離婚について


明主様御垂示 「産土の神様が離婚させることもある」 (昭和24年7月30日発行)

「見合結婚のほうは勿論産土の神様がされるんだし、

恋愛結婚のほうも産土の神様ですがね、

前世に非常に愛し合っていた者の恋愛が、いっぽうが死ぬとかあるいは両方が死ぬとかして遂げられなかったのが、

またこの世で会った場合、まだ執着が残っているんで、

こんなのの恋愛は無軌道的になって理性を失ってしまうんです。

しかしそのとき産土神だとか、その人の正守護神だとかはその執着を取り除かせるためにその恋愛を許すことがあるんです。

そしてある時期が来るとその執着はとれてしまいますからね。

執着がとれるとふつうの人間と人間だからまったく熱が冷めてしまうんです。

そこで、その夫婦が産土の神様が決められたものと違う場合は、別れさせて改めて結婚させるんです。

恋愛結婚がうまくいかないっていうのはこんな場合なんですよ。

だから、どっちとも言えるもんではないんです。」 (長文は「結婚」のページ)




明主様御垂示 「離婚の可否について」

信者の質問
「神代時代は男女間の愛情の表現は楽だったようですし、また古代人は幾人もの異性を愛し得たと聞いておりますが、

現在民主主義の時代においても、「愛し得ない夫婦は離婚しても良い」との神様の御許しは頂けませんでしょうか。」


明主様御垂示
「これは虫が良過ぎる。人間の愛情というものはそんな簡単なものでない。

離婚したらいいと思うが神が結んだんで、人間がどうする事も出来ぬ。

ただこういう事はある。

夫婦で妻が向上して、その距離が多くなる場合、ある程度の距離を過ぎると同棲出来ぬ事となる。

霊的に向上する事が一番幸福になる道である。」




明主様御垂示 「ダンスの故に離婚を迫る親」

信者の質問
「一婦人(ダンス教師)と恋愛により結ばれ、両親の了解の上結婚致しました。

両親の結婚許可の条件として結婚後は「ダンス」を止めると言う約束でありましたが、

ある機会に両親との約束を破った事が両親の耳に入り、

両親は約束を守らなかったとの理由に結婚解消を迫って、頑として聞入れてくれません。

私達は飽く迄も離婚致したくありません。

私は長男でありまして両親の家業(茶・椎茸製造販売業)を継続する義務がありますが、どう致したら良いので御座居ましょうか。右御尋ね致します。」


明主様御垂示
「自分を立てれば親に背く訳だが、ダンスも悪いものではない。悪い事に利用するから悪い。

金銭でも悪い事に使うから悪になる。不純な考えでやれば悪い、厄介である。本当に正しい気持ならいい。

大乗的に本当の事をいうと、これは反対する親が間違っている。

家業を継いでダンスを止める、これは間違っている。

本人のやるままにしておく。

妻が他の男の人を作ろうとしてもそのままにしておく。

行く所まで行って解決するのがいい。

やりたい事をやらせ、徹底させる。その時に目がさめる方がいい。

ただ信仰に入れば解決は早い。行詰って苦しんで初めて救いを求めるものである。」




明主様御垂示 「双方の合意があれば離婚してよい」 (昭和24年8月3日)

信者の質問
「夫婦が性格的に一致できず、別れたほうがお互いに幸福になれると考えられた場合、離婚することはいかがでしょうか。」


明主様の御垂示
「合意で離婚するんならかまいませんよ。  

一方的じゃ怨まれて障りますがね。」




明主様御垂示 「両者の希望があれば離婚してよい」 (昭和26年4月1日)

