家族不和の霊的原因について


明主様御垂示 「子供の片方が可愛くて、もう片方が憎い」 (昭和25年2月)

信者の質問
「私には男と女の二人の子供がありますが、女の子に対してはどんな場合でも憎くてたまらず、男の子のほうはかわいくてたまりません。

これにはなにか霊的なわけがございましょうか。」


明主様御垂示
「大いにわけがありますね。

これは前の世における関係のためなんです。

どうせ、その一家の血統の人が生まれ変わってるんですからね。

前の世でこのお母さんが一人にはいじめられ、一人にはよくされたんで、それが残ってるんですよ。

前の世に子供だったとか、兄弟だったとか、あるいは親戚だったとかで片方は憎らしく、片方はかわいかったんですね。
 
かわいいとか憎いとか言うのは執着ですからね。

この信仰に入ると執着が抜けてくるから、こんなのもだんだん減ってきますよ。

まったく、執着が一番こわいんです。

信仰の一番の目的は執着をとることなんですよ。

信仰によって本当に執着がとれて初めて仕合せになれるんです。」




明主様御垂示 「母のみに反抗する子」 (昭和24年6月26日)

信者の質問
「私が御導き申し上げたいと思っておりますある家庭の十九歳になる男子(健康体)、他人に対しては大人しく何とも致しませんが、家人、特に母親に対して当りちらします。

ガラスを毀したり皿を投げたり何でも手当り次第に乱暴致しますが、理解力もあり、仏壇やお墓参りもよくします。

(なおその人の兄もその通りで、お金を沢山使った上毒死して間もない家庭です)いかなる訳で御座いましょうか。

また御導き致すにはどのように致したら宜敷いでしょうか。」


明主様御垂示
「母親に対し反感をもっている霊・・・祖霊であろう。

母に罪あり、本人より母が徳積めば苦しめられぬようになる。

霊的向上である。苦しむ事により己が罪が減る。相手に感謝すべきである。

「汝の敵を愛せよ」というが、そこまでゆけば人間は磨けたのである。

祖霊である。祖霊の中に一人一人気に入らぬ事がある、母に対し反感をもってる霊で、査べれば母に必ず思い当る事がある。

本人を治すより母自体が徳を積む。すると母に力が出て、母を苦しめるような事はなくなる。

苦しめられるのもその理由がある。

霊的に向上すればひとりでに治る。結局どんな事も自分にある。

すると人を怨む事もなくなる。苦しむ事によって自分の罪がなくなる。

しかし本当からいうと苦しめる人に感謝すべきだが、なかなか出来ない。

キリストの「汝の敵を愛せよ」の精神もこれである。

磔の時キリストは祈っていた。隣の泥棒が何かときくと、磔にする人の救いを祈っていたという。」




明主様御垂示 「父のみに狂暴な子」 (昭和24年7月9日)

信者の質問
「長男(二十七歳、先妻の子)の病的原因とその対策について御伺い申し上げます。

十六歳頃より怠惰、狂暴性、吝嗇、短気等が著しくなり、他人には大した事はなくむしろ親切なのですが、特に私に対してのみ右の行為を強く示します。

なお養父母、先妻等は変死や肺結核死、中風死等で霊的にも関係あるように思われます。右、御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「父を怨んでる霊で、父の罪が大いにあるから、息子に関係はない。

父が徳を積むべきである。」




明主様御垂示 「対話出来ない父子の因縁」 (昭和24年10月28日)

信者の質問
「六十二歳の父、三十三歳の長男、一家に住みながら直接にはどうしても話が出来ず、母を仲介者として何事も話します由。

しかも父子共愛情はあります。右はいかなる因縁によるので御座いましょうか。

また、お導きさせて頂くにはどのように致したら宜敷いでしょうか。御教示下さい。

因みに、その家では他家に嫁いだ娘が入信致しております。」


明主様御垂示
「霊的で、全然父子としての親しみのない霊が一方に憑いている。

また、父と仲の悪かった霊が息子に憑ったか、前の世で非常に身分が違うため直接話が出来なかった関係にあったかである。

入信すれば御守護により自然に治る。」




明主様御垂示 「父不在時に笑わない子」 (昭和24年2月9日)

信者の質問
「一信者で御座いますが、三歳の女子、昼間の中は何ら変った事もなく、夜分になりますと主人が留守の場合、母親の側にいても膝へも来ず、笑いもしないでむっつりしております。

霊的にいかなるわけで御座いましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「主人と子供と霊的関係がある。

霊が憂鬱になるのである。

父の亡親の霊か何か憑いているのであろう。

大した事でない。(淋しがる)」




明主様御垂示 「ムコが一緒にいると肝臓が痛む母」 (昭和24年12月18日)

信者の質問
「教導所としている家で本年九月娘に婿(むこ)を取りました。

先月二十日の朝より母親(継母YS、三十五歳)が肝臓の御浄化を戴きました。

毎日婿が帰宅頃になりますと気分が悪くなり、肝臓が痛み出して参り、婿が家にいる間痛みが激しく、浄霊を致しても少しも痛みが取れません。

婿が出勤すると治るのでございます。何か霊的な関係がございましょうか。御伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「婿に憑いてる霊が怖いのである。」




明主様御垂示 「強欲な継母が父の財産を奪った事例」 (昭和24年2月20日)

信者の質問
「継母(入籍していない)と実父と共謀で、たった一人の子である私の全財産を取上げようとして裁判に訴えたけれど意のごとくならず、継母は別居しました。

その際継母は、実父に茶碗一つと箸一膳残したのみで家財道具、衣類全部と私の所有家屋の造作物の一部まで持出しました。

つまり実父は着のみ着のまま捨てられた有様です。

所が実父の日常は嘘と隠し事で終止し、妻(私の)の言う事は全部理屈として何一つ聞き入れず、

妻が「真の娘と思ってくれ」と言っても娘と思った事は一度も無いと言う始末で継母と別居当時は同情しましたが、

最近は姿を見ただけで腹立たしくなり、外出先より帰宅した途端嫌な気持になり、どうにも致し方ありませんが、

老先短い(八十二才)実父を少しでも救ってやりたいと朝夕光明如来様にお願いしていますが、この先どうしたら宜敷いでしょうか。お伺い申し上げます。」


明主様御垂示
「よほど一家に罪穢が多く、それに乗じて邪神が憑って災いする。

入信して人を助ける。徳を積む。幸福の人を多くつくる。

その徳により皆の気持が変り良くなる。これより外に道はない。

神の御目からみれば、人の苦しみは皆同じ原因によるものである。(双方共同じ罪穢)」




明主様御垂示 「家庭不和の解決」 (昭和23年10月13日)

信者の質問
「家庭内が不和で常に争いが絶えないと言うのは、各自のわがままからと思いますが、何か霊的に間違っていることがあるのでしょうか。」


明主様御垂示
「大いに間違っている。信仰によって治る。一つの信仰になれば治る。

(信仰も種々やると却って不幸で、争が起る)

これは副守護神がやるのである。

順序が違うとか、いろんな原因があり、簡単にいえぬ。

その家個々について説明せねば判らぬ。

教団一つになれば、争など立所に治る。

(こういう家庭は)一人が信仰へ入って徳を積むと、他の方へ霊線により(光がゆき)信仰心が沸く、これでよい。」