたことがありますが、なんの効果も見えないので、

その後たいして医薬は加えておりませんが、七、八年前よりは薄明かりが分かる程度になり、困っておりましたところ、

お道を知らされて、昭和二十三年十月、夫婦揃って入信させていただき、続いて長男、次男、長女と入信させていただき、

二十四年には、大光明如来様、御屏風観音様を御奉斎させていただきました。

夫、長男も熱海本部にお参りさせていただいたこともあり、一年ほどは信仰も続けさせていただいておりましたが、

夫は自分の眼が良いほうに向かわぬためか、他のほうでは御守護をいただいていても、

それに気づかず、夫、長男は御守りをはずすようになり、御神体に朝夕のお参りもいたさぬようになりました。

長女はその後嫁ぎ、次男も二十五年同村に養子に行きましたが、種々事情もあって、一年ほどして子供一人できてから離縁して帰ってきました。

家に帰ってから家の品物を次々と持ち出して売り払い、金もさんざん使います。

いくら注意しても聞き入れず、思うようにならぬと乱暴いたします。

自分の御守りは品物に入れたまま売り払って、現在御守りは持っておりません。

本年四月金銭の問題から気に入らぬことがあり、乱暴いたして、恐れ多くも御神体に手をかけ、「明」の御文字に一寸ほどの傷をつけてしまいました。

かかる不祥事を引き起こしまして、なんともお詫びの申し上げようもございません。

なにとぞ、なにとぞお許しくださいますようお願い申し上げます。

次男が金も使い果たして、家は経済的にもたいへん困っていても、夫、長男はおすがりする気持ちになれず、現在二人とも御守りをはずしております。

私も主人の言う通りにしていたら信仰はできなくなりますが、

現在のところは月一回くらい支部にお参りする程度は許してくれます。

私一家の罪の深さを覚らせていただき、近ごろ時折布教に出ますと、知らせたいと思う人に出合ったり、偶然病気で困っているところに行ったり、不思議に都合よく行きますので、

たびたび布教にも行かせていただきたく念願いたしますが、たびたび家を出ることは許してくれません。

また私が出た後で用件ができており、家がごたごたすることがよくあります。

私の進むべき道は、いかにいたしますればよろしいのでございましょうか。

破損いたしました御神体は、いかがさせていただけばよろしいのでございましょうか。

謹みて深く深くお詫び申し上げますとともに、御教示お願い申し上げます。

なお一日も早くお詫びがかなって、ふたたび御神体をお迎えさせていただき、家族揃って御神業のお許しがいただけますよう御祈願申上げます。」


明主様御垂示
「だいたいこの家は祖先以来の罪穢が大いにあるので、それが根本原因であるから、

そのつもりであなたは光明如来様を新しくお迎えして、罪のお詫びをし、一日も早く幸福な家庭になるよう心からお願いすれば、必ずお聞き届けになる。

ただし焦ってはいけない。

気長に時節を待つことと、一人でも多く信者を作ることである。」




明主様御垂示 「母のみに反抗する子 (昭和24年6月26日)

母親に対し反感をもっている祖霊の憑依

信者の質問
「私が御導き申し上げたいと思っておりますある家庭の十九歳になる男子(健康体)、他人に対しては大人しく何とも致しませんが、家人、特に母親に対して当りちらします。

ガラスを毀したり皿を投げたり何でも手当り次第に乱暴致しますが、理解力もあり、仏壇やお墓参りもよくします。

(なおその人の兄もその通りで、お金を沢山使った上毒死して間もない家庭です)いかなる訳で御座いましょうか。

また御導き致すにはどのように致したら宜敷いでしょうか。」


明主様御垂示
「母親に対し反感をもっている霊・・・祖霊であろう。

母に罪あり、本人より母が徳積めば苦しめられぬようになる。

霊的向上である。苦しむ事により己が罪が減る。相手に感謝すべきである。

「汝の敵を愛せよ」というが、そこまでゆけば人間は磨けたのである。

祖霊である。祖霊の中に一人一人気に入らぬ事がある、母に対し反感をもってる霊で、査べれば母に必ず思い当る事がある。

本人を治すより母自体が徳を積む。すると母に力が出て、母を苦しめるような事はなくなる。

苦しめられるのもその理由がある。

霊的に向上すればひとりでに治る。結局どんな事も自分にある。

すると人を怨む事もなくなる。苦しむ事によって自分の罪がなくなる。

しかし本当からいうと苦しめる人に感謝すべきだが、なかなか出来ない。

キリストの「汝の敵を愛せよ」の精神もこれである。

磔の時キリストは祈っていた。隣の泥棒が何かときくと、磔にする人の救いを祈っていたという。」




明主様御垂示 「父のみに狂暴な子」 (昭和24年7月9日)

父を怨む霊の憑依

信者の質問
「長男(二十七歳、先妻の子)の病的原因とその対策について御伺い申し上げます。

十六歳頃より怠惰、狂暴性、吝嗇、短気等が著しくなり、他人には大した事はなくむしろ親切なのですが、特に私に対してのみ右の行為を強く示します。

なお養父母、先妻等は変死や肺結核死、中風死等で霊的にも関係あるように思われます。右、御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「父を怨んでる霊で、父の罪が大いにあるから、息子に関係はない。