信者の質問
「お道に資格をいただいてやりたいと思っております、ある婦人でございますが、主人に十年前から女があり、子供もあるのですが、

いつも別れたいと言っているそうです。本人もそう言っておりますが、別れたほうがよろしいでしょうか」

明主様の御垂示
「別れたほうが良いですね。

両方で希望するならそのほうがいい。」


信者の質問
「信者でない場合に、どちらも別れたがっている場合には・・・」

明主様の御垂示
「別れて結構です。

そういうことが、家のなにかとか、世間の信用に関わることはないですよ。

一方的じゃいけないが、両方が一致すれば結構です。

そこが難しいんです。

先に・・・両方が希望するから、してやったんですが、しばらくたつと、また一緒にしてくれと言うのがありました。

馬鹿にされたような気持ちになったんですが・・・先方は騙すつもりじゃなかったのですがね。

自然でしょうがね。

二号なんかあったときは大丈夫ですよ。」




明主様御垂示 「性的満足の得られぬ場合の離婚」 (昭和23年8月8日)

信者の質問
「夫婦間においてそのいっぽうが病質や障害者のため性的満足の得られぬ場合はいかにいたしたらよろしいでしょうか。またその場合の離婚は差し支えないでしょうか。」


明主様御垂示
「それは主人に罪がある。

慎しんで罪の消えるまで待つことです。

それはちょうど懲役に行ったようなものです。

刑務所に入ってしまえばそういうことはできないでしょう。・・・

しかし許されることをあまり期待してはいけない。

これを徹底して話もできるがここではどうも・・・

議会でも秘密会があるようにいつか小人数のときに話しましょう。」




明主様御垂示 「身体障害者との離婚」 (昭和24年1月8日)

信者の質問
「障害者の女を知らずに妻に娶(めと)った場合、離婚は差し支えないでしょうか。」

明主様の御垂示
「まあ話し合いで納得のうえ離婚することですね。

自分は障害者ということを知らなかったのでしょう?」


信者の説明
「いいえ、これは再婚ですが・・・」

明主様の御垂示
「では知っていたんですね。それは図々しいや。(笑声)

まあ話し合って別れることですね。」




明主様御垂示 「精神病の妻との離婚の可否」

信者の質問
「昭和二十年六月より生来無口な妻が精神異常を来し、昨年四月頃より浄霊を受けて、

光明如来様のお祀りもして頂き大変良いようになりましたが、

昨年暮頃より悪化し残念ながら病院に収容致しました。

妻の実姉も以前精神異常者でした。

実父は妻の病気を気にして一昨年鉄道自殺しました。左の点御教示お願い致します。

(一)妻の病気は今後の浄霊により癒るでしょうか。

(二)夫婦の縁を切って再婚しても差支えないでしょうか。(六才の子供一人あります)

(三)気狂筋の家だと言われますが原因は何でしょうか。」


明主様御垂示
「(一)病院へ入っては治らぬ。少し我慢して通り越せばズーッと快くなる。

精神病は一たんよくなりまた悪くなり、それから良くなるものである。

多く右延髄を浄霊すればよい。

これが頭脳へ行く血管を圧迫する。すると霊が稀薄になるから、狐か狸が憑依して踊らす。

前頭部は理性の働きである。

また延髄の血液が前頭部へ行く。

であるから、前頭部と両方する。

(二)どっちともいえない。病院へ入れるとすれば縁を切る。浄霊するとすれば離縁せぬ方がよい。

(三)祟っている霊がある。解決しないといけない。」




明主様御垂示 「我慢して待てば駄目亭主とうまく離婚できる」 (昭和23年12月8日)

信者の質問
「夫婦、親子などの間で、ある人が他の人の犠牲になることがよくありますが、

このような「人間関係の犠牲」ということはどのように判断いたすべきでございましょうか。」

明主様御垂示
「ちょっと抽象的で判りにくいが・・・」


信者の質問
「生活能力もなく頼りにならぬ実に永い間仕えた妻がついに耐えられなくて別れてしまったという場合でございますが・・・」

明主様御垂示
「それはね、その妻に犠牲になるだけの罪があるのです。

だからある時期まで待つべきです。

我慢して待っていれば自然に神様が主人と別れるようにしてくれるのです。

その場合、信仰心があるとその間の苦しみも軽いし、またその時期も早く来るのです。」




明主様御垂示 「時期を待てばうまく離婚できる」 (昭和24年9月18日)

