家出・行方不明について
明主様御垂示 「行方不明の娘」 (昭和24年6月21日)
信者の質問
「昨年四月受教しました十九才の女子専門学生、二ケ月前より寄宿寮から姿を消し、学校を欠席致し、その後の行動不明にて郷里の家族が心配しております。
郷里にては継母、姉が受教、御神体も御祭りしてあり熱心な信者で御座いますが、実父が未だ受教しておりません。
この娘の行方を探索するには、御道の信者としていかに処したらよろしゅう御座いましょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「継母であるから、あまりうまく関係が行っているかどうか疑問である。
神様にお任せしておけば、きっと悪い結果にはならぬ。」
明主様御垂示 「家出の息子」 (昭和24年7月16日)
信者の質問
「私の夫婦には子供がなく、八才の時貰った女子を養育(当年二十七才)養子(O)を入籍、今では一子ありますが、Oは昨年末名古屋に行ったきり帰りません。
Oは時々かっとなる気性で、それが起きると外を一廻りして来なければ済まぬのです。
また淋しくなると一人で泣いているのを見ました。
娘は人の機嫌を取る事をしらず、頭も手紙を書ける程度です。
Oの家出の原因は、夫婦の気性が合わないためでしょうか。また帰ってくるようでしょうか。御伺い申し上げます。」
明主様御垂示
「この人が信仰に入って、おかげを受けるとして、帰った方がいいか悪いかによる。」
明主様御垂示 「行方不明者の対処」 (昭和24年7月6日)
信者の質問
「父(六十一才)は今年一月十四日朝、家を出たまま、懸命に捜索致しましたが今なお行方不明でして、易等において他界しているとのこと。
仮葬儀は致しましたが、今後このままで良いでしょうか。」
明主様御垂示
「このままでいい。心配せぬ方がよい。」
明主様御垂示 「息子帰還するか」 (昭和24年8月17日)
信者の質問
「私は最近入信致しました。私の夫は昭和二十一年発疹チブスで死亡し、長男はビルマで昭和十九年戦病死致しまして、
ただ一人残りの次男俊男は満洲へ出征して、現在ではシベリヤにいる事は手紙で知りましたが、社会状勢上心配しておりますが、帰れますでしょうか。
また私は帰る迄どのようにしていたら良いでしょうか。」
明主様御垂示
「帰る。変った事はない。
出来るだけ人助けをする。そうすると母の徳により、早く帰る事になる。」