父が徳を積むべきである。」




明主様御垂示 「子供の発狂、退学」

信者の質問
「十四才の女児、昨年八月頃母親の実家からの帰途より気が少し変になり、学校も退学致しおります内、

先日耳の中に誰か入ってくると申し大変にいためましたが、

医者はどこも悪くはないとの事にて、お観音様にお願いに参り一回の御浄霊にて耳は治りましたが、

両親の悩み賢い児にと教修を受け、一心に御浄霊を続けております。

朝いつまでも寝ており起すと暴れましたが、暴れは治りまして少し位話もするようになりましたが、

御飯をこの頃は一日中に一杯位しか食べません。御守護頂けましょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「母親が徳を積む。その徳によっていい子になる。

浄霊やお願いだけではいけない。

その上信仰の中心をおかなくてはいけない。

根本は罪であるから、それをとるのは徳を積む事によってとれる。」




明主様御垂示 「息子帰還するか」 (昭和24年8月17日)

信者の質問
「私は最近入信致しました。私の夫は昭和二十一年発疹チブスで死亡し、長男はビルマで昭和十九年戦病死致しまして、

ただ一人残りの次男俊男は満洲へ出征して、現在ではシベリヤにいる事は手紙で知りましたが、社会状勢上心配しておりますが、帰れますでしょうか。

また私は帰る迄どのようにしていたら良いでしょうか。」


明主様御垂示
「帰る。変った事はない。

出来るだけ人助けをする。そうすると母の徳により、早く帰る事になる。」




明主様御垂示 「強欲な継母が父の財産を奪った事例」 (昭和24年2月20日)

信者の質問
「継母(入籍していない)と実父と共謀で、たった一人の子である私の全財産を取上げようとして裁判に訴えたけれど意のごとくならず、継母は別居しました。

その際継母は、実父に茶碗一つと箸一膳残したのみで家財道具、衣類全部と私の所有家屋の造作物の一部まで持出しました。

つまり実父は着のみ着のまま捨てられた有様です。

所が実父の日常は嘘と隠し事で終止し、妻(私の)の言う事は全部理屈として何一つ聞き入れず、

妻が「真の娘と思ってくれ」と言っても娘と思った事は一度も無いと言う始末で継母と別居当時は同情しましたが、

最近は姿を見ただけで腹立たしくなり、外出先より帰宅した途端嫌な気持になり、どうにも致し方ありませんが、

老先短い(八十二才)実父を少しでも救ってやりたいと朝夕光明如来様にお願いしていますが、この先どうしたら宜敷いでしょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「よほど一家に罪穢が多く、それに乗じて邪神が憑って災いする。

入信して人を助ける。徳を積む。幸福の人を多くつくる。

その徳により皆の気持が変り良くなる。これより外に道はない。

神の御目からみれば、人の苦しみは皆同じ原因によるものである。(双方共同じ罪穢)」




明主様御垂示 「酒場の女を妊娠させ捨てた後に不幸の続いた事例」 (昭和25年1月11日)

信者の質問
「ある女の信者で御座いますが、戦争中長男の縁談が決まり結納が納まった日に、

あるカフェーの主人が、そこの女給がその長男と関係があり、目下妊娠中であると申し出て参りましたが、そんな馬鹿な事がと相手にしませんでした。

そこでその女はカフェーの女将と共に縁談の相手の令嬢の家へどなり込んだ由で、その縁談は解消となりました。

同時に長男は応召致しました。その留守中カフェーの女は大きなおなかを抱えて認知方を嘆願に参りましたが、

誰の子かわかるものかと追い返しましたが、女は七生迄も恨むと言って立ち去り、そのまま今日迄消息不明であります。

長男は無事帰還致しましたが、その後一家は運が悪く、家は戦災で焼け、親子共する事なす事うまく行きません。

今度長男は勤務先で争いが起り悲観しておりましたので、

母は教導所へお詣りして先生に相談して来ると家を出ましたが、都合でお詣り出来ず帰宅致しますと、

長男がどうだったと聞きますので、悪いとは思いましたが、

先生は皆過去の罪の浄化だ、素直な気持になって争い心を捨てろと申しておられたと言っているうちに

我知らずこの家は「のろい釘」を打たれていると口走りました。

長男は驚いてどこにと尋ねますと、また鎮守の神木だと申して仕舞いました。

長男は直ぐお宮へ出かけます。

大変な事を言って仕舞ったと心配しながらついて行くと、

不思議にも「呪い釘」が数本打ち込んでありました。

驚きながら苦心して抜き取り、釘には祝詞を奏上し「世を呪ひ人を恨みしその頃の心の曇りは消えて跡なき」の御讃歌を奏げましたが、

これはどう処置致しましたら宜しいもので御座いましょうか。

なおこの長男は未入信で、浄霊を極度に嫌い、睡眠中に御浄霊致しましてもすぐ起きてしまいます。

どう致しましたら宜しゅう御座いましょうか。」


明主様御垂示
「正当の場合は怨みはある程度許される。

誤解などは根本的には何にも出来ぬ。

入信して徳を積むのがよい。

釘は怨みが入ってるから、紙へ包んで、光明如来様の前へ、三宝へ載せ置いておく。

怨みの曇りが除れる。一年位でよい。」