信者の質問
「異性の双生児(両性共健在)で本年三十九才の女子、昨年三人目の後妻として嫁ぎましたが、婚家との折合悪く、毎日不快な日を送っています。

本年八月入信致しまして本人は観音様にお縋りして、何とか神様の御用をしたいと以前より一層婚家を嫌います。

婚家の方では三人目の妻で、今度離縁すれば後へ来てくれる者がないと言う気持か、不満ながら離縁もしません。

本人は「離縁して欲しい、何とかその家を出たい」と申します。

入信を導いた者として、いかに致せば円満で御座いますでしょうか。御教示御願い申し上げます。」


明主様御垂示
「無理はいけない。時を待てば、神様が無理なく離れるようにして下さる。」




明主様御垂示 「龍女との結婚」 (昭和24年10月23日)

信者の質問
「龍女と結婚した男が薄命になるのはいかなる因果関係でしょうか。」


明主様御垂示
「龍女が離婚したいのである。

夫を信仰に入れるか・・・。

神様にお任せするといい。

別れた方がよいものなら別れさせてくれる。」




明主様御垂示 「愛のない夫婦 信仰の向上により離婚することもある」 (昭和23年8月28日)

信者の質問
「愛し得ない夫婦が今後とも生活を続けることはたいへんな苦痛ですが、

この苦しみを除けるよう神様のお許しをいただけましょうか。」


明主様の御垂示
「たいへんな苦痛ですが、どうしてこれを解決するかということは人間にはできない、神様にお任せしたらよい。

そういうところは神様は実に気がきいてますよ。

ただね、夫婦は産土神が結合せられたのであって、人為的にやったのではないということだけは信じなければいけない。

無理に人間が結合したのは離れさせられるのです。

夫婦のうちいっぽうが反対する場合があるが、それはその反対により身魂が磨かれるのです。

そして いっぽうがいよいよ信仰を強め、霊的に高まるほど他のいっぽうはやがてそれについてくるか、

あるいは離れてしまうかいずれかになります。

離れた場合、信仰のあるほうは霊的な高さがだいたい同じくらいの人とまた結ばれたりするんです。

国の場合も、周囲に敵があるとその国は発展するのです。

ヨーロッパの文化が発達したのも原因はそれです。

東洋にはそんなことがなくお互いに遠く離れていたりしたので、ノンキにしておられた。

従って文化の発展も遅れたのです。」


信者の質問
「神代時代は男女間の愛情の表現は自由であり、また一人で幾人もの異性を愛することもできたようですが、

民主主義の今日このようなことは許されないことでしょうか。」

明主様御垂示
「これは少し虫がよすぎる。

人間の愛情はそんな簡単なものではない。

愛し合えない者は気の毒だが、しかしこれも神様が結んだのだから・・・

なにごとも神様にお任せして霊的に向上することが幸福の原因なのです。」




明主様御垂示 「愛のない夫婦 信仰の向上により離婚することもある」

信者の質問
「夫婦不和について。

私達夫婦は嫌々ながら親戚の者に無理やりに一緒にさせられました。

両方共気が合わず、私は妻の顔さえ見ると腹が立ちます。

仕事から帰って家の表迄来ると腹が立ちますが、家に入って顔を見るとなお腹が立つと言う始末です。

昨年五月御光を戴き、父の神経痛や妻の婦人病も御蔭様で大分よくなりました。

妻も御光を戴きましたが、最近御光を首からはずしてしまいます。

私は益々腹立がひどくなるばかりですが、兄達は私のみ辛抱を要求しますので、二人の子供を残して家出しようか等と思い詰めております。(妻は父の後妻の連子です)

妻は相当な強情もので、誰も意見する人もなし弱っております。その原因と解決法を御教示願います。」


明主様御垂示
「同情する。よくある事である。

主人公が奥さんをこうしようとか、こんな人間にしようとか思う事をやめる。

独身者の気持で、妻君に関係なく人を救う。

すると霊界の位置が主人は上ってくる。

妻君がついて行かず反対すると、どうしても別れる。

死別か生別かいずれかになる。

妻君が改心すれば段々合って行く。

妻君がおもしろくないのは、主人にも罪はある。

妻が気に入らぬのも浄化作用であるから、自分が向上する外ない。

これが根本である。結局良くなるからお任せする。」




明主様御垂示 「信仰の向上により離婚することもある」 (昭和24年12月)

夫が家を出た事例

信者の質問
「私は一年前より肺浸潤と腹膜炎を患いましたが、わずか三日間の御浄霊にて起きられるようになり、

あまりに顕著な御利益にさっそく母とともに入信いたしこのたび御神体もいただきました。

しかし私の主人は私を全快の見込みなしとし、私の父母と私を養って行けないとて子供を置いて実家に帰ってしまいました。

籍はまだそのままですが、ぜんぜん送金もいたしません主人と一緒になることはいかがでしょうか。」


明主様御垂示
「これはね、光明如来様にお願いして、もうなにも考えないほうがいいんです。

根本を言いますとね、この奥さんに霊の曇りが少なくなって、霊的に向上すると、

もし一緒になったほうが仕合せなら一緒になるし、

一緒になっては不仕合せなら、その主人とは別れて、別の人と一緒になるか、それともしばらく一人でいるかになりますね。

とにかく、この信仰に入って、光明如来様にお任せしてればこの御婦人が仕合せになるようになりますよ。


ここでちょっと夫婦のことを話すと、夫婦は霊的に言うとたいした違いはないんですよ。

ところが、いっぽうが信仰に入って霊的に向上すると非常に離れてしまう。

その場合霊の下のほうは生き別れるか死に別れるかしないとどうしても釣り合いがとれないんです。

けど下の人が気がついて一心に信仰すると一緒になれるわけなんです。

だから、主人の信仰が進まずにずっと離れてしまうと、いくらくっつけようとしても、もうくっつかないんですよ。

どうしても別れるようになっちゃうんで、またそれでいいんですよ。

そこで神様が因縁によって同じような人を一緒にさせてくださるんですよ。


結婚だってそうなんですよ。

非常に違ったのが一緒になろうったって駄目なんですよ。

自分が磨けてりゃ必ずいい配偶者が来るものなんですよ。

だから、嫁入りのときにいろいろ家系だとかなんだとかを調べますね。

けど、ああいうことはいらないんです。

神様にお任せしときゃ必ず同じくらいの人が一緒になるんです。

なんにも心配はいらないんです。


家の引っ越しなんかもそうなんです。

家相だとか方位方角なんかちっとも気にしなくたっていいんですよ。

ちゃんとその人に相応した方角の家に越すことになるんです。

中有界の人は中有界の方向へ越すし、身魂が天国にある人は、どうしたっていい家でなけりゃ越せないんです。

同様に霊が地獄にいる人が、いくらいい家相や方角の家に越そうとしたって、決してそんな所へ行けやしないんですよ。

私なんかそれを知ってますから、家相もなにも調べやしないんです。

気が向けばそこへ行って見る。行くと必ずいい家なんですよ。

かえって越してからその家のいい所がたくさん判ってくるんですよ。


なんにしても原因は自分にあるんですよ。

自分が自分の運命を造るんです。

言いかえれば運命はその人の徳によるんです。

いいことをすればいいことが多くなって運命はよくなるんですよ。

なんのことはないんですが、ただできにくいんですね。(笑声)

「言うは易く行うは難し」でね。

しかし、いいことをやり出すと、いいことに興味が出てくるもんで、

いいことをするのがおもしろくなり、悪いことをするのがバカバカしくてできなくなっちまうんです。

悪いことは癖がついてると離れ難いもんですが、信仰するとその癖が離れやすくなり、それだけいいことをしやすくなるんですよ。

それに、いいことをするようになれば神様の御守護があるからなおさらよくなるんです。

といって、勿論その人にはその人だけの運命があるから、その運命だけのものはきますからね。

ただその場合、大難は小難にしていただき、小難は無難に振り替えていただけるわけなんですよ。」




明主様御垂示 「夫の不倫 信仰の向上により離婚することもある」

信者の質問
「主人は他に女が出来まして九月から帰りません。

丁度その頃から十一才になる男の子の手癖が悪くなり困っております。いかにしたらよろしゅう御座いますか。」


明主様御垂示
「主人だけ悪く思われるが、奥さんにも罪穢がある。

主人のために心配するのは、浄化が行われている。

信仰へ入り主人の事を忘れ、人を助け徳を積むと浄化が促進されて霊的に浄まるから、主人と別れるか、主人が不純な事をやめて帰るかどっちかである。

しかし気持として許されぬという事になるが、それはどうしようもない。

苦しむのは皆浄化作用であるから、どうしても自覚して人を助ける。

するとその方へ興味が出て、忘れる事が出来る。」




明主様御垂示 「夫の不倫 信仰の向上により離婚することもある」 (昭和23年11月27日)

夫の二号が男児出産

信者の質問
「主人の外の女に男の子供が出来、そのため非常にいづらい事ばかりです。

主人と離別したらよいか、そのままおったのがよいでしょうか。」


明主様御垂示
「信仰雑話の「夫婦の道」を読ませるようにするといい。

ただ読みなさいというのではいけないから、主人の部屋に置いておく。

そして後は神様にお任せする。

夫婦は霊層界の地位があまり変らないから、主人の事を考えないで自分が徳を積むと、地位が離れてくるから段々一緒に住めないようになる。

自然が本当である。」




明主様御垂示 「夫の信仰反対 離婚するかしないかは神様が御決定」 (昭和25年2月7日)

信者の質問
「私は昨年七月カリエスで教修を戴いた者です。

姉にも勧めましたところ、姉(三十五才)は大反対の主人にかくれて入信しました。

ところが私は御浄化を戴きましたが、私の主人(三十八才)も絶対反対で浄霊も出来ませんので困っています。

主人には前から他に女があり、入信以来夫婦仲は益々円満にはゆきません。

「お前が信仰するなら家を出て行け」と叱りつけます。勿論浄霊も嫌っています。

姉は二人共に主人と別れて信仰の道に入りたいと言っておりますが、どうしたらよろしいでしょうか。御伺い致します。」


明主様御垂示
「忘れるよう、出来るだけ考えぬようにし、人を多く助けるようにする。

別れるか別れぬかは、神様がよく判っておられるから、よくして下さる。」




明主様御垂示 「信仰の向上により離婚することもある」 (昭和24年5月25日発行)

夫の信仰無理解、愛情欠落

信者の質問
「連れ子をして再婚した者ですが、夫に愛情がなく観音様の道も理解してくれません。  

離婚したほうがよいか迷っております。御指導願います。」


明主様の御垂示
「お指図はできない。これは観音様にお任せしておくのが一番いい。

決して無理をしたり、荒立てたりしてはいけない。

観音様にお任せし時を待っていれば必ずうまく解決する。

罪穢相応に苦しむのである。


人間は霊層界に籍があるが、

夫婦のうちいっぽうが磨けて向上し、あまり両者の位置が離れると、

どうしても生き別れ死に別れすることになる。

右の理によってどちらかが磨けたほうへ接近しなければ、共白髪まで添い遂げることはできない。」




明主様御垂示 「夫の信仰反対 信仰の向上により離婚することもある」 (昭和24年6月26日)

信者の質問
「四年前入信させて戴き、現在大光明如来様を御迎えさせて戴きました。

御手伝いをさせて戴きたく存じますが、内々で御座います故、主人も不承知ながらも黙っていてはくれますが、

少しでも御手伝いのために外出したり、他の方に御話したり、浄霊をしたりすると反対を致します。

時節を待てと申されましたが、主人は絶対無信仰にて取り付く島もありません。

この信仰を争い無く続けて行きますには、どう致したらよろしゅう御座いましょうか。」


明主様御垂示
「やはり時節を待つ。

夫婦は霊線で繋っている。一方が判ると向上してくる。

一番太い段階があって、どうしても主人の方が追つかなくてはいけない。

そのため、浄化が起きて気が付く場合と、死んで気づくのもある。

出来るだけ神書を読みお任せしておけば、主人は入信しなくてはならぬ事となるか、別れる事になるかである。

無理や争いはいけない。心から信仰するのでなくてはいけない。神様がうまくしてくれる。」




明主様御垂示 「夫婦の一方の信仰の向上により他方が死ぬこともある」 (昭和23年6月8日)

信者の質問
「離婚した場合の再婚は・・・」

明主様御垂示
「それは気をつける必要がありますが、いろいろです。」


信者の質問
「慎重にしたらいかがでしょう。」

明主様御垂示
「その慎重も形だけでね。離婚は絶対しないことです。

夫婦のいっぽうが信仰しいっぽうが反対するのは厄介だがそれは時を待てばよい。

正しい信仰をあまり邪魔すると神が許さなくてあの世へやられますよ。」


信者の質問
「夫が道楽して妻が離婚された場合、その妻の再婚はいかがでしょう。」

明主様御垂示
「その場合の再婚は差し支えありません。」




明主様御垂示 「主人の御神業により妻が死亡することもある」 (昭和23年7月8日)

信者の質問
「主人が教導師で御浄めさせていただいている場合、夫婦ともに浄化させていただくには妻はいかがいたしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これは人為的にはどうすることもできない。自然にしておくより他にない。・・・

夫婦が別に反対もせず揃っていい場合と、反対していい場合とある。

反対があるのはいいことで、それによって信仰が進むのです。

というのはね、教導師になってもたいてい罪がある。

で、神様はできるだけ早くこれを除いてやろうとなさる。

罪を取るには人間が苦しむかまた善行を積めばよいのだが、人間は苦しむほど汚いものが出てくる。

ところが信仰によって汚れをとるのは楽なのです。

妻が反対なんかすれば、主人もいろいろ苦しみ、それにより汚れがとれる。

そうすると妻も判ってくるんです。

主人のほうが高まるにつれて妻もそれについてくるか、あるいはあんまり離れすぎてしまうと霊界へ行って出直すことになる。

神様にお任せしておくのが一番いいのです。」




明主様御垂示 「主人の御神業により妻が死亡することもある」 (昭和23年)

「妻の不貞は、霊的にいえば夫も同罪である。

夫が立派で、妻は不貞の場合は、どうしても別れる事になる。

一方が磨けて向上し、両者の高さが余り離れると、どうしても夫婦生活は出来なくなるものである。

右の理により、自分の身魂さえ磨けてくれば、一方がそれにつられて向上すれば別れずにすむが、

どうしても分らぬ場合は、病気になって死ぬか、別れなければならない事情が生ずるのである。

それが一番の解決法である。

夫婦で、霊層界においてあまり離れているため、妻が反対する場合は、妻が改心して夫の信仰に入るか、でなければ死ぬかである。」




明主様御垂示 「離婚を暗に促す御垂示」 (昭和27年1月16日)

信者の質問
「四十才になる婦人。お産後の子宮出血が因で、今日に至るも治らず、御浄霊をいただき、二カ月くらいの間一時止まりましたが、

今度は寒気がして咳が激しく、痰も出、衰弱いたしますので、教会にて二カ月ほど御浄霊をいただき、たいへん楽にさせていただきましたが、その後はっきりせず衰弱も加わっております。

主人および親戚一同は御浄霊を嫌い、医薬療法を奨めるため、家庭の不満は去らず、主人は光明如来様を破るなどいたし、御浄霊をいただくために、逃げ隠れして伺う状態でございます。

結婚当時から、心にもない義理的の結婚を養父から奨められたため、結婚後毎日のように不満を抱き、病気も婦人科の手術、灸療法をやったりいたし、今度は黄疸または肺浸潤のために気胸療法六回、マイシン十五本いたしましたが、いっこうに良くならず、

二十四年一月に入信、御浄霊を時々いただきましたところ、体は肥ってまいりましたが、病状はっきりいたしません。

主人は、御浄霊を止めて医者に行くように厳しく申しますが、いかがいたしましたら、よろしゅうございましょうか。」


明主様御垂示
「これはどうも感心しませんね。これは、こうしろと言うことは言えませんがね。

もし私が、この人の親だったら離婚しますよ。

離婚しろとは言えません・・・それでは、はなはだ誤解を受けますから、私としては、そういうふうに考えますね。

これは、ぜんぜん霊的に合っていないんですよ。

ですから、夫婦である間は仕合せになれませんね。


それから、こういう反対のある場合は治らないんですよ。

いつも言う通り、その霊が邪魔してね、霊の邪魔というのは実に恐ろしいもので、

その一家にいると、絶えずその霊が働きますから、その邪魔によって浄霊の力があんまり強くないんですよ。弱りますからね。

ですから、これは浄霊している教師は、本当は止めた方が良いです。

そうして時期を待つんですね。

ところが本人がなかなか止められないから・・・それに、すがってくるでしょう。

そうしたら、本人に穏やかに ・・・結局離れるようにした方が本当は良いですね。

それでないと、こういうのは、霊的に食い違っているんだから、仕合せになれないし、信仰にも入れないんですね。

従って、幸福にはなれないというわけになる。


これは、つまり結婚が間違っているんですね。

こうなると、恋愛結婚は良いということになりますが、恋愛結婚でも見合い結婚でも、結局同じことですが、

これはその人が霊に曇りがたくさんありますから、うまくいけないんだから、

それだけの苦しみをして、霊がそれだけ浄まるんですから、浄化ですよ。

病気でない浄化ですね。

それは、それだけの苦悩なんですから、一番良いことは、信仰をして神様にお願いして、御主人を刺激しないようにして時期を待つんですね。

そうすると、その人に御守護がだんだん加わると、自然に離れられるか、さもなければ御主人に信仰心が起って、円満になるか、どっちかですからね。

その辛抱ができなければ、離れるよりしかたがないですね。

それは、その人の気持ちですね。

その道理だけを説いて、あとは本人の自由意志と・・・それよりしようがないですね。」




明主様御垂示 「不倫無情の夫に対する訴訟の是非」

離婚後の認知、養育費請求

信者の質問
「私は昭和二十一年に両親の反対を押切って結婚、夫は妊娠中他に女が出来、生まれた子供を虐待し正式の届出もしてくれません。

昨年暮に別れることに致しましたが、子供の認知をしてもらいたいと思いますが、本人にその意志がありません。

子供の認知と養育費のことにつき家事裁判所へ願い出るよう親戚ですすめますが、どうしたらよろしいでしょうか。」


明主様御垂示
「これはどっちとも言えぬ。臨機応変である。

この人が苦しむ事となるが、これはすべて自分に罪穢があるのでその浄化作用である。

行者など汚をとるため人為的浄化をする。それが難行苦業である。

人事相談所へ願っても構わぬが、根本は自分の罪の浄化であるから、出来るだけ善徳を積んで浄めるようすべきである。

しかし先方が極悪人なら裁判してもよいが、悪人を何でもかんでも征服すると仇することもあるから考えなくてはならぬ。

いずれはそれが形に表われて来るかもしれない。

悪人は神のさばきで自然に滅ぶ。」




明主様御垂示 「肺病故の離婚も罪となるか」 (昭和24年8月18日)

信者の質問
「一、一昨年四月結婚致しました。

良人は結婚後一ケ月半で肺結核となり入院致しました。

良人入院後は種々の事情によって、離婚致しまして今日に至っております。

私は本年六月三十日入信させて頂きました。

今後は人々を救わせて頂き、万分の一なりとも御用させて頂く積りで誓っております。

離婚致しました神への罪は完全に払拭され得るもので御座居ましょうか。

二、またいかにすればよろしゅう御座いますか。御教示下さいませ。」


明主様御垂示
「本当は離婚すべきではないが、無理もない点がある。

肺病は伝染すると思わせた医学に罪がある。」




明主様御垂示 「離婚しても夫婦の霊線は切れない」 (昭和24年5月)

信者の質問
「夫婦が別れた場合その霊線は切れるとのことでございますが、子供のある場合はいかがでしょうか。」


明主様の御垂示
「別れても切れはしませんよ。

ただ細くなるだけで、ぜんぜん切れてしまうんではありません。

子供があればやや太いんですね。

また両方の想念に執着があれば別れたって太いですしね、一概には言えませんね。」




明主様御垂示 「死別・再婚の夫婦の霊線と霊界の結婚」 (昭和25年2月20日)

信者の質問
「結婚後、死亡した霊と生き残っている片方の霊とは、霊界においては、やはり結婚しているのでしょうか。

また、再婚した場合、死んだ者の霊はどのようになるのでしょうか。

その霊はまた他の霊と霊界において、結婚するというようなことになるのでしょうか。

また、霊界のみの結婚ということはあるものでしょうか。

もし、あるとすれば、いかなる形であるのでしょうか。

また、結婚は生まれる前から霊界においてお互いに結びついているものでしょうか、

あるいは、生まれた後に決めるものなのでしょうか。」


明主様の御垂示
「再婚せず、一人でいる場合は、結婚していてもいなくても霊線が繋がっている。

一方が愛し、一方が嫌がっている場合は半分位、

両方嫌っていればごく細く霊線は繋がっており、

両方が愛し合っている場合は夫婦関係、極めて太くなっている。


再婚すると、切れたと同様、細くなる。

再婚する位だから死者に対し、執着はない訳であるから、霊線は切れたも同様であり、新配偶者との太い霊線が出来る。


霊界では八衢(やちまた)以下では結婚できない。

天国ではできる。

非常に愛し合った同士が天国へ行けば、天国で結婚できる。

もちろん、天国で結婚するのも全然 因縁がなくては出来ない、

霊界でも生殖作用が行われるが現界と余程違う。

また、生まれる前から結ばれている場合もあり、一旦切れてから、また結びつく場合もある。」




明主様御垂示 「離婚と霊層界」

信者の質問
「夫婦の生別れ及び子供があり離籍の場合、霊層界にあると言われている人間の籍はいかなる関係になるでしょうか。御教示下さい。」


明主様御垂示
「別れようが別れまいが、霊層界に関係はない。

その人の霊的状態によって変る・・・善悪の行為で変る。」




明主様御垂示 「離婚後妊娠を発見」 (昭和24年2月17日)

信者の質問
「私の妹ですが、昨年出産時に子癇の昏睡で、危ないところを御浄霊により甦りました。

しかるに未だ弱体のため、嫁先(農家)から同意離婚致しましたところ、後日妊娠している事が判りまして、生れて来る赤ん坊をどちらの方に入籍するか悩んでおります。

よい方法を御教え下さい。」


明主様御垂示
「人事相談であるから決められぬ。

よく光明如来様にお願いするとうまくゆく。」




明主様御垂示 「離婚後の子供の苗字は母方でもよい」 (昭和26年11月8日)

信者の質問
「信者で、結婚して男の子が一人できましたが、主人が二時、三時頃帰るようになり、別れて生家に帰っておりますが、

どうしても、子供が欲しくて、養育することになるらしいのですが、

自分の姓にしてはいけないかというのがございますが・・・」

明主様御垂示
「かまいません。」


信者の質問
「主人の長男として生まれたのだからと言うので・・・」

明主様御垂示
「そんなことはありません